【最新比較】Apple Watch 8、SE、Ultra おすすめはどれ? 最新機能を解説
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。
成長を続けるスマートウォッチ市場で世界シェアNo.1を誇るApple Watch(アップルウォッチ)。2022年は従来モデルを一掃し、すべて新登場のモデルをラインアップしています。
最新シリーズのApple Watch Series 8(シリーズ8)を始め、第2世代のApple Watch SE(エスイー)、これまでなかったタイプのApple Watch Ultra(ウルトラ)の3モデルが登場。
役立つ新機能や、3モデルの違いについても詳しく解説します。
「Apple Watchデビューしたい」「そろそろ旧モデルから買い替えたい」など、これから購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
- Apple(アップル)
-
Apple Watch Series 8(GPS・41mmケース)
- 税込み59,800円
-
皮膚温センサーを搭載、ほかにも健康状態や睡眠を見守る機能がさらに充実
-
複数のセンサーを活用し、心拍数や睡眠状態など自分の健康状態をより理解するための機能が充実。
緊急時の機能も増え、転倒検出のほかに衝突事故検出機能を新たに追加。もしもの時に代わりに緊急電話も。
睡眠時の皮膚温を記録し、排卵日を推測して通知する皮膚温センサーを新たに搭載。
目次
初めて購入するなら知っておきたい、Q&A!
Apple Watch Series 8、SE(第2世代)、Ultraを比較する前に、Apple Watchに関するQ&Aを紹介します。初めてApple Watchの購入を検討している人はチェックしておきましょう。
- Q1:GPSモデルとセルラーモデルの違いは?
- Q2:iPhoneを持っていないと使えない?
- Q3:健康管理をサポートしてくれるって本当?
- Q4:Apple Watchは防水?
以上4つの疑問について、ひとつずつ解説していきます。
Q1:GPSモデルとセルラーモデルの違いは?

Apple Watchでまず気になるのが、同じモデルでも「GPS+Cellularモデル(以下セルラーモデル)」と「GPSモデル」の2種類ある点です。
「セルラーモデル」は、一部の携帯電話会社が提供しているApple Watch向けのデータ通信プランに加入することで、ペアリングしたiPhoneが近くにない単体の状態でも音声通話やデータ通信ができるタイプ。
一方「GPSモデル」は、ペアリングされたiPhoneまたはWi-Fiネットワークと接続することでしか通話やデータ通信ができません。
つまりセルラーモデルなら、iPhoneを携帯せずにワークアウトに出かけても、LINEメッセージへの対応や、電話を受けることも可能です。
タイプ |
GPSモデル |
GPS+Cellularモデル |
---|---|---|
通信方式の違い |
・Bluetooth |
・Bluetooth |
見た目の違い |
Digital Crown(竜頭)に赤のラインが「ない」 |
Digital Crown(竜頭)に赤のラインが「ある」 |
「電話」で話す |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「Siri」を使う |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「メール」「メッセージ」を送受信する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「マップ」を確認する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「天気」を確認する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
音楽をストリーミング再生する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「ワークアウト」を記録する |
単体でできる |
単体でできる |
「Apple Pay」で支払う |
単体でできる |
単体でできる |
「Apple Pay Suica」へチャージする |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「ファミリー共有設定」に対応 |
ー |
◯ |
Apple Watch Series 5以降のすべてのセルラーモデルは、watchOS 9にアップデートすることで海外でも携帯電話回線に接続できる国際ローミングに対応します。
2022年末頃にソフトバンクを含めた世界30社超の通信事業者がサービスを開始しており、低額な追加料金または追加料金なしで、海外でも電話やメッセージの送受信がApple Watchだけでできるようになります。2022年11月に国内で初、ソフトバンクがこのサービスを開始しています。
(参考サイト:Apple公式)

ポイント解説
セルラーモデルを選ぶうえでデメリットといえるのは、GPSモデルに比べてかかるコストです。・GPSモデルよりも本体価格が高い・データ通信プランを利用する場合、月額利用料がかかるセルラーモデルのコストについて以下で詳しく紹介します。
モデル |
画像 |
GPSモデル(定価) |
セルラーモデル(定価) |
差額 |
---|---|---|---|---|
Apple Watch Series 8(41mmケース) |
![]() |
59,800円 |
74,800円 |
15,000円 |
Apple Watch SE 第2世代(40mmケース) |
![]() |
37,800円 |
45,800円 |
8,000円 |
次に、Apple Watch向けのデータ通信プランを提供している携帯電話会社を紹介します。月額利用料について、キャンペーン割引などは省略しています。
携帯電話会社 |
Apple Watch向け通信プラン |
利用料 |
注意点 |
---|---|---|---|
550円/月 |
登録手数料:550円 |
||
550円/月 |
登録手数料:550円 |
||
385円/月 |
同じau回線でもpovo、UQ mobileのiPhoneは対象外 |
||
385円/月 |
同じSoftBank回線でもLINEMO、Y!mobileのiPhoneは対象外 |
||
550円/月 |
Rakuten UN-LIMIT契約のiPhoneが対象 |
セルラーモデルを購入してもペアリングしたiPhoneが常に近くにある、またはデータ通信プランを契約しないなら、セルラーモデルとGPSモデルの使い勝手は同等です。
また、Apple Payやワークアウトの記録、Apple Watchにダウンロードした曲の再生などはGPSモデルでも単体でできます。iPhoneを自宅に置いてワークアウトに出かけたい人でも、必要な機能によってはGPSモデルで足りることも。
セルラーモデルとGPSモデルは、メリットとコストのバランスを考えて選択するのがよいでしょう。

ポイント解説
ファションアイテムとしても注目している人は、セルラーモデル限定のカラーやケース素材がある点もポイントです。また、セルラーモデルには海外での活動をサポートする「海外における緊急通報」機能があります。もしものときに現地の緊急通報サービスに電話をかけられるのもメリットです。【海外における緊急通報 対応モデル】Apple Watch Series 5/Apple Watch SE 第1世代 以降のセルラーモデル(利用できる国と地域はこちら)
Q2:iPhoneを持っていないと使えない?

Apple WatchはApple IDが設定されたiPhoneとペアリングすることで使えるようになります。Androidスマホはもちろん、同じApple製デバイスでもiPadやMacBookとペアリングして利用することはできません。
iPhoneをまだ持っていない人は、まずはiPhone 6s以降のモデルを手に入れる必要があります。また、Apple Watchとペアリングする前にiOSの最新バージョンにアップデートしましょう。
Q3:健康管理をサポートしてくれるって本当?

Apple Watchの代表的ともいえるのが、ユーザーの健康管理をサポートする機能。搭載されたセンサーとアプリが連携して健康状態を可視化してくれます。
ただし、モデルによって利用できる機能が異なるので、どのモデルを選ぶべきか検討する目安になることでしょう。
旧モデルも含めて健康管理に関する機能の違いを紹介します。
モデル |
Apple Watch Series 8 |
Apple Watch SE(第2世代) |
Apple Watch Ultra |
Apple Watch Series 7 |
Apple Watch SE(第1世代) |
Apple Watch Series 3 |
---|---|---|---|---|---|---|
① 皮膚温センサー |
◯ |
ー |
◯ |
ー |
ー |
ー |
② 血中酸素ウェルネスセンサー |
◯ |
ー |
◯ |
◯ |
ー |
ー |
③ 光学式心拍センサー |
◯(第3世代) |
◯(第2世代) |
◯(第3世代) |
◯(第3世代) |
◯(第2世代) |
◯ |
④ 電気心拍センサー |
◯ |
ー |
◯ |
◯ |
ー |
ー |
⑤ 加速度センサー |
◯(高重力加速度センサー) |
◯(高重力加速度センサー) |
◯(高重力加速度センサー) |
◯ |
◯ |
ー |
⑥ 環境光センサー |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
⑦ 水深計と水温センサー |
ー |
ー |
◯ |
ー |
ー |
ー |
それぞれの役割について解説します。
① 皮膚温センサー|生理周期や排卵日を推測
2022年のハイエンドモデルに新たに搭載された女性向けの機能で、ディスプレイの下と皮膚に近い位置にある2つのセンサーで睡眠中の手首の皮膚温の変化を0.1℃の精度で計測。
排卵日の予測や、生理周期を知るのに役立ちます。また、周期が不規則な場合や、基礎疾患の症状が疑われる場合などに通知を受け取ることもできます。

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② 血中酸素ウェルネスセンサー|血中の酸素レベルを計測
Apple Watch Series 6から搭載されている機能で、センサーと血中酸素ウェルネスアプリを使って血中に取り込まれた酸素のレベルを測ることができます。医療用ではなく、健康意識を高める(ウェルネス)を目的とした機能です。
③ 光学式心拍センサー|心拍数をいつでも確認
センサーと心拍数アプリを使うことで、安静時やワークアウト時などの心拍数を確認できます。通知設定を有効にしておけば、不規則な数値や異常な心拍リズムが続いた場合などに通知してくれます。
また加速度センサーと連携し、レム睡眠やコア睡眠、または深い睡眠状態であることを推定するのにも役立ちます。

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④ 電気心拍センサー|心電図(ECG)をとる
電気心拍センサーは心臓の鼓動と心拍リズムを計測し、その記録内容から不整脈の一種である心房細動のリスクに気づくための機能です。
使い方は簡単で、Apple Watchを装着したままアプリを起動し、装着していない方の手の指をDigital Crownにあてることで心臓を通る電気信号を記録してくれます。
⑤ 加速度センサー|2022年モデルはクルマの事故も検知
加速度センサーはユーザーの運動量の計測や、内蔵するジャイロスコープをあわせて活用することで転倒や落下などの危機的状況を検知するのに役立つ機能です。
また、2022年モデルでは高重力加速度センサーへと進化し、最大256G(地球の重力加速度の256倍)まで検出可能に。重大な衝突事故の検知に役立ちます。
Apple Watchがアクシデントを検出した後、ユーザーの反応がなければ自動で緊急通報サービスに連絡する機能も備えています。

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⑥ 環境光センサー|環境にあわせて画面の明るさを変更
環境光センサーはApple Watch全モデルに搭載。周囲が暗いことを検知すると自動で画面の明るさを下げ、視認性を落とさずにバッテリー消費の節約が可能になります。
⑦ 水深計と水温センサー|ウォータースポーツ向けの新機能
Apple Watch Ultraは、史上初となるダイビングにも対応した100メートルの耐水性能を備え、水深40メートルまでの活動に対応しています。
また、アプリと連携することで、水深や水温、水中にいる時間を計測し、ユーザーがひと目でわかるように表示できます。
Q4:Apple Watchは防水?

Apple Watch Ultra以外のシリーズ2以降のモデルについては、プールや海などの浅い水深への耐水性能はうたっているものの、Appleによると以下の使い方は避けるべきとしています。
・石けんや洗剤を使って洗う
・水圧の強い水にさらす
・装着したままサウナやスチームルームに入る
また、永久耐水ではないため、経年劣化や衝撃などによっても耐水性能が落ちる場合があります。
(参考サイト:Apple Watch の耐水性能について/Apple)
一方で、ダイビングやウォータースキーなど、ウォータースポーツに活用するためにデザインされているのは、新たに登場したApple Watch Ultra。100メートルの耐水性能を備え、水深40メートルまでの環境に対応します。

ポイント解説
Apple Watch SE(第1世代・第2世代)以外のシリーズ7以降のモデルは、耐水性能だけでなく「IP6X等級」の防塵性能も備えています。
Apple Watch Series 8・SE(第2世代)・Ultraを比較
では、Apple Watch Series 8、SE(第2世代)、Ultraの3モデルについて比較をしていきます。必要とする機能を備えた自分にベストなモデルを見つけてみてください。
画面サイズ|新たに49mmのケースサイズがラインアップ

写真はケースサイズ44mmのApple Watch Series 4
2022年モデルでは、45mm/41mmのケースサイズから選べるApple Watch Series 8と、44mm/40mmから選べるApple Watch SE(第2世代)に加え、これまでになかった49mmのケースサイズを備えたApple Watch Ultraをラインアップ。
シリーズ8とSEではケースサイズの差がわずか1mmではあるものの、シリーズ8は画面周りの黒枠が狭く、SEよりもスクリーン領域が20%広くなっています。
また、画面の明るさにも注目で、シリーズ8とSEは従来のモデルと同じ最大1,000ニトの明るさに対し、Apple Watch Ultraは最大2,000ニトに対応。さまざまな環境で高い視認性を得られるように設計されています。
モデル |
ケースサイズ |
画面解像度 |
画面の明るさ |
---|---|---|---|
49mm |
410×502ピクセル |
最大2,000ニト |
|
45mm / 41mm |
45mm:396×484ピクセル |
最大1,000ニト |
|
44mm / 40mm |
44mm:368×448ピクセル |
最大1,000ニト |

ポイント解説
画面の大きさではApple Watch Ultraが魅力的ですが、価格帯は3モデルでもっとも高くなります。一般的な用途で視認性や操作性を求めるのであれば、Apple Watch Series 8の45mmやコスパに優れたApple Watch SEの44mmなどがおすすめです。
デザイン(カラー・素材)|Series 8は7色をラインアップ

Apple Watchは選べるカラーやケースの素材が豊富。Apple Watch Series 8では、2種類の素材をラインナップし、全7色のカラーバリエーションをそろえています。
主張の強いカラーから、シックな見た目のものまでさまざま。好みにあったモデルを見つける楽しみがあります。
モデル |
アルミニウム |
ステンレススチール |
チタニウム |
重さ |
---|---|---|---|---|
ー |
ー |
ナチュラル |
61.3g |
|
・ミッドナイト |
・グラファイト(PVD) |
ー |
【45mm】 |
|
・ミッドナイト |
ー |
ー |
45mm:38.8g |
|
・ミッドナイト |
ー |
ー |
44mm:33.0g |
|
・ミッドナイト |
ー |
ー |
44mm:32.9g |

ポイント解説
2022年モデルでは、セルラーモデルのシリーズ8限定でステンレススチール製のケースを選べます。アルミニウム製よりも傷がつきにくく、表面の光沢が高級感を感じさせるものの、アルミニウム製に比べて重いのがデメリットです。
新機能|2022年モデルには、さまざまな機能を追加
まずは、Apple Watch Series 8などに搭載された新機能を紹介します。
皮膚温測定|体温の変化から排卵日を推測
2022年モデルで新たに登場した機能が、皮膚温センサー。Apple Watch Series 8とUltraに搭載され、SE 第2世代には搭載されていません。
睡眠中、5秒おきに手首の皮膚温を計測し、過去の排卵日を推測して通知してくれます。月経予測にも役立つ機能です。
衝突事故検出|ユーザーの反応がなければ緊急通報
センサーやマイク、気圧計、GPSなどを複合的に活用することで、ユーザーが乗車したクルマによる重大な事故を検出する機能です。Apple Watch Series 8/Ultra/SEに搭載されています。
事故を検知したあと、10秒以内にユーザーの反応が確認できないと緊急通報サービスに電話をかけ、位置情報などを連絡してくれます。

Moovoo編集部
次に、Apple Watch Ultra限定で登場した機能を紹介します。
アクションボタン|使いたい機能に簡単アクセス
従来のモデルになかった新たなボタンが、オレンジカラーが特徴のアクションボタン。カスタマイズが可能で、瞬時にワークアウトやコンパスウェイポイント、バックトレースなどの機能にアクセスできます。
「コンパスウェイポイント」はアプリ内で場所と地点をマークすることが可能。「バックトレース」はGPSと連携してこれまでの移動経路を表示します。

高精度なGPS|2周波によりルートを見失わない
従来モデルからのL1 GPSに加え、新たなL5 GPSを統合した2周波GPSにより、高い建物や樹木などが衛星をさえぎるような場所にいても、より高い精度で現在位置を特定しやすくなっています。
3つの内蔵マイク|背景音を抑え、より鮮明な音声を取り込む
Apple Watchによる通話をより快適にするのが、Ultraに搭載されたビームフォーミングを持つ3つのマイク。
激しい風が吹く環境下でも、背景音を低減してユーザーの音声を鮮明に相手に伝えるのに役立ちます。

Photo by iStock
サイレン機能|周囲180メートルに警報音を伝える
Apple Watch Ultra限定でサイレン機能を搭載。Ultraはデュアルスピーカーを搭載し、ほかのモデルよりも大きなサウンドが出せます。
2つの異なるパターンの警報音が、86dB(デシベル)の音量で最大数時間にわたり再生。警報音が伝わる範囲は、周囲180メートルです。
EN13319に準拠|水深40メートルのダイビングに対応
Apple Watch Ultraはダイビングアクセサリーの技術標準規格「EN13319」に準拠し、水深40メートルのダイビングにも対応しています。
また、「水深」アプリを活用することで今いる水深や水温、水中にいる時間を把握することも可能。ダイブコンピュータとしての使用も想定してデザインされています。
常時表示機能|時計やワークアウトなどの情報を常に表示
時計やワークアウトなどの計測画面を表示するのに、以前は腕を上げてApple Watchを自分に向けるか、画面をタップする必要がありましたが、シリーズ5からは「常時表示機能」により、腕を動かさなくても情報を確認できます。
ただし、2022年モデルで常時表示に対応しているのはApple Watch Series 8とUltraのみで、Apple Watch SEは第1世代に続き、第2世代も非対応。
常に情報が表示されているほうが使い勝手がよいと考える人は、ハイエンドモデルがおすすめです。
とはいえ、常時表示で気になるのがバッテリーの持ち時間。毎日のように充電が必要になるApple Watchを不便に感じる人もいますが、常時表示や一部の機能をOFFにする「低電力モード」を使うと、Apple Watch Series 8/SEで最大36時間、Ultraで最大60時間の駆動時間を実現します。
(参考サイト:Apple Watch Ultra/Apple)

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ポイント解説
「低電力モード」はwatchOS 9にアップデートすれば旧モデルでも利用可能です。時間表示しかできない従来の「省電力モード」とは違い、バッテリーの消費を抑えつつ、多くの便利な機能が使えます。(参考サイト:Apple Watch で低電力モードを使う/Apple)
健康管理・緊急時のサポート|どこまでの機能を求めるか

Photo by iStock
すでに触れていますが、健康管理に関するセンサーや緊急時に頼りになる機能について、3モデルで違いがあります。どこまでの機能を求めるかを目安に、3モデルから選択するのもひとつの手です。
▼ Apple Watch Series 8の特徴
最新機能の皮膚温センサーや、血中の酸素レベルを測定する血中酸素ウェルネスセンサーなど充実した機能を搭載。健康管理に高い関心がある人向け。
▼ Apple Watch SEの特徴
心拍数の計測や転倒検出・衝突事故検出にも対応。コスパ重視の人向け。
▼ Apple Watch Ultraの特徴
最新の健康管理機能だけでなく、高精度GPSやサイレン機能を搭載。過酷な環境で活動する人や、多機能モデルを求める人向け。
Apple Watch Series 8はハイエンドモデルとして充実した機能を備えています。さらにアクティビティ向けとして登場したApple Watch Ultraには、健康管理をサポートするだけでなく、過酷な環境下で危険から身を守るための新機能まで搭載しています。
「シンプルな機能で十分」「多くの機能があっても使いこなせるか心配」という人は、Apple Watch SE(第2世代)を検討してみるのもよいでしょう。
アクセサリ|豊富なラインアップから気分にあわせて選べる

Apple製品はアクセサリの豊富さも大きな魅力のひとつ。Apple Watchでも純正品だけでなくサードパーティ製も含めると、さまざまなバンドや保護ケース、充電器などが販売されています。

ポイント解説
Apple純正品はサードパーティ製品に比べて価格が高めですが、強度などの面で安心して使いやすいのがメリットです。一方で、低価格なサードパーティ製品の中には「バンドが突然外れて本体が落下した」など心配になるレビューコメントが見られることも。注意して選びたいところです。
Apple WatchをPICK UP! デザインと機能性に注目

Moovoo編集部
ここからは、Apple Watchのラインアップを見ていきましょう。
- Apple
-
Apple Watch Series 8(GPSモデル・41mmケース)
- 税込み59,800円
-
皮膚温センサーを追加、健康状態や睡眠を見守る機能がさらに充実
-
複数のセンサーを活用し、心拍数や睡眠状態など自分の健康状態をより理解するための機能が充実。
緊急時の機能も増え、転倒検出のほかに衝突事故検出機能を新たに追加。もしもの時に代わりに緊急電話も。
睡眠時の皮膚温を記録し、排卵日を推測して通知する皮膚温センサーを新たに搭載。
- Apple
-
Apple Watch Series 8(セルラーモデル・41mmケース)
- 税込み74,800円
-
シリーズ8の機能をiPhoneが近くになくても使える
-
データ通信プランに加入することで、ハイエンドモデルのApple Watch Series 8が持つ機能をiPhoneが近くにない状態でも使える。
watchOS 9の「国際ローミング」を利用すれば、海外でも携帯電話回線に接続可能。
アルミニウムのほかにカラーバリエーションの異なるステンレススチール製ケースもセルラーモデルのみラインアップ。
- Apple
-
Apple Watch SE 第2世代(GPSモデル・40mm)
- 税込み37,800円
-
SE(第1世代)から最大20%高速化、転倒検出や衝突事故検出にも対応、高コスパモデル
-
64ビットデュアルコアプロセッサ搭載のチップ(S8 SiP)を搭載し、Apple Watch SE 第1世代から最大20%の高速化を実現。
常時表示機能がないことや、健康管理に関わる機能がシンプルなものの、従来からある転倒検出に加え、ハイエンドモデルと同じ衝突事故検出機能を搭載。
多機能性よりもコスパ重視の人にぴったり。
- Apple
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Apple Watch SE 第2世代(セルラーモデル・40mm)
- 税込み45,800円
-
セルラーモデルをコストを抑えて手に入れるなら
-
第1世代のApple Watch SEよりもチップ性能が進化した第2世代。
ワークアウトやApple Payによる決済、通知の確認などシンプルな使い方を考えているなら、コスパに優れたSEがぴったり。
セルラーモデルならデータ通信プランに加入することで、iPhoneを持ち歩かなくても連絡への対応が可能です。
- Apple
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Apple Watch Ultra(セルラーモデル・49mm)
- 税込み124,800円
-
史上最大49mmケースを搭載、ダイビングなどのアクティビティ向け
-
これまでになかった49mmのケースと最大2,000ニトの明るさを備えた画面が高い視認性を実現。
通常の使用で最大36時間、低電力モードで最大60時間使えるバッテリーを搭載し、水深40メートルまでのダイビングにも対応。
アクティビティを楽しむ人に使い勝手のよいモデル。
【スペック比較】3モデルの違いをチェック
Apple Watch Series 8、SE(第2世代)、Ultraについてスペック比較をまとめました。必要な機能を搭載しているか、購入前に一度確認しておきましょう。
シリーズ |
Apple Watch Series 8 |
Apple Watch SE 第2世代 |
Apple Watch Ultra |
---|---|---|---|
ケースのサイズ |
45mm/41mm |
44mm/40mm |
49mm |
ケースの素材 |
・アルミニウム |
アルミニウム |
チタニウム |
ケースのカラー |
【アルミニウム】 |
・ミッドナイト |
ナチュラル |
チップ |
S8(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載) |
S8 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載) |
S8(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載) |
ストレージ容量 |
GPSモデル/セルラーモデル:32GB |
GPSモデル/セルラーモデル:32GB |
32GB |
バッテリー駆動時間 |
最大18時間(低電力モードで最大36時間) |
最大18時間(低電力モードで最大36時間) |
最大36時間(低電力モードで最大60時間) |
常時表示 |
◯ |
ー |
◯ |
皮膚温センサー |
◯ |
ー |
◯ |
血中酸素ウェルネスセンサー |
◯ |
ー |
◯ |
電気心拍センサー |
◯ |
ー |
◯ |
光学式心拍センサー |
◯(第3世代) |
◯(第2世代) |
◯(第3世代) |
転倒検出/衝突事故検出対応 |
◯ |
◯ |
◯ |
国際ローミング |
◯(セルラーモデル) |
◯(セルラーモデル) |
◯ |
耐水性能 |
50m(プールなど浅水を想定) |
50m(プールなど浅水を想定) |
100m(水深40メートルまでを想定) |
Apple Pay |
◯ |
◯ |
◯ |
Wi-Fi |
802.11b/g/n |
802.11b/g/n |
802.11b/g/n |
Bluetooth |
Bluetooth 5.0 |
Bluetooth 5.0 |
Bluetooth 5.3 |
GPS |
L1 GPS |
L1 GPS |
L1/L5 GPS |
充電ケーブル |
USB-C磁気高速充電ケーブル |
USB-C磁気充電ケーブル |
USB-C磁気高速充電ケーブル |
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