今回は、世界最高峰の国際芸術祭ヴェネチア・ビエンナーレをご紹介する。 カウンターカルチャーの最前線を追う身体改造ジャーナリストが「なぜアートを取材するのか?」と疑問に思う人がいるかもしれない。しかし、現代アートには従来の価値観に対するカウンター性があり、ますます多様化する世界を読み解く鍵が潜んでいると思うのだ。 たとえば、2013年のヴェネチア・ビエンナーレでは、マーク・クインが身体をテーマにし、彼の巨大作品が水上バスからみえたときには胸踊った。彼は身体改造実践家たちの立体作品も作っていて、自分の血液を冷凍して作った肖像も展示していた。
2023.01.27
北見は開拓でつくられた碁盤目状の区画に街並みが広がる、オホーツク圏の中心都市。 2018年(平成30年)に開催された平昌オリンピックで銅メダルを獲得した、カーリング日本代表のロコ・ソラーレの活動拠点として、街の名を耳にしたことがある方も多いのでは。 古くはハッカの生産地として世界に名を馳せたこともあり、それぞれが今昔の北見の街の象徴といえる。
2023.01.21
あって当然をなくしたくない……。早稲田大学の象徴の一つ「角帽」が消滅の危機に瀕しているとのニュースに接した時、私が抱いた感想だ。唯一無二のフォルムの帽子は、未来につなぐ価値があると考える。細部に神が宿るごとく、角帽にこそ早稲田の魂が込められているからだ。
2023.01.01
銀座のShinwa Galleryで、デジタルで表現される最新芸術、NFTアートのエキシビジョンが行われた。暗闇に浮かび上がるスクリーンには動くアート作品が飾られ、スマホをかざすと絵が飛び出したり、キャラクターが楽器を演奏したり。今回は、進化する芸術、NFTアートのいまに迫る。
2022.12.28
こんにちは、3DプリンターYouTuberのえふてぃーです。 今回は3Dプリンターを実際の生活の中で役立てる方法を紹介します。 3Dプリンターはデータさえ作れれば、思い通りの形のものを印刷できます。今回は「ベッドサイドに置ける専用リモコンスタンド」を作りたいと思います。
2022.12.25
日本一の湧出量と多様な効能から、古くから湯治客でにぎわってきた別府温泉。大規模な温泉旅館が建ち並び繁華街が広がる市街には、大小の通りや路地が錯綜していて、共同浴場をはしごしながらの温泉街散歩が魅力である。路地や通りを歩けば、地区ごとの性格や盛衰を感じられるのも興味深いところだ。
2022.12.23
霊感ゼロ、占いに興味なし、スピリチュアルから程遠い。新年の初詣でも、おみくじを引かない。だからこそ、厚さ3cmを超す大著『日本』(にほん・光文社)を手にしてみた。 著者のyujiさんの肩書は、星読み係・ヒーラー・聖地巡礼家。この記事の筆者である私は、24年前に新聞記者としてメディア業界に入った。その時から、肝に銘じてきた。対極にこそ発見がある、と。今回はまさに、言葉通りの展開となった。
2022.12.23
カスケード山脈に建設が予定されている「Oculis Lodge」。夏はサイクリングやハイキング、冬はスキーやスノーボードが楽しめるベーカー山にほど近く、北米の大自然を満喫するのに最高の立地だ。
2022.12.12
街をくまなく歩いていると、そこに暮らすイメージが湧いてくることがある。そんな「私的、住んでみたい街ランキング」のベスト3に、間違いなく入ってくる街が函館。ほかの二つの街とともに、坂道が錯綜しているのが共通点といえる。 函館は1854(安政元)年の日米和親条約締結時に開港した際、外交のための領事館や教会、貿易商や海産物商向けに商館や銀行などが、港の周辺に建てられた。坂が多いのは、開港期に栄えた西部地区の道路を整備した、明治期に防火対策で坂道を幅広の直線にしたなど、理由が諸説伝わっている。 19の坂には名前がつけられ、函館港から函館山頂に向けほぼ平行にのびている。それぞれに個性がある坂道を、西側から順にたどってみることにしよう。
2022.11.27