
【最新比較】Apple Watch 7、SE、3、おすすめはどれ? 欲しい機能で選ぼう!
大人気スマートウォッチApple Watch(アップルウォッチ)。2015年から毎年新しいモデルが登場しているApple Watchは、スマートウォッチ市場で世界シェアNo.1を誇ります(参照:Counterpoint)。
最新モデルは2021年10月15日に発売されたApple Watch Series 7。従来からあるApple Watch SEとApple Watch Series 3を含めた全3機種が現行モデルです。
どのApple Watchを選ぶべきか迷っている方は多いことでしょう。そこで、それぞれの機種の「できること」や「機能の違い」について詳しく解説します。これからApple Watchデビューを考えている方、または旧モデルからの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
購入前に知っておきたいQ&Aを紹介!
Apple Watch Series 7、SE、3を比較する前に、Apple Watchに関するQ&Aをご紹介します。まずは気になる疑問を解決してから自分にあったモデルを選びましょう。
- Q1:「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」とは?
- Q2:Apple WatchはiPhoneユーザーしか使えない?
- Q3:健康管理をサポートしてくれるって本当?
- Q4:Apple Watchは濡れても大丈夫?
以上4つの疑問についてひとつずつ解説していきます。
Q1:「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」の違いは?【A:単体でできることが違う】

「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル(セルラーモデル)」は通信方式が違います。GPSモデルが利用できるのは、BluetoothとWi-Fiに限られるのに対し、セルラーモデルはBluetoothとWi-Fiに加え、通信プランに加入することで単体でデータ通信の利用や電話ができます。
言い換えると、GPSモデルはiPhoneまたはWi-Fiと接続することで、データ通信や電話(Wi-Fi接続の場合はFaceTimeオーディオでの通話)が使えるのに対し、セルラーモデルはそうした機能が単体で利用できます。もう少し具体的に両者の違いを見ていきましょう。
タイプ |
GPSモデル |
GPS+Cellularモデル |
---|---|---|
通信方式の違い |
・Bluetooth |
・Bluetooth |
見た目の違い |
Digital Crown(竜頭)に赤色がない |
Digital Crown(竜頭)に赤色がある |
「電話」で話す |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「Siri」を使う |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「メール」「メッセージ」を送受信する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「マップ」を確認する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「天気」を確認する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
音楽をストリーミング再生する |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「ワークアウト」を記録する |
単体でできる |
単体でできる |
「Apple Pay」で支払う |
単体でできる |
単体でできる |
「Apple Pay Suica」へチャージする |
iPhoneまたはWi-Fiが必要 |
単体でできる |
「ファミリー共有設定」に対応 |
ー |
◯ |
表の通り、一部の機能はGPSモデル単体でも使えますが、多くのことが単体でできるセルラーモデルは便利に感じます。ただし、GPSモデルと比べてデメリットもあります。
ランニングやエクササイズ、スポーツを日課にしている方であれば、iPhoneを持たない身軽な状態のまま突然の電話やメールにも対応できるセルラーモデルは便利です。ただ、便利な分コストがかかる点に注意しましょう。
まずは一部のモデルを参考に、本体価格を比較します。セルラーモデルのないSeries 3は対象外としています。
モデル |
画像 |
GPSモデル(定価) |
セルラーモデル(定価) |
差額 |
---|---|---|---|---|
Apple Watch Series 7(41mmケース) |
![]() |
48,800円(税込み) |
60,800円(税込み) |
12,000円 |
Apple Watch SE(40mmケース) |
![]() |
32,800円(税込み) |
38,800円(税込み) |
6,000円 |
セルラーモデルを選ぶことで本体価格が高くなることがわかります。次に、通信プランに加入した場合の月額利用料について見ていきましょう。キャンペーンなどの割引は省略しています。
通信キャリア |
ドコモ |
au |
ソフトバンク |
---|---|---|---|
通信サービス |
|||
利用料金 |
550円(税込み)/月 |
385円(税込み)/月 |
385円(税込み)/月 |
iPhoneが常に近くにあれば、GPSモデルでもセルラーモデルでも使える機能に違いはありません。通信プランに加入しなければ、セルラーモデルができることはGPSモデルと実質同じなので、先々の使い方を考えてから選ぶことが肝心です。ただし、ケースの素材によってはセルラーモデルしか選択できないものもあります。
Q2:Apple WatchはiPhoneユーザーしか使えない?【A:Yes】

Apple Watchを購入するうえで、まず必要なのがiPhone。Androidスマホはもちろん、同じApple製デバイスのiPadやiPod touchだけ持っていても使えません。
Apple Watchは、Apple IDが設定されたiPhoneとペアリングすることで使えるようになります。
iPhoneをまだ持っていない方は、iPhone 6s以降のモデルを手に入れてiOSの最新バージョンにアップグレードしておきましょう。
Q3:健康管理をサポートしてくれるって本当?【A:Yes(モデルによって機能が違う)】

Apple Watchはユーザーの健康管理をサポートするための機能を搭載しています。ただし、Apple Watch Series 7、SE、Series 3で共通して使える機能もあれば、上位モデルに限られているものもあるので注意しましょう。
モデル |
Apple Watch Series 7 |
Apple Watch SE |
Apple Watch Series 3 |
---|---|---|---|
①血中酸素ウェルネスセンサー |
◯ |
ー |
ー |
②光学式心拍センサー |
◯(第3世代) |
◯(第2世代) |
◯ |
③電子式心拍数センサー |
◯ |
ー |
ー |
④転倒検出 |
◯ |
◯ |
ー |
それぞれの機能について解説します。
① 血中酸素ウェルネスセンサー|ハイエンド向け機能
Apple Watch Series 6から搭載されている機能で、センサーと血中酸素ウェルネスアプリを使って血中に取り込まれた酸素のレベルを測ることができます。医療用ではなく、健康意識を高める(ウェルネス)を目的とした機能です。
② 光学式心拍センサー|心拍数をいつでも確認できる
センサーと心拍数アプリを使うことで、安静時やワークアウト時などの心拍数を確認できます。通知設定を有効にしておけば、不規則な数値や異常な心拍リズムが続いた場合などに通知してくれます。
③ 電子式心拍数センサー|心電図(ECG)をとることができる
電子式心拍数センサーは2018年9月に発売されたApple Watch Series 4ですでに搭載されていましたが、2021年1月リリースのwatchOS 7.3から日本でもようやく心電図アプリが解禁になり、センサーを利用して心電図をとることができるようになりました。対応モデルはApple Watch Series 7/6/5/4です。
使い方は簡単で、Apple Watchを装着したままアプリを起動し、装着していない方の手の指をDigital Crownにあてることで心臓を通る電気信号を記録してくれます。不整脈の一種である「心房細動」が起きていないかを調べる機能で、脳卒中の予兆検知に役立つことが期待されています。
④ 転倒検出|海外では命を救った事例も
勢いよく転倒した場合に60秒以上動きがないことが検知されると、緊急通報サービスへの連絡や緊急連絡先へメッセージの送信をしてくれます。アメリカではハシゴから落下した高齢の男性が装着していたApple Watchが救助要請をしたことで、救急隊が早期に駆けつけて命が助かったというニュースが話題になりました。
Apple Watchはもしもの時に備えた機能を搭載しているため、身近な人や両親への贈り物としてもぴったりです。ただし、ユーザーにとってどの機能が必要かを見極めて選ぶことが肝心です。
Q4:Apple Watchは濡れても大丈夫?【A:Yes(限度あり)】

Apple Watch Series 2以降のモデルは50メートルの耐水性能があります。さらに、最新モデルApple Watch Series 7では、新たにIP6X等級の防塵性能も備えています。ただし、注意すべきなのが「防水仕様」ではなく「耐水仕様」である点です。以下のような使い方をすると支障をきたす可能性があります。
ほかにも衝撃を受けた場合や、経年劣化などで耐水性能が落ちることがあります。耐水性能を過信せずに使うことが長く使い続けるうえで大切です。
Apple Watch Series 7・SE・Series 3を比較
では、Apple Watch Series 7、SE、Series 3の3モデルについて比較をしていきます。必要な機能を見極めて自分にあったモデルを見つけてみてください。
ディスプレイサイズ|視認性や操作のしやすさで選ぶならSeries 7、SE

写真のモデルはケースサイズ44mm
Apple Watch Series 7では、史上最大45mmのケースサイズが登場。ディスプレイの大きさとベゼル(画面の黒枠)の狭さにより、広いスクリーン領域を実現しています。ほかの2モデルと比較すると、Apple Watch SEよりも20%、Series 3よりも50%画面が広く、視認性や操作性がより快適に感じられることでしょう。
大きな画面を求める方にはApple Watch Series 7の45mm、またはApple Watch SEの44mmがおすすめです。
デザイン(カラー・素材)|Series 7は10色をラインナップ

Apple Watchは選べるカラーやケースの素材が豊富。Apple Watch Series 7では、3種類の素材をラインナップし、全10色のカラーバリエーションをそろえています。個性的なカラーも落ち着きのある見た目も好みにあわせて選べるのが魅力です。
モデル |
Apple Watch Series 7 |
Apple Watch SE |
Apple Watch Series 3 |
---|---|---|---|
ケースの素材 |
・アルミニウム |
アルミニウム |
アルミニウム |
ケースのカラー |
・シルバー |
・スペースグレイ |
・シルバー |
Apple Watch Series 7ではケースの素材が3種類ありますが、それぞれどういった違いがあるのかポイントを押さえておきましょう。
文字盤|Series 7は豊富なバリエーションから選べる

上の画像のApple Watchに表示されているのは、Apple Watch Series 7の代表的な文字盤ともいえる「輪郭」です。大きなディスプレイを最大限活用したデザインが特徴的ですが、SEとSeries 3では利用することができません。
このように、watchOSは同じでもシリーズによって使える文字盤の種類に違いがあります。Apple Watchはその日の気分や使い勝手にあわせてディスプレイのデザインを自由に変えられるのも魅力のひとつ。価格が低く手に入りやすいSeries 3を選んだ結果、使える文字盤の種類が少なくて後悔することのないように、見た目にこだわる方はSE以上を選ぶことをおすすめします。
とはいえ、Apple Payでの支払いやメール通知、ワークアウトの記録などシンプルな機能があれば十分という方には、Series 3はコスパに優れたモデルといえるでしょう。
常時表示機能|チラッと見ただけで時間を確認

Photo by iStock
2019年9月に発売されたApple Watch Series 5から搭載されているのが「常時表示Retinaディスプレイ」。常にディスプレイが表示されていることで、腕を持ち上げたり画面をタッチしなくても文字盤を確認できます。
荷物を運んでいるときや、手を使って別の操作をしているときなど、自由に腕を動かせない状況でもチラッと目を向けるだけで時間を確認できるため、搭載前のモデルに比べて使い勝手がよくなっています。
さらに、Apple Watch Series 7ではSeries 6以前に比べて画面がより明るく、見やすくなっているのも特徴的。一方で、Apple Watch SEとSeries 3では常時表示機能がないので必要な方は注意しましょう。
健康管理サポート|どこまでの機能を求めるか

Photo by iStock
ユーザーの健康管理をサポートしてくれる機能については、先に触れた通り、Apple Watch Series 7、SE、Series 3で明確に差がつけられています。安心機能としてどこまでを求めるか、よく検討する必要があるでしょう。
3モデルがそれぞれどういったユーザーに適しているか、健康管理サポート機能の面では以下のように考えられます。
- Apple Watch Series 7|最新機能を搭載、健康状態に高い関心がある
- Apple Watch SE|心拍数の計測や転倒検出など最低限の機能は必要
- Apple Watch Series 3|心拍数の計測や異常を通知してくれる機能があれば十分
Apple Watch Series 7はハイエンドモデルとして機能が充実しています。そこまでの機能は必要ないという方や使いこなせるか心配という方は、機能がシンプルなSEとSeries 3を検討してみるのもよいでしょう。
アクセサリ|バンドを変えれば気分が新鮮

Apple製品はアクセサリの豊富さも大きな魅力のひとつ。Apple Watchでも、純正品だけでなくサードパーティ製も含めれば、さまざまなバンドや保護ケース、充電器などが販売されています。
Apple純正品は、サードパーティ製に比べると価格が高めですが、強度や素材へのこだわりが強く、長く使いたい方にはぴったり。一方で、安いサードパーティ製品の中には「バンドが突然外れて本体が落下した」など心配になるレビューコメントが見られることもあるため、注意して選びたいところです。
気になるApple WatchをPICK UP! デザインと機能性に注目
Apple Watchのラインナップを見ていきましょう。
- Apple(アップル)
-
Apple Watch Series 7(GPS + Cellularモデル)41mmケース
- 税込み60,800円
-
最新機能を詰め込んだセルラーモデル
-
最新モデルSeries 7のセルラーモデルとして、単体でもデータ通信に対応。自宅にiPhoneを置いたまま出かけても、メールの確認や電話機能も使えます(通信プランへの加入が必要)。
-
「タイムセール祭り」16日まで開催中!Amazonで見る
- Apple(アップル)
-
Apple Watch SE(GPS + Cellularモデル)40mmケース
- 税込み38,800円
-
セルラーモデルを低価格で手に入れたい方にぴったりのモデル
-
廉価モデルSEのセルラーモデル。Series 7なら6万円台のセルラーモデルが、3万円台で手に入ります。iPhoneを携帯せずにデータ通信ができるセルラーモデルはランニングやジョギングに便利。
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「タイムセール祭り」16日まで開催中!Amazonで見る
【スペック比較】3シリーズの違いをチェック
Apple Watch Series 7、SE、Series 3についてスペック比較をまとめました。必要な機能を搭載しているか、購入前に一度確認しておきましょう。
シリーズ |
Apple Watch Series 7 |
Apple Watch SE |
Apple Watch Series 3 |
---|---|---|---|
発売日 |
2021年10月15日 |
2020年9月18日 |
2017年9月22日 |
ケースのサイズ |
45mm/41mm |
44mm/40mm |
42mm/38mm |
ケースの素材 |
・アルミニウム |
アルミニウム |
アルミニウム |
ケースのカラー |
・シルバー |
・スペースグレイ |
・シルバー |
チップ |
S7(64ビットデュアルコアプロセッサ) |
S5(64ビットデュアルコアプロセッサ) |
S3(デュアルコアプロセッサ) |
ストレージ容量 |
【セルラーモデル】 |
【セルラーモデル】 |
【GPSモデル】 |
バッテリー駆動時間 |
最大18時間 |
最大18時間 |
最大18時間 |
ディスプレイ常時表示 |
◯ |
ー |
ー |
コンパス |
◯ |
◯ |
ー |
高度計 |
◯(常時計測) |
◯(常時計測) |
◯ |
血中酸素ウェルネスセンサー |
◯ |
ー |
ー |
光学式心拍センサー |
◯(第3世代) |
◯(第2世代) |
◯ |
転倒検出 |
◯ |
◯ |
ー |
海外での緊急通報 |
◯ |
◯ |
ー |
耐水性能 |
耐水50m |
耐水50m |
耐水50m |
Apple Pay |
◯ |
◯ |
◯ |
Bluetooth |
Bluetooth 5.0 |
Bluetooth 5.0 |
Bluetooth 4.2 |
充電ケーブル |
USB-C磁気高速充電ケーブル |
USB-C磁気充電ケーブル |
USB-A磁気充電ケーブル |
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