出典:Titaner

曲面も自在、リング型メジャー「Titaner Tiroler 2.0」 ガラス・金属も測れる

Moovoo編集部,Taniguchi Munenori
公開: 2025-07-26

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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巻き尺を再発明したリング(円盤)型メジャー、Tirolerは、2023年にクラウドファンディングサービスKickstarterに登場し、約25万ドルの資金を集める成功を収めました。

使い方は簡単で、両サイドを人差し指と親指でつまみ、自転車やオートバイの車輪のように、長さを測りたい面を転がせば、1回転するたびにカチカチとクリック音がします。それを数えることで長さがわかります。

Tilorerの円周の長さは、メートル法のタイプとヤード・ポンド法の2種類が用意されており、メートル法のほうは10cm転がすと1回、ヤード・ポンド法のほうは5インチで1回、クリック音が鳴るようになっていました。つまり、クリック音に円周の長さを掛け合わせ、本体側面ののぞき窓に表示される目盛りの値を足すことで正確な曲面の長さを知ることができるわけです。

ただ、あらゆる面上で長さを測定できると思ってTilorerを入手した人のなかには、チタン製というデザイン性を重視した結果、滑りやすい面、たとえばガラスや金属面の上で滑ってしまい、場合によってはキズを付けてしまうといった問題もありました。

Tilorerの開発元Titanerは、このようなユーザーのフィードバックを取り入れたTilorer 2.0を開発し、再びクラウドファンディングサービスKickstarterで支援募集のキャンペーンを実施しています*。


滑りやすい面に対応、使い勝手を向上

出典:Titaner

Tilorer 2.0における最大の変更点は、測定面に接地する外周部分に、シリコンゴム製のOリングを装着、硬く滑りやすい面でも長さを測れるようにしたところです。

また、前モデルでは目盛りが下側に付いていたことで、指が邪魔になって読みにくいところもありましたが、これを上側に移動、小さな変更ながらも使い勝手を良くしています。

材質は高級感のあるチタン

材質は、前モデルと変わらず航空宇宙グレードのチタンを採用。正直なところ、そんな高級素材を使う必要性はまったくないと思われますが、本製品のフィジェットトイ的な側面を考えると、材質もまたアピールポイントになるのでしょう。

Tilorer 2.0は、EDC(Everyday Carry)と呼ばれる、常に身に着けておきたい道具としてもアピールしており、たとえば、中央の穴に細いレザーの紐やチェーンを通してチョーカーやペンダント風にしたり、バッグのジッパー開閉要のつまみに取り付けたりといった取り扱い方を提案しています。

Titaner Tiroler 2.0は、Kickstarterで2025年8月12日まで支援を募集中。すでに1150人近い支援者を数え、目標とする額の2倍近い1400万円(日本円換算)を集めています。記事執筆時点で、リワードとしてこの製品を入手可能な支援枠は約9847円(定価の40%オフ)からとなっています。もし興味があるならば、クラウドファンディングのリスクをご理解のうえ、支援を検討してみても良さそうです。

Tiroler 2.0は完全にアナログな製品ですが、以下では「長さを測る」というニーズに対応する、変わり種ツールをアナログ・デジタル問わず、いくつかご紹介します。

〈PICK UP!〉長さを測るユニークツール

1. Takeda Design Project MiLLiSECOND アルミニウム メタルメジャー

PICK UP!
アルミニウム メタルメジャー

Photo by 楽天市場

  • Takeda Design Project MiLLiSECOND
  • アルミニウム メタルメジャー

  • 税込み6,050円(楽天市場)
  • アクセサリーとして身に着けられる金属ボディの巻き尺

  • MiLLiSECOND アルミニウム メタルメジャーは、機能的には普通の巻き尺そのものです。ただ、アルミニウム鋼材から削り出した素材をケースに使用しており、ストラップを使ってペンダントのように身に着ければ、金属光沢がクールな雰囲気を演出します。

    JIS1級、2mのテープによって正確な測定値を提供し、ツメの部分はゼロ点補正が可能な移動爪方式を採用しています。

ケース素材:アルミニウム・アルマイト仕上げ
テープ素材:スチール(JIS1級 6mm幅)
サイズ:約48×48×13mm
重さ:73g
カラー:シルバー、ブラック

2. EFG ALT

PICK UP!
  • EFG
  • ALT

  • 税込み35,970円(Amazon)
  • ボタンを押せば表計算アプリなどに自動入力できる

  • EFG ALTは、一般的な巻き尺のように見えますが、Bluetoothを搭載し、長さを測って本体横のボタンを押せば、ペアリングしたPCやタブレット、スマートフォンにその測定値を自動入力できるデジタルメジャーです。

    測定してはペンを取ってノートに記入したり、タブレットに入力したりする手間が、ボタンひとつで完了するため、特に洋裁・和裁など、細かい採寸を繰り返すような用途で、その便利さを実感できそうです。

接続方式:Bluetooth
対応デバイス:Windows、Mac、iOS、Android他
測定誤差:±0.5mm
重さ:94g
連続使用時間:10時間以上

3. Bosch EasyDistance 25

PICK UP!
  • Bosch
  • EasyDistance 25

  • 税込み5,980円(Amazon)
  • 1ボタンで、瞬時に距離や⁠面積を測定できるレーザー距離計

  • この製品は、手に持ったレーザー距離計から対象となる物体にレーザー光を発し、反射した光が戻ってくるまでの時間から距離を割り出します。測定値は本体正面のディスプレイに表示、明るさも十分あるため、屋外でも高い視認性を提供します。

    2点の距離を測定することで、面積を算出する機能も備えています。住宅リフォームやインテリアデザインなどの仕事をしている人なら便利に使えそうです。忠、レーザー光は目に入れると視力に影響を及ぼす場合があります。小さな子どもがいる場所には持ち込まないのが無難でしょう。

測定方式:レーザー測距式
測定可能範囲:0.14~25m
測定誤差:±3.0mm
重さ:70g
電源:単4型電池 x 2本
連続使用時間:約5時間
ライター兼クリエイター
Taniguchi Munenori
ライター。ガジェット全般、宇宙、科学、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。
実績媒体:TechnoEdge、Gadget Gate、Engadget日本版、Autoblog日本版、Forbes JAPANほか

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