Aura Triple Boost 14" Proデビュー ノートPCを4面マルチディスプレイに拡張

Moovoo編集部,Taniguchi Munenori
公開: 2025-05-23

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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モバイルディスプレイを専門とする米国のメーカー、Auroraは、ノートPCのディスプレイに取り付けて使える、3画面モバイルディスプレイ「Aura Triple Boost 14" Pro」を発表しました。

この記事では、Aura Triple Boost 14" Proの概要や特徴を紹介します。また、最新のガジェットに詳しい編集者が、モバイルディスプレイのなかでも特に個性的な製品をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。


DisplayPort Altモードでディスプレイも便利に

宿泊先やカフェなど、ユーザーが好きな場所で作業できるのがノートPCのメリットですが、写真画像加工や動画編集などをするには、ディスプレイの大きさや解像度が物足りないと感じることがあります。株取引など多数のウィンドウを開いて作業したい場合にも、ノートPCでは物足りないと感じるでしょう。

しかし最近では、HDMI出力端子だけでなく、USB Type-C端子に外部ディスプレイを接続できるDisplayPort Altモード対応のノートPCが増えてきました。DisplayPort Altモードは、対応する外部ディスプレイに電源も供給できるため、USB-Cケーブル1本をPCに接続するだけで使えるのが便利*です。

DisplayPort Altモード対応ノートPCの例

このようなモバイルディスプレイには、タッチ操作に対応しているものや、ニンテンドーDSのように折りたたみ式2画面タイプのものなどのバリエーションも増えつつあり、目的に合ったモバイルディスプレイが選べるようになってきています。

そして、Auroraが発表したのが、ノートPCのディスプレイに取り付けて使えるモバイルディスプレイ「Aura Triple Boost 14" Pro」です。

*注意:DisplayPort Altモード対応のUSB Type-C端子のそばには、多くの場合、DisplayPortのロゴマークが表示されています。ただしMacBookシリーズなど、一部機器にはロゴ表示がない場合もあるため、機器購入前には手元の製品が対応しているかを仕様表などで確認することをおすすめします。また、DisplayPort Alt モード対応機器を接続するには、USB-Cケーブルも、DisplayPort Altモードに対応しているものが必要になります。

ノートPCが4画面マルチディスプレイになる

Auroraの「Triple Boost 14" Pro」は、ディスプレイサイズ11〜 18インチのノートPCで使うことが可能な、3画面モバイルマルチディスプレイです。

Amazonなどで見つけることができるノートPC用のモバイルマルチディスプレイは、多くがノートPCのディスプレイの左右にディスプレイを追加して、合計3画面での作業を可能にするものですが、このTriple Boost 14" Proは、さらにノートPCのディスプレイの上にも1枚ディスプレイを追加し、4画面マルチディスプレイ環境を実現します。

Aura Triple Boost 14

追加される3つのディスプレイは、キックスタンド付きのフレームに固定され、そのフレームにノートPCのディスプレイを沿わせるようにすればベストポジションになります。また、上部ディスプレイは反対側に倒せるため、会議などで対面の人にプレゼンテーション用の画面を表示することもできます。

接続はUSB-Cケーブル1本。折りたためばノートPC 1台分のサイズ

PCとの接続は、USB-Cケーブル1本でできます。ただし、3画面を正常にPCに認識させるためにAura独自のTri-Linkテクノロジーを採用しているため、専用のソフトウェアをPCにインストールする必要があります。

3枚のディスプレイは折りたためば1枚分のサイズ(折りたたみ時のサイズは幅約35.3cm、厚さ約3.5cm)になるため、リュックなどに入れて持ち運ぶのに便利です。重さは2.2kg。

ディスプレイの仕様は、フルHD(1920×1080)解像度のアンチグレアタイプで、リフレッシュレート60Hzです。また、輝度は300cd/m2、コントラスト比1500:1、色域はsRGBを100%カバーします。

Triple Boost 14" Proは、現在はAuroraのウェブサイトで649ドル(日本向けの価格表示は9万6000円)で予約を受け付けており、出荷は2026年の予定となっています。

モバイルディスプレイは、ウィンドウをいくつも開いて作業する人ほど便利さが感じられる製品ですが、様々なタイプの製品が販売されています。以下では、モバイルディスプレイのなかでも特に個性的な製品を、いくつか紹介します。

〈編集部PICK UP!〉モバイルディスプレイ、個性的なおすすめ商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

ここからは、最新のガジェットに詳しい筆者が、モバイルディスプレイのなかでも特に個性的な製品をピックアップして紹介します。ぜひ商品選びの参考にしてください。

1. JAPANNEXT JN-DMD-IPS156F

PICK UP!
  • JAPANNEXT
  • JN-DMD-IPS156F

  • 税込み49,982円(Amazon)
  • 折りたたみ式2画面

  • ニンテンドーDSのように折りたたんで持ち運べるデュアルモバイルディスプレイ。15.6インチ、フルHD(1920×1080)解像度のIPSパネルを2枚採用しており、縦置きでも横置きでも使うことができます。

    USB-C接続だけでなく、HDMI接続でも使用可能。ただし、HDMI接続の場合はモバイルモニターの2画面は同じ内容が表示されます。また、上部ディスプレイを反対側に折り曲げて相手に同じ画面を表示するオートフリップ機能にも対応します。

サイズと解像度:15.6インチ、1920×1080px ×2枚
輝度とコントラスト:250cd/m2、1000:1
入力端子:USB Type-C(USB 3.1)、HDMI 1.4
大きさ:高さ435mm、幅356mm、折りたたみ時の厚さ22mm
重さ: 約1.4kg

2. ITPROTECH LCD14HCV-IPSW

PICK UP!
  • ITPROTECH
  • Screen Plus LCD14HCV-IPSW

  • 税込み30,727円(Amazon)
  • 使い方は様々!サブディスプレイとして便利

  • DisplayPort Altモードに対応する、アスペクト比 35:10のウルトラワイドな14インチディスプレイ。幅35.8cm、高さ12.5cmのコンパクトサイズながら、3840×1100pxの超高解像度。USB Type-C / HDMI / VGA(アナログRGB)と多彩な入力端子を備えています。また、複数の入力端子を同時に使い、とにかく長い画面を2つのディスプレイとして2画面として扱うこともできます。

    純粋なモバイルディスプレイではないかもしれないものの、USB-Cケーブル1本でPCと接続して使うことができ、メインディスプレイの下に置いて画像や動画編集ソフトのサブディスプレイとしたり、付属スタンドで縦置きにしてSNSのタイムラインを表示したりするのに便利です。

サイズと解像度:14インチ、3840×1100px
輝度とコントラスト:255cd/m2、900:1
入力端子:USB Type-C(DisplayPort Alt)、mini HDMI、USB Type-C(電源)、micro USB(VGA入力)
大きさ:幅35.8cm、高さ12.5cm、厚さ2cm
重さ: 約370g

3. ASUS ZenScreen MB249C

PICK UP!
  • ASUS
  • ZenScreen MB249C ポータブルモニター

  • 税込み54,918円(Amazon)
  • 24インチの大画面モバイルディスプレイ

  • 自宅だけでなくオフィス、コワーキングスペースなどに持ち込み、ノートPCにUSB-Cケーブル1本接続するだけで23.8インチ、フルHDの大画面を追加できる便利アイテム。ベゼルレスデザインに7.6mmの薄さ、重さ2.3kgで持ち運びが楽なうえ、内蔵キックスタンドのほかにクランプアームスタンド、壁掛け用のパーティションフックキットといったオプションで様々な使い方ができます

    HDMIおよび、DisplayPort Alt モードに対応するUSB Type-C端子を搭載。電源もUSB Type-C端子から供給するため、mUSB-CケーブルをPCとつなぐだけで利用できます。また、ブルーライト軽減やちらつきをなくすと謳うASUS Eye Careテクノロジーを搭載しています。

サイズと解像度:23.8インチ、19200×1080px
輝度とコントラスト:250cd/m2、1000:1
入力端子:USB Type-C(DisplayPort Alt)、HDMI
大きさ:幅53.93cm、高さ71.14cm、厚さ30.22cm
重さ: 4.84kg

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ライター兼クリエイター
Taniguchi Munenori
ライター。ガジェット全般、宇宙、科学、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。
実績媒体:TechnoEdge、Gadget Gate、Engadget日本版、Autoblog日本版、Forbes JAPANほか

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