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iPadを強制初期化する方法とは? パソコンやリモート操作によるやり方も解説

Moovoo編集部
最終更新日: 2024-05-10

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iPadを人にあげたり、売ったりする際に、保存されているデータを削除して初期化する必要があります。

また、もし故障や紛失によりiPad本体を操作できない状況でも、パソコンと接続、またはリモートで強制初期化を行うことができます。

この記事では、iPadの強制初期化の方法を具体的に紹介します。初期化や強制再起動との違い、どんな状況で強制初期化が必要になるのかなども解説するので、iPadの操作でお困りの方はぜひ参考にしてください。


iPadの強制初期化とは?

iPadの初期化とは、iPadをリセットして工場から出荷されたときの設定に戻すことです。iPad上のデータや設定がすべて消去され、最新バージョンのiPadOSがインストールされます。

新品と同じ状態になるため、iPadを売却したいときや深刻な不具合が発生したときに有効です。一般的な初期化の手順は次のとおり。

  • 「設定」>「一般」>「転送または[デバイス]をリセット」の順にタップ
  • 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
  • 入力画面が表示されたら、パスコードとAppleIDのパスワードを入力する

端末のパスコードやAppleIDのパスワードを忘れていたり、端末が操作できない状態になっていたりして、上記の手順で初期化ができない場合は、今回解説する強制初期化を試してください。

「強制初期化」と「強制再起動」の違い

強制初期化と似た言葉に、強制再起動があります。強制再起動は、iPadが操作不能な状況に陥った際などに、一時的なトラブルを解決する目的で行う操作です。

強制初期化も強制再起動も、本体が使えない状況で行う操作である点は共通しています。

初期化が端末を出荷時の状態に戻すのに対し、再起動はデータには影響を与えません。一時的な操作不能に陥った場合はまず再起動や強制再起動を試しましょう

強制再起動を行う場合の手順

【ホームボタン非搭載モデルの場合】
1. ボリュームアップボタン(トップボタンに近いほうの音量調節ボタン)を短く押してすぐに離す。
2. ボリュームダウンボタン(トップボタンから遠いほうの音量調節ボタン)を短く押してすぐに離す。
3. 電源ボタン(トップボタン)を長押しする。
4. Appleロゴが表示されるまでボタンを押し続けて、その後離す。

【ホームボタン搭載モデルの場合】
1. ホームボタンと電源ボタン(またはトップボタン)を同時に長押し。
2. Appleロゴが表示されるまでボタンを押し続け、ロゴが表示されたらボタンから手を離す。

強制再起動を試してもiPadの電源が入らない場合は、iPadを充電してみましょう。具体的な手順は下記公式記事も参考にしてください。

iPadの強制初期化が必要になるケース

iPadを強制初期化する必要のあるケースは大きく次のとおりです。

画面がつかないなど深刻な不具合が発生した場合

iPadに不具合が生じているイメージ

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iPadの画面が反応しない、起動しない、またはシステムエラーが頻繁に発生するなどの深刻な不具合が発生した場合、強制初期化が必要になることがあります。これは、通常のトラブルシューティングで解決できない問題に対処するためのものです。

iPadに不具合が発生し、再起動・強制再起動を試しても改善されない場合は、初期化をしてリセットするのがおすすめです。

紛失して手元にない場合

例えば、iPadを紛失したり、盗難に遭ったりして手元にない場合も、初期化すべきタイミングです。データをリセットすることで、端末に登録された個人情報が第三者に悪用されるリスクを低減できます。

他にも仕事で利用するデータをiPadに保存している場合、iPadを紛失すると重大な情報漏えいが発生しかねません。

パスコードやパスワードを忘れた場合

iPadのパスコードを忘れたイメージ

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iPadのセキュリティのために設定するパスコードですが、これを忘れてしまうと通常の手順では初期化できなくなります。AppleIDのパスワードも同様です。

パスコードやパスワードを忘れてしまった場合は、強制初期化することで再度使えるようになる可能性があります。

処分したいけど操作ができない場合

iPadの買い替えなどで処分する必要が生じた場合、個人情報などの漏えいを防ぐために初期化することが推奨されます。しかし、処分するiPadが故障していたりして通常の初期化が行えない場合は、強制初期化を行うしかありません。

パソコンでiPadを強制初期化する方法

パソコンとiPadのイメージ

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最も基本的なiPadを強制初期化する方法は「リカバリーモード」です。

リカバリーモードを実行するためには、iPad・パソコン・両者をつなぐUSBケーブルが必要です。パソコンのOSがMacの場合はFinderを、Windowsの場合はAppleデバイスアプリを使います。

MacのOSが古かったり、Appleデバイスアプリがインストールされていない場合は、iTunesで代用することも可能です。

パソコンのOSやiTunesが、最新バージョンになっているかを事前に確かめておきましょう。

まずはiPadとパソコンをUSBケーブルで接続します。パスコードの入力を求めるメッセージや、「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、案内に従って操作しましょう。

iPadの電源が入らない場合やフリーズする場合、画面が真っ黒で映らない場合などは、先に強制再起動を試してください。

iPadの電源が入っているのにパソコン側で認識されない場合は、デバイスのソフトウェアアップデートや再起動を試します。それでも認識されない場合は、下記記事やAppleサポートへの問い合わせも検討しましょう。

パソコンでiPadが認識できたら、「[デバイス]を復元」をクリックします。確認画面が表示されたら「復元」をクリック。

iPad上のデータがすべて消去されて、最新のiPadOSがインストールされます。工場出荷時の設定に戻ったiPadは再起動します。

なお初期化したい端末が「探す」にサインインしている場合は、初期化する前にサインアウトする必要があるため注意しましょう。

遠隔操作でiPadを強制初期化する方法

iCloudのイメージ

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iOSではiCloudというサービスを提供しており、端末のApple IDがあれば「デバイスを探す」機能を使って遠隔操作で強制初期化が可能です。

この機能を使って強制初期化をするためには、事前にiPadの「デバイスを探す」機能をオンにしておかなければなりません。

iCloudで「デバイスを探す」機能を使い、該当するiPadを選択し「このデバイスを消去」を選択すると、強制的に初期化できます。

その他の強制初期化の方法

ここまでの方法でiPadを強制初期化できない場合は、以下の方法を試してみてください。

パスコード設定の「データを消去」をオンにする

iPadのパスコード設定には「データを消去」という機能があり、これをオンにすることで、10回以上パスコードを間違えると強制的に初期化を行えます。

ただし、これは本来自分以外の誰かがiPadを不正に操作することを防ぐための機能です。強制初期化が必要なタイミングでは、不具合が発生しており画面を操作できないこともあるため、緊急時には使える機会の少ない方法と言えるでしょう。

Appleストアに依頼する

パソコンや他のiOS端末を持っていない人であれば、Appleストアに初期化を依頼すれば、確実に初期化の操作を行ってくれます

もし初期化の方法に不安がある方や、初期化する道具がない人はAppleストアを使ってみてください。

iPadを強制初期化する前の注意点

強制初期化はiPad内の全てのデータが工場出荷時と同じ状態になるため、全てのデータが消えてしまいます

そのため、iCloudなどを利用して必ずバックアップを取るようにしてください。iCloudにバックアップデータがあれば簡単に復元できます。

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