ウイスキーのおいしい飲み方9選 おすすめウイスキーも紹介
世界中で愛されているウイスキーには、ハイボールや水割りだけでなく、ミストやホットウイスキー、ウイスキーフロートといったさまざまな飲み方があります。
そこでこの記事では、ウイスキーの飲み方9選とおすすめ銘柄について紹介します。ぜひ参考にしてください。
ウイスキーの飲み方、9選
ウイスキーは飲み方によって味わいが大きく変わります。まずは飲み方と味わいについて一覧で紹介します。
飲み方 |
作り方のポイント |
味わい |
---|---|---|
ハイボール |
氷の上から注いで、ソーダで割る |
炭酸のシャープな感触とウイスキーの風味が融合し、さっぱりとした口当たり |
ストレート |
常温のまま |
ウイスキーの風味や香りをダイレクトに楽しめる |
水割り |
冷水または常温の水で割る |
ウイスキーの風味がやや薄まり、よりまろやかで飲みやすい口当たり |
トワイスアップ |
ウイスキーと同量の水を氷のないグラスに注ぐ |
ウイスキーの香りが立ち、滑らかな口当たりで風味が広がる |
オン・ザ・ロックス |
大きな丸氷と一緒に |
氷が溶けるにつれて風味の変化を楽しめる |
ハーフロック |
氷を入れたグラスに、ウイスキーと同量の水と注ぐ |
ウイスキーとミネラルウォーターをなじませることで楽しめる |
ミスト |
クラッシュドアイスを敷き詰めたグラスに注ぐ |
シャープで引き締まった風味と香りを楽しむことができる |
ホットウイスキー |
熱湯とあわせる。レモンやクローブを加えるのもアリ |
ウイスキーの深い甘さや風味を感じ、心も体も温まる |
ウイスキーフロート |
ウイスキーと水をあわせ、かき混ぜない |
グラスを傾けるたびに風味が変化する |
ハイボール
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ハイボールは、ウイスキーと炭酸水の絶妙なバランスを楽しめる飲み方。日本では、その爽快な味わいから、とくに人気の飲み方です。
まず、タンブラーグラスを用意し、グラスいっぱいに氷を入れます。次にウイスキー30mlを注ぎ、炭酸水を約120ml注ぎます。比率は、「ウイスキー:ソーダ=1:3」が目安です。
炭酸水がウイスキーの風味を引き立て、全体として爽やかでありながらもウイスキーの芳醇さをしっかりと感じることができるでしょう。
ストレート
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ウイスキーの純粋な味わいを楽しむのにぴったりなのが、ストレートです。
飲み方は、グラスにウイスキーを30〜45ml注ぐだけです。ウイスキーは比較的アルコール度数が高いため、お酒に弱い方は酔いが回りやすいので注意しましょう。
舌で舐めるように少しずつ飲むのがポイントで、チェイサー(氷水)を用意して、交互に飲むと長く楽しみやすいです。ウイスキーの個性や熟成の具合を感じやすい飲み方として、愛好家の間では好まれています。
水割り
ウイスキーの風味をやわらかくして楽しみたいときに選ぶのが水割りです。具体的な飲み方としては、ウイスキー30mlに対して、冷水や常温の水を60ml注ぎます(ウイスキー:水=1:2が目安)。
アルコールの強さを少し控えめにしたいときや、長い時間をかけてウイスキーを楽しみたいときなどにも選ばれています。
トワイスアップ
トワイスアップは、ウイスキーと水を1:1の割合で楽しむ飲み方です。ウイスキー30mlをグラスに注ぐ場合、同量の30mlの水を加えます。
1:1の比率で混ぜることにより、ウイスキーの強い風味やアルコール感をやわらげつつ、本来の味わいをしっかりとキープできます。
お酒に強くない方や、ウイスキー初心者、または長い時間をかけてじっくりとウイスキーを楽しみたい人にも向いています。
オン・ザ・ロックス
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オン・ザ・ロックスは、グラスに入れた氷にウイスキーを適量注ぐだけのシンプルな飲み方です。
ストレートとの違いは、グラスをしっかりと冷やすこと。事前にグラスを冷蔵庫に入れるなどして、準備しておきましょう。
冷えたグラスに大きな丸氷1個(角状の氷3〜4個でも可)を入れ、ウイスキーを注ぎます。初めはウイスキーの濃厚な風味を堪能し、次第に氷が溶けることで、マイルドな味わいへと変化していきます。
ハーフロック
オン・ザ・ロックスのスタイルの一つです。大きな氷を1個、または小さめの氷を数個グラスに入れ、適量のウイスキーとミネラルウォーターを1:1で注ぎます。
ハーフロックは、ウイスキーと水をよくなじませることで、香りや味わいを楽しめます。
ミスト
ミストは、暑い夏の日や特別なシーンでの1杯としておすすめです。その名のとおり、ミスト(霧)がロックグラスの外面につくのが見えるので、清涼感が高まります。
ロックグラスにクラッシュドアイス(砕いた氷)を敷き詰めましょう。その後、ウイスキー30〜45mlをグラスに注ぎ、マドラーでかき混ぜ、レモンの皮を絞ってグラスの中に入れます。
レモンを添えたウイスキーはシャープな味わいとなり、香りもより引き締まった印象になります。
ホットウイスキー
ホットウイスキーは、秋冬の寒い日にぴったりの飲み方です。
まず、耐熱グラスを用意し、お湯を注いでグラスを温めます。お湯を一度捨て、グラスの1/3〜1/4までウイスキーを注ぎます。ウイスキー:お湯=1:2〜3くらいの割合で注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜます。お湯は80度くらいがおすすめです。
その後、スライスしたレモンやクローブ、ドライアップルなどを加えるとさらに風味が増します。この飲み方は、ウイスキーの甘さや風味を感じさせつつ、心と体を温めてくれます。
ウイスキーフロート
ウイスキーフロートは、ウイスキーと水をあえてかき混ぜず、自然に変化する味わいを楽しめる飲み方です。
グラスに氷を入れ、7分目まで水を注ぎます。マドラーをグラスに斜め45度にさし込み、ウイスキーをマドラーにそわせながら注ぎます。
ウイスキーフロートは、見た目の美しさもポイントです。グラスを傾けるごとにウイスキーと水の混ざり具合が変化します。
代表的なウイスキーの種類
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ここでは、代表的なウイスキーの種類を3つ紹介します。
モルト
モルトウイスキーは、一般的に100%大麦芽麦から作られたウイスキーを指します。
モルトウイスキーを作るには、大麦を発芽させて麦芽を作り、これを乾燥させた後で粉砕し、水を加えてでんぷんを糖分に変えます。この液を発酵させてアルコールを生成し、それを蒸留して完成です。
モルトウイスキーの中でも、一つの蒸留所で製造されるものを「シングルモルトウイスキー」と呼んでいます。スコットランドのシングルモルトが有名で、地域ごとに異なる風味や特色があります。
例えば、アイラ島のウイスキーは、潮風の香りやピート(泥炭)の香りが特徴的です。
グレーン
グレーンウイスキーは、大麦以外の穀物(トウモロコシ、ライ麦、小麦など)を主原料とするウイスキーです。
連続式蒸留機を使用して製造され、糖化や発酵、蒸留といった工程はモルトウイスキーと同様です。モルトウイスキーに比べると、より軽やかな味わいが特徴とされます。
ブレンデッド
ブレンデッドウイスキーは、複数のモルトウイスキーとグレーンウイスキーを組み合わせて製造されるウイスキーです。
異なる特色を持つウイスキーをバランス良く組み合わせることで、独自の味わいや香りを生み出すことができます。
実は、世界的にウイスキーが広まったのはブレンデッドウイスキーの登場によることが多いといわれています。
シングルモルトは樽ごとに品質や風味にバラつきがあり、味が安定した商品を届けることができませんでした。しかし、ブレンデッドウイスキーはモルトとグレーンを混ぜ合わせることで、一定の品質を保ちやすく、多くの人にウイスキーを安定供給できるようになったのです。
おすすめのウイスキー銘柄
最後に、おすすめのウイスキー銘柄をご紹介します。
シーバスリーガル(CHIVAS REGAL)
シーバスリーガルは、スコットランド生まれのブレンデッドウイスキーです。その歴史は古く、シーバス・ブラザーズ社が19世紀に作りはじめ、現代では世界中で愛されています。
シーバスリーガルは、ストラスアイラ蒸留所のモルト原酒をメインに、グレンリベットやロングモーン、ベンリアックなどの原酒をブレンド。ハニーやフルーツの香り、そして複雑な味わいの中にもバランスの取れた甘みやスパイシーさを感じることができます。
おすすめのポイントは、そのエレガントな味わいと、高級感あるデザインのボトル。ストレートで楽しむのはもちろん、カクテルのベースとしても選ばれています。
サントリーウイスキー角瓶
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サントリーウイスキーの角瓶は、日本のウイスキーの代表格ともいえる存在です。明治時代から続くサントリーの長い歴史と技術が詰まったこのウイスキーは、日本国内外で人気があります。
角瓶は、コクとドライな後口が特徴で、深みのある味わいと繊細な香りがバランスよく調和しています。
おすすめのポイントは、その手頃な価格と高いクオリティ。食事との相性も良く、ハイボールやカクテルベースとしても使える銘柄です。
ジャックダニエル
ジャックダニエルは、アメリカ・テネシー州を代表するウイスキーです。原料の8割はトウモロコシで、焦したホワイトオークの樽で原酒を熟成させます。
また、サトウカエデの木炭でろ過する「チャコールメローイング」という製法によって雑味がなくなり、カラメルのほろ苦さと滑らかな味わいに仕上がります。
ジャックダニエルシリーズの中で、最も有名なのは「ジャックダニエル ブラック」。黒いラベルが目印で、まろやかな口当たりとメイプルの甘い香りを楽しめます。
まとめ
ウイスキーの主な飲み方には、ハイボール、ストレート、水割り、トワイスアップ、オン・ザ・ロックス、ハーフロック、ミスト、ホットウイスキー、ウイスキーフロートという9つの方法があります。好みや季節に応じて、その日の飲み方を選ぶと楽しめるでしょう。
また、シーバスリーガルや角瓶などのおすすめ銘柄を、イベントごとに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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