〈プロ監修〉チンニングスタンド、おすすめ10選 後悔しないための選び方も解説
本格的なトレーニングを自宅でもできるチンニングスタンド(ぶら下がり健康器)。チンニングとは「懸垂」を意味し、広背筋をはじめ、上腕二頭筋や腹筋など上半身の筋肉を効率的に鍛えることができます。
大型でシンプルな使い方をイメージしやすいチンニングスタンドですが、省スペース性と機能性を備えたモデルもあり、使用環境やトレーニングメニューにあわせて選びたいところ。
そこで今回は、ボディクエスト代表取締役兼トレーナーである森 俊憲さん監修のもと、チンニングスタンドの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
【リンク】ボディクエスト公式、NOF公式
目次
まずは、プロのおすすめチンニングスタンド
森 俊憲さんのおすすめポイント
商品の見た目や特長、スペックから読み取れる「安定感」と、「グリップ部の工夫」や「多用性」が注目のモデルです。「懸垂トレーニング」と一言でいっても、持ち手部分の場所(間隔)や手の向きなどを変えることで、異なる筋肉部位を刺激することができます。例えば、順手でワイドにグリップすることで、広背筋の広い面を刺激できます。また、手のひらを顔側に向けた逆手で両手の間隔を狭くグリップすると、逆三角形のシルエットを作りやすくなり、上腕二頭筋も効果的に刺激できます。こちらの製品は、肘を曲げた時に頭が抜けるスペースがあり、ユーザーの使いやすさをしっかり考慮した仕様だと言えます。
プロのおすすめトレーニングアイテム
森 俊憲さん
懸垂トレーニングをこれから始める方に向けて、あると便利なおすすめアイテムを3商品ご紹介します。
森 俊憲さんのおすすめポイント
プル系のトレーニング種目の握力補助に効果的なグッズです。チンニング(懸垂)では、主動筋となる広背筋よりも先に握力のほうが弱まってしまい、十分な運動ができなくなることがあります。これを使えば、その点が大きくカバーされ、効果的な懸垂トレーニングが実践できるようになります。パワーグリップにもさまざまな種類がありますが、ゴールドジムのパワーグリップ(プロタイプ)はベロ部分の素材感や頑丈さなどから、選んで間違いない製品です。
- WASAI
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ドアジム(1型)
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国内メーカーによるチンニングバー、耐荷重は100kg
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一般的なドアのフレーム(開口部幅63〜102cm)に固定して懸垂やぶら下がりができるチンニングバー。ネジを使って固定するため、金属製のドア枠には使えない点に注意。
ドアフレームの強度を確認して安全に使いましょう。
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森 俊憲さんのおすすめポイント
チンニングスタンドは大きすぎて自宅に設置することが難しい場合、ドア枠などに突っ張り棒の要領で固定する「ドアジム」を使ってみるのも一案です。チンニングスタンドに比べてバーの幅がやや狭く、通常の懸垂動作は難しいところですが、手のひらを手前(顔側)に向けて行うリバースハンド(逆手)の懸垂なら問題なく行えます。価格帯も手頃で設置も容易なので、試してみる価値はあると思いますよ。
- Reebok
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トレーニングチューブ
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販売終了
※類似商品「レジスタンスチューブ RATB-11040(ライト)」 -
上半身・下半身の筋肉強化をサポート
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長さ144cm・重さ280g。場所を選ばずどこでも上半身・下半身に負荷をかけるエクササイズができるトレーニングチューブ。
レベルにあわせて「ヘビー」「ミディアム」から選ぶことができます。
森 俊憲さんのおすすめポイント
まだ自力で懸垂をするのが難しいという方は、チューブを使うことで補助されながらトレーニングする方法がおすすめです。やり方は、懸垂バーの左右にチューブを引っかけ、片方の膝をチューブの中央にかけます。チューブの反動が身体を下から支える補助となり、十分な筋力が備わっていない状態でも正しいフォームで懸垂を行うことができます。実際にやってみてもらうと、「1回できるようになった」「次の週は2回できるようになった」と効果を実感することができるでしょう。チューブのアシストで懸垂が10回できるようになったら、アシストなしでも2~3回は懸垂ができるようになっているはずです。
チンニングスタンドの選び方
Photo by iStock
自宅で使用するためのチンニングスタンドについて、選び方のポイントをご紹介します。
耐荷重をチェック|土台の安定感も重要
チンニングスタンドとは、基本的には懸垂トレーニングを行うための器具です。そのため、どれほどの重量まで対応しているのか「耐荷重」の値をチェックすることが重要です。トレーニング内容によって器具に体重以上の負荷がかかることもあるため、耐荷重に余裕のある製品を選ぶように心がけましょう。
注意すべきなのが、「家庭用ぶら下がり器具」として販売している製品の中には、懸垂トレーニングに非対応というものがあります。懸垂に対応している、または「チンニングスタンド」と表記した製品を選びましょう。
森 俊憲さんのアドバイス
耐荷重は最優先でチェックすべき基本のスペックです。基本的に製品そのものの重量と耐荷重は比例しますが、土台となる部分の幅や奥行きが広くとられているような構造のほうがより安定します。これは商品写真を見てもある程度わかる点ですので、購入前に画像を比較してチェックしてみてください。
フレームの太さに注目|揺れやしなりが少なく強度の高いものを
腹筋を使って足を上げたり、逆手懸垂をしたりすることで、チンニングスタンドには体重にプラスして動きの反動による負荷もかかります。自宅で使用することを考えると、安定感に優れ、安全に使える製品を選びたいところです。
安定感を見極めるポイントはフレームの太さと重量。フレームが太くしっかりとしていて、重さがあるものなら安定性の高さが期待できます。またメインのフレームを支えるサブフレームの数が多いほど、負荷が分散されることで安定感が高まります。
森 俊憲さんのアドバイス
懸垂を実際に行う際、器具の安定感は最も大切なポイントです。もしも懸垂動作を行っている最中にチンニングスタンドが大きく揺れたり、フレームがしなったりするような感覚があると、「スタンドが倒れてしまうのでは!?」と不安にかられてトレーニングに集中できません。使用する部屋のスペースを考慮しながら、できるだけしっかりとした構造のものを選ぶようにしたいですね。
サイズを確認|自宅の設置場所にあわせて選ぶ
チンニングスタンドは、人が体重をかけてぶら下がることができる大きな器具です。設置したい場所と製品のサイズを必ず確認しましょう。
見落としがちなのが高さです。懸垂したときに天井に頭が当たったり、照明に触れたりする場所では思うようにトレーニングができません。トレーニング時に必要な高さを考えて、設置場所を選ぶことも大事です。
また、チンニングスタンドは自宅で組み立てる必要があるため、購入前に作業スペースも確保しておくと困ることがないでしょう。
多機能性もポイント|トレーニングのバリエーションが増える
チンニングスタンドには、ぶら下がりや懸垂のほか、さまざまな部位を使った筋力トレーニングに対応したモデルもあります。
例えばディップスバーを備えたチンニングスタンドなら、大胸筋の下部や上腕三頭筋を鍛えるトレーニングをするのに便利です。また、レッグレイズに対応したバーがあれば、効果的に腹筋を使ったトレーニングができます。
どのようなトレーニングをしたいかを考えて、チンニングスタンドの装備やオプションによる機能性をチェックしてみましょう。
森 俊憲さんのアドバイス
基本性能として注目しておきたいのが、懸垂バーにあるグリップ部分の形状や素材です。懸垂トレーニングをするときは、小指側により力を入れることで動作がしやすくなります。そのため、完全にフラットな懸垂バーよりも、持ち手部分の両端が下側に向かって少し下がっているものがおすすめです。また、グリップ部分の滑りにくさや握りやすさなどを工夫しているチンニングスタンドもありますので、事前に確認するようにしましょう。
〈編集部PICK UP〉チンニングスタンド、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるチンニングスタンドの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
耐荷重 |
素材 |
高さ調節 |
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【監修者おすすめ】 YouTen BARWING ぶら下がり健康器 |
ベストポジションで快適なトレーニングを |
幅72×奥行91×高さ188~233cm |
記載未確認 |
250kg |
記載未確認 |
11段階 |
|
WASAI(ワサイ) ぶら下がり健康器 MK301 |
コンパクトで場所をとらないスリム設計 |
幅76×奥行80×高さ158~203cm |
約13.5kg |
120kg |
合金鋼 |
10段階 |
|
FIELDOOR(フィールドア) ぶら下がり健康器 マルチジム ライト |
コスパに優れた初心者向けエントリーモデル |
約幅108×奥行71×高さ191~211cm |
約12kg |
80kg |
スチール、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル |
5段階 |
|
WASAI(ワサイ) ぶら下がり健康器 BS30 |
頑丈な軽量スチールを使用したシンプルデザイン |
約幅68×奥行76×高さ185~195cm |
約14kg |
100kg |
スチール |
4段階 |
|
La-VIE(ラヴィ) 懸垂チャレンジ 3B-3687 |
省スペースで懸垂運動ができるコンパクト設計 |
幅98×奥行80×高さ178~203cm |
17kg |
100kg |
合金鋼、ポリウレタン、ポリプロピレン |
6段階 |
|
アルインコ(Alinco) 懸垂マシン FA900A |
家族みんなで使える高さ5段階調節 |
幅78.5×奥行110×高さ202~222cm |
約20kg |
90kg |
スチール、PP、NBR |
5段階 |
|
WASAI(ワサイ) ぶら下がり健康器 BS502 |
頑丈で傷が付きにくい幅7cmの土台フレーム設計 |
約幅67×奥行84×高さ187~218cm |
約23kg |
120kg |
合金鋼 |
7段階 |
|
BARWING(バーウィング) ぶら下がり健康器 懸垂マシン 本格モデル BW-BLS04 |
4通りの持ち方に対応したチンニングバーを搭載 |
幅72×奥行91×高さ188~233cm |
約28kg |
250kg |
合金鋼 |
11段階 |
|
ファイティングロード マッスルタワー 841CB9HI7461 |
安定性と耐久性に優れた、独自のコの字特殊設計 |
幅108×奥行115×高さ220cm |
30.5kg |
170kg |
アルミニウム、NBR |
不可 |
|
HAIGE(ハイガー) プラップバーM2 HG-P1001N1 |
体型にあわせて90通りのセッティングが可能 |
幅123×奥行110×高さ172~235cm |
32.2kg |
200kg(※実測値による) |
記載未確認 |
10段階 |
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