家で使う照明の中でも、リビング用はインテリアに欠かせない存在です。しかし、ペンダントライトやシーリングライトなど照明器具のタイプや、デザイン・サイズ・光源の明るさと色まで含めると種類が豊富でどれがいいか迷うことも。

今回はリビング用照明の選び方と、リビング×ダイニングの組み合わせ方を4パターンご紹介します。おしゃれかつ生活スタイルにあう照明レイアウトで、快適な空間を作りましょう。照明器具でリビングにおすすめの人気商品も厳選したので参考にしてください。

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照明、リビング用を選ぶときのポイント

照明は部屋を明るく照らすだけでなく、インテリアのアクセントとしても活躍します。照明器具のデザインに加え、光源の明るさや色でもインテリアをおしゃれに演出。特に人が集まるリビングでは、照明にこだわりたい方が多いのではないでしょうか。

リビング照明では、本を読んだり昼寝をしたり、リビングでのすごし方にもあわせて選ぶと快適な空間を作れます。しかし一人ひとり目的が異なるうえ、時間や時期でリビングでのすごし方が変わることも。

家族みんなが快適にすごせるように、一室複数灯（一室多灯）使いや調色・調光機能を備えた照明を選ぶと、それぞれの生活スタイルにあわせやすいうえ省エネ効果も期待できます。

照明器具の種類で選ぶ

リビングルームにおすすめの照明器具は、主に7種類あります。

消灯時にもおしゃれな照明はインテリア装飾として、フロアライトやスポットライト、ブラケットライトは間接照明としても活躍します。おしゃれさの観点からも、一室複数灯はおすすめです。

間接照明とは？

間接照明とは、照明器具から出る光を天井や壁に当て、その反射光で明かりをとることです。広いリビングで間接照明を使えば、明かりの陰影で空間にメリハリを出せます。

ほんのり広がるやわらかい明かりが、リラックスムードを高めるといったメリットもあります。

▼以下の記事でもおしゃれな間接照明をご紹介しています。

引っ掛けシーリングやコンセントが複数ない場合は、ダクトレールを使って種類の異なる照明を設置することもできます。

リビング照明、光源の明るさと色で選ぶ

リビングの照明を選ぶときは、部屋の広さにあう明るさを確保することが大切です。

電球・蛍光灯・LEDなど光源の種類や省エネ性能によって異なりますが、明るさの目安は部屋の畳数×400lm（ルーメン）です。ルーメンとは、照明が放つ光の総量を表す単位です。従来の白熱電球では部屋の畳数×30W（ワット）が目安でしたが、LED照明は消費電力が少ないため、このワット数表記はあくまで目安として参考にしてください。

明るさを調節する調光機能があれば、1灯使いでも目的に応じて明るくも暗くもできます。

色温度は、好みやすごし方で決めると心地のよい空間になります。K（ケルビン）が色温度の単位で、電球色2000K～昼光色6000K以上と、数値が高いほど青みがかった色をしています。

まったりくつろぐには電球色（2000～3000K）、リビングで作業をするには昼白色（5000～6000K）以上がおすすめです。くつろぐことも作業をすることもある場合は、補助照明と併用したり調色機能を備えた照明器具にしたりすると両方に対応できます。

▼以下の記事でも光源の明るさと色、見え方について詳しく紹介しています。

リビング×ダイニング照明　おすすめの組み合わせ4パターン

バランスが難しいリビングダイニングの照明の組み合わせについて、人気の4パターンをご紹介します。

シーリングライト（リビング）×ペンダントライト（ダイニング）

王道の組み合わせが、シーリングライト×ペンダントライト。見た目のバランスが取りやすく、リビングとダイニングそれぞれの用途にもあう失敗が少ない照明使いです。

天井付けのシーリングライトがリビング全体を、ペンダントライトがダイニングテーブル周辺を照らします。ペンダントライトは演色性（Ra）に優れたものにすると、料理が一層引き立ちます。演色性とは、照明で照らされた物の色がどれだけ自然に見えるかを示す指標です。

シーリングライト（リビング）×シーリングライト（ダイニング）

シーリングライトを2つ使う組み合わせは、ペンダントライトよりもすっきりとした印象のリビングを演出します。

2灯が部屋全体をまんべんなく照らすため十分な明かりが確保でき、テレワークや宿題などリビングで作業をすることが多い家庭におすすめです。

ダウンライト（リビング）×ペンダントライト（ダイニング）

リビングを広々と見せられる、埋め込みのダウンライトをメイン照明にしたリビングも人気です。リビング照明がシンプルな分、ペンダントライトで個性を出して楽しむこともできます。

ダウンライトの個数と配置で明るさを調整できますが、基本取付工事が必要です。ダウンライトの明かりが不十分な場合は、インテリア雑貨のようなフロアライトやテーブルランプなどを追加するのもおすすめ。手元を照らし、インテリアもおしゃれになります。

スポットライト（リビング）×ペンダントライト（ダイニング）

吹き抜けや、広めのリビングダイニングにおすすめなのがスポットライト×ペンダントライトです。スポットライトの明かりは、光源から近いほど強く、遠ざかるほどやわらかくなります。

リビング全体を明るくする目的には向いていませんが、絵やオブジェなど特定の場所をピンポイントで照らすのに効果的です。狭い部屋では光が局所的に強く当たりすぎてしまいますが、広い部屋であれば空間にメリハリを出し、光の演出ができます。

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