スーツケースのサイズはどれ選ぶ? 機内持ち込みや日数に合わせた選び方を紹介
旅の成功はスーツケース選びから始まります。しかし「どのサイズを選べばよいのか悩む」という方も多いのでは。
短期旅行から長期滞在、ビジネス出張まで、目的に合わせて最適なスーツケースを選ぶことが重要です。サイズが小さすぎれば荷物が入らず、大きすぎれば持ち運びが困難になります。
そこでこの記事では、旅行や出張に合わせてスーツケースのサイズを選ぶためのポイントを紹介します。満足度の高い旅やビジネスを実現するために、ぜひ参考にしてください。
目次
日数に合わせたスーツケースのサイズ
スーツケースのサイズは、1泊=10Lを目安にしましょう。3泊までなら約30L、9泊までなら約90Lの容量のものを選ぶと、小さすぎや大きすぎるといった心配が少なくなります。
ただし、持って行く荷物の量や、持ち帰るお土産などで容量が足りなくなる場合もあるため、あくまでも目安です。
1~3泊:Sサイズのスーツケース
Sサイズのスーツケースは、1泊~3泊程の国内旅行や小旅行、出張に合わせやすいサイズです。
JALやANAなどの代表的な航空会社を含めてほとんどの場合、機内持ち込み可能なサイズです。
4〜6泊:Mサイズのスーツケース
ある程度の容量があるため、Sサイズだと心配な人や、中長期の旅行でも荷物が少なめな人に合いやすいため、使い勝手のよいサイズといえます。
機内持ち込みを検討している人は、航空会社の規定を確認しましょう。
7〜9泊:Lサイズのスーツケース
ある程度長めの旅行で荷物も多い場合に使いやすいサイズです。長期滞在する海外旅行を検討している人は、Lサイズ以上のスーツケースがあると安心です。
10泊以上:LLサイズのスーツケース
かなり大きめサイズとなり、収納する荷物の内容によっては重すぎて航空会社で預け入れることができない場合があるため注意が必要です。
荷物の量だけでなく、重さも考えて選びましょう。
「機内持ち込み」「預け荷物」どちらにする?
空港を利用して旅行や出張をする場合、スーツケースを「機内持ち込み」にするか「預け荷物」にするかは重要な問題です。それぞれの場合のメリットとデメリットを紹介します。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
機内持ち込み |
・自分で荷物を管理、破損のリスクを減らせる |
・搭乗まで荷物を持ち歩く手間 |
預け荷物 |
・搭乗まで身軽 |
・旅行先の空港の扱いが雑な場合、破損するリスクがある |
以上のポイントを考慮しつつ、必要なサイズを改めて確認しましょう。
スーツケースのサイズは「総外寸」に注目
空港を利用する際、機内持ち込みや預ける場合で航空会社ごとにサイズの規定があります。スーツケースには「外寸」と「総外寸」の2種類が記載されている場合があります。
「総外寸」は、キャスターやハンドルなどの突起部を含んだサイズで、含まないのが「外寸」です。どの航空会社の規定でも、スーツケースのサイズといえば「総外寸」を指します。
国際線と国内線の機内持ち込みサイズの違い
スーツケースのサイズは、3辺の合計によって測ります。下の図のように、3辺の合計が115㎝以内の場合、国際線であれば機内に持ち込みが可能です。
国内線の場合は、100席未満の小型航空機か100席以上の大型の航空機かで機内に持ち込めるスーツケースのサイズは変わる可能性があります。
また、機内に持ち込むスーツケースや、預け入れのスーツケースにはそれぞれ重さの規定もあります。
空港カウンターで慌ててしまうのが、預け荷物の重量オーバーです。スーツケースを開けて、一部の荷物を機内に持ち込むリュックやバッグに移すといった経験をする方も多くいます。
サイズだけでなく、重さの規定についても出発前に確認しましょう。
▼ プロがおすすめする機内持ち込みできるスーツケースを紹介
JAL・ANAの機内持ち込みサイズと重さ
国内でもっとも利用者数の多いJALとANAの機内持ち込みサイズと重さは以下の通りです。
※注意点・各航空会社によってサイズや重さなどのルール変更の可能性がありますので、スーツケースを選ぶ際や渡航の前には、利用予定の航空会社にご確認ください。
滞在場所の「気温」によってもスーツケースのサイズは変わる
旅行先や出張先の気温によっても荷物の量は変わります。例えば、滞在する場所が寒く、冬物の衣類が必要な場合は、夏に比べて荷物のかさも増えるため、大きめサイズのスーツケースのほうが適していることがあるのです。
また、普段着とは別にドレスやスーツ、フォーマルな靴などを持って行く場合は、荷物が増えます。
夏の旅行などで荷物が少なくできる場合は、小さめのスーツケースでも足りる場合がありますが、家族旅行の場合は大きめサイズのスーツケースを用意して、荷物をまとめるのも手です。
スーツケースの素材や機能で選ぶポイント
ここからは、サイズが決まったあとのスーツケースの選び方を紹介します。スーツケースは実にさまざまなモデルがあるので、お気に入りを見つける参考にしてください。
スーツケースの素材で選ぶ
スーツケースには様々な素材がありますが、タイプとしては、大きく分けて「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分けられます。
「ハードタイプ」は金属やプラスチック樹脂などの固い素材のスーツケース。「ソフトタイプ」はメッシュや布地が使われているタイプで、「キャリーバッグ」といわれることもあります。
▼ プロがおすすめするスーツケースを紹介
【ハードタイプ】アルミニウム製
固くてしかも軽量な素材です。スーツケースの素材として長く親しまれています。
デメリットとしては、弾力性が乏しく、衝撃によってはへこんでしまう点です。とはいえ、アルミ素材のスーツケースはへこみやダメージも「味」と捉えられることが多く、人気です。
ほかの素材のスーツケースに比べ、価格が高めなものが多くあります。
【ハードタイプ】ポリカーボネート製
弾力のある素材で、衝撃を受けても元に戻る力があります。スーツケース自体は壊れにくいものの、柔軟性があるため、衝撃が中の荷物に伝わる場合があります。
ハードタイプでも軽量なのがポリカーボネート製のメリットです。
【ハードタイプ】ABS樹脂+ポリカーボネート製
ABS樹脂と軽量なポリカーボネートを合成した素材です。主に安価なスーツケースによく用いられる素材です。
ポリカーボネート製100%のスーツケースに比べて重くなるものの、耐久性に優れています。手頃な価格で丈夫なスーツケースを求める方におすすめです。
【ソフトタイプ】ポリエステル・ナイロン製
ソフト系スーツケースとして一般的な素材です。軽量さや、外部にも多くのポケットがついている点が特徴です。ただし、衝撃や刃物にはあまり強くないのでセキュリティが気になる方もいるかもしれません。
開閉する方法の違い
スーツケースには、ファスナータイプとフレームタイプがあります。
ファスナータイプのスーツケース
ファスナータイプは、文字通りファスナーによって開閉するタイプのスーツケースです。
ちょっとだけ物をしまいたい時などは、スーツケースを全開にしなくても使う事が出来て便利です。
デメリットとしては、ファスナー部分はメッシュ素材なので刃物に弱く、セキュリティ面では万全とは言えないかもしれません。
フレームタイプのスーツケース
フレームタイプは開閉部分が金属パーツで固定されるものです。メリットとしては、固い金属でおおわれているのでセキュリティ上では安心感があるという点です。
デメリットは、金属を多く使っているので多少重さが出てしまう点と、開ける際は全開にしなければならないというところです。
「TSAロック」をチェック
購入するスーツケースにTSAロックがついているかどうかも重要なポイントです。
現在、アメリカ合衆国に入国する際は、預け荷物は必ず全て開封されて中身をTSA(米国運輸保安局)によって検査されます。
TSAロックが搭載されているスーツケースの場合、検査員が専用のツールを使って解錠して検査することができるので、通常の鍵は施錠した状態で荷物を預けることができます。
しかし、TSAロックが搭載されていないスーツケースの場合は施錠せずに預けることが求められてしまうため、セキュリティ上不安が残ります。
そのため、スーツケースを選ぶ際に、アメリカに渡航する場合は必ずTSAロック搭載のモデルを選ぶようにしましょう。
国内旅行やアメリカ以外に渡航する場合でも、現在は多くのスーツケースがTSAロック搭載モデルとなっていますので、なるべくそちらを選んだ方が無難です。
キャスターの違い
360度回転する4輪キャスターを備えたスーツケースが一般的ですが、2輪のタイプも存在します。2輪の場合は、立てるだけでその場にスーツケースを固定できるのがメリットです。
使いやすさに合わせて選びましょう。
Sサイズ(1~3泊向け)のスーツケース、人気商品
フロントポケット機能付きのスーツケースは多いですが、こちらはトップの開閉口によってメインにアクセスできる優れもの。
インテリアにはメッシュポケットも多数装備されているため、細かな荷物の収納にも適しています。
Mサイズ(4~6泊向け)のスーツケース、人気商品
リーズナブルな価格ながら、しっかりとした機能性を持っているスーツケースブランド。デザインもスッキリとしており、幅広い世代から人気です。
カラー展開も豊富で、気に入った色のものを選ぶことができるのもおすすめのポイント。
Lサイズ(7~9泊向け)のスーツケース、人気商品
- リモワ
-
エッセンシャル ライト
- 税込み198,000円(Amazon)
-
スーツケースの王様リモワの最軽量モデル
-
美しいデザイン性と軽量で高い耐久性で世界のスーツケース界をリードするブランド、リモワ。シリーズの中で最も軽いのがこちら。
洗練されたデザインと高い機能性で100年以上の長い間、スーツケース界のトップを走り続けているリーディングブランド、リモワ。
エッセンシャルライトはそんなリモワのスーツケースの中でも最も軽いモデルで、最も小さいサイズ(22L)で約1.7kgと驚きの軽量さを誇っています。
LLサイズ(10泊以上向け)のスーツケース、人気商品
- ace.TOKYO LABEL
-
ロックペイントSS
- 税込み26,400円(トコーnavi)
-
大容量でも超軽量なポリエステルタイプ
-
国産バッグブランド、エースが開発した超軽量タイプのスーツケース。長期旅行にも十分対応できる容量なのに、軽量で使いやすいのが特徴。
たっぷりとした奥行きがあり、高い収納力を誇る、エースの大容量スーツケース。
ふたは横開きタイプで、メッシュポケットにはノートやメモなどを収納できるのでとても便利。何といってもこの容量でも十分に軽いのがうれしいですね。
イタリアならではの洗練されたカラーとデザインに加え、世界屈指の軽さを誇るスーツケースが、ロンカートWE ARE。
ボディにはポリプロピレンの3層構造素材使用しており、軽量且つ耐久性に優れたスーツケースを実現しています。
スーツケースに迷ったら、レンタルする手も
以上、サイズ別でおすすめのスーツケースを紹介してきました。スーツケースは種類や容量の違いがさまざまあります。
とはいえ、価格帯の高い物や、大きなサイズのものを買うのは場所も取りますし大変ですよね。そんな時には、スーツケースのレンタルサービスを利用するのもとてもおすすめです!
スーツケースレンタルサービス【アールワイレンタル】
- アールワイレンタル
-
スーツケースレンタル
- 2日で3,780円(税込)~
-
国内スーツケースレンタルサービス
-
国内最大級のスーツケースのレンタルサービス。リモワやサムソナイトなど高級ブランドから、リーズナブルなブランドまで幅広く網羅している。
様々なスーツケースのレンタルサービスがありますが、こちらのアールワイレンタルは、スーツケースを専門に扱っている、という特徴があります。
そのため、スーツケースの保有数が約7,000台ととにかく圧倒的です。
例えば人気のリモワだけでも、その数なんと約2000台。
他のサービスよりも安価に利用できる上、保証制度や即日発送など、サービスが充実しています。
例えば、Lサイズのおすすめスーツケースとして紹介した、リモワのエッセンシャル ライトであれば、普通に購入する場合の約1/10程度のお値段でレンタルが可能です。
・公式サイトで購入する場合:83,600円
・アールワイレンタルで1週間レンタルする場合:7,000円~9,000円程度
「大きなスーツケースは買っても置く場所がない…」という方や、「リモワやサムソナイトなどの人気ブランドを使ってみたいけど高い!」という方に特におすすめしたいサービスです!
まとめ
以上、スーツケースのサイズをはじめ、スーツケースの選び方やおすすめブランドを紹介してきました。
旅行のお供に必ず必要なアイテムで、選ぶのは大変かもしれませんが、この先ずっと一緒に旅をしてくれる相棒として、自分にぴったりなものを選びたいですよね。
スーツケースを選ぶところから、もしかしたら旅は始まっているのかもしれません!
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