ウイスキー初心者におすすめの銘柄18選 基礎知識や飲みやすい入門ボトル、変わり種も

Moovoo編集部
最終更新日: 2025-09-30

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ウイスキーに対して、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか?

・興味はあるけれど、種類が多くてどれを試せばいいのか分からない...
・専門用語が多くて、なんだかハードルが高い気がする...

こんな先入観からウイスキーを飲むことを避けていないでしょうか?

ウイスキーは、歴史が古く様々な種類のものがありますが、各々の特性や風味の違いなど基本の知識を把握しておくと、自分好みの銘柄に出会うことができるでしょう。

この記事では、初心者にもわかりやすいウイスキーの基礎知識と、おすすめのウイスキーを厳選して紹介します。ストレートやハイボールで飲みやすいと人気の定番銘柄から、ちょっとした変わり種まで登場するので、ぜひ自分に合うウイスキーを見つけて下さい。


ウイスキーの基礎知識

産地や原料によってウイスキーの種類は多岐にわたります。
ウイスキーは穀類(大麦・トウモロコシなど)を原料にして、麦芽の酵素による糖化、発酵、蒸留を経て出来上がったお酒です。
ウイスキーには、大きく分けて下記の3つの種類があります。

①モルトウイスキー

大麦麦芽(モルト)のみを使って作られたウイスキーです。
単式蒸留器を使ってできたばかりの原酒は味がとげとげしいため、樽で熟成させてウイスキーを落ち着かせます。
ウイスキーにまろみが出て、樽の香りも楽しむことができます。
「シングルモルト」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは1つの蒸留所のモルト原酒だけが使われたものです。
混じりけのないウイスキー・樽の香りもオリジナルで、蒸留所ごとに風味や味が異なるのが特徴です。

②グレーンウイスキー

大麦麦芽だけを使って製造するモルトウイスキーに対し、トウモロコシやライ麦、小麦などの穀類を原料にしたのがグレーンウイスキーです。

連続式蒸留器を使用して製造し、モルトウイスキーを製造する単式蒸留機に比べて連続的に大量生産することができます。生成された高純度の蒸留液は、原材料の風味が残りにくいためクセがなく鮮明な口当たりが特徴です。

③ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせて作ったウイスキーです。

モルトウイスキーは、蒸留所によって味が全く異なり、クセが強いため飲みづらいと感じる人もいます。そこでクリアな味わいのグレーンウイスキーをブレンドすることで、飲みやすくバランスの取れた味わいに仕上げています。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーを熟知しているブレンダーと呼ばれる職人たちが、各種銘柄の個性を活かして配合し、独自の風味を守っています。

世界の五大ウイスキー

ウイスキーの有名な産地は大きく分けて5つあり、世界五大ウイスキーと言われています。
その5つの国は、スコットランド、アイルランド、カナダ、アメリカ、日本です。
それぞれの地方の代表的な風味を紹介します。

スコッチウイスキー|スコットランド

スコットランドで作られ、世界的にも有名なのがスコッチウイスキーです。マッカラン、グレンリベットなどの銘柄が有名です。

麦芽を乾燥させる際に、ピートと呼ばれる泥炭を使用することが多く、スモーキーな風味と強い香りがあるのが特徴です。

▼以下の記事では、スコッチウイスキーのレビューを紹介しています。

アイリッシュウイスキー|アイルランド

アイルランドはウイスキーの発祥の地と言われ、最も長い歴史があります。多くの銘柄が3回蒸留を行うため、軽やかでスムースな口当たりが特徴です。

スコッチと異なり、ノンピート(ピートを使わない)の麦芽を使用することが多いため、スモーキーな香りがほとんどありません。

カナディアンウイスキー|カナダ

二種類のグレーンウイスキーをブレンドしたカナディアンブレンデッドウイスキーが主流です。

原料にライ麦を使っており、五大ウイスキーの中で最もライトな酒質が特徴。クセが強くないため、カクテルベースとしても人気が高く、日本食にもよく合います。

アメリカンウイスキー|アメリカ

アメリカンウイスキーは、トウモロコシ・ライ麦・大麦・小麦といった穀物を主原料とした醪(もろみ)を蒸留して作られます。ケンタッキー州で作られるバーボンウイスキーと、テネシー州で作られるテネシーウイスキーが有名です。

厳しい自然環境から育った穀物が生み出す独特の甘みを持ったフレーバーが特徴です。

ジャパニーズウイスキー|日本

世界五大ウイスキーの中で最も歴史が短いものの、スコッチウイスキーを手本として日本人独自のセンスで発展を遂げたウイスキーは、ジャパニーズウイスキーとして、世界的にも有名になりました。

モルト・ブレンデッドウイスキーをメインに生産しており、世界各国のウイスキーと比べて繊細で味わいの深いものが多いです。

日本食にもよく合う日本人好みのウイスキーでもあります。

▼ウイスキーについてさらに知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ウイスキーの飲み方

ウイスキーには、定番の飲み方が3つあります。
ご自宅で飲まれる際も、その日の気分でも、自分の一番お気に入りの飲み方を見つけましょう。

①ハイボール

CMでもおなじみの定番の飲み方で、居酒屋などで、サワー類などと共にメニューに記載されていますね。
きりっと冷えたハイボールは夏場にもぴったり。ウイスキーの味わい、清涼感を感じながら飲めます。

グラスに氷を一杯に入れて、適量のウイスキーを注ぎます。
軽く混ぜ合わせたら、そこへソーダを。
ウイスキー1:ソーダ3~4の割合がベストな割合です。
マドラーなどで軽くかき混ぜれば出来上がり。
炭酸の爽快感を逃がさないために、あまり混ぜすぎないのがポイントです!

②ロック

用意するのは、ウイスキーと氷のみ。

グラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを適量注ぎます。
マドラーで軽く混ぜたら出来上がり。
度数の高いウイスキーを味わう飲み方の一種ですから、口直し用のチェイサーを用意しておきましょう。

③水割り

グラスに氷を入れて、ウイスキーを適量注ぎしっかり混ぜた後に天然水を加えます。

ウイスキーの量1に対して、天然水の量は2~2.5で割るのがおすすめです。

お酒が弱めな方や、ウイスキーをあまり飲んだことのない方は水の量を2.5に。
お酒が強めな方や、ウイスキーの本来の味を楽しみたい方は水の量を2にすることをおすすめします。

度数の高いウイスキーを飲みやすく、穏やかな風味で楽しむことができる飲み方です。

多種多様なウイスキー。産地の特色や飲み方をご紹介しましたが、ここからはそれぞれのタイプに応じた銘柄をピックアップしてお伝えします。

初心者におすすめのウイスキーの銘柄一覧

ウイスキーをあまり飲んだことのない方におすすめの銘柄は、下記の5種です。

バランタイン ファイネスト

  • バランタイン
  • バランタイン ファイネスト

  • 税込み2,300円(Amazon)
  • ブレンデッドスコッチの代表銘柄

40種類以上のシングルモルトをブレンドし、バランスの良い口当たりのブレンデッドスコッチです。
繊細だけど複雑。ラベルも素敵です。
入門にぴったりの定番スコッチ。

ジャックダニエル ブラック

  • ジャックダニエル
  • ジャックダニエル ブラックラベル 700ml

  • 税込み2,630円(Amazon)
  • 世界で愛されるテネシーウイスキー

なんだかハードボイルドな雰囲気を醸し出すビジュアルのこちら。
アメリカ最古の蒸留所とされるテネシー州で生まれたウイスキーです。
最高のウイスキーを作り出すために、必要な条件をそろえたテネシー州リンチバーグだからこそ出来た味わい。
ロックでも、水割りハイボールでも楽しめる風味を持っています。

グレンフィディック12年

  • グレンフィディック
  • グレンフィディック12年 スペシャルリザーブ 700ml

  • 税込み4,599円(楽天市場)
  • 初心者にも飲みやすいシングルモルトスコッチウイスキー

世界初のシングルモルトウイスキーとして発売された商品です。
個性が強いシングルモルトの中でも、甘くてフルーティーな口当たりで、
シングルモルト初心者にもおすすめのウイスキーです。

白州

  • サントリー
  • 白州

  • 税込み11,838円(Amazon)
  • さわやかな酸味が特徴

ジャパニーズウイスキー初心者におすすめ!
サントリーが製造するシングルモルトウイスキーです。
ほのかな甘み、スモーキーさを併せ持つ日本産ウイスキーの傑作です。
その爽やかな口当たりは和食との相性も抜群です。

グレンリベット12年

  • グレンリベット
  • グレンリベット12年

  • 税込み4,817円(Amazon)
  • 甘い香りとすっきりとしたキレ

バニラのような甘い風味があり、ウイスキーをやや敬遠しがちな方にも飲みやすいスコッチ。
またまたスコッチですが、世界中で愛されるシングルモルトです。
バランスよいソフトな口当たりが飲みやすい一因ですね。

プレゼントにおすすめ!プレミアムウイスキーの銘柄一覧

次は大事な家族や恋人にプレゼントしたいプレミアムウイスキーの銘柄をご紹介します。

サントリー スペシャルリザーブ

  • サントリー
  • スペシャルリザーブ

  • 税込み3,040円(Amazon)
  • 琥珀色が美しい

黒い外観の瓶が高級感を漂わせるブレンデッドウイスキーです。
ホワイトオーク樽で熟成された原酒がブレンドされており、まるでバニラのような甘い香りでとても飲みやすいです。
様々な方に好まれるバランスの取れた味わいで贈答品にもぴったりです。

ラガヴーリン 16年

  • ラガヴーリン
  • ラガヴーリン 16年

  • 税込み10,400円(Amazon)
  • ピートの香りとスモーキーなフレーバー

シングルモルトの主流のスコッチウイスキー。
スコッチウイスキーのファンにはたまらないアイラ島という聖地で作られたウイスキーが、ラガヴーリンです。
1816年の創業当初からの製法を守り続けており、長い時間蒸留をして作られています。
まろやかな風味が特徴で、創業当初から変わらない味に魅了されたファンが世界中にいます。

フロム・ザ・バレル

  • ニッカウヰスキー
  • フロム・ザ・バレル

  • 税込み4,783円(Amazon)
  • 重厚な味わいと繊細な香り

ブレンデッドのジャパニーズウイスキー。
モルト原酒とグレーン原酒を最適な配分でブレンドした後に、さらに樽詰めして数か月再貯蔵したウイスキーです。
ブレンドした後に再貯蔵することで、味をゆっくりとなじませ、高級感のある味わいや風味を楽しむことができます。
再貯蔵は酒造業界でマリッジと言われており、貯蔵期間に個性の違うウイスキーが結婚したかのように深く馴染み新しい味が生まれます。

響17年

  • サントリー
  • 響17年 700ml

  • 税込み82,600円(Amazon)
  • お世話になった方へ最上級の贈り物

17年以上長期熟成したモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたプレミアム・ブレンデッドウイスキーです。
ミズナラ樽で熟成させてできた響17年は、ジャスミンのような豊潤な香りが特徴。味わいもキャラメルのような甘さで非常に飲みやすいです。
1989年にリリースされましたが、30年以上高級ウイスキーとして日本人に愛されてきました。現在は流通量が極めて少ないため、お祝いや特別な記念の希少な贈り物として選ばれています。

竹鶴ピュアモルト

  • ニッカウヰスキー
  • 竹鶴ピュアモルト 700ml

  • 税込み8,980円(Amazon)
  • 日本を代表するピュアモルトウイスキー

人気テレビドラマのモデルとなったニッカウヰスキー創業者『竹鶴政孝』の名前を冠したウイスキーです。
複数の蒸溜所のモルト原酒のみをブレンドしたピュアモルトウイスキーで、ニッカウヰスキー余市蒸溜所の伝統的製法である「石炭直火蒸溜」で作られました。
スモーキーな香りに、フルーティな味わい。
ザ・ジャパニーズウイスキーというのにふさわしい竹鶴は、多くの人を魅了しています。

ホットウイスキーのおすすめ銘柄一覧

冬になると日本酒を熱燗にするように、ウイスキーもホットウイスキーにして飲む手法もあります。
ウイスキー1に対して、お湯を2入れる割り方が主流です。お好みでハチミツやシナモンを入れても飲みやすくなります。

ホットウイスキーにもおすすめの銘柄がありますので、ご紹介します。

ブラックニッカディープブレンド

  • ニッカウヰスキー
  • ブラックニッカディープブレンド

  • 税込み1,936円(Amazon)
  • 心地よいビターの余韻

ピートの香りとバニラのような味わいが特徴のブラックニッカディープブレンド。
日本のウイスキーは、熟成させる時にはバーボンやワインで使われた中古の樽を使用するのですが、このウイスキーには新樽が使われています。
そのため、濃厚なウッディ感を感じることができます。
甘みとピートの苦みがほどよくマッチして、冬の寒い中でじんわりと体を温めてくれるでしょう。

ジムビーム

  • ジムビーム
  • ジムビーム 700ml

  • 税込み1,883円(Amazon)
  • マイルドな口当たり

バーボンウイスキーの定番の銘柄のジムビーム。
深く焦がしたような樽の香りがします。
個性の強い味だと思われがちなのですが、マイルドでやや甘みのある味わいで香りと味のギャップを楽しむことができます。
ホットウイスキーにした時には、好き嫌いの分かれるバーボンの香りもマイルドになり香りと味のどちらも楽しむことができます。

メーカーズマーク

  • メーカーズマーク
  • メーカーズマーク

  • 税込み2,866円(Amazon)
  • 柔らかな味わい

赤い蝋でできたボトルキャップがオシャレなメーカーズマーク。
ハチミツのような甘い香り、小麦を原料としたマイルドな味わいで飲みやすいです。
ホットウイスキーにしても、あたたかいハチミツを飲む感じでリラックスできるでしょう。
ハチミツやシナモンを入れると、より甘みを楽しむことができるのでおすすめです。

富士山麓 樽熟原酒50度

  • キリン
  • 富士山麓 樽熟原酒50度

  • 税込み5,889円(Amazon)
  • 原酒本来のうまみを楽しめる

通常、ウイスキーは樽出しした後、瓶に詰める時に加水をして既定のアルコール度数まで下げます。
ただ、アルコール度数を急激に上げるとウイスキーの香味成分が消えてしまうという問題があります。
富士山麓 樽熟原酒50度は、加水をほとんどせず樽出しにできるだけ近い状態のウイスキーなので、非常に香りが強いです。
ストレートで飲むと少し辛いのですが、ホットウイスキーにすることでまろやかな味わいになり飲みやすくなります。

ホワイトホース

  • WHITE HORSE(ホワイトホース)
  • ホワイトホース 700ml

  • 税込み1,196円(Amazon)
  • 手ごろな価格のスコッチウイスキー

お手ごろな価格で購入できるスコッチウイスキーです。
ハチミツのような甘い香りとドライな味わいのハーモニーが人気のウイスキーです。
ホットウイスキーにしても、甘い香りは消えないので相性がいい銘柄です。
香辛料のグローブなどを入れて飲むのもおすすめです。

変わり種!ウイスキーベースの梅酒の銘柄一覧

自家製梅酒を作る人は多いですが、最近はウイスキーをベースに梅酒を作ることも流行っています。
そこで、どのウイスキーを使うと美味しい梅酒ができるのか?
ベースとなるおすすめウイスキーをご紹介します。

バランタイン 10年

  • バランタイン
  • バランタイン 10年 700ml

  • 税込み3,061円(Amazon)
  • バランタイン12年の後継

40種を超える厳選原酒を10年以上熟成・ブレンドさせたブレンデッドウイスキーです。
シェリーのようなフルーティーな香りが特徴で、梅の香りともマッチします。
また、前身のバランタイン12年が終売となり、熟成期間は短くなりましたが、その分フレッシュでクセがないため、初心者にも飲みやすく、梅酒の味を引き立ててくれます。

I.W.ハーパー

  • I.W.ハーパー
  • I.W.ハーパー ゴールドメダル 700ml

  • 税込み2,350円(Amazon)
  • 国際博覧会の金メダル輝くラベル

世界で初めてリリースされた12年熟成のプレミアムバーボンウイスキー。
ウイスキーが濃い琥珀色で、ゴールドのラベルが特徴的なI.W.ハーパーですが、ほのかに甘みを感じるすっきりした味わいになっています。
クランベリーやオレンジなどで割っている人が多いのですが、梅の酸味ともうまくマッチして美味しい梅酒を作ることができます。

ブラックニッカクリア

  • ニッカウヰスキー
  • ブラックニッカクリア

  • 税込み896円(楽天市場)
  • クセのない、まろやかな味わい

スモーキーな香りのないノンピートモルトを使用したブレンデッドウイスキー。
やわらかい香りとクセのない味わいが特徴です。
梅を漬け込んだ時に、梅の酸味とうまく混ざり合って、甘さ控えめの豊潤な梅酒が出来上がります。

まとめ

今回は、ウイスキー初心者の方に向けて、世界の五大ウイスキーの基礎知識と、様々なシチュエーションに合ったおすすめ銘柄18選をご紹介しました。

ウイスキーの味わいは、モルト、グレーン、ブレンデッドといった種類や、熟成樽の違いによって大きく異なります。それぞれの種類のウイスキーを飲み比べてみると、自分に合うウイスキーの種類や銘柄などを見つけられるでしょう。

まずは、この記事を参考にハイボールにぴったりの飲みやすい銘柄から試してみて、自分の好きな産地や風味の傾向を探ってみてください。


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