〈プロ監修〉ルームランナーおすすめ人気18選 折りたたみタイプも紹介
効果的なダイエット方法や、運動不足の解消法を探している方におすすめなのが、ルームランナーです。自宅にいながら、手軽に有酸素運動ができます。
ルームランナーの中には、マンションなどでも使いやすい静音性に優れたモデルや、傾斜をつけてより負荷を上げたトレーニングができるモデルなど、さまざまです。
この記事では、フィットネスクラブで指導歴30年以上の野上鉄夫さん監修にのもと、ルームランナーの選び方とおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【リンク】愛用品の紹介記事
目次
▼ 自宅トレーニングに役立つ情報を紹介
まずはプロおすすめ、ルームランナー
野上鉄夫 さんのおすすめポイント
BARWING BW-SRM16Sはエントリータイプのトレッドミル(ルームランナー)の中でも、完成度の高いモデルです。走行面の広さは、旧モデルより広くなり、エントリーモデルの中でも走りやすさで優れています。 また速度、継続時間、耐久重量ともクラストップレベルを誇り、傾斜やプログラム数含めて家庭用トレッドミルとして十分以上の性能です。さらに、安全性に配慮した手すりがあり、その手すりには速度コントローラーを備えています。アフターサービスもしっかりしているので、初心者の方にも安心しておすすめできます。初心者から上級者まで満足して使えるトレッドミルだといえます。
ルームランナーとランニングマシン、どちらが正しい?
現在ではルームランナーやランニングマシンと呼ばれるフィットネスマシンは、19世紀のイギリスで誕生し、正式な呼び方は「踏み車」を意味するTreadmill(トレッドミル)です。
そのため、和製英語である「ルームランナー」も「ランニングマシン」も海外では一般的に通じません。
「ルームランナー」という呼び方で日本で初めて発売されたのは1976年。当初は、体重計のような形をしていて、その場で足踏みをするタイプでした。
現在ではベルトを搭載することで、歩いたり走ったりできるタイプが主流となり、名称についてはルームランナーもランニングマシンも特に区別なく呼ばれています。
ルームランナーの選び方|静かなタイプや自走式にも注目
家庭用のルームランナーは、速度や傾斜角度といった調整機能や、使用する際の音なども気にする必要があります。また、ダイエットや運動不足解消、筋力アップなど、自分が求める用途に適した製品を選ぶことも重要です。
ただし、多機能なモデルや、ハードなトレーニングでも安定して使いやすい製品は価格が高くなります。では、自分にあったモデルを手に入れるためには、どういったポイントに注意して選ぶべきか解説します。
運動不足解消なら、5万円以下のモデルも
運動不足解消を目的に購入するなら、人気メーカーの3〜4万円台のエントリーモデルでも性能に関しては十分な場合が多いです。
格安モデルなら2万円台のものもありますが、安さを求めて購入するのはリスクがあります。全身を乗せてトレーニングを行う器具なので「トレーニング機器の開発で定評のあるメーカー」や「耐荷重」に注意して選ぶことも重要です。
加えて、価格が安めのモデルでは、連続使用時間が30分程度と短い製品もあります。ただ、運動不足になりがちな在宅勤務の中で手軽に運動したい方や、手軽にできるダイエット機器を求める方なら30分でも短すぎることはないでしょう。
価格を抑えたい方や、自宅に手軽に導入できるシンプルなルームランナーを選びたい方は、電源不要の自走式がおすすめです。プログラム機能などはありませんが、音が静かなモデルも多く、自走式なので止まりたい時は足を止めるだけと簡単です。
野上鉄夫 さんのアドバイス
フィットネスクラブに設置してあるトレッドミルは当然運動プログラムが豊富に用意されています。しかし実際のジムの現場では、それらのプログラムを使っている方は全体のほんの一部です。ほとんどの方が一定の時間、自分のペースを守りながら運動されています。運動不足の解消が目的なら、プログラムの数はあまり気にしなくてよいです。
筋トレ目的なら、機能性に優れたモデルも
1時間以上続けて走りたい、ハードにトレーニングしたい方は、10万円以上のモデルが選択肢に入ります。充実している点は最高速度と安定性、そして連続使用時間です。
低価格モデルでは最高速度が足りなかったり、勢いよく走るにはベルト幅が狭かったりします。また、継続して使用できる時間が30分など制限を設けているタイプも多く、身体を鍛えたい方には不便に感じることでしょう。
さらに高価格帯のルームランナーのメリットとしては、傾斜角度を電動で変えられるモデルがある点です。使い勝手が良く、便利だとトレーニングのモチベーションを高く維持できます。
また、速度を変更できるルームランナーでは、その日の調子に合わせて負荷を変えられます。本格的なトレーニングにも適しています。
本体とベルトのサイズを確認しよう
ルームランナーを選ぶ際に注意すべきはサイズです。
「自宅に設置したら、ショップで見た印象よりも大きかった」
そうした声もよく聞かれるので、自分の目で見た印象よりも、数値を頼りにしましょう。家のどこに置くのか、どれくらいの床面積が確保できるかを計測し、少し余裕をもって選ぶことが大切です。広さに余裕がないと、乗り降りや組み立てに苦労します。
野上鉄夫 さんのアドバイス
トレッドミルは室内で場所を取るため、幅や奥行きを気にする人は多い印象ですが、走行面の「高さ」をチェックしておくことも大切です。ランニングでの使用が多い人は、身体が跳ねることで天井に近くなり、圧迫感を感じる場合があります。ただ、中には衝撃吸収に優れ、高さがあっても天井の圧迫感を感じにくいモデルもあります。
折りたたみができて収納できるタイプにメリットを感じる方は、商品の折りたたんだ状態でのサイズと、お部屋の収納スペースも確認しておくようにしましょう。
注意点として、コンパクトすぎるルームランナーは運動時の快適性を損なう場合があります。特に、走行面のベルトの広さはトレーニングをするうえで重要です。横幅45cm、奥行きは歩幅+10cm以上を目安に選びましょう。歩幅は【身長×0.65】が目安です。
野上鉄夫 さんのアドバイス
スポーツクラブにあるトレッドミルのベルト(走行面)は、一般的に縦150×横50cm前後です。ベルト幅が40cm程度だと、走る際に狭く感じる場合があります。速いペースで走りたい人は、ベルト幅が45cm程度はほしいところです。
速度や連続使用時間をチェック
速度機能も充実したトレーニングを行ううえで注目する必要があります。
速足程度のジョギング目的なら5~7km/h、ランニング目的になると6.4km/h以上のスピードが欲しいところ。運動に慣れてきたときに備え、速度に余裕のあるマシンがベターです。20km/h前後なら自転車より速いため、普段走り慣れている方でも満足感が得られます。
初心者の方が長く使えるルームランナーを選ぶ際は、トレーニングに慣れてきてからも使えるようなモデル選びをしましょう。
野上鉄夫 さんのアドバイス
トレッドミルは数あるホームマシンのなかでも、マシンにかかる負担が大きい部類に属します。長く愛用したいなら「メーカーの保証期間」や「故障時のアフターサービス」に注意しましょう。またトレッドミルの経年劣化でもっともよく見られるのは「走行ベルトのたるみ」です。長年の着地の衝撃でベルトがたるんでくると着地の際「すれ」が生じ違和感を感じるようになります。ハードに長く使うご予定の方は、出張サービスによるアフターメンテナンスがしっかりしているメーカーを選ぶ事も大切です。
角度調節機能にも選び方のコツあり
角度調節機能付きのルームランナーは、負荷を変えられるので、単調になりがちなトレーニングに変化をつけることができます。長くトレーニングを続けるうえで重要な機能とも言えます。
低価格帯のモデルは手動で段階的に切り変える製品が主流ですが、高価格帯のルームランナーでは、電動で傾斜角度を0.5度単位で調整できるモデルもあります。角度が高くなるほどに負荷も大きくなるため、運動効果が高まり、筋トレに有効です。
野上鉄夫 さんのアドバイス
ダイエットを目的とされてトレッドミルの購入を検討されている方は、ぜひ傾斜がつくモデルをチョイスしたいところです。トレッドミルはベルトが動いてくれるため、消費エネルギーは外を歩くより少なくなります。外を歩くのと同じ消費カロリーにするには、2%ほどの傾斜が必要です。また更に傾斜をつけると当然同じ時間トレーニングしても消費カロリーが稼げるので、より短期間でダイエット効果を期待できます。
〈編集部PICK UP〉ルームランナー、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるルームランナーの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
〈PICK UP!〉5万円以内のおすすめルームランナー
5~10万円のルームランナー5選
- リーボック(Reebok)
-
i-Run3 RVIT-10121WH-120
- 税込み76,317円(Amazon)
-
好みにあわせたプログラム設定が可能
-
自動で速度が変わる12種のプログラムモードと、設定した心拍数に応じて速度調節が行えるHRCプログラムを搭載。
手動でのプログラム設定も可能なため、好みにあわせたトレーニングが可能です。
折りたたんでソファの下に収納したり、部屋の隅に立てかけたりと、部屋にあわせて収納方法を選べます。
〈PICK UP!〉10万円以上のおすすめルームランナー
- Johnson Health Tech(ジョンソンヘルステック)
-
トレッドミル ホライズン アルタイル7(7.0AT)
-
バーチャルアプリケーションと連動、毎日の運動をより楽しく
-
スマホやタブレットを使用して、世界中のユーザーとバーチャル世界でトレーニングができる「ZwiftRun」や、世界の名所コースにあわせて傾斜などが自動で変化する「バーチャルアクティブ」を楽しめます。
特殊クッション付きで、振動や足腰の負担を軽減してくれるのもポイント。
幅広い走行面や、最高速度20km/h、最大角度15%など家庭用としては高いスペックを備えています。
外観 |
商品名 |
特長 |
本体サイズ |
ベルトサイズ |
重量 |
最高速度 |
角度調節 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【監修者おすすめ】BARWING(バーウィング) ルームランナーMAX16km/h BW-SRM16S |
最高16km/hで走れる本格派 |
幅56.5×奥行156×高さ126cm(展開時) |
幅41.5×奥行123cm |
約51kg |
16km/h |
3段階調節 |
|
アルインコ(Alinco) プログラム電動ウォーカー 3022J AFW3022J |
運動をサポートするプログラムコースを搭載 |
幅64×奥行130×高さ110cm |
幅34.5×奥行100cm |
約34kg |
6km/h |
手動3段階(0°/1.5°/3°) |
|
DAIKOU(ダイコー) 家庭用小型ルームランナー リモコン付き DK-640 |
組立不要で箱から出してすぐに運動をはじめられる |
幅74×奥行154×高さ114cm(展開時) |
幅40×奥行120cm |
34kg |
8km/h |
なし |
|
BTM 電動ルームランナー MAX16km/h MS195695 |
目的別モードボタンと20種の自動プログラムを搭載 |
幅67×奥行141×高さ124cm(展開時) |
幅42×奥行115cm |
40kg |
16km/h |
手動3段階(0.5°/2.1°/3°) |
|
アルインコ(Alinco) プログラム電動ウォーカー5022 AFW5022 |
省スペースで気軽に運動できるコンパクトモデル |
幅54×奥行104×高さ113cm(展開時) |
幅30×奥行79.5cm |
約18kg |
5km/h |
約5°固定式 |
|
アルインコ(Alinco) 自走式ウォーカー7019 EXW7019 |
モーターに頼らず、自力でベルトを動かして歩く自走式 |
幅53×奥行87×高さ94.5cm |
幅27×奥行75cm |
14kg |
記載未確認 |
約8°固定式 |
|
アルインコ(Alinco) ランニングマシン1115 AFR1115 |
目的に応じてウォーキングからジョギングまで対応 |
幅64×奥行140×高さ110cm |
幅34.5×奥行110cm |
約34kg |
10km/h |
手動3段階(0°/1.5°/3°) |
|
DAIKOU(ダイコー) 家庭用ルームランナー DK-5101CA |
本格トレーニングに対応した電動傾斜機能付きモデル |
幅70×奥行152×高さ135cm |
幅42×奥行125cm |
51kg |
16km/h |
電動10段階(最大傾斜約7.17%) |
|
リーボック(Reebok) i-Run3 RVIT-10121WH-120 |
好みにあわせたプログラム設定が可能 |
幅80.4×奥行160×高さ126cm(展開時) |
幅41×奥行120cm |
記載未確認 |
13km/h |
手動2段階 |
|
KingSmith WalkingPad R2 ウォーキングマシン&ランニングマシン |
すっきり収納できる180°折りたたみデザイン |
幅72×奥行145.2×高さ103.2cm(展開時) |
幅44×奥行120cm |
36kg |
10km/h |
なし |
|
アルインコ(Alinco) フラットジョグ AFR1619 |
乗り降りしやすい低床設計のフラットデザイン |
幅76×奥行151×高さ101cm(展開時) |
幅45×奥行125cm |
約43kg |
12km/h |
なし |
|
アルインコ(Alinco) フラットウォーカー3922 AFW3922 |
ロングハンドルと低床設計で無理なく運動できる |
幅80×奥行147×高さ124cm(展開時) |
幅44.8×奥行102.8cm |
約46.5kg |
6km/h |
なし |
|
Johnson Health Tech(ジョンソンヘルステック) トレッドミル ホライズン アルタイル7(7.0AT) |
バーチャルアプリケーションと連動、毎日の運動をより楽しく |
幅88×奥行193×高さ168cm(展開時) |
幅50×奥行152cm |
115kg |
20km/h |
電動0~15%(0.5%単位) |
|
Johnson Health Tech(ジョンソンヘルステック) 家庭用ホライズン トレッドミル TR5.0 |
走行中もワンタッチで速度と傾斜を変更できる |
幅77×奥行163×高さ140cm |
幅40.6×奥行127cm |
60kg |
16km/h |
電動0~10%(0.5%単位) |
|
アルインコ(Alinco) ランニングマシン1319 AFR1319 |
使いやすさとデザイン性を追求した機能性マシン |
幅76.5×奥行163×高さ113cm(展開時) |
幅45×奥行125cm |
59kg |
16km/h |
電動5段階(約1°~5°) |
|
リーボック(Reebok) トレッドミル JET100+ RVJF-20121BK-1BT |
吸収力と静音性に優れたエアークッションデッキ |
幅78×奥行171×高さ139cm(展開時) |
幅43×奥行130cm |
76kg |
16km/h |
電動12段階 |
|
DAIKOU(ダイコー) 家庭用ルームランナー DK-1246D |
電動傾斜調節機能が付いた折りたたみモデル |
幅90.5×奥行161×高さ128cm(展開時) |
幅46×奥行120cm |
67kg |
14km/h |
電動15段階 |
|
adidas(アディダス) トレッドミルT-19X AVUS-10521-120 |
自宅にいながらジムレベルのトレーニングが可能 |
幅87.5×奥行197×高さ154.5cm(展開時) |
幅51×奥行152cm |
98kg |
20km/h |
電動15段階 |
人気サイトの売れ筋ランキングはこちら
マンションでは騒音にも気をつけて活用しよう
ルームランナーでの運動は、床の傷つき・モーター音・走るときの振動が気になります。そんな場合はルームランナーに特化した振動防止用のマットを併用するのがおすすめです。ご近所の迷惑にならないように気をつけて、楽しくトレーニングをしましょう!
最後にルームランナー専用フロアマットをご紹介します。賃貸住宅や、音が響きやすいアパートやマンション住まいの方は必見です。
自分にぴったりのルームランナーで、健康的な毎日を
価格別にさまざまなルームランナーを紹介しました。製品ごとに走行面の広さや最高速度などに違いがあるので、目的・体力にあうものを選んでください。
Moovoo編集部では自宅での体力づくりや運動に役立つアイテムを、記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
野上鉄夫 さんのアドバイス
最後に安全面からの注意点ですが、モーターで動くトレッドミルはバイクと違い、転倒事故の危険を考慮する必要があります。ジムでの転倒事故の多くが、「前」にある手すりにしがみつき、身体が前傾してお尻が引けてしまい、やがて手すりから手が離れで転んでしまうパターンです。これを防ぐために初心者の方は、手すりのあるタイプをチョイスしましょう。横の手すりを持つと上半身を起こしてトレーニングがしやすく、安全な姿勢を保ちやすくなります。但し、ベルトの幅がジムのトレッドミルより狭いホームタイプだと、横に手すりがあると腕振りの際、窮屈に感じるかもしれません。トレッドミルにすでに慣れていて、ストレスフリーで走りたい方は手すりが前にあるタイプを選ぶと良いでしょう。ご自身にあったマシンを選んで末長くトレーニングを楽しんてくださいね。
関連記事はこちら
トレーニングの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_