〈プロ解説〉ジューサーとミキサーの違いは? おすすめ10商品も紹介
働き方や生活スタイルの変化に伴い、健康を意識して食生活を見直す人も増えているのではないでしょうか。そこで人気なのが、栄養価の高い野菜や果物を手軽に摂取しやすいジュースやスムージーです。
コンビニやスーパーでも売られていますが、毎日買うとコストがかさむので、自家製するのがおすすめ。
作るのに欠かせない「ジューサー」や「ミキサー」は、違いや基本的な使い方など、初心者にとってはわからないことが多いはず。
今回は、ジューサーとミキサーの違いや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
目次
まずはプロおすすめ、ジューサー・ミキサー5選
おすすめポイント
「細メッシュフィルター」でフレッシュジュース、「粗メッシュフィルター」でスムージー、さらに付属のアタッチメントを使えばフローズンデザート作りが可能。回転数は50回転/分で、普段使いするジューサーとしては十分な性能を誇ります。レシピブックが付属しないので自分で探す必要がありますが、1万円台というコスパのよさは大きな強みです。サイズは高さ44cmと大きめなので、置き場所を確保しましょう。
おすすめポイント
内径136mmの「メガホッパー」という食材貯蔵ドラムを備え、リンゴを丸ごと入れられます。食材を事前に細かくカットする必要がないので、とにかくジュース作りの手間を軽減したい人にぴったりの商品です。また、組み立てや洗うのも簡単な独自設計のフィルターを採用しています。家族数名で毎朝ジュースを飲む習慣がある家庭におすすめです。
おすすめポイント
400mlのコンパクトサイズなので、1〜2人分の量を作りたい人にぴったり。260Wではあるものの、氷を使用できるのが強みです。付属のレシピブックには、スーパーフードやプロテインを使ったドリンク、カクテルジュース、スープ、プリンの下ごしらえの方法などが紹介されていて、さまざまな用途に使えます。パーツも少ないので手入れがしやすく、フタとタンブラーは食洗機にも対応。気軽に毎日使えるので、自家製スムージーが習慣化しやすくなるはずです。
「タンブラーミキサー MX-XP102」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
アメリカで100年の歴史を誇る老舗ブレンダーブランドです。価格は10万円以上と高価ですが、飲食店などでも使われるプロ仕様。コンテナは2Lと大きく、長く回せば食材の摩擦熱で約90度の熱々スープが作れるほか、みじん切り、大根おろし、コーヒー豆を挽く、肉をミンチにする、パン生地をこねるといったシーンでも使えます。ブレンディングをスタートしてからの時間がひと目でわかるタイマーディスプレイを搭載し、カウントダウンタイマーで時間の調整も可能です。
おすすめポイント
フタに開いた「アレンジホール」から食材を追加して食感を調整したり、加水の微調整ができたりと、使い勝手がいい1台です。また、パナソニック独自の「ブラックハードチタンコート ファイバーカッター」は、刃先がのこぎり状の大型刃のため鋭い切れ味で、なんとかき氷も作れるほど。ミルやタンブラーも付属し、料理にも役立ちます。
「ファイバーミキサー MX-X701」を紹介する公式動画がこちら
ジューサー|野菜汁や果汁を抽出、サラサラに
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ジューサーは、野菜や果物をすりおろして、繊維質と液体に分ける調理家電です。食材を入れる容器の底におろし金のついたザルがあり、すりおろして搾ることで、食材から液体のみを抽出します。
野菜汁や果汁をジュースとして飲むので、サラサラとした口当たりが特徴です。
一口にジューサーといっても、「高速ジューサー」と「低速ジューサー」の2種類があります。
それぞれ得意とする食材が異なり、高速ジューサーはりんご、パイナップル、キャベツ、にんじんなど繊維質が多くて硬い食材に向いています。低速ジューサーは、みかん、桃、トマトなど水分が多くて柔らかい食材でジュースを作るのにぴったりです。
ミキサー|食材まるごと、繊維質を多く含む
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ジューサーが液体だけを搾り取るのに対し、ミキサーは野菜や果物を粉砕してペースト状にしたり、乾燥した食材を粉末状にできたりするのが特徴。
食材を入れるガラス容器の底面に刃が付いていて、その刃で食材を砕きます。モーターのパワーが強ければ、氷を粉砕することも可能です。
ミキサーで飲み物を作るとなると、牛乳や水などの液体を加えるのが一般的。繊維質を多く含み、ドロッとした仕上がりのスムージーが作れます。
また、商品によっては、飲み物だけでなくスープや離乳食、ふりかけなどを作ることも可能で、汎用性が高いのもジューサーとの大きな違いです。
ポイント解説
英語圏では「ブレンダー」とも呼ばれ、海外メーカーの製品は多くがこの呼び方となっています。サイズのバリエーションはさまざまで、コンパクトなハンディタイプも。ただし、小型タイプはモーターが弱いこともあり、凍らせた食材や氷などの粉砕には向いていません。
ジューサーとミキサー、どう使い分ける?
ジューサーとミキサーはそれぞれ得意とすることが異なります。特徴を把握して、自分の用途にあったものを選びましょう。
ジューサーのメリット・デメリット
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- メリット:栄養素や酵素が壊れにくく、サラサラとした口当たりのジュースが搾れる
- デメリット:仕上がりの量が少なく、主にジュースを作るための家電で汎用性が低い
市販されているようなサラサラとした口当たりのジュースが飲みたいのであれば、ジューサーを選ぶといいでしょう。
低速ジューサーの場合は食材をすりつぶすので、酸化しにくく、ビタミンCや酵素をより多く含んだジュースが搾れます。
高速ジューサーの場合は繊維質の多い食材もカッターで細かく切削してから搾るため、短時間で作れるのが魅力です。
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ジューサーのデメリットを挙げるとすれば、食材の水分のみを抽出するので、仕上がりの量が少なく、多くの野菜や果物が必要になることです。
スープなどほかの料理を作るといった汎用性もミキサーには劣ります。繊維質と液体に分ける構造ゆえ、機械のパーツが多いモデルがほとんどです。
ミキサーのメリット・デメリット
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- メリット:繊維質を多く含んだ、飲みごたえのあるスムージーが作れる
- デメリット:酸化しやすく、新鮮さが長持ちしにくい
ミキサーは食材を皮ごと使えるので、繊維質を多く含んだスムージーが作れます。腸内環境を整えたい人だけでなく、飲みごたえを求める人にもぴったりです。
また、入れた食材とほぼ同量が作れるので、一度にたくさん作りたい家庭では重宝します。
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ただし、繊維質や食材がそのまま残るので、サラリとしたジュースを求める人には悩ましいところ。また、食材の粉砕時に酸化しやすく、新鮮さが長持ちしにくいため、作り置きしたものを外に持ち出して飲みたい人にも向きません。
ジューサー・ミキサーの選び方
ジューサーとミキサーで、購入時にチェックすべきポイントが異なります。いずれも3つの項目を確認するのを忘れないようにしましょう。
ジューサー選び、3つのポイント
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①ジュースにしたい食材が使えるか
水分が多く柔らかい食材であれば問題なく使用できます。ただし、低速ジューサーは繊維質の多い硬い食材は使えないこともあるので、自分がジュースにしたい食材が使えるかどうかを事前に確認しておきましょう。
②静音性
高速ジューサーは、低速ジューサーよりも動作音が大きい傾向にあります。マンションに住んでいて早朝に使うことが多いなら、低速ジューサーのほうが比較的静かでおすすめです。
③フローズン対応しているか
一部のジューサーでは、凍らした食材を使ってデザートが作れます。シャーベットやジェラートも作りたいなら、フローズン対応モデルを選びましょう。
ミキサー選び、3つのポイント
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①ワット(W)数をチェック
ワット数が低いものはリーズナブルな価格で購入できます。ただし、なめらかな食感のスムージーを作りたいのであれば、300W以上のものを選ぶといいでしょう。
②氷に対応しているか
氷を使ったスムージーを作るには、氷に対応した製品かどうかの確認が必要です。非対応のものに氷を入れると、刃が回らなかったり、故障の原因になったりするので要注意。
③カッターの刃の種類
繊維質が多い食材を使うのであれば、平刃ではなく波刃カッターのミキサーがおすすめです。
ポイント解説
さらに、ジューサーとミキサーに共通して言えるのは、いずれも手入れのしやすさを考慮して選ぶことです。洗うパーツが多いと、せっかく購入しても使うのが面倒になってしまいます。価格だけでなく、これらの点を意識しながら選ぶと長く使える1台に出会えるでしょう。
〈編集部PICK UP〉ジューサー・ミキサーの人気商品
Moovoo編集部
数あるジューサー・ミキサーの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品をピックアップしました。ぜひ参考にしてください。
ジューサーおすすめ3選
- パナソニック(Panasonic)
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スロージューサー VITAMINSERVER MJ-L600-H
- 税込み24,982円(Amazon)
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1台で3つの食感がジュースを楽しめる
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45回転/分の低速回転で食材をすりつぶしながらジュースを抽出することにより、ビタミンCなどの栄養素を損なわずに抽出できるモデル。異なる食感を楽しめる、3種類のフィルター・アタッチメントを組み替え可能。
コールドプレスジュースやあらごしジュースなど、さまざまなレシピに対応しています。
容量は400mLと手ごろなサイズなので、使いやすいのも魅力の1つです。
- ラドンナ
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Toffy ミニスロージューサー K-BD4
- 税込み11,000円(Amazon)
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場所をとらないおしゃれなコンパクトボディ
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キッチンに収まるよう小型・軽量化された、スリムボディが魅力の商品です。果汁の注ぎ口に加え、搾りかす排出口も備えているのが特長。フレッシュジュースだけでなく、ペーストやスープなど料理にも活用できるので、食材を余すところなく使えます。
スクリューには、熱の発生を抑える石臼式の低速タイプを採用。搾汁中に食材が空気に触れないよう設計されているので、フレッシュでなめらかな口当たりを堪能できます。
ミキサーおすすめ3選
- 象印マホービン(ZOJIRUSHI)
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ミキサー BM-SA10
- 税込み6,980円(Amazon)
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インテリア性の高いシンプルミキサー
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マット調のグレージュカラーがおしゃれなミキサーです。硬い食材の粉砕と葉物野菜のカットに適した2つの役割を持つ刃が特長で、なめらかでソフトな口当たりのスムージーに仕上がります。
1Lの大容量ミキサー容器には軽くて丈夫なコポリエステル樹脂を採用し、注ぐときやお手入れのときの負担を軽減。
簡単操作できるダイヤル式で、ハイ・ロー・フラッシュの3つのモードを食材や使い方に合わせて変更できます。
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