Event

未来の日常ってこんな感じ? KDDIの発表会で2030年の生活をチラ見してきた

虎ノ門には、まるでドラえもんがいるかのような世界がありました。KDDIが開催した「未来の日常が垣間見える」そんな発表会の模様をお伝えします。

発表されたのは以下の3つ。どれも、現実空間と仮想空間が高度に融合した未来の実現を目指す「KDDI Accelerate 5.0」の取り組みから生まれたプロジェクトです。

・離れた場所でも隣り合える「Sync Sofa」
・食事をより高精度に楽しく管理できる「データヘルス技術」
・ごみを捨てるという概念を捨てさせる「GOMISUTEBA」

離れていても、ソファで繋がる

「Sync Sofa」は視覚と聴覚、触覚を統合した世界初のシステム。自身がソファに座り、相手も離れた場所のソファに座ると、モニターとソファを通してコミュニケーションができます。

Sync Sofaの新しい点は、触覚も共有できるところ。相手がソファに座った振動だけでなく、励ますために背中をぽんぽんされた感覚も伝わります。落ち込んだときの電話より、もっと元気がもらえるはず。

実際に座ってみると、相手の振動は不自然に大きすぎたり小さすぎるものではなく、本当に隣に人が座ってきたような感覚でした。互いにソファに座って、会話はもちろん一緒にサッカーを観戦したり、ゲームをしたり。私はよく友人と電話しながらゲームをするのですが、Sync Sofaがあると自身と相手の嬉しさや悔しさがより伝わって盛り上がりそう。

また、Sync Sofaに着目した点はファンサービスへの活用。VTuberや2次元のアイドルとは現実空間でのコミュニケーションがどうしても困難です。そんな彼・彼女たちとソファと通してコミュニケーションがとれちゃうのでは!? と内心興奮していました。ゲーム実況者と一緒に触覚を共有しながらゲームもできちゃいます。アツい!

オンラインでのコミュニケーションは、どうしても現実でのコミュニケーションに比べると物足りないものになりがち。その物足りなさを埋めてくれるのは、ソファなのかも。

「野菜から食べようね」「ごめんなさい」

次は、食事動画解析対話エージェントを通した栄養指導サービス。栄養士さんからの指導は時間とコストがかかり、栄養管理アプリは簡単だけど精度が不十分。その2つのいいとこ取りをしたサービスです。

テーブルの上にあるカメラから動画で食事が認識され、対話エージェントと話しながら指導される仕組み。画像ではなく動画で認識されるため、食べ残しも把握できます。細かい確認、例えば「最近フルーツはたべている?」等は対話エージェントとの会話でヒアリングされます。

実際に体験してみると、まずカメラがとても高性能。食事をすぐに判別してくれます。「いただきます」がマジックワードになっており、そこから解析開始。最初にとんかつを食べようとすると、すかさず「野菜から食べようね」とのご指導をいただきました。ごめんなさい......。

カメラをリビングに設置するコストや、プライバシーの観点からまずは医療現場への設置を目指しているそう。対話エージェントとの会話で一人での食事が寂しくなくなり、しかも健康に。未来の食生活は、今よりもっといいものになるかも。

ごみを捨てるという概念を、捨てる。

最後に紹介するのは、GOMISUTEBA。不要物に付加価値をつけて再生し、もとの素材よりも価値の高い製品にするアップサイクルを創るプロジェクトです。

本プロジェクトの協力者、アーティストユニットmagmaさんのように既存の家具やガラクタ・廃材などを組み合わせて、新しいプロダクトを創る取り組みは存在します。このプロジェクトの目的はそれを誰でも、簡単にできるようにすることです。

ガラクタや廃材は、日本中のあちこちにあるもののどこにあるか簡単にはわからない。いわば「オフライン」な状態。そんな不用品を3Dデータ化し、サイバー空間で自由にみる環境を作るのが最初のステップ。その後テンプレートを活用して不用品を自由に組み合わせ、サイバー空間で製造前にサイズや色を確認し、製造されます。

製造時には「ジョイントモジュール」という部品が使われるのもこのプロジェクトの特徴。不用品と不用品を組み合わせる役割を果たし、低コストで簡単にアップサイクル製品を作れます。ジョイントモジュール自体も色や形に選択肢があり、デザインの幅がより広がります。

アップサイクル製品の良いところは、プロダクトに歴史が継承される点。GOMISUTEBAプロジェクトの実証実験を行なった戸越銀座商店街では、使われなくなった幼稚園の椅子などがおしゃれな新しい製品へと生まれ変っていました。傷の1つ1つに物語があり、より愛着が湧きそう。

実物はデザイン性が高く部屋に置くと良いアクセントになりそう、という印象でした。アップサイクル製品で家具を統一するとアンティーク系統のインテリアとはまた違う、おしゃれな部屋になりそう。

大量生産、大量消費の時代。これからますますゴミは増えていきます。その流れを少しでも食い止める、ポジティブなプロジェクト。アップサイクルのハードルがどんどん下がっていくことを願います。工程が簡単なら、私もぜひやってみたい!

・ ・ ・


私たちが現在抱える悩みは、少しずつ、だけれど確実に解消されつつあるのかも。仮想空間がより身近な、快適な未来の日常が垣間見れた?

CREDIT
Videographer :のだ ゆうた
Writer :kaho.miyazaki

RECOMMEND

PAGE TOP