〈プロ解説〉ネックピロー、おすすめ5選 低反発や空気を入れるタイプも
旅行や出張で長時間移動する際には、快適に眠れるネックピローがあると便利です。首枕とも呼ばれ、クッションタイプや空気を入れるタイプなどの種類があり、使用シーンによって自分好みのアイテムを選ぶことができます。
この記事では、ネックピロー選びのポイント3つと人気商品について、家事アドバイザーである矢野きくのさんに解説していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは矢野さんおすすめ、ネックピロー5選
おすすめポイント
20年以上の経験を持つ理学療法士・湯川国俊氏が監修したcalmoonネックピロー。1500人にアンケートを取り、改良を重ね製作されました。低反発ポリウレタンを使用し、首を固定して体圧を分散することで、首への負担を軽減します。使わないときは端から丸めて付属の収納袋に入れれば、比較的コンパクトにして持ち歩くことが可能です。カバーは取り外して洗濯できるので、衛生的に使えます。
おすすめポイント
本体と一体になっているポンプを押すことで、中に空気を入れられます。首が安定しやすいデザインが特徴で、正面を向いて寝るときも、身体を少し横にして寝るときも、しっかりと首をホールドしてくれます。カバーは外すことができ、洗濯も可能です。使わないときは空気を抜いてコンパクトにでき、丸めてカバーのポケットにしまえるため、別に収納袋を用意する必要がありません。ネックピローを使うときには、ポケットにスマートフォンなどを入れられて便利です。
おすすめポイント
マーナのfuu ネックピローは空気を入れて使うタイプですが、最大の特徴は何度も空気を吹き込む必要がなく、ひと息で膨らますことができる点です。空気を抜くときも、空気弁を引き出して押せば簡単に抜けます。付属の袋に入れるとコンパクトな手のひらサイズになるのも魅力です。カバーは取り外して洗濯することが可能。カラーは4種類から、好みの色を選べます。
▼「マーナ fuu ネックピローの使い方」を紹介する公式動画がこちら
- Sendra Suans
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好きな形に曲げられるネックピロー
- 税込み3,240円(Amazon)
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自分にあった角度に調整が可能
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Amazon冬支度セール開催中!Amazonで見る
おすすめポイント
好きな形に曲げられるネックピローです。U字型にすれば、一般的なネックピローと同じように首にはめて使うことができます。座席に対して身体を少し横に向けて寝たい場合は、首からあごに当たる部分は枕にして、もう一方は抱え込むようにして使うと良いでしょう。また長時間のフライトのときなどは腰が痛くなることもあるので、腰のあたりに置いてクッションとして使うのもおすすめです。コットン素材のカバーは取り外しができ、洗濯が可能。使わないときはぐるっと巻いて収納袋に入れることで、コンパクトに持ち運べます。
おすすめポイント
無印良品で販売しているネックピローの中でも、身体へのフィット感に優れた商品です。首の後ろに当たる部分は薄く、首の横に当たる部分は厚みがあり、微粒子ビーズを使用しているので、身体にフィットしやすくなっています。バックルで簡単につけ外しができるので、キャリーバッグやリュックのベルトなどにつけて移動し、使うときにサッと取り外せます。カバーは取り外して洗濯が可能です。
ネックピローの選び方、Q&A
ネックピローの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、「空気を入れるタイプ」と「クッションタイプ」どちらが良いですか?
Photo by iStock
矢野きくのさん
ネックピローを選ぶ際に最初のポイントとなるのは、空気を入れて膨らませて使うタイプか、クッションでできていてそのまま使うタイプかの選択です。それぞれ長所・短所があり、使用感も異なります。
空気を入れるタイプは、使わないときは空気を抜いておけばいいので、小さくたたんで持ち運ぶことができます。少しでも荷物を減らしたいという場合は、空気を入れるタイプのほうが良いでしょう。
クッションタイプは、使用時よりも多少コンパクトに収納できる袋がついたものもありますが、空気を入れるタイプと比べるとかさばってしまうのは否めません。それでもキャリーバッグのバーにくくりつけて移動するなど、自分なりの持ち運びスタイルができてくると、さほど邪魔に感じることはないでしょう。
キャリーバーにつけている様子(Photo by iStock)
使用感に関しては個人差があると思いますが、空気を入れるタイプよりも、複雑な構造にしやすいクッションタイプのほうがフィット感に優れたものが多いでしょう。
空気を入れるタイプは、空気の入れ方でも使いやすさに差が出ます。口で膨らますものは多少なりとも労力を使います。本体にポンプが内蔵されているものだと、ポンプを押せば空気が入るので比較的ラクに膨らませることが可能です。
Q2、「使い勝手の良い」商品を選ぶには、どこに注目すべきですか?
Photo by iStock
矢野きくのさん
ネックピロー全体のデザインでも使い勝手が変わってきます。
最近、増えてきているのは大きめのフードがついているもの。ネックピローを首にはめてフードをかぶれば、人目や周りの光を気にせずに眠ることができます。「アイマスクは長時間使っていると圧迫感がある」という人には、フードがついたものが適しています。
ほかには、抱きまくらのようなタイプも人気があります。座席に対して少し身体を横に向けて寝たい人には、抱きまくらタイプがおすすめです。
首の後ろに当たる部分の形状もポイントです。首の後ろに当たる部分の厚みによっては、座席の背もたれから身体が浮いてしまい、かえって疲れてしまう場合があります。首の横(両サイド)は厚みがあって、後ろの部分は薄いほうが、身体を休めることができるのではないでしょうか。
Q3、「長く使う」ために、大切なポイントはありますか?
矢野きくのさん
ネックピローは顔や身体が接するので、皮脂や汗などの汚れがつきやすいもの。そのため洗濯できる素材が理想的です。ネックピロー本体が洗濯できなくても、カバーが取り外して洗えるものであれば清潔を保てます。
洗濯できないタイプのネックピローでも、タオルを巻いて使用すれば衛生的に使うことは可能です。
また直接肌に触れるものなので、肌触りも気になるところ。肌触りを重視したい場合は、可能な限り、実物を手にしてから購入することをおすすめします。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
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【筆者おすすめ】無印良品 フィットするネッククッション(くびれ型) |
安定感があり、首元をやさしくサポート |
幅13.5×長さ59cm |
約150g(梱包材含む) |
本体側生地/ポリエステル・ポリウレタン、詰め物/ポリスチレン(発泡ビーズ)、カバー/ポリエステル |
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【筆者おすすめ】calmoon 理学療法士監修 CALMOON ネックピロー |
弾力があって柔らかく、首をしっかりホールド |
約幅28×奥行30×高さ14cm(収納前) |
296g |
低反発ポリウレタンフォーム |
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【筆者おすすめ】Trapilw ネックピロー |
空気入れが簡単にできるポンプ式 |
記載未確認 |
記載未確認 |
ポリエステル |
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【筆者おすすめ】マーナ fuu ネックピロー |
ひと息で膨らみ、収納もコンパクト |
約幅35×奥行34×高さ12cm(使用時) |
記載未確認 |
本体/ポリウレタン、カバー/ポリエステル |
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【筆者おすすめ】Sendra Suans 好きな形に曲げられるネックピロー |
自分にあった角度に調整が可能 |
直径10×長さ68cm |
記載未確認 |
本体/低反発メモリーフォーム、カバー/コットン |
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