〈プロ解説〉1歳向けの知育玩具、おすすめ4選 おしゃれな積み木も紹介

たまおき まりこ(保育士ライター)
公開: 2024-06-05

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心身の発達を促すのに役立つ、1歳向けの知育玩具。おしゃれでかわいい積み木や、遊びの仕掛けが豊富なものなど、さまざまな商品があります。

この記事では、保育士ライターのたまおきまりこさんに、1歳向けの知育玩具を選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。

保育士ライター
たまおき まりこ
私立および公立保育園の正規職員として16年勤務。現在は保育士の専門性を活かし、育児相談や執筆活動を通じて「子育てを支え合える世の中に」をモットーに、サポート活動を行っています。2人の男の子の母として、子育てにも奮闘中です。

まずは、筆者が選ぶ1歳向けの知育玩具4選

たまおきさんおすすめ①
  • BECK (ベック)
  • クネクネバーン 木のおもちゃ スロープ BE20003

  • 税込み9,900円(Amazon)
  • 繰り返し転がしたくなる軽快な音

たまおき まりこ

おすすめポイント

1歳のおもちゃの定番です。さまざまなメーカーが同じようなおもちゃを販売していますが、本品の木の音が子どもにとって心地よいようで、何度も繰り返し遊んでくれます。

ただ楽しいだけではなく「動いているものをしっかり見る」「指でつまんでスタートに置く」など、目や手指の発達にも良い影響が期待できるおもちゃです。

1歳頃は車1台で遊びますが、成長とともに2〜3台を続けて動かすようになるなど、遊び方が変わっていきます。ただ、車のサイズが小さめなので、口に入れないよう見守りながら一緒に遊びましょう。
サイズ:高さ36cm
重量:記載未確認
素材:ぶなとカバの合板
たまおきさんおすすめ②
  • ボーネルンド
  • オリジナル積み木 カラー(積み木のほん付)

  • 税込み17,600円(楽天市場)
  • 遊びの幅が広がるさまざまな形

たまおき まりこ

おすすめポイント

幼稚園の創始者であるフレーベルも「神からの贈りもの」と呼ぶほど大絶賛しているのが、積み木です。昔ながらの定番で、知育玩具の王様ともいえます。積み木がない幼稚園や保育園はないといっても過言ではありません。

1歳頃は握るなどの遊びからスタートし、徐々に「積む」「倒す」「並べる」「イメージしたものを作る」など、年齢によって遊び方が変化していき、そのバリエーションは無限大です。片付けるときも「キレイにしまうためにはどうする?」と考えるので、想像力だけではなく課題解決のために必要な思考力も養えます。
子どもが握りやすい積み木
サイズ:幅44×奥行30×高さ7cm、立方体サイズ:4.5×4.5×4.5cm
重量:5kg(積み木・箱も含む)
素材:ぶな
たまおきさんおすすめ③
  • NIC(ニック)
  • キーボックス

  • 税込み9,680円(Amazon)
  • 好奇心を刺激するカラフルな積み木と鍵

たまおき まりこ

おすすめポイント

パズルの前段階としておすすめなのが、同じ形を見つける「型はめ遊び」です。本品は、型はめおもちゃに鍵もついていて、子ども心をくすぐる仕掛けが施されています。さらに木の音が心地よく、何度も繰り返し楽しめます。

海外のおもちゃメーカーらしいカラフルな見た目で、おしゃれな型はめおもちゃを探している方にぴったりです。

子どもと遊ぶときのポイントを、1つご紹介します。本品では「まる、さんかく、しかく」の型はめができますが、一番簡単なのは「まる」、次に「しかく」、一番難しいのが「さんかく」です。お子さんがどの形をいつ頃できるようになるか、ぜひ観察してみてくださいね。
サイズ:幅12×奥行12×高さ10cm
重量:記載未確認
素材:ぶな
たまおきさんおすすめ④
  • ローヤル
  • たのしく知育!やみつきボックス+

  • 税込み5,000円(Amazon)
  • 指先を使う仕掛け遊びが楽しめる

たまおき まりこ

おすすめポイント

大正時代に創業した、日本の老舗おもちゃメーカーの商品。音量調節ができない電子音が、大人には大きく感じられるかもしれませんが、子どもはきっと夢中になって遊ぶでしょう。

20個の仕掛けがあり、つまむ・回す・引っ張る・押す・ねじる…など、手や指の発達をさまざまな角度から促してくれます。また、童謡が8曲収録されているので、子どもと一緒に歌ったり手を叩いたりしても楽しめますよ。

▼「たのしく知育!やみつきボックス+」を紹介する公式動画がこちら

サイズ:幅37×奥行35.2×高さ24cm
重量:1,200g
素材:ABS樹脂、ポリエチレン

1歳向けの知育玩具の選び方、Q&A

1歳向けの知育玩具の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。

Q1、1歳向けの知育玩具を選ぶ際の注意点は?

積み木で遊ぶ赤ちゃん
たまおき まりこ

たまおき まりこさん

1歳頃の子どもは、何でも口にいれてしまい、誤嚥・誤飲の心配があります。

直径約4cmより小さいおもちゃは、子どもの口に入る大きさのため、窒息の危険性が高まります。一般的なトイレットペーパーの芯が3.8cmなので、これを目安にしてぜひ身の回りのものをチェックしてみてください。

「それより小さいおもちゃでは遊べないの?」と聞かれますが、そんなことはありません!大人がしっかりと見ているときに、一緒に遊びましょう。

Q2、1歳ってどんな時期?遊びのポイントは?

おもちゃと赤ちゃん

筆者提供

たまおき まりこ

たまおき まりこさん

1歳頃の子どもは、複雑な仕組みは理解できません。

「押したら音が鳴る」「引っ張ったらおもちゃが出る」など、「〇〇(原因)したら△△(結果)になる」というシンプルなおもちゃの仕組みが理解できて楽しめる年齢です。

1歳頃の子どもが一生懸命いろいろなものを触るのは、「〇〇したら△△になる」を探しているからです。この時期の子どもは、原因と結果がすぐにわかるおもちゃであれば、繰り返し楽しんでくれるでしょう。

【1歳から2歳の子どもの発達】
・大人の行動に興味を持ち、日常の道具を使ってマネをする。
・「自分で何でもしようと思う」時期だが、まだ大人の援助が必要。

・気持ちや状況が言葉では上手く伝えられない。
・上手くできないことに対してかんしゃくを起こしたり、イヤがったりすることが増えてきて「イヤイヤ期」とよばれる。

・歩行が安定してくるため、身の回りへの興味関心が大きくなり行動範囲も広がってくる。
・思わぬ事故につながるので、安全対策が必要になる時期。

・五感を使って体験や経験をして、感性の基礎をつくる時期。
・つまむ、引き戸を開ける、積み木を重ねる、落とす、再現遊びをする。

Q3、長く遊べて成長につながるものを選ぶには?

積み木で遊ぶ親子

Photo by iStock

たまおき まりこ

たまおき まりこさん

子どもの創造力を育てるためには、いろいろな遊び方ができるおもちゃがおすすめです。

特定の遊び方しかできないおもちゃだと、子どもが工夫して遊ぶことができません。

たとえば、積み木が良いといわれる理由は、1歳頃には「積む・倒す・並べる」を楽しみ、成長とともに「家を作る」ようになるなど、遊び方が何通りもあることです。さらに、ほかのおもちゃと組み合わせれば、ままごと遊びなど、遊びがどんどん展開していきます。

たまおき まりこ

たまおき まりこさん

大人の頭で考えるよりもずっと、子どもは創造力の塊です。わが子の創造力をぐーんと伸ばしたい方は、ぜひ「決まった遊び方を押しつけない」ことも意識すると良いですね。
※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

サイズ

重量

素材

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【筆者おすすめ】 BECK (ベック) クネクネバーン 木のおもちゃ スロープ BE20003

繰り返し転がしたくなる軽快な音

高さ36cm

記載未確認

ぶなとカバの合板

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【筆者おすすめ】 ボーネルンド オリジナル積み木 カラー(積み木のほん付)

遊びの幅が広がるさまざまな形

幅44×奥行30×高さ7cm、立方体サイズ:4.5×4.5×4.5cm

5kg(積み木・箱も含む)

ぶな

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【筆者おすすめ】 NIC(ニック) キーボックス

好奇心を刺激するカラフルな積み木と鍵

幅12×奥行12×高さ10cm

記載未確認

ぶな

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【筆者おすすめ】 ローヤル たのしく知育!やみつきボックス+

指先を使う仕掛け遊びが楽しめる

幅37×奥行35.2×高さ24cm

1,200g

ABS樹脂、ポリエチレン

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