〈プロ解説〉低糖質スイーツ、おすすめ4選　プレゼントにもぴったり

低糖質スイーツを選ぶ際に、どのくらいの糖質量のものを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

私が書籍で糖質オフのお菓子レシピを担当したときには、1食（1切れ）当たりの糖質量は7gまでという条件がありました。そのため、私はそのくらいをイメージしています。

「とにかく糖質だけを減らしたい」という方は、カロリーに縛られずに選んで構いませんが、糖質だけでなくカロリーも抑えたい場合は、栄養成分表示をよく見て選ぶようにしましょう。

低糖質スイーツには砂糖がほとんど使えないので、砂糖に変わる甘味料を使うことになります。できるだけ、体に負担の少ない甘味料が使われているスイーツを選びたいところ。化学的に合成された人工甘味料ではなく、天然由来の甘味料が使われているものがおすすめです。

低糖質スイーツで特におすすめなのは、低糖質食材の代表とも言えるチーズを使ったチーズケーキ。糖質オフのケーキを作っているAERIのレアチーズケーキは、濃厚なレアチーズにりんごとナッツがたっぷり入っていて、食べ応えがあるのが特徴です。りんごのさわやかさとナッツの食感がアクセントにもなっています。

低糖質にするため、独自の方法で精製した羅漢果（ラカンカ）パウダーが使用されています。羅漢果はウリ科の植物で、強い甘み成分は食物繊維に由来するため、ほとんど体内に吸収されません。ホールでの炭水化物量は82.8gなので、8等分した場合、食物繊維を引いた糖質量は1切れ当たり10g程度になるかと思います。

フィナンシェは、スイーツの中でも、おいしさをキープしたまま低糖質にしやすいお菓子だと思います。元々、低糖質食材であるアーモンドが主な材料として使われているからです。実際に私が低糖質のレシピを試作していたときも、フィナンシェは味を損なうことなく作りやすいお菓子でした。

デリカーボの低糖質フィナンシェは、西尾抹茶、ダージリン紅茶、バンホーテンココアの3種類の風味があり、素材へのこだわりが感じられます。低糖質のお菓子では風味がおいしさの大きなポイントになるので、風味のバリエーションが豊かなフィナンシェはうれしいですね。

甘味料には天然由来のエリスリトールが使われています。1個当たりの糖質量は抹茶とココアが1.6g、紅茶は1.5gです。

チョコレートが好きな方におすすめなのがこちら。意外に思われるかもしれませんが、チョコレートも低糖質食材です。

小麦粉の代わりに食物繊維や大豆粉を使い、コーティングに砂糖不使用のクーベルチュールチョコレートを使用することで、 満足感の高い濃厚な味わいに仕上げています。

エリスリトールやマルチトールといった天然由来の甘味料が使われていますが、それらを除いた糖質量は5gと優秀です。

以前、ロカボのイベントで食べておいしかったのが、モンテールのワッフルです。しばらく見かけないな、と思ってサイトを調べたら、うれしいことに2023年10月から販売開始になりました。

何と言っても、自家炊きカスタードをブレンドしたミルククリームがおいしいのです。さくさくのベルギーワッフルとは異なるタイプのふわふわ生地ですが、これがまたクリームとの相性がよく、しかも低糖質だなんて！と感激しました。

1個当たりの糖質量は6.85g。天然由来のエリスリトールと、赤ちゃん用の粉ミルクにも使われるフラクトオリゴ糖が使用されています。