
〈プロ解説〉ココナッツオイルおすすめ3選 使い方や簡単な料理レシピも紹介
脂質の中でも体脂肪になりにくい中鎖脂肪酸を多く含むココナッツオイル。ココヤシ(ココナッツ)の実から抽出された天然の植物油で、健康志向の方を中心に人気を集めています。
今回は、ココナッツオイルの特徴や使い方のポイント、おすすめの商品をご紹介します。ココナッツオイルを使った簡単な料理レシピも紹介するのでぜひ参考にしてください。
目次
おすすめ・人気商品をまずは一覧で

外観 |
商品名 |
特長 |
オーガニック認証 |
オイル抽出方法 |
内容量 |
原産地 |
---|---|---|---|---|---|---|
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【筆者おすすめ】ブラウンシュガーファースト 有機エキストラバージンココナッツオイル |
やさしい香りとまろやかな舌触りが特長 |
有機JAS、USDA |
胚乳からとれるココナッツミルクを遠心分離・ろ過 |
425g |
タイ |
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【筆者おすすめ】ココウェル 有機プレミアムココナッツオイル |
香りが苦手な方におすすめの無香タイプ |
有機JAS、USDA、EUオーガニック |
コプラ(ココナッツの胚乳を乾燥させたもの)を圧搾・ろ過 |
460g |
フィリピン |
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【筆者おすすめ】日清オイリオ 日清有機エキストラバージンココナッツオイル |
収穫から搾油まで1週間、新鮮なココナッツの風味 |
有機JAS |
胚乳から直接油分を搾る |
130g |
フィリピン |
ココナッツオイルとは?

ココナッツオイルとは、ココヤシ(ココナッツ)の成熟した種子内部の胚乳から抽出されるオイルのこと。フィリピン、タイ、スリランカなどが主な原産地で、豊かな香りと甘い風味が特徴です。植物油にしては珍しく、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸で構成されています。
さらにココナッツオイルの場合、飽和脂肪酸の60%以上を中鎖脂肪酸が占めています。中鎖脂肪酸は酸化しにくく、体内で素早く分解・吸収されて短時間でエネルギー源となり、体脂肪として蓄積されにくいのが魅力です。
中鎖脂肪酸には、カプリル酸・カプリン酸・ラウリン酸などがあり、ココナッツオイルには、中でも母乳にも含まれるラウリン酸が豊富に含まれています。

白く固形化したココナッツオイル(筆者提供)
ココナッツオイルは約25℃以上で透明な液体になり、より低い温度では白い固体となります。液体でも固体でも品質は変わらず、料理や飲み物など用途にあわせて使えます。酸化(油の劣化)に強いため、常温で一定期間保存できるのもポイントです。

ポイント解説
ココナッツオイルは食用だけでなく、直接髪や肌に塗る化粧用の商品も販売されています。分子が細かくサラっとしているため、ベタつかずに保湿できるのが魅力です。
ココナッツオイルの使い方やタイミング

Photo by iStock
ココナッツオイルを実際どうやって使ったらいいのか、迷われる方もいると思いますが、難しく考えることはありません。普段使っているバターや油を、ココナッツオイルに替えるだけでもOKですし、香りや風味を楽しみたい方は、1日大さじ2杯を目安に、追いオイルとして完成した料理にかけるのもおすすめです。

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、口に入れてから約3時間で分解がピークに達し、ほとんどがエネルギー源として使われます。1日の始まりに、朝食のコーヒーやトースト、スープなどにココナッツオイルをちょい足しするのもおすすめです。
調味料にも!ココナッツオイルを使った料理

筆者提供
体脂肪になりにくい中鎖脂肪酸が多く含まれているココナッツオイルは、毎日の食生活でおいしく取り入れていきたいもの。普通のオイルとして使うだけでなく、調味料として活用することもできます。
たとえば、ココナッツの風味と好相性なのがアジアン料理。タンドリーチキンやフォーなどの麺類、パクチーを利かせたサラダのドレッシングなどに加えると、少量でも豊かな風味と味わいをプラスしてくれ、まろやかに料理のバランスを整えてくれます。
▼ココナッツオイルで炒めた焼豚カレーチャーハン

筆者提供
最後に、ココナッツオイルで炒めた焼豚カレーチャーハンをご紹介します。
メイン食材には焼豚、ニラをチョイス。ココナッツオイルでご飯をほぐしたら食材を入れて調味料(めんつゆ、カレー粉、すりおろししょうが、にんにく)を加えるだけ。調味料を混ぜたうえで鍋肌に沿わせて入れると、香ばしさが際立ったチャーハンになります。

ポイント解説
ココナッツオイルの風味は主張しすぎず、ほんのりやさしく香るので、想像以上に食べやすいですよ。
筆者が選ぶ、ココナッツオイル3選

おすすめポイント
厳選された有機ココナッツを生のまま搾り、ココナッツミルクを遠心分離にかける製法で作られた高品質のエキストラバージンココナッツオイルです。化学薬品は不使用で、原材料はオーガニックにこだわっているのがポイント。しっかりと完熟したココナッツを使用し、熱をかけずにオイルを抽出するなど、精製の過程でなるべく有効成分が取り除かれないように配慮されています。

おすすめポイント
ココナッツオイルのよさは分かるけれど、香りが苦手...という方におすすめな無香タイプ。オイルの旨味はありながら、ココナッツの香りがしないため、より気軽にオイルの置き換えがしやすく、料理のジャンルも問いません。お米を炊く際に少量追加すると、ふっくらつやつやに。ココナッツの風味が無いからこそ使える選択肢も広がり、ココナッツオイル初心者でも手に取りやすい商品です。

おすすめポイント
高品質なフィリピン産の有機ココナッツを使用。ココナッツの胚乳から直接油分を搾るフレッシュドライ製法でつくられ、香り立ちが豊かです。風味豊かなオイルにするため、収穫から搾油までを1週間以内で行い、厳正な品質チェックを経て瓶詰めがされています。通信販売や専門店での取り扱いが多いココナッツオイルですが、こちらはスーパーマーケットなどでも手に入るので、ココナッツオイルを試してみようか迷っている方や、すぐに欲しい方に適しています。
外観 |
商品名 |
特長 |
オーガニック認証 |
オイル抽出方法 |
内容量 |
原産地 |
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【筆者おすすめ】ブラウンシュガーファースト 有機エキストラバージンココナッツオイル |
やさしい香りとまろやかな舌触りが特長 |
有機JAS、USDA |
胚乳からとれるココナッツミルクを遠心分離・ろ過 |
425g |
タイ |
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【筆者おすすめ】ココウェル 有機プレミアムココナッツオイル |
香りが苦手な方におすすめの無香タイプ |
有機JAS、USDA、EUオーガニック |
コプラ(ココナッツの胚乳を乾燥させたもの)を圧搾・ろ過 |
460g |
フィリピン |
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【筆者おすすめ】日清オイリオ 日清有機エキストラバージンココナッツオイル |
収穫から搾油まで1週間、新鮮なココナッツの風味 |
有機JAS |
胚乳から直接油分を搾る |
130g |
フィリピン |
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