【Switch版Apex】ジャイロ生かすなら「追いエイム」 4000ハンマー持ちのみしぇるが解説
目次
マウスもパッドもジャイロも、それぞれに特徴あり
みしぇる(@xMitcheI)と申します。
普段は「PUBG MOBILE」を中心に活動していますのでそちらの印象が強いかもしれませんが、実はApexも2019年のリリースと同時に配信でもプレイしていて、キャリアが長いゲームのひとつなんです。
「PUBG MOBILE」の世界大会に出場するための練習などで少しApexから離れている時期もありましたが、自分の周囲ではApexをきっかけに配信の視聴数を伸ばした方もいて、ゲーム自体の勢いは感じていました。シーズン4ぐらいからは改めて仲間内でよく遊んでいて、シーズン8ではソロでのランクマッチも頑張っていました。
今日午前中に届くと通知来てたからやったぁ😁
— Mitchel/みしぇる (@xMitcheI) April 1, 2021
限定セットのユニフォームやトートバッグ、タオル、Tシャツ届いた😊 pic.twitter.com/I17IAm1N2b
Switch版がリリースされた時は「ジャイロ操作が可能」という要素が興味深かったので早速プレイしてみました。すると、操作法以外にもPCやPS4など他のハードとは違った魅力が見えてきました。
今回は色んなハードと操作法でFPSやバトロワに触れてきた私目線で、Switch版Apexならではの味わい方を紹介します。
Switch版は「入り口」的な位置づけ
Switch版のリリース以前から他のハードで既にApexをプレイしている人も多いと思いますので、やはり「どれぐらい快適に遊べるのか」は気になりますよね。私も普段はPCでApexをプレイしているので、Switch版をプレイしてみると最初はグラフィックの粗さが少し気になったのが正直なところです。
フレームレートの上限が他のハードに比べて低く、プレイヤーが密集する戦闘では負荷がかかって処理が重たくなることも多いように感じます。そうなるとスムーズさには欠けますし、何より配信者としては視聴者さんにとって快適な体験にならないのかな、という不安もあったりします。加えて近距離の戦闘では視野角が70で固定されており、素早く動かれると視点移動が追いつかないこともあります。
移動時など処理の軽いタイミングは特に気になる点はないほど快適
ただ、クロスプレイをオフにしていれば、マッチングする相手も同じ条件になります。ハンデにはならないですよね。
Switch版で気をつけたいのは、ある程度距離が離れるとキャラのグラフィックが少し見づらくなることでしょうか。視野角も狭いので「絶対バレてると思ったけど意外と大丈夫」なんてケースが結構あって、少し大胆な立ち回りをしても意外とばれないケースもあります。
そして「近距離での戦いは安定して戦いづらくなるリスクがある」ことが共通認識になりますし、これを逆手にとって敵が格上だと感じたら一気に詰め、敵を混乱させる選択肢もあるわけです(今後最適化が進んで動作が軽くなれば、また別の立ち回りが求められるようになるかもしれませんが……)。
とは言え、総合的に見ればSwitch本体を持っている人が「Apexってこういうものなんだ」と触れてみる“入り口”として最適な完成度になっていると感じます。既に「スプラトゥーン」や「マリオカート」などのタイトルでジャイロ操作に親しんでいる人なら、その経験を生かせる可能性もありますね。
Switch版からPC版に移行しても、SwitchのProコントローラーを接続してSteamで設定すればジャイロ操作ができます。また、今後リリース予定の「Apex Legends Mobile」でもジャイロ操作ができる可能性もあるので、今から慣れていても損はないと思います。
ジャイロは「中距離の追いエイム」で真価を発揮!
ではいよいよ「ジャイロ操作」に話を移しましょう。
今ではモバイル向けFPSタイトルでお馴染みの操作方法なので、私としても「PUBG MOBILE」の経験が生かせるのかなと思っていたんですが、いざプレイしてみると意外にも100%同じとは言い難い操作感でした。
端末自体を傾けるモバイルでの操作と、画面を見ながらコントローラーを傾けるSwitch版の違いなのでしょうか。ちょっとジャイロ操作の軸が異なるような感覚で、横方向への操作は慣れが必要かなと思います。
ただ、馴染んでくるとエイムに手ごたえが感じられて、特に動いている相手への「追いエイム」がやりやすくなりました。同じ等速の動きなら片手で操作するマウスよりも両手でコントローラーを握っているジャイロ操作の方が操作が安定しやすい、という感覚ですね。
ということで、私はSwitch版では基本的にR-301やスピットファイアのような弾数の多い中距離武器を愛用しています。
実はキーボードとマウスで操作している時はスナイパーなどの長距離武器が好きなんですが、ジャイロ操作だと射撃の瞬間にちょっとでも力むとコントローラーが反応してしまうので微調整が難しいんです。かといってショットガンでの近距離戦闘は処理が重くなりやすく、万全の撃ち合いができない可能性もあります。
だから中距離戦が一番戦いやすいレンジなんですね。他のプレイヤーもやはり同じような武器を好んで持っている印象です。ただ、部隊数が減ると動作も軽くなるので、最終盤だけショットガンに持ち替える戦法もありだと思います。
感度設定
等倍から2倍スコープが最適な中距離戦闘が多いので、ジャイロ感度はエイムを微調整しやすいように、あまり高く設定しすぎないことをオススメします。感度が高いとリコイルコントロールのつもりが照準を動かし過ぎてしまうこともあります。高感度なら急に振り返って真後ろと交戦しやすいメリットもありますが、そうした戦い方は現状はあまり重要ではないですね。
ちなみに私はSwitch版をプレイするときもPC版でジャイロ操作をするときも任天堂純正のProコントローラーを使用していますが、精度も良くてキャラコントロールは快適そのものなので、結構気に入っています。
愛用のProコントローラー。PSコンと違って左右のスティックが横並びでない配置もお気に入り
Switch版は機動力よりブラッドハウンドのウルトが重要!?
ピックされるレジェンド事情も、Switch版は少し違います。私は野良だとフレキシブルに動けるホライゾンをよく使っていましたが、実はプレイヤーのレベルが上がってくると重要になるのはブラッドハウンドだと考えています。
敵をスキャンしたり足跡を追ったりするアビリティが重宝されるブラッドハウンドですが、視野角を変更できないSwitch版ではアルティメットの「ハンティングビースト」を使用すると視野角が広がる仕様によって、近距離戦で圧倒的に有利に戦えるのです。
上級者ほど効果を発揮するポイントだと思いますし、アルティメット促進剤を誰が持つか、という作戦面でも他のハードとは異なる思考が必要になります。
他にも中距離でじっくり撃てる機会が多いので、ランパートを生かせる場面も多いです。逆に近距離戦で活躍するコースティックなどは出番が少ないですね。
もしSwitch版の大会をやったら更に意外な編成や戦術が見られるかもしれません。
目指せ、ジャイロ操作でマスターランク!
ジャイロ操作は極めればリコイルをコントロールしやすく、何より圧倒的なプレイ人口を誇るApex界でもまだ開拓が進んでいない、可能性のある舞台だと思います。Switch版から始めてみたという人も他のハードでプレイしている人にとっても、極める価値があるのではないでしょうか。
Switch版でランクマッチ中の様子
振り返ってみれば、私もジャイロ操作を身に着けるために「PUBG MOBILE」で猛練習をしました。最初こそゲームパッドでプレイしていましたが、世界のトッププロがゲーミングチェアごと回転しながらジャイロ操作で戦う光景に衝撃を受けて以来、視聴者さんに見守られながらのジャイロ操作の練習を始めたんです。
「PUBG MOBILE」仕込みのジャイロ操作とPC版で鍛えた立ち回りで、現在は「PC版+ジャイロ操作でのマスターランク到達」を目指しています。まずはキーボード&マウス操作での最高ランクを超えることがひとつの目標ですが、新しい切り口で「Apex猛者」の仲間入りを目指してチャレンジしていきますので、ぜひ配信を観に来てください! 応援よろしくお願いします!
(語り手 みしぇる/構成 ハル飯田)
(C)2021 Electronic Arts Inc.
【この記事を書いた人】
ハル飯田(ゲームライター・キャスター/GAMEクロスリポーター)
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