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ハイブリッド車や電気自動車など、ガソリン以外の動力源をもつ車の注目度は日に日にましています。
そんな中、米国のスタートアップ企業であるAptera Motorsがソーラーパネル搭載の電気自動車「Aptera」の予約を開始しました。「Aptera」はソーラーと電力を兼ね備えた画期的な電気自動車であり、条件次第では充電しないで走行することもできます。
ソーラー発電だけで日常生活ができる
「Aptera」の最大の特徴はソーラー発電もできる電気自動車という点です。「Aptera」には3平方メートル以上の範囲に180枚のソーラーパネルを搭載しています。
このソーラーパネルで、1日当たり最大で約72km走行するだけの電力を発電できます。つまり、日常的な通勤や買い物程度なら充電を一切せずに運転できるのです。
電気自動車の中でも驚異の航続距離
さらに、フル充電時の航続距離は驚異の約1600km。EVメーカーとして知られるテスラモーターズのModel Sの航続距離が652kmであり、2倍以上の航続距離を誇っています。
青森県の北端にある竜飛岬からに山口県の下関市までが約1600kmなので、単純計算するなら、「Aptera」があれば一度の充電で日本の本州を縦断できることになります。
この航続距離を可能にしている要因の一つに、車体のデザインもあげられます。独特な流線型のデザインによって抵抗係数(Cd値)が0.13に抑えられています。抵抗係数とは、分かりやすく言うならば「車体を通る空気がどれだけスムーズに流れるかを示す値」で、燃費の良さなどに関わってきます。一般的にはこの値が0.3を下回れば優秀と言われており、トヨタのプリウスで0.24ですから0.13という値がどれだけ優秀なのかがわかると思います。
その他のスペック面として気になるのは最高速度と加速性能。最高速度は約177km/hで、加速性能は0から60マイル、つまり0km/hから約96km/hに達するまでのタイムが3.5秒と公表されています。一般的には5~6秒ならかなりの速さなので、加速性能も驚異的です。
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Aptera Motors Corp.