
ノートパソコンをHDMI入力でディスプレイ化したい!どうやる?
テレワークやゲームなどに使えるように、自宅で眠っているノートパソコンをHDMI入力でディスプレイ化できたらいいのになあという方が多いようです。
今回は様々な端末や機器からノートパソコンの画面に画像や映像を映し出す方法について考えてみました。
ノートパソコンをHDMI入力でディスプレイ化する方法
机の下でケーブルだらけにされてアイデンティティを失っていたノートパソコンをHDMIでテレビに繋げた!
— イノウエテツロウ (@Te261No1) July 11, 2020
養生テープが貼ってあるのはヒンジが壊れてるからだよ!(先に言っとく) pic.twitter.com/plLbX2Zv06
自分のノートパソコンを見て「やった!HDMI端子ついてる!」と喜んでしまったかもしれませんが、HDMIは入力も出力も同じ形をしているので厄介です。
ほとんどのノートパソコンで、このHDMI端子は出力用なのです。つまりノートパソコンから別の端末に信号を送る一方通行のものなので、逆方向はできません。
この逆方向のHDMI入力をできるようにするにはどうすればよいか、お伝えしていきます。
同じノートパソコンからのHDMI入力
HDMIの出力端子しか付いていないノートパソコンの場合、HDMI入力を行うには間に何らかの機器が必要になります。
おすすめなのは、HDMIキャプチャーカード(キャプチャーボード)と呼ばれる機器で、USBやHDMIで出力された内容をUSBに変換してノートパソコンに送ります。
ドライバーなどを必要としないタイプも多く、データ送信の際の遅れもほとんど無いため、スムーズです。
Wii U、PS4、PS3、Xbox One、Xbox 360などのゲーム機はもちろん、ノートパソコンやカメラなどの機器からノートパソコンへと入力が可能です。ノートパソコンのOSは、WindowsだけでなくMacにも対応しています。
スマホからのHDMI入力
スマホの場合はそもそも端子がついていないので、HDMIでの出力ができません。また、USBコードで直接ノートパソコンにつないでも、データの送信はできますが、画面の様子を写すことはできません。
先ほどおすすめしたビデオキャプチャーは、USBコードでスマホと接続すればノートパソコンに入力できるので、これを利用するのも方法です。
また、スマホの場合はアプリを使用することでミラーリングできます。アプリの中には、Wi-Fi経由のものと、USBケーブルを接続してミラーリングするものがありますので、環境に合わせて使い分けすると良いでしょう。
PS4・Switchなどゲーム機からのHDMI入力
ゲーム機からノートパソコンへのHDMI入力も、HDMIキャプチャーカードを使用することで解決します。
PS4、Nintendo Switch、Wii U、Xbox One Sなどのゲーム機からこのHDMIキャプチャーを通してノートパソコンに入力が可能となります。ゲーム実況を配信したいという人にはもちろん、ゲーム機のディスプレイとしてノートパソコンを使いたいという人にもおすすめです。
こちらのHDMIビデオキャプチャーはオーディオ出力端子がついているので、直接マイクやイヤホンを接続して使うことも可能です。また、デジタルカメラをWEBカメラとしても使えるので、ZoomなどのWEB会議などにも活用できます。
HDMI入力端子付きノートパソコン
これまで様々な方法をお伝えしてきましたが、HDMI入力端子が付いたノートパソコンがあればすべて解決するのでは?と思われた方も多いことでしょう。
デスクトップ型ならいくつか選択肢があるのですが、ノートパソコンとなると壊滅状態です。
そこで、レアながらも存在するHDMI入力端子付きノートパソコンをご紹介します。
HDMI入力端子が付いているノートパソコンは、2020年7月現在富士通でしか販売していません。貴重な存在のこちらは、Windows 10 Home Core i7に16GBメモリと約512GBのSSD + 約1TBのHDDという高スペックに加え、Blu-ray DiscドライブとOffice Home and Business 2019が付いているという至れり尽くせりの一台です。
おすすめ④で紹介したWN1/D2と同じNHシリーズですが、2020年6月にリリースされたばかりの最新版です。ほぼ同じスペックですが、ストレージが約512GB SSD + Optaneメモリ 約32GBと、④に搭載されている1TBのHDDの代わりに、高度な技術が使われたSSD「Optaneメモリ」が搭載されているのが特徴です。
まとめ
ノートパソコンはHDMI入力が付いていないのが弱点ですが、工夫を加えることで使っていないノートパソコンを有効活用できるので、ぜひお試しください。
以下のようにモバイルディスプレイについて詳しく書かれた記事もありますので、そちらも合わせてご覧ください。
※価格は特に記載がない限り、2020年7月時点のAmazonの価格です。