防草シート、おすすめ人気10選 コスパに優れた人気商品を紹介
ガーデニングや家庭菜園などで、雑草を抑えるのに重宝する防草シート。長期にわたって防草効果を得るには、抑えたい雑草に適したシートを正しく設置することが重要です。
この記事では、防草シートの選び方とおすすめ人気商品を紹介します。設置する際のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
防草シートの選び方5つ
防草シートは植物の育成に必要な日光を遮ることで、雑草を生えにくくします。ただし、抑えたい雑草の特徴や設置する場所に適したものを選ばないと、期待した効果が得られないことも。防草シートを購入する際におさえておきたいポイントを紹介します。
① 透水性のあるものを選ぶ
防草シートは水を通す透水性のあるタイプが一般的ですが、水を通さない不透水性のタイプもあります。
水はけが悪いと、たまった水にコケや雑草が生えたり、虫が発生したりする場合があるので、透水性のあるものを選びましょう。透水性を備えていれば、雨水がシートを通って土に浸み込んでいき、水たまりを防ぎます。
水を通さないタイプの防草シートは、傾斜地で土砂の流出対策などに使われることがあります。
② 強害雑草には厚み・密度があるものを
強害雑草とは繁殖力が非常に強く、抜いてもすぐに生えてくるやっかいな雑草のこと。特にチガヤ・ヨシ・スギナなど葉先が尖った雑草は、薄い防草シートを突き破ってしまいます。
強害雑草向きの防草シートを選ぶには、次の点がポイントです。
雑草の成長を抑えるには、日光をしっかり遮断することが重要です。遮光率を表示している商品の中には、99%以上の高い遮光性を備えるシートもあります。
また雑草の強い突き抜け力に耐えるには、厚みがあり繊維の密度が高いシートが効果的です。丈夫なシートなら紫外線や雨風にさらされても長く使えます。
③ タイプによって耐用年数に違い
防草シートは経年劣化するため、定期的に交換する必要があります。比較的安価な織布タイプは、繊維の密度や紫外線劣化防止加工の有無で耐用年数が異なり、1~5年程度のものが一般的です。
不織布タイプは厚手で高密度のシートなら尖った葉の雑草にも対応でき、耐用年数が10年を超えるものもあります。
防草シートには耐用年数を表示している商品もありますので、選ぶ際の参考にしてください。
防草シートをむき出しで設置する場合は紫外線の影響を受けやすいので、劣化が早くなります。紫外線劣化防止加工を施している商品を選ぶのがおすすめです。
④ 緑や茶色なら目立ちにくい
防草シートの上に何も敷かずに使用する場合、見た目を重視するなら景観になじみやすい色を選びましょう。
黒地のシートが主流ですが、落ち着いた色合いの緑のシートもあります。庭に化粧砂利を敷くときは黒系、畑や庭の土部分なら茶系が目立ちません。
⑤ 安いシートは設置環境に適しているか要確認
Photo by iStock
防草シートの価格は、1㎡当たり50円前後のものから1,000円を超えるものまで幅広くあります。とにかく安さ重視なら、100均をチェックしてみましょう。
また、ホームセンターには、1,000円以下の手頃な防草シートから耐用年数の長い高密度のものまで、さまざまな種類やサイズがあります。
安い防草シートなら導入コストは抑えられますが、安価で薄い防草シートは、強度や耐久性があまり高くない傾向がある点には注意が必要です。
突き抜け力の強い雑草を抑えるのには向かず、丸い葉の雑草の抑制や短期的な対策など用途が限られます。
一方、安価ではない防草シートは細かく織り込まれていたり、何層も重ねられた不織布が使われていたりするため、ほつれや穴ができにくいのが特長です。
強度や耐久性が高いと、頻繁に張り替える必要がありません。シート自体の価格のほか、長期的な手間やコストも考慮して選んでください。
防草シート、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数ある防草シートの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。
外観 |
商品名 |
特長 |
タイプ |
耐候年数 |
素材 |
厚さ |
サイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キンボシ(Kinboshi) 強力防草シート 7697 |
景観を損なわず、庭にマッチするモスグリーン |
織布 |
約5年 |
ポリオレフィン樹脂 |
約0.45mm |
1×20m |
|
イノベックス 高密度防草シート 252102 |
鉢やプランターを設置する目安になるライン入り |
織布 |
約4~6年 |
ポリプロピレン |
記載未確認 |
1×10m |
|
日本ワイドクロス アグリシート BB1515 |
畑やハウス栽培の環境改善に役立つ多目的シート |
織布 |
約5年 |
ポリプロピレン |
記載未確認 |
1×100m |
|
日本マタイ(Nihon Matai) 強力防草クロスシートPRO |
耐候年数が長く、高密度の丈夫な厚手タイプ |
織布 |
約10年 |
ポリプロピレン |
約0.8mm |
1×10m |
|
ウェルゾ(Welzo) 防草シート ヘッター付袋 |
小さなスペースに適したリーズナブルタイプ |
織布 |
約3年 |
ポリプロピレン |
記載未確認 |
1×5m |
|
アストロ 畝用防草シート 602-59 |
畝間の雑草対策に使いやすい野菜畑用シート |
不織布 |
記載未確認 |
ポリプロピレン |
約0.5mm |
0.5×20m |
|
シンセイ(Shinsei) ロックシートSS240B |
強壮雑草の突き抜けに強い、密度の高いシート |
不織布 |
約8~10年 |
ポリプロピレン |
約0.4mm |
1×10m |
|
デュポン ザバーン240 グリーン |
優れた耐候性と高い強度を備えた4層構造シート |
不織布 |
約7~13年 |
ポリプロピレン |
0.64mm |
1×30m |
|
NITTO SEKKO グリーンアーツ 430Z |
高い遮光率で面倒な草取りの手間を減らせる |
不織布 |
10~13年(ばく露) |
ポリエステル |
0.43mm |
1×10m |
|
藤原産業 セフティー3 超耐候防草シート 無限 |
耐候年数約15年以上のハイスペックシート |
不織布 |
約15年以上 |
ポリエステル |
4mm |
1×10m |
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固定ピンやテープも合わせて用意
防草シートを設置する際は、シートを固定する専用のピンも欠かせません。固定ピンは、地面の状態に合わせて形状や素材を選びましょう。
固定ピンは強度や耐候性に優れる鉄製が一般的です。プラスチック製は鉄製より強度は劣りますが、畑や配管が多い場所での使用に向いています。雑草はシートを重ねた部分などわずかな隙間からも生えます。また、強風でシートがめくれると破れてしまうことも。粘着テープや接着剤を用意しておけば、隙間を防いでしっかり密着できます。
防草シートの敷き方
防草シートの効果を十分に引き出すには、設置の際の下準備や隙間を作らない工夫が重要です。敷き方のポイントを紹介します。
①除草して地面を平らにする
防草シートの浮きや破損の原因となる雑草や石を取り除き、シートを敷きやすいよう地面を平らに整えます。
②隙間なく防草シートを広げる
地面が出ていると雑草が生える原因になるので、防草シートを隙間なく広げてください。シートが重なる部分は10cm以上確保しましょう。広い範囲にはロールタイプがおすすめです。
③固定ピンを等間隔で打つ
防草シートが風でめくれたりシート下の地面に日光が当たったりしないよう、等間隔で固定ピンを打ちます。
④ピンシール・粘着テープ・接着剤で小さな隙間をふさぐ
固定ピンの露出や防草シートの浮きが気になる場合は、ピンシール・粘着テープ・接着剤などを使って隙間をふさぎましょう。
業者にお願いする場合
一連の作業を請け負う施工業者に依頼すると、1坪当たりの施工単価は安いところで数千円程度必要です。ただし、設置する場所の面積や状態によって料金設定が異なり、整地作業や防草シートが別料金の場合もあります。
防草シート以外のおすすめ
防草シートは便利ですが、デザイン性に欠けていたり、設置やメンテナンスの手間を考えたりすると購入をためらう方もいるのではないでしょうか。
防草シートのほかに雑草対策に使えるアイテムを紹介します。
砂利は庭の雰囲気作りにも役立つ
雑草を抑えたいエリアを砂利で覆うと、防草効果が期待できます。砂利が地面に到達する日光を遮るので雑草の成長を抑制。天然砂利・化粧砂利・砕石のほか、踏むと大きめの音がする防犯砂利など種類が豊富で、庭の雰囲気作りにも役立ちます。
ただし、数年経つと砂利が沈み、露出した土から雑草が生えることも。防草シートを敷いた上に砂利を3~5cm程度敷き詰めれば、砂利の埋没や雑草の成長を防ぐだけでなく、砂利が紫外線によるシートの劣化を軽減して防草効果が長持ちします。
人工芝は庭で過ごす時間を快適に
防草機能を備えた人工芝は雑草対策だけでなく、子どもやペットの遊び場のほか、ゴルフ練習にもぴったり。天然芝より、芝刈りや肥料撒きなどの手入れが少ないのも特長です。通常の人工芝は水はけを良くする小さな穴から雑草が生えてしまうので、防草シートとの併用がおすすめ。10年程度で劣化するため、状態を確認して交換しましょう。
タイルやマットタイプはデザインが豊富
デザイン性の高さを重視するなら、タイルやマットタイプをチェックしてみてください。本格的にタイルを敷き詰めるとなると費用は高くなりますが、裏に防草シートが付いた天然石マットなどもあり、並べるだけなので簡単に設置できます。防草シートの上に砂利を敷く際に、アクセントとしてタイルやマットタイプを組み合わせるのもおすすめです。
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