〈プロ解説〉ベビーベッド、おすすめ6選 サイズや安全性に注意した選び方を
赤ちゃんにとって安全で快適な睡眠環境を確保できる、ベビーベッド。成長にあわせて変形しながら長く使えるタイプや、持ち運びに便利な折りたたみ式など、さまざまな商品があります。
この記事では、乳幼児睡眠コンサルタントの和氣春花さんに、ベビーベッドを選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶベビーベッド3選
おすすめポイント
「使いやすさ」にこだわって作られたベビーベッド。かがまずにお世話ができるハイタイプで、腰の負担を軽減します。床板の高さを約75cm・70cm・65cmと、お世話する人の身長にあわせて調整できるのが特徴です。また、つかまり立ち後は、43cmまで下げられます。前面扉には、開閉操作が簡単なスライド式を採用。キャスター付きなので移動もしやすく、昼と夜で場所を変えて使うことも可能です。カラーはナチュラルとホワイトから選べて、インテリアになじみやすいでしょう。※床板下の収納部には必ずロックをかけてください。
おすすめポイント
床板の高さを約70cmに調節できるハイタイプで、腰への負担が少なく済みます。また、ベッドの前面と側面の2か所をスライド開閉できるのが特徴。足元側からも開けることができると、おむつ替えがしやすく、抱っこで寝かせた赤ちゃんをベッドにおろす際にも便利です。つかまり立ち後は、床板を約45cmの高さにして使用できます。キャスター付きのため移動もスムーズで、昼と夜で場所を変えて使うことも可能です。※床板下の収納部には必ずロックをかけてください。
おすすめポイント
3段階の変形(ベビーベッド→キッズベッド→ソファ)が可能で、長く使用できるベビーベッドです。海外製品にはスライド開閉の機能がついていないことがほとんどですが、この商品はメーカー独自開発のスライド式前柵を採用し、片手でも開閉操作が行えます。8歳以下の子どもには操作できないよう工夫がされていて、安全性が高い点もポイントです。床板は2段階に調節が可能で、つかまり立ちしたら下段にすることができます。デザイン性にも優れていて、少し値は張りますが、赤ちゃんの成長にあわせて長く使えることを思えば、十分価値があるといえるでしょう。
ベビーベッドの選び方、Q&A
ベビーベッドの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、一般的なサイズは?いつまで使えるの?
Photo by iStock
和氣 春花さん
まず大切なのは、家庭で使用しやすい、使い方にあったサイズかどうかです。一般的にベビーベッドには、・標準サイズ(内寸120×70cm)・ミニサイズ(内寸90×60cm)の2種類があります。
使用期間の目安として、標準サイズは24か月まで、ミニサイズは12か月までとしている商品がほとんどです。いつ頃までベビーベッドを使用したいか、また置き場所などによっても選び方が変わります。
ベビーベッドは赤ちゃんにとって安全な寝床なので、できるだけ長く使用することを推奨します。設置スペースに余裕があれば、標準サイズを選ぶとよいでしょう。
▼「月齢の違う子供をそれぞれ寝かせるとサイズ感はどうなるの?」(KATOJI)
また、成長にあわせて形を変えられる、変形タイプのベビーベッドもあります。少し価格は上がりますが、6歳ごろまでなど長く使えるので、最終的なコストパフォーマンスの高さがメリットといえます。
Q2、安全で長く使えるものを選ぶには?
和氣 春花さん
赤ちゃんを寝かせる場所として重要視すべきポイントは、安全性です。
安全性を判断する基準として、まずはマークの表示を見てみましょう。国内で販売するベビーベッドは、すべてPSCマークの表示が義務となっています。SGマークは、一般財団法人製品安全協会が安全だと認定したものに表示されています。これらのマークがついているベビーベッドを選びましょう。
また、成長に伴って安全に長く使用するために必要なのが、床板の高さが調節できる機能です。つかまり立ちをするようになると、床板が高い状態では転落の危険があります。
つかまり立ちを始めたら床板を下げて、立ち上がっても転落しないような形にして使う必要があります。高さが調節できないものだと、結果的に使える期間が短くなってしまうので、長く使うためには、高さ調節の機能があるものを選ぶことをおすすめします。
和氣 春花さん
記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、収納部付きの木製ベビーベッドで窒息事故が起こったことがありました。こういった事故が起きていることはぜひ知ったうえで商品選びをしていただきたいです。
Q3、ほかに注目すべきポイントは?
Photo by iStock
和氣 春花さん
お世話のしやすさ、使いやすさも重要なポイントです。
デザインがよくても、使い勝手が悪くて結局使わなくなってしまうようでは、せっかく安全な寝床を準備したのにもったいないですよね。
腰を曲げたときにつらくないか、抱っこして寝かせてからベッドにおろすのに不便がないかなど、できるだけリアルなお世話を想定して選ぶようにしましょう。
海外製のベビーベッドはスライド開閉の機能がないものが多く(日本製はスライド開閉式が多い)、不便を感じるという声も聞くので、どういった寝かせ方をしたいかなどによって、スライド機能の有無を検討するとよいでしょう。
日本独特の製品として、添い寝タイプというものもあります。大人のベッドと並べて設置でき、メリットを感じる方も多いかもしれませんが、安全性の視点から(特に赤ちゃんが動くようになってから)は、あまりおすすめできません。
いつでも大人のベッドに来られるような状況だと、大人のベッドで一緒に寝ているのと変わらず、赤ちゃんにとって安全な睡眠環境とはいえません。
和氣 春花さん
大人のベッドで添い寝をすることは、転落事故や窒息、乳幼児突然死症候群のリスクがあるので、大切な赤ちゃんの命を守るために避けましょう。
〈編集部PICK UP〉ベビーベッド、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるベビーベッドの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- スリーピー 石崎家具
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エリーゼ ベビーベッド
- 税込み26,250円(Amazon)
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PSC・SGマーク付きの、安全基準合格商品
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天然木を使用し、塗料や接着剤は国内最高基準をクリアしたものを採用。強度テストにも合格した安心・安全設計です。
クラシックデザインで、サイズは幅124.8×奥行77.3×高さ93.5cm。柵のすきまは8cm以下のため、赤ちゃんの頭が入る心配はありません。
スライド開閉式の柵はロック金具付き。キャスター付きのベッド下には、ベビー用品をたっぷり収納できるスペースを完備しています。
収納棚には床板があるので、ベッドと一緒に荷物移動が可能な商品です。カラーはナチュラル・ブラウン・ホワイトの3色から選べます。対象年齢は0~2歳で、耐荷重は60kgです。
- 西川リビング
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ミッフィー コンパクトベッド 専用バッグ付き
- 税込み7,700円(Amazon)
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折りたたみ可能でどこでも使えるコンパクトなベッド
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本体の重さはわずか1.42kgと軽量。小さく折りたたんで付属の専用バッグへ入れると、簡単に持ち運びできます。里帰りやお出かけにもぴったり。
サイズは幅60×奥行90×高さ45cm。家にあるベビーベッドの上へ置いても使用できる商品です。メッシュ素材のカバーは虫やホコリから赤ちゃんを守り、エアコンの風が直接当たるのを防ぐ役割も果たします。
敷きふとんは本体から取り外して丸洗いできるので、いつも清潔で快適な使い心地です。
カラーは淡いブルーのサックスとピンクの2色展開です。耐荷重は30kgです。
- Aprica(アップリカ)
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ココネル エアー AB
- 税込み23,500円(Amazon)
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コンパクトに折りたためて移動も楽々
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本体の底部にある開閉ロックを引き上げるだけでコンパクトに折りたためるベビーベッドです。赤ちゃんの成長に合わせ、底板の高さを変更すれば、ベビーサークルとして使えます。
通気性のある「シルキーエアー」を採用したマットが、体圧を分散して赤ちゃんの快適な眠りをサポート。周囲のメッシュガードはやわらか素材になっており、赤ちゃんの手や足が強くあたってもけがをしないよう配慮されています。
本体にはキャスターが付いているため、らくに移動できます。安全面ではPSC基準とSG基準に適合しており、安心して使えます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
対象年齢 |
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【筆者おすすめ】KATOJI(カトージ) ハイポジションベビーベッド アーチ |
お世話に便利なハイポジション |
本体/幅124×奥行78×高さ121cm、内寸/120×70cm、収納扉間口/幅75.5×高さ34cm |
約20.5kg |
新生児~24か月 |
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【筆者おすすめ】ヤマサキ ハイタイプベッド ツーオープン |
ベッドの前面と側面、2か所の開閉が可能 |
外径/幅78×奥行125×高さ116cm、内径/幅70×長さ120cm |
約26kg |
新生児〜2歳頃 |
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【筆者おすすめ】Boori Boori 3in1ベッド アリス |
赤ちゃんの成長にあわせて長く使える |
外寸/幅139×奥行77×高さ96cm、内寸/幅133×奥行70cm |
25kg |
新生児〜6歳頃 |
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スリーピー 石崎家具 エリーゼ ベビーベッド |
PSC・SGマーク付きの、安全基準合格商品 |
幅124.8×奥行77.3×高さ93.5cm、内寸/幅120×奥行70cm |
約25kg |
生後0か月〜24か月 |
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西川リビング ミッフィー コンパクトベッド 専用バッグ付き |
折りたたみ可能でどこでも使えるコンパクトなベッド |
幅90×奥行60×高さ45cm |
記載未確認 |
新生児〜※使用可能限度については赤ちゃんの成長具合により個人差があります。 |
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Aprica(アップリカ) ココネル エアー AB |
コンパクトに折りたためて移動も楽々 |
使用時本体/幅105.2×奥行70.4×高さ95.1cm、折りたたみ時本体/幅26×奥行26×高さ95.1cm |
約14.5kg |
新生児(体重2.5kg)〜24か月 |
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