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ビールメーカー売上ランキング!最も売れているビールはどれ?

ビールメーカー売上ランキング!最も売れているビールはどれ?

森本颯太
2019-08-20
2021-03-19

みなさんは、お気に入りのビールの銘柄やメーカーはありますか?

今回の記事では、どのメーカーのビールが最も売れているのか課税出荷量ベースでランキングしていきます。
普段飲んでいるビールを製造している会社は果たして何位なのでしょうか。

ビール業界の動向

缶ビール

まずは、ビール業界全体の売上からみていきましょう。

ビールを販売する大手5社の発表したデータによると、2018年のビール類の課税出荷量は、3億9390万ケースでした。
ビール類というのは、ビールに加えて、発泡酒や第3のビールを合わせたもののことをいいます。
また、1ケースは大ビン20本分に換算されます。
そのため、2018年は、1年間で大ビン約78億7,800万本のビールが出荷されたということになります。
日本全国で物凄い量のビールが飲まれているのですね。
ちなみに月別では、気温の高い夏の時期によく売れるようです。

しかしながら、これほどたくさんのビールが出荷されていても、ビール業界全体の売上は減少傾向で推移しています。
ビール類の課税出荷量は14年連続で減っており、2018年の出荷量も前年と比べて2.5%減少しています。
データを取り始めた2004年以降では、課税出荷量が4億ケースを下回ってしまったのは初めてのことなのです。

こうしたビール類の売上減少の理由は大きく分けて2つあります。

①お酒の嗜好の広がり
近年、ビール以外のお酒の人気が高まっています。
とくに、ウイスキーやワイン、缶チューハイなどは多くの人に受け入れられています。

お酒を飲むとなったら「とりあえずビール」という人が減り、様々なお酒を楽しむ人が増えてきました。
そのため、ビール類の出荷量や売上が減少しています。

②節約志向
ビール類の売上減少の裏側には、日本全体の「節約志向」があります。
自宅で飲むお酒代を抑えたいという方の中には、発泡酒や第3のビールだけでなく、低価格の缶チューハイなどに変更したという方も多くいます。
このような、安くて美味しいお酒への流出も大きな原因のひとつなのです。

ビール会社も、こうした状況を黙ってみているわけではありません。
嗜好の多様化に応えて、作り方にこだわったプレミアムビールや糖質オフのビール、ノンアルコールビールなども販売しています。
また、節約志向の消費者を逃さないために、価格が安い発泡酒や「第3のビール」の開発・販売にも今まで以上に力を入れています。
また、海外事業に力を入れて日本のビールを世界に広めることで活路を得ようという動きもあります。

ビールメーカー売上ランキング

日本国内のビール類は、上位4社が市場シェアのほとんどを握っています。

・アサヒ
・キリン
・サントリー
・サッポロ
の4社です。

そして、その上位4社の次にくるのが沖縄での高い人気を誇るオリオンビールです。

ここからは、ビール業界の市場シェアと各社の特徴を解説していきます。

1位「アサヒ」

アサヒビール

ビール業界のシェア1位は「アサヒビール」です。
2018年のビール類課税出荷量のうち、37.4%を占めています。
他社を抑えて、9年連続の1位をキープしています。

アサヒグループの歴史は、前身の大阪麦酒会社の設立された1889年からスタートします。
そして、1892年には「アサヒビール」の販売を開始しました。
今から100年以上も前のことだというのには驚きますね。
また1900年には、日本初のビン入り生ビール「アサヒ生ビール」も発売しました。
その後他社と合併し大日本麦酒㈱が設立されますが、1949年には解体され朝日麦酒㈱となりました。

アサヒビールが販売するビールの中でも特に有名な商品といえば、「アサヒ スーパードライ」ですね。
「さらりとした飲み口、キレ味さえる、いわば辛口の生ビール」を謳った商品で、根強い人気を誇っています。

また、アサヒグループは、ビール類以外にも様々なお酒を販売しています。
代表的なものには、
・ウイスキー:「ブラックニッカ」ブランド、ブラウンフォーマン社の輸入ウイスキー(「ジャックダニエル」、「アーリータイムス」など)
・ワイン:輸入ワイン、「酸化防止剤無添加のやさしいワイン」
・RTD:「ウィルキンソンRTD」「アサヒもぎたて」「贅沢絞り」
などがあります。
さらに、グループ会社全体では、「三ツ矢サイダー」「十六茶」「カルピス」などの飲料やお菓子、フリーズドライ食品の販売も手掛けています。

2位「キリン」

キリン

アサヒに次ぐ2位は、「キリンビール」です。
2018年の課税出荷量の34.4%を占めています。

キリンもアサヒ同様、100年以上の歴史を持つ古い会社です。
1885年に在留外国人が設立したジャパン・ブルワリー・カンパニーを引き継ぎ、1907年に麒麟麦酒株式会社が創立されました。
高度経済成長期に大きく業績を伸ばし、一時は国内のシェア60%にまで達していました。

現在は、アサヒには惜しくも及びませんが、今回紹介する5社の中では唯一シェアを伸ばしている会社です。
前年の2017年と比べて2.6ポイント増えているので、数年後には逆転してアサヒビールを上回るシェアを獲得するかもしれません。

キリン販売するビールの代表格といえば、「キリン一番搾り生ビール」ですね。
それ以外にも、
・「キリン一番搾り〈黒生〉」
・「一番搾りプレミアム」
・「キリンラガービール」
などを販売しています。
発泡酒の「淡麗極上〈生〉」や「淡麗グリーンラベル」、第3のビールの「キリンのどごし〈生〉」や「本麒麟」なども人気の商品です。

また、ビール類以外にも様々な商品を展開しています。
「キリン 氷結」や「キリン・ザ・ストロング」「本搾りチューハイ」などの缶チューハイが特に有名ではないでしょうか。
それ以外にも、ウイスキーやブランデー、ワイン、梅酒、焼酎なども取り扱っています。
ソフトドリンクでは、「キリン 午後の紅茶」や「キリン 生茶」などが有名ですね。

3位「サントリー」

サントリー ザ・プレミアム・モルツ

第3位は「サントリー」です。
2018年度の課税出荷量の16.0%と、30%を超えるシェアを誇る「アサヒ」と「キリン」からは少し離されてしまっていますね。

1899年に「鳥井商店」として開業したサントリーは、元々は洋酒の販売事業が中心でした。
1907年には「赤玉ポートワイン」、1937年には「サントリーウイスキー角瓶」の販売を開始するなど、洋酒事業は大きな成功を収めていました。
しかし、1963年にさらなる成長を目指しビールの販売にも乗り出したのです。
これまでに紹介したアサヒやキリンに比べるとサントリービールの歴史は比較的若いようですね。

サントリーのビールのなかでも特に人気の商品が「ザ・プレミアム・モルツ」です。
その他にも、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」や「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」などの商品を販売しています。
また、発泡酒や第3のビールにも人気商品はたくさんあります。
「金麦」「マグナムドライ〈本辛口〉」「セブンプレミアム・ザ・ブリュー」などは小売店でもよく目にするのではないでしょうか。

サントリーは、元々洋酒の販売が中心の会社なので、ビール以外のお酒でも有名ですね。
「サントリーシングルモルト 山崎」や「サントリー 響」「サントリー 角瓶」などは知名度抜群で多くの方から愛されている国産ウイスキーです。
ソフトドリンクでも、「伊右衛門」「BOSS」「オランジーナ」など人気商品を数多く展開しています。

4位「サッポロ」

サッポロビール

サントリーに次いで第4位に入るのは「サッポロビール」です。
2018年度の課税出荷量のシェアは前年度から0.7ポイント減らした11.4%です。

サッポロビールは、シェア一位のアサヒと同様に1949年の大日本麦酒の解体により誕生した会社です。
資産額をほぼ均等に分割して生まれたアサヒとサッポロですが、現在のビールの売り上げでは大きく水をあけられてしまっていますね。

サッポロビールの代表的な商品には次のようなものがあります。
・「サッポロ生ビール黒ラベル」
・「サッポロラガービール」
・「エビスビール」
・「サッポロ ドラフトワン」
・「サッポロ 麦とホップ」
「☆」のマークや「エビスビール」のブランド力は高いのに、4位に甘んじているというのは意外かもしれませんね。

また、ビール以外にも缶チューハイやカクテル、ワイン、焼酎などの販売も手掛けています。

5位「オリオンビール」

オリオンビール

これまで紹介してきた4大ビール会社(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)からは大きく離されてしまいますが、5位には「オリオンビール」がランクインします。

日本全体でのシェアはイマイチですが沖縄では高いシェアを誇っています。
普段は飲まない方でも、沖縄旅行のときにオリオンビールを飲んでみたという方も多いのではないでしょうか。

オリオンビールを代表する銘柄といえば、なんといっても「オリオンドラフト」ですね。
それ以外では、「ドラフトエクストラ」「夏いちばん」「贅沢気分」などの商品があります。
ちなみに、沖縄県内の「アサヒ スーパードライ」はオリオンビールが、沖縄県外の「オリオンドラフト」はアサヒが製造・販売しています。

まとめ

ビール

2018年のビールメーカーのシェアは、
1位:アサヒ
2位:キリン
3位:サントリー
4位:サッポロ
5位:オリオンビール
という結果になりました。

みなさんのお気に入りのメーカーの順位はいかがでしたか?

ビール業界全体の売上高は減少しているのは少し寂しく感じますね。
今回の記事を基に、ビール業界を盛り上げるためにも、これまであまり飲まなかったメーカーのビールも試してみてはいかがでしょうか。



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