タッチペンにはさまざまな種類があり、スマホ・タブレットでの普段の操作やゲーム、イラスト制作といった使い道によって向き不向きがあります。

また、限られた機器だけに対応するタッチペンもあるので注意しましょう。

そこでこの記事では、使い道に合ったタッチペンの選び方や、おすすめ商品をご紹介します。

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まずはプロのおすすめ、タッチペン5選

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タッチペンを3種類に分けて紹介

① 電池を使わない、静電容量方式タッチペン

充電や電池が必要ない、ペン先が丸く太いタッチペンです。最近のスマホやタブレットのタッチパネルは、人体の静電気に反応して押された位置を特定しますが、このタイプはペン先で同じような反応をさせます。

充電が不要な代わりに、静電気を生み出すのに大きな面積が要るため、ペン先を太くする必要があります。細かな操作には向きませんが、指の代わりのように手軽に利用でき、機器を選ばず多くの製品で使えるのが特徴です。

ペン先が摩耗しにくく、1本数百円のものもあるなど価格帯が安いのもポイント。ただ、指と比べて反応が悪くなる場合もあります。

② 電池を使う、静電容量方式タッチペン

このタイプは電池で静電気を発生させるので、ペン先を細くできます。ペン先にはナイロン繊維や金属などが使われ、メモを書き留めたりイラストを描いたりといった細かな操作も可能です。

一方で、電池交換や充電の手間がかかり、やや価格帯も上がります。また、やはり指と比べて反応が悪くなる場合もあります。

③ 高機能なデジタイザペン

ここまでご紹介した一般的な静電容量方式のタッチペンとは別に、独自技術を盛り込んだ高機能なデジタイザペンを販売しているメーカーもあります。

機器の側で対応していないと動作しない点は要注意です。

例えばApple社のApple PencilにはiPadが対応。傾きや筆圧感知、手の誤タッチを防ぐパームリジェクションといった多彩な機能を備えています。

感度もよいので、繊細な書き込みでもストレスなく操作できます。一方で第1世代と第2世代で対応するiPadが異なる点、価格帯が高い点は注意が必要です。

そのほかワコムのアクティブ静電結合方式（AES）は、主にAndroidのスマホやタブレット、Windowsパソコンの一部で利用可能。MicrosoftのMPPは、Windowsパソコンの一部などに対応しています。

目的別、タッチペンの選び方

指の代わりなら｜ペン先が太い静電容量方式

手袋を着用しなければならないといった状況で指の代わりに使うのであれば、ペン先が太い静電容量方式のものがおすすめです。

水仕事などで濡れた手でも操作しやすく、誤動作を防ぎやすくなります。

また、皮脂や汗などで画面が汚れにくくなるため、タブレットなどを使ってプレゼンや会議をする際に利用すると画面をきれいに保てます。ペン先が太いので、強い筆圧による画面の傷付きを防ぎやすい点も魅力です。

ゲームに使うなら｜柔らかい素材の静電容量方式

パズルゲームのようになめらかに画面上を滑らせながら操作するゲームの場合は、静電容量方式のタッチペンの中でもペン先の滑りがよく柔らかな素材のものがおすすめです。

ペン先に透明なディスクをつけたものや、感度の高い高密度ファイバーチップを搭載したゲーミング用タッチペンもあります。長時間操作し続けても滑りのよさが変わらず、指でタッチするときのように手で画面が見えなくなるのを避けられます。

イラストを描きたいなら｜高機能なデジタイザペン

イラストを描くなら高機能なデジタイザペンが向いています。こまかい操作が可能なだけでなく、反応がよく認識も速いため、感覚的にイラストを描くのに適しています。

また、傾き検知や筆圧感知の機能によって、本物のペンのように線の太さや濃さを変えることができます。

一般的な先が細い静電容量方式のペンもイラストに使うことは可能ですが、簡単なイラストを描くなど簡易的な利用に向いています。

マウスの代わりにするなら｜ペン先が細い静電容量方式

タブレットの中にはアプリを使うことでパソコンを遠隔操作できるものもありますが、タッチペンを使えばよりスムーズに操作できます。

リモートでオフィスのパソコンを操作しなければならないような場合に便利です。

マウスのように細かな操作が必要な場合には、デジタイザペンやペン先が細い静電容量方式が適しています。中でも機器を選ばず使える静電容量方式のペンがおすすめです。

便利な付加機能を持つペンも

持ち運びに便利なノック機能

ボールペンなどによくある機能で、ペン先は通常収納されていて、使うときにノックして出すことができます。

ペン先を傷めず、かつ、キャップのように無くす心配がないため持ち運びが多い方におすすめです。

紙でも使えるボールペン機能

ボールペンやシャープペンと一緒になった多機能なタッチペンもあります。紙のメモ帳も使う方であれば、持ち歩くペンを減らせて便利です。

最近では後部がタッチペンになっているボールペンもあります。

レーザーポインターや指示棒に使える

プレゼンや会議で活躍するレーザーポインター機能を備えているものもあります。手元の画面をタッチペンで操作して、スクリーンやホワイトボードで解説するときはレーザーポインター機能を使うといった、スムーズな使い方ができます。

また、タッチペン機能がついている伸縮式の指示棒もあります。指示棒には以前からボールペン機能を持ったものがありましたが、それがタッチペンに置き換わった形です。

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