iPhone・iPadで使えるSDカードリーダーおすすめ10選! 反応しない時の対処法も
目次
iPhoneの容量不足を解消するには、いくつかの方法があります。その中で、通信料をかけずに最も早くデータ移行が出来る方法が、SDカードを代表とする各種メディアの利用です。
本稿では、SDカードにデータを保存するために必要な、iPhoneやiPadで使えるSDカードリーダーについて解説します。
この記事では2022年9月発売の最新iPhoneなどの情報も掲載しています。
iPhoneにSDカードリーダーが必要になる理由
iPhoneには、あらかじめ定められたストレージ用容量がありますが、これは日々使っている内に少しずつ減っていきます。写真・動画撮影だけでなく、アプリや音楽、電子書籍類をダウンロードすれば、あっという間に数十ギガは使ってしまうでしょう。
iPhoneのストレージを確保するためにはデータを削除するか、残しておきたいデータをiPhoneの外に保存しておく必要があります。ただしデータが大容量であればあるほど移動は大変です。
クラウドにアップするには通信量がかかりますし、同期に時間もかかります。
そこで、低価格で大容量のSDカードを代表とする記録メディアの出番です。しかし、iPhoneにはスロットがないため、外付けのアクセサリとしてSDカードリーダーが必要になるのです。
iPhone・iPad用SDカードリーダーの賢い選び方
iPhoneとiPad用のSDカードリーダーを選ぶには、下記の点に注意してください。
MFi認証品であるか
一つ目は「MFi認証」です。これは「Made for iPod/iPhone/iPad」を意味するApple社のライセンスのことで、iPhoneやiPadと互換性がある事を証明したものです。この認証があればOSをアップデートしても安定して使えます。
多くの会社が発売している「非・MFi認証品」でも読み込みは可能ですが、アップデートに対応していない事が多く、突然使えなくなる可能性があります。出来るだけライセンス品を選びましょう。
また100均でもSDカードリーダーは見つかりますが、同期の速度が遅く使い勝手に難があるものもあります。
自分のSDカードに対応しているか

二つ目は、SDカードの種類です。SDカードには、通常のSDカードとサイズの小さなmicroSDカードの2種類があります。リーダーが対応しているサイズを間違えないようにしましょう。
最近は、microSDカードでもSDカードサイズに出来るケース付きのものがあるので、どちらのサイズでも問題なく使えることが多いです。ちなみに、使っていないケースは紛失しやすいので、しっかり保管しておきましょう。
なお、SDカードをmicroSDカードに変換することは出来ないので注意してください。
コネクタ形状に注意

iPhoneやiPadが外部アクセサリと接続するコネクタは、機種やバージョンによって異なります。
iPhone5と2012年に発売された第四世代以降のiPadなら「Lightning USB」という端子が使われていますが、2018年以降のiPadProやAirは「USB Type-C」が使われています。
この2つは差し込み口の外観が似ていますが、互換性はありません。誤ったSDカードリーダーを購入すると接続できないので、必ず自分が使っている機種の差し込み口をチェックしてください。
有線接続と無線接続
接続方法には、コネクタを使って物理的に有線接続する方法と無線接続の2種類があります。コスト的には有線接続の方が安いですが、ケーブルがかさばりますしコネクタ形状に左右されます。
これに対して無線接続なら、ケーブル不要なことはもちろん、コネクタ形状に左右されません。価格面ではやや不利ですが、iPhoneやiPad以外にも使いたいのなら無線接続の方が良いでしょう。Lightning USBやUSB Type-Cの差し込み口がないPCでも使えます。
また無線接続の場合、モバイルバッテリーやWi-Fiルーター機能などを兼ねたものが多いのも特徴です。
専用アプリの利便性
SDカードリーダーには、専用アプリが付属しているものが多いです。これは同期の速度アップや効率的な写真等の整理に使いますが、その使い勝手にも注目です。
iOSの写真アプリ以上に便利ならそれだけでも選ぶ価値はあると言えます。
ただし定期的にアップデートされているものを選んでください。iOSのアップデートに対応していないと使えなくなる可能性があります。
また編集ソフトが付属しているのなら、デジカメなどで使われている高画質なRAW形式に対応しているものがあると便利です。
iPhone・iPad用おすすめのSDカードリーダー
下記におすすめのSDカードリーダーを10個選びました。きっと役立つものが見つかるでしょう。
まずはApple純正品から紹介します。純正品はやや高額ですが、相性問題が発生しないという点において非常に心強いといえます。SDカードを差し込むと自動的に写真アプリが開いて整理されますし、iCloudフォトライブラリでクラウドにバックアップするのも簡単です。
純正品にこだわる方におすすめです。
二つ目はPC・スマホ関係周辺機器の人気ブランド、サンワサプライのLightningカードリーダーです。SDカードだけでなくmicroSDカードにも対応しており、専用アプリを使えば音楽再生も可能です。認証商品なので安心して使えます。
高品質なワイヤレススピーカーやモバイルバッテリーで知られる、Ankerのカードリーダーです。USBメモリのような外観なので持ち運びしやすく、安定して使えます。
※こちらはLightningではなくUSB Type-Cなため、iPhoneには使えませんので注意してください。
こちらは、デジタル関係のアクセサリで実績のあるロジテックの製品です。複数のコネクタが付属しており非常に汎用性が高いのが特徴で、これ一つでスマホからSDカード、SDカードからPCへと移動させられます。SDカードのスロットがないPCを使っている人におすすめです。
引き続きロジテックの製品です。LMR-MB16WHは、先ほど紹介したLMR-MB15SVの廉価版です。
付属コネクタなど基本スペックは同じですが、読み込めるメディアがmicroSDカードのみとなっています。その分価格が安めなので、microSDカードを使っている人ならこちらがおすすめです。
こちらはソニーの多機能型アクセサリです。SDカードリーダーとしての機能に限らず、各種データを専用アプリで簡単に管理することが出来て、しかもモバイルバッテリー機能も搭載しています。
厚さも9mmとコンパクトなので、鞄にいれても場所を取りません。これ一つで大抵の問題は完結できるでしょう。
引き続き多機能型のWi-Fi SDカードリーダー、こちらはPCモニターなどで広く知られるアイ・オー・データ製です。基本機能はこれまで紹介してきたものと同じですが、やや求めやすい価格となっており、バッテリー容量が少なめです。
アプリではなく、本体付属のボタンスイッチでSDカードからHDDドライブにデータを移動させられるので、メディア間でのデータ移動に役立ちます。双方向のデータ共有にもおすすめです。
9個目はパナソニックのSDカードリーダーです。これまで紹介してきた無線式のリーダーはどれも多機能型でしたが、こちらはSDカードとmicroSDカードだけに特化しており、その分コンパクトで価格も安めです。
編集部では他にも以下の商品を購入して使ってみました
無料アプリをダウンロードし、microSDカードを挿入して充電するだけでスマートフォンの画像や動画、連絡先のバックアップが可能。iPhoneとAndroid間でのデータ転送にも対応しています。
細かな設定は必要なく、2回目以降のバックアップでは新しく追加された項目だけをバックアップ。コンパクトで、使いやすいアイテムでした。
とてもコンパクトなので持ち運びに最適。カメラで撮った写真をすぐにiPhoneやiPadに転送したい時に役立つアイテムです。デジタル一眼レフカメラの各種画像や動画データ形式に対応しています。
専用アプリを使えば、SDカードにiPhoneのバックアップを取ることも可能。写真・カレンダー・連絡先だけでなく、InstagramやTumblr、DropBoxやGoogleDriveのバックアップにも対応しているのは嬉しいポイントです。
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iPhoneにSDカードリーダーが反応しない場合の対処法は?
もしもSDカードリーダーを差し込んでも読み込まない場合は、問題の切り分けをしてください。
まずはSDカード自体に問題があるのか、それともリーダー側、あるいはiPhone側にあるのか切り分けます。SDカードを他の機器に差し込んで読み取れれば、リーダーとiPhoneのどちらかに問題があるのが分かります。
SDカード自体に問題がある場合
SDカードが読み込めないのであればデータが壊れているか、SDカード自体が不良になっている可能性が高いです。
また水濡れ・水没などしていると内部でショートして壊れている可能性がありますし、静電気でデータが飛んでいる可能性もありえます。このような場合、残念ですがデータはあきらめざるを得ないでしょう。
リーダー・iPhone側に問題がある場合
問題がリーダー・iPhoneのどちらかにあると思われる場合は、まず設定からOSのアップデートをしてください。そしてリーダーのアプリも同様に最新版へアップデートします。
これで読み取れるようになるはずですが、それでもダメな場合は、いったん機器を取り外して再起動してください。これで問題は解決するはずです。
ただしアプリのアップデートに対応していない低価格商品の場合、購入した時点でOSのアップデートに付いていけなくなっていて使えないというケースもあり得るので仕様をチェックしてください。
またライセンス品であってもiOSのアップデートに伴い、一時的に使えなくなる事があるとApple公式サイトの掲示板に書き込みがある(iOS14等)ので、常に100%の確率で使えるとは言い切れません。この場合は次回のアップデートで修正されているのを期待しましょう。
iPhoneも進化中、最新モデルを紹介します
ここまで、iPhoneで使用できるSDカードリーダーについて紹介してきました。
最後に、Amazonでも購入できるようになったiPhone最新モデルをピックアップしました。関心のある方は、ぜひご覧ください。
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以上、SDカードリーダーについて解説してきましたが、重要なのは一つのアクセサリにどれだけの機能を持たせるか、という点にあります。単にSDカードリーダーとしてデータの取り込みが出来ればいいのか、それとも持ち歩くならモバイルバッテリーやWi-Fiルーターなどの機能も兼ねていた方が良いのかというのはユーザー側の使い方の問題であり悩みどころです。筆者としては単機能のアクセサリを複数持ち歩いていますが、それが面倒という人は複数機能を兼ね揃えたものがおすすめです。