〈プロ解説〉ソフトキャリーバッグ、おすすめ9選 軽量でおしゃれなモデルも
ハードタイプのキャリーバッグと比べて、軽量さが魅力のソフトキャリーバッグ。機内持ち込みができるものや、人気ブランドのおしゃれなものなど、さまざまな商品があります。
この記事では、元添乗員ライターの藤井麻未さんに、ソフトキャリーバッグを選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶソフトキャリーバッグ4選
おすすめポイント
フランスのメーカー・デルセーは、伝統と革新、エレガンスと現代性を兼ね備えたデザインが魅力です。撥水加工の施された生地は柔軟性があり、サイドのストラップの長さを変えることでマチを調節できます。メイン収納部へは、両面開きでアクセスするつくり。フロントにはシューズポケットがついていて、靴をはじめ、すぐに取り出したいものは、こちらに収納すればサッと出し入れ可能です。防犯意識の高いヨーロッパのブランドだけあり、特許取得の盗難防止用ダブルジッパーを搭載し、ファスナー部分の防犯性にも優れています。
おすすめポイント
ローラーブレードからヒントを得たという丸みを帯びたダブルホイールは弾力性があり、石畳などの凹凸のある路面でも快適な走行が可能です。60L以上の、軽量かつ中~大型サイズが揃っているのもポイントです。(今後新サイズ・カラー登場の予定もあり。詳細は店舗までお問合せください)トップ、サイドだけでなく、フロント部分にもハンドルがあり、ボストンバッグのように持ち運べます。車のトランクや荷棚への上げ下ろし、階段の上り下りの際などに便利なため、飛行機移動はもちろん、車や列車での移動が多い方におすすめのモデルです。ほかと一味違う、パリ発のおしゃれなラゲージを持ってみたい方にも向いています。
おすすめポイント
ドイツのメーカー・トラベライトは、ドイツ国内でトップシェアを誇るラゲッジメーカー。スカイイは、長期旅行に使えるLサイズでも、2.9kgと驚きの軽さです。軽量モデルには小さめのシングルキャスターが多い中で、スカイイは大きめの静音ダブルキャスターを使用し、静かで安定した走行性を保ちます。M、Lサイズは拡張機能付きなので、大型で軽量モデルを探している方には特におすすめです。ヨーロッパの国内線基準を採用した薄マチのややワイドな形で、ヨーロッパ国内をよく移動する方でも安心して使えます。
おすすめポイント
さらに、ドイツメーカーらしいデザインもポイント。正面のヒダのようなデザインは、一番上が隠しポケットになっています。ファスナー部分も外に見えないようにしまえるので、パスポートやスマホなど貴重品を一時的に入れておくのに便利です。省スペースなフロントオープン、整頓しやすいポケット、側面と底面の取手など、これだけ軽量なのに気の利いた機能が過不足なく付いているのが人気の秘密といえるでしょう。
おすすめポイント
かゆいところに手が届くスーツケースが人気の国内ブランド、レジェンドウォーカー。アレスは、このブランドならではの工夫が最大限に生かされています。まずは、容量拡張機能。通常時はコインロッカーサイズなので、駅などで預けたり電車で網棚の上に置いたり、日帰り旅行や買い物、ビジネスで利用したりする際に便利です。拡張ファスナーを操作することで、容量が9L増え、荷物の量にあわせて大きさを変えられます。さらに、付属のショルダーバンドを付ければ、リュックに変身。ポイントは、キャスターをワンタッチで外し、側面に収納できる点です。背負ったり、室内に置いたりする際に、キャスターの汚れを気にする必要がありません。
おすすめポイント
サイドの撥水ポケットには、取り外したキャスターのほか、折りたたみ傘やペットボトルなどをサッとしまえます。拡張部とメイン収納部の仕切りはファスナーで開閉でき、閉じてよく使うものだけを上部に、または開いて大きな荷物を入れるため一つに、と用途にあわせて利用しやすくなっています。開閉時に場所を取らないフロントオープンタイプで、タブレットなどを収納するクッション付きポケットもあります。中仕切りを開ければ、フロントポケットからメイン収納部へのアクセスも可能です。これだけ収納性の高い小型ソフトキャリーバッグはめずらしいでしょう。背面のキャリーバーループを使えば、手持ちの中・大型スーツケースの上にしっかりと固定でき、2台持ちも叶えられる優れものです。
おすすめポイント
日本製のスーツケースブランドといえば、プロテカ。マックスパス ソフト3の特徴は、機内持ち込みサイズとして最大級の42Lという容量を実現していること。ソフトタイプはハードタイプより柔軟性がある分、より多くの荷物を詰められますが、その利点を最も生かしたのがこのモデルといえます。内装もあえてシンプルに、複雑な仕切りがないので隅々まで荷物を詰められます。荷物が多いけれど、コンパクトなキャリーバッグが欲しい方にぴったりです。底面の凹みは荷棚などへの上げ下ろしの際に便利で、キャスターストッパーは電車内や坂道で勝手に転がるのを防止します。利便性を考えた丁寧な作りと高水準の品質は、さすが国内生産といえるでしょう。
ソフトキャリーバッグの選び方、Q&A
ソフトキャリーバッグの選び方について、Q&A形式で4つ紹介します。
Q1、どのくらいのサイズを選ぶべき?
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藤井 麻未さん
ソフトタイプのキャリーバッグというと、機内持ち込みサイズのものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は大小さまざまなサイズがあります。用途にあわせて選ぶと良いでしょう。
機内持ち込みサイズ|最もポピュラーな大きさ
3辺の長さの合計が各航空会社の基準値内で、容量はだいたい30〜40L前後。荷物の量は個人差がありますが、1〜3泊程度に適しています。
航空会社に預けるのが不安な方や、国内旅行用や出張用に軽くて取り回しやすいものを探している方に向いています。
コインロッカーサイズ|機内持ち込み可の中でも小型
容量は20〜30L前後で、駅などのコインロッカーに入るのがポイント。列車の荷棚にも難なく乗せられます。日帰り旅行やビジネス、買い物などで、重い手提げ鞄を持ちたくない方に向いています。
中〜大型サイズ|1週間以上の海外旅行にも耐えうる
容量は60〜100L前後と幅があります。これだけあれば1週間以上の旅行のメインバッグとして十分使えるでしょう。
とにかく荷物が多い方はもちろん、ソフトタイプの軽量性を活かして、LCCなどで追加料金を取られないように、キャリーバッグ本体をできるだけ軽くしたい方にもおすすめです。
Q2、ソフトタイプを選ぶメリットと注意点は?
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藤井 麻未さん
ソフトタイプの最大の特徴といえば、ハードタイプに比べて軽量であること。そして、生地に柔軟性があり開口部がファスナーなので、収納力が高いことです。
きっちりアウトラインが決まっているハードに対し、ソフトは多少荷物を詰めすぎても何とかなるのがメリットだといえます。一方で、「防犯や耐久性の面ではハードに劣るのでは?」と懸念する方もいるでしょう。
実のところ、プロの盗難にかかればハードもソフトもさほど差はなく、結局は運次第。荷物の積み下ろしや圧迫による本体の破損も、むしろハードよりソフトのほうが少ないといえます。ただし、中身の損傷、本体の水濡れや経年劣化による摩耗などはありえます。
藤井 麻未さん
これらを防ぐためには、単に軽量で安いという点だけを基準に選ぶのは避けたほうがよいでしょう。生産段階でしっかりと品質管理が行き届いていて、信頼に足るメーカーかどうか、本体の素材や、破損原因になりやすいキャスター部分の品質などに注目して選ぶと良いでしょう。
Q3、どんな種類や機能があるの?
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藤井 麻未さん
同じように見えるソフトキャリーバッグですが、実はさまざまな工夫や機能の違いがあります。
一般的なのは、キャリーバーを引っ張って動かすキャリータイプですが、中にはリュックに変身したり、ボストンバッグのように持ったりできる2WAYタイプもあります。
ほかにも、中身が一度に見える両面開きか、省スペースなフロントオープンか。ハンドルがトップとサイドだけでなく、フロントや底面にもあるか。また、ポケットの位置や収納の工夫なども多種多様なので、どのような機能が用途にあっているか、シミュレーションしてみると良いでしょう。
Q4、旅をもっと楽しむポイントは?
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藤井 麻未さん
旅のお供として使うのであれば、デザイン性にも注目したいところ。できればおしゃれなデザインのキャリーバッグを持ちたいものです。
日本メーカーのものは、ユニセックスでビジネスにもプライベートにもなじむデザインが多く、年齢や性別を問わずさまざまな方におすすめです。
対してヨーロッパなど海外メーカーのものは、個性的なデザインや日本ではあまり見ないカラーが多く、個性を出したい、ほかと一味違うおしゃれなキャリーバッグを持ちたいという方におすすめです。
ソフトキャリーバッグ、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるソフトキャリーバッグの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- グリフィンランド
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AIR6327 スーツケース 中型
- 税込み8,480円(Amazon)
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シンプルなフォルムで大容量
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容量は60〜66Lで、2.5kgと軽く、ソフトキャリーバッグならではの強みを感じられる製品です。外ポケットが2つに内ポケットが3つと収納性に優れ、快適に使えます。TSAロックを搭載し、機内持ち込み可能なサイズなので、海外旅行のサブケースとしても人気です。
360度ダブルキャスター仕様のため、荷物をたくさん入れても安定して運べます。でこぼこな道でもグラつきを抑えた走行が可能です。容量は3段階、色は10色から選べます。
- 竹八謹製
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ソフト キャリーバッグ リュック 3WAY 着脱式デイパック付き+牛革製ケーブルバンド2個セット tm0559
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リュックのようなおしゃれさ
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多くのビジネスバッグを手がけてきた「竹八謹製」のキャリーバッグ。牛革製ケーブルバンドが付属していて、ヘッドホンケーブルや充電ケーブルをまとめられます。
マチ幅変更によって、36~43Lと容量を変えられる仕様です。持つ・引く・背負うと3WAYの持ち運び方ができ、ちょっとした外出時には前面のデイパックを取り外せるなど、自由度の高いキャリーバッグとなっています。
- GUREITOJP
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ソフトキャリーケース ファスナータイプ
- 税込み10,440円(Amazon)
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衝撃に強く形が崩れにくい
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頑丈で衝撃に強いオックスフォード素材を採用。ダイヤル式のTSAロックで荷物をしっかり守ります。キャスターは360°回転するので移動も楽々。消音設計なので、夜間の外出でも周囲に気を遣わずに済みます。
シンプルなデザインのため、ビジネスなどで荷物を持ち歩く方にもおすすめです。機内持ち込みできる20インチからたっぷり収納できる26インチまで、4つのサイズから選べます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
容量 |
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【筆者おすすめ】DELSEY PARIS(デルセーパリ) RASPAIL ラスパイユ スーツケース 61cm |
持ち運びやすく、機能性に優れたモデル |
約幅34×奥行27×高さ61cm |
2.79kg |
56L |
|
【筆者おすすめ】travelite(トラベライト) Skaii スカイイL 大型 |
Lサイズでも指一本で持ち上がる軽さ |
幅47×奥行30〜34×高さ78cm |
2.9kg |
91L(拡張時98L) |
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【筆者おすすめ】Legend Walker(レジェンドウォーカー) 4052 ALES アレス |
リュックとキャリーの2WAYタイプ |
本体サイズ/幅34×奥行21×高さ36(+15)cm、全体サイズ/幅35×奥行21×高さ43(+15)cm |
2.3kg |
23L(拡張時32L) |
|
【筆者おすすめ】ACE(エース) PROTECA プロテカ マックスパス ソフト3 42L |
機内持ち込みサイズでも大容量 |
幅40×奥行25×高さ50cm |
2.4kg |
42L |
|
グリフィンランド AIR6327 スーツケース 中型 |
シンプルなフォルムで大容量 |
幅41×奥行28×高さ67cm |
2.5kg |
60L(拡張時66L) |
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ヒデオワカマツ ハイブリッドギアトローリー SS 85-76300 |
個性的なデザインが魅力 |
幅32.5×奥行20×高さ41.5cm |
2.5kg |
20L |
|
竹八謹製 ソフト キャリーバッグ リュック 3WAY 着脱式デイパック付き+牛革製ケーブルバンド2個セット tm0559 |
リュックのようなおしゃれさ |
幅33×奥行20〜25×高さ54cm |
約2.9kg |
約36〜43L |
|
GUREITOJP ソフトキャリーケース ファスナータイプ |
衝撃に強く形が崩れにくい |
幅36×奥行28×高さ58cm(20インチ) |
記載未確認 |
記載未確認 |
|
ACE(エース) ロックペイントSS 35703 |
大容量で、機能性も充実 |
幅51〜53×奥行29〜31×高さ65〜73cm |
3.1kg |
91L |
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