モバイルバッテリーの寿命は1年? 買い替えのサインと寿命を伸ばすコツ
スマートフォンをはじめ、iPadやデジカメ、ポケットWi-Fiなどあらゆる電子機器の充電ができるモバイルバッテリー。しかし、使い続けていくうちにこんな経験ありませんか?
最近やけにモバイルバッテリー本体の電池の減りが早い、本体の充電が満タンになるまでに時間がかかる、スマホを1回しか満タン充電できなくなった……ということ。もしかしたら、それ、モバイルバッテリーが寿命なのかもしれません。モバイルバッテリーの平均寿命は、約300〜500回の充電サイクルだと言われているんですよ。
え? モバイルバッテリーに寿命なんてあるの? と思ったそこのあなたのために、今回は、モバイルバッテリーの買い替えサインや長持ちさせる方法を紹介したいと思います。この記事を読んでおくと、新しいモバイルバッテリーに買い換えたとに役に立つはずです。
モバイルバッテリーの寿命は何年?
モバイルバッテリーの使用・充電頻度によっても変わるため一概には言えませんが、寿命は2年ほどと言われています。そもそも、バッテリーの充電回数の目安は、約300〜500回ほどだと言われているんです。そのため、モバイルバッテリーを毎日持ち歩いて、且つ365日繰り返し充電をしている場合、1年ちょっとで寿命がやってきます。
財布を毎日カバンから出し入れしていると四隅がボロボロになって、表面の色も褪せていきますよね。これと同じく、モバイルバッテリーも充電回数が多くなればなるほど寿命は縮まっていくのです。
充電回数の上限を超えたモバイルバッテリーはもう使えないの?
300〜500回までという上限を超えてしまった場合でも、今まで通り使うことはできます。ただし、スマホやタブレット端末の充電スピードが遅くなる、本体をフル充電できるまでに時間がかかるなどのトラブルが発生してしまいます。
それがエスカレートすると、バッテリー本体が熱を持ち回路をショートさせ、発火や発煙を招く危険性があるんです。
買い替えのサイン?モバイルバッテリーの寿命を確認する方法
・以前より本体充電に時間がかかる
・チャージの回数が増えた
・スイッチを押しても起動しにくくなった
・バッテリーがふくらんでいる・熱くなる
心当たりのある方は、そろそろモバイルバッテリーの買い替えどきかもしれません。たとえば、モバイルバッテリーの寿命を判断する代表的な症状に「以前より本体充電に時間がかかる」というものがあります。
前までは夜寝る前に充電して朝起きたときには満タンになっていたのに、フル充電されるまでに時間がかかる場合は、買い替えた方が良いでしょう。これらの症状はリチウムイオン電池の劣化によるもの。リチウムイオン電池は、充放電を繰り返すと劣化してしまうのです。
ただし、スマホに搭載されているバッテリーがそもそも劣化している、というケースも考えられます。いつもより充電スピードが遅いと感じたら、窓口で相談してみた方がいいかもしれません。
モバイルバッテリーの寿命を延ばすコツ
リチウムイオン電池を選ぶ
モバイルバッテリーの寿命を1日でも延ばすためには、モバイルバッテリー搭載のものを選びましょう。
そもそもリチウムイオン電池とは、化学反応を利用して直流の電力を生み出す電気デバイス。プラスの電極とマイナスの電極の間でリチウムイオンが行き来することで、充電と放電が可能になり、繰り返し使用することができるのです。
こうした特長を活かし、PCやスマホ、モバイルバッテリー太陽光発電など、さまざまなシーンで利用されています。
継ぎ足し充電
モバイルバッテリーの残量がゼロになる前に充電しましょう。目安は10〜50%残っている状態。
え?でも、バッテリーを使い切らないうちに充電したら持ちが悪くなるんじゃないの?と思ってそこのあなた。それは過去の話。リチウムイオン電池の性質上、「0%」や「100%」といった過放電・過充電の状態が続くと劣化が進んで寿命が短くなってしまうのです。
充電中のスマホの使用は避ける
スマホを充電しながらInstagramやYouTubeを見ていると、スマホが異様に熱くなりますよ。本体表面温度が30度以上、場合によっては40度近くになることも……!またスマホのケースをしたまま充電するのも、温度が上がる原因になると言われています。
これらの行為はリチウムイオン電池の劣化を早めてしまうため、充電中はスマホはいじらない、充電するときはケースを外すなどして、本体に熱がこもらないようにしましょう。
モバイルバッテリーチャージ完了後はコンセントから抜く
モバイルバッテリーのチャージが100%になったら、コンセントから抜いてカバンにしまっておきましょう。というのも、チャージし続けていると「過充電」の状態となりリチウムイオン電池の劣化につながってしまうのです。
モバイルバッテリーを高温の場所に長時間放置しない
リチウムイオン電池の最高許容周囲温度は45度までと決まっています。45度以上を超えると危険温度だとされ、寿命の低下だけでなく、異常発熱による発煙や発火、本体の変形など不具合につながりますので注意が必要です。
スマホやタブレットを充電しているだけで、リチウムイオン電池のが45度以上の周囲温度を超えることはほぼありません。ただし、下記の状態になるとリチウムイオン電池の最高許容周囲温度は、あっという間に45度に達してしまいます。
・ドライブ中に直射日光の当たる場所に置いて充電
・真夏の車内に1日放置
・海水浴やバーベキューの最中、砂浜や石のうえに何時間も放置
・強い日差しの当たるイスやテーブルの上に放置
モバイルバッテリー本体が熱くなった場合は、保冷剤や冷えたペットボトル、冷蔵庫のなかで冷やすと、発熱によってショートするリスクを最小限におさえられますよ。
おすすめのモバイルバッテリー
エレコムDE-C50L-20000
本体に充電ケーブルをさしたままでスマホやタブレットに同時に充電できる大容量モバイルバッテリーです。第三世代のiPhone SEなら約6.4回充電が可能です。
低電流モード搭載で、イヤホンやヘッドセットなどの小型機器の充電も安心。約500回繰り返し使用可能な充電式リチウムイオン電池を使用しており、本体の電池残量は4段階のLEDランプ点灯で確認することができます。
Anker PowerCore 10000
世界最小・最軽量クラスをうたうAnkerの人気モデル。最大2.4Aで急速充電が可能で、iPhone 15なら約2回の充電が可能です。機内持ち込みにも配慮したモデルで、本体の重さは約180g。ポケットやポーチに入れての持ち運びもスムーズです。
モバイルバッテリーを大切に……
モバイルバッテリーを使っていて「本体の充電スピードが遅くなる」「スマホをフル充電できるまでに時間がかかる」などの症状を感じたら買い換えましょう。バッテリー残量がゼロの状態で長期間放置せず、継ぎ足し充電をして大切なモバイルバッテリーを長く使い続けたいものです。
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