
【徹底解説】Type-C対応モバイルバッテリーとは おすすめ10選
最近はApple製品やNintendo Switchを始めUSB Type-Cを採用しているIT機器が増えてきています。
しかしUSB Type-Cと従来の物とはどう違うのか、そもそもどうしてUSB Type-Cに移行してきているのかがわからないという方も多いと思います。
そこで今回はそれらの疑問を解決するために徹底的に解説し、おすすめのモバイルバッテリーをご紹介していきたいと思います。
USB Type-Cとは

まずはUSB Type-Cがどういうものかという事についてです。
USB Type-Cというのは簡単に説明しますとUSBの規格の一つなのです。
規格は他にもType-AやType-B色々種類はありますが、全てUSBの一種という事なのです。
従来のケーブルとの違い
2019年現在一般的にスマホやタブレットなどで使用されている規格は
・micro USB Type-B
・Lightning
の二種類になります。
micro USB Type-Bは主にAndroidを搭載している製品で使用されLightningはApple製品で使用されています。
micro USB Type-Bは比較的耐久性が高く、端子も抜けにくい設計ですが、リバーシブル仕様ではありません。
そしてLightningはApple独自の規格なため少々特殊な規格となりますが、リバーシブル仕様で長い間Apple製品のお供となっています。
この2種類とUSB Type-Cには3つの大きな違いがあります。
それは耐久性と充電速度そして通信速度です。
耐久性
まずは耐久性についてです。
かつてはmicro USB Type-Bの耐久性が高いと言われていましたが、物によっては数か月程度で先端が曲がってしまったり、だんだんと抜けやすくなってしまいました。
この問題に対しUSB Type-Cはmicro USB Type-Bの約3倍の耐久性を持つ仕様とされているため、単純な計算では3倍長く使用することができます。
USB Type-Cは、端子自体の機械的な耐久性が飛躍的に向上しています。 従来のmicroUSBでは、設計上、大体3000回程度の着脱が想定されています。 それに対し、USB Type-Cでは10000回の着脱に対応するように改められています。
Lightning端子に関しては残念ながら実験データがなかったので、どれぐらい違うかというのを比較できませんでした。
とはいえ新型のMacBookの充電器に採用されていることから、その耐久性が優れているという事がうかがえます。
充電速度
次に充電速度、厳密には電源供給についてです。
USB Type-CはUSB PD(USB Power Delivery)という電源供給の規格があり、最大で100Wまで給電が可能です。
USB Power Delievry(USBパワーデリバリ/以下USB PD)はUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5W、さらに、バッテリー用途の充電規格USB BC(Battery Charging) 1.2では、7.5Wまでの電力供給が可能でした。USB PDでは100Wまでの受給電が可能となるので、従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。
一般的な急速充電対応モバイルバッテリーの電源供給は5W(5V/1A)なのでそれと比較すると20倍程早く充電できる事になります。現在USB Type-C規格を採用している代表的な製品は2015年以降のApple MacBookシリーズ、Dell XPS 15などがあります。Nintendo Switchなども採用しており、今後も様々な周辺機器がUSB Type-Cで統一されていく可能性があります。
通信速度
そして最後に通信速度についてです。
通信速度はモバイルバッテリーとは直接的には関係ありませんが、ケーブルが現在もっとも高速にデータを送受信できるUSBはUSB Type-Cになります。同じ規格の中でも2.0や3.0などイメージとしてはバージョンの違いがあり、性能が違う場合があるので今回はそれぞれの最新版同士で比較してみます。

Android端末で使われている端子と最新のUSB Type-Cを比較すると通信速度の差はおよそ83倍になります。
また一般的にUSBと呼ばれているUSBメモリの4倍の速度をUSB Type-Cは出すことができます。
USB Type-C対応モバイルバッテリーを選ぶときの注意点
電源供給の解説をしている時少し触れましたが、USB Type-C対応のモバイルバッテリーと一概に言っても出力が物によって大きく変動します。
また、使用している端末がどれぐらい電力供給が必要なのかも要チェックする必要があります。
電力供給が不足していれば電源を入れてもきちんと動作しなかったり、充電するのに余計な時間がかかってしまう可能性があります。
おすすめのUSB-TypeC対応モバイルバッテリー
では注意点を踏まえたうえで、おすすめのUSB-TypeC対応モバイルバッテリーを紹介していきます!
デバイスへの充電も、バッテリー本体への給電も素早いAnkerのモバイルバッテリーです。充電容量は10000mAhあり、携帯ゲーム機やタブレットへの充電にも使いやすいです。スマホで動画を楽しんでいても、バッテリー残量に困りにくいです。
USB-TypeCとUSB-TypeAのポートがあるので、対応機種の幅が広く、様々なデバイスへ充電できます。本体もコンパクトなので、キャンプやハイキングなど遠出の際にも1つあると役立ちます。
PCにも充電できる大容量・広範囲対応バッテリー「Ravpower RP-PB059 20100mAh」です。USB‐C、USB-Aポート両方ついているので、iPhone/Androidはもちろん、MacBookやSwitchにも充電ができます。
20100mAhもの容量があるので停電時の緊急電源などとしても使えます。2つのポート同時出力もできる、素早く様々なデバイスを充電できる高性能なバッテリーです。
Type-C用の出力18Wのポートと通常のType-A用の出力12Wのポートがあるモバイルバッテリーです。
このモバイルバッテリーのポイントはType-C to Type-Cで充電ができ、従来の充電方式だと9時間かかる充電時間を最短4.5時間ですることができます。
夜に忘れて、あわてて朝に充電しても高速充電により、すぐにある程度の充電ができるのは嬉しい機能です。
本製品はType-C、Type-Aの二つの出力ポートがあり、Type-C to Type-Cの充電に対応しているためモバイルバッテリー本体を約3時間で充電できます。また、急速充電規格 Power Deliveryに対応しているため、iPhoneⅩであれば45分間で0%から約74%まで充電することが可能。
モバイルバッテリーの特徴としては本体の充電残量を1%刻みで確認をすることができるため、きちんと残量を把握することができます。
出力ポートはType-C、Type-Aの二つでPHILIPS独自のICチップを搭載することで安全にかつ早く充電することができます。ただし、Type-C to Type-Cの充電に非対応なため、充電するときは注意する必要があります。
デバイスへの充電と、バッテリーへの充電を同時に行える安全仕様です。バッテリーの残量はLEDライトの点灯数で確認できます。
バッテリー容量は15000mAhで、iPhoneは3回以上充電可能です。LightningとType-cのケーブルつきで、持ち運びの手間がはぶけるのもおすすめポイントです。加熱や過電圧防止機能を搭載し、ショートした場合は自動で充電停止に。安心して充電できます。
世界のどこにいても充電できる100Vから240V対応。海外旅行の際は、変圧器を用意する必要がなく、機器代節約や荷物の軽量化へとつながります。スマホスタンドとしても使えて、十分すぎる機能が詰まった1台です。
小型で持ち運びやすいモバイルバッテリーです。ケーブルも一体化しているので、余計なケーブルを持ち歩かずに済みます。厚さ13mmと薄型なので、スマホと一緒にポケットに入れても、気になりにくい商品です。
micro-USB、USB-TypeC、Lightningのコネクタや変換がついており、様々なデバイスに対応しているのが魅力です。
USBポートも利用することで最大4端末充電が可能。Lightning、Type-C、microUSBの主要3種類のケーブルを内蔵しているため、ケーブルを持ち運ぶ必要がありません。
厚みわずか6mmという薄さが好評を得ているTNTOR モバイルバッテリーです。Type-Cケーブル内蔵のため、ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、重量も115gと軽く持ち運びに便利な1台となっています。
本体への充電方法がmicroUSBによる給電なので、出張先で使う場合などは対応ケーブルをお忘れなく。
Lightning、Type-C、microUSBのケーブルを内蔵。コンセントから直接充電もできる点がとても便利です。コンセントタイプでありながら、サイズも小さいので持ち運びやすいですよ。
まとめ
Type-C対応モバイルバッテリーには出力の違いや機能の違いがかなり多くあるため種類も豊富となっています。
災害時を考えるのであれば大容量かつソーラー発電機能付き、持ち運びであればケーブル内臓タイプ、ノートパソコンを充電したいのなら高出力タイプなど使い道に合わせて自分にピッタリなモバイルバッテリーを選んでみてください!