ヘッドホン難聴になりにくい音量や時間はどれくらい?予防法は?

中間睦月
公開: 2018-10-16

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ヘッドホン難聴とは?

ヘッドホン難聴

ヘッドホンで大音量で音楽を長時間聴くことが習慣化してしまっている人は要注意。ヘッドホン難聴とはその名の通りヘッドホンの音の圧で耳が少しずつ聴こえにくくなっていくという症状の事を指します。感覚では分からないほど少しずつ進行していくので、自分が難聴に陥り始めているということが自覚できないのが恐ろしいと言われています。

ヘッドホン難聴の症状は?

ヘッドホン難聴は「症状が出る頃にはもう遅い」とも指摘されています。長い時間大音量で音楽を聴き過ぎた後に、めまいや耳鳴りを感じた時にはそれがヘッドホン難聴の症状と言われています。そんな何気ない気分や聴力の不調を感じたら、耳が悲鳴をあげているサインとして考えるべきです。他にも症状として「方耳だけ聴こえにくい」ということもあれば「両耳とも聴こえにくい」こともあるのですが、その症状も少しずつ進んでいくので自覚症状としては何も感じられないことがあるのも怖い部分です。

ヘッドホン難聴になりにくい音量はどれくらい?

音波

ヘッドホンは製品の種類によって、同じボリューム設定でも実際に出力される音量は違います。しかし、一般的なリスニング用途を目的に普及しているヘッドホン同士であれば、インピーダンスの値によって微妙に異なりはするもののだいたい同じボリューム設定で同じ音量で再生されるようには設計されています。iPhoneで言えばマックス音量の3分の1以下、Androidであれば2分の1以下で聴くことが推奨されています

難聴になりやすい・なりにくいヘッドホンがあるって本当?

同じ音量設定だとしてもヘッドホンの製品によって高音域が出やすい、低音域が出やすいなどの違いがあります。そして、同じボリュームで音楽鑑賞していても高音域が出やすいヘッドホンのほうが耳への負担が大きいことが分かっています。高音域がキンキンするあの感覚こそまさに耳に大きく負担がかかっている瞬間なのです。

ヘッドホン難聴は長時間のリスニングでもなるって本当?

時計

「大音量で音楽を聴き続けなければ大丈夫」と考えがちなのがヘッドホン難聴ですが、そこそこの音量で長時間聴いているだけでもヘッドホン難聴に陥ることがあります。具体的には、1時間以上連続でヘッドホンで音楽を聴き続けることが多い方は要注意です。

ヘッドホン難聴には治療法ってあるの?

ヘッドホン難聴によって傷んでしまった聴力を元に戻すことは非常に困難であると言われています。長い時間をかけて少しずつ進行していく症状だからこそ、一度衰えた聴力を治療していくのにはそれだけの時間がかかるのです。少なくとも、1ヵ月や1年単位の期間で治す方法というものはありません。体質にもよりますが、栄養療法などで数年の期間をかけて少しずついつの間にか回復していくことが通常とされています。

ヘッドホン難聴を予防する方法

ヘッドホン

ヘッドホン難聴は治療こそ困難ですが、予防することはちょっとした工夫で可能です。

遮音性が高いヘッドホンは難聴になりにくい!

ヘッドホンには大きく分けて密閉型ヘッドホンと開放型ヘッドホンがあります。密閉型ヘッドホンは音漏れしないように設計されたタイプで、少ない音量で十分に音楽を聞き取ることができるのでボリュームを上げ過ぎることを防げます。逆に、開放型ヘッドホンの場合は音が外に漏れるため、音量を高く設定しないと聞き取れないので、ヘッドホン難聴を予防していくためには開放型ではなく密閉型を選ぶことがベターです。

密閉型ヘッドホンがどんなものかは上記の記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はご覧ください。

ヘッドホンを使わない日を作れば難聴は防げる?

耳を休ませることを考えて、ヘッドホンで音楽を聴かない日を作ることも大切なヘッドホン難聴の予防方法です。習慣的に継続的に使用し続けることが問題で、時々耳に負担をかけない日を作ってあげることで、傷んだ耳を傷んだままにしないケアが可能になります。

ヘッドホン難聴のリスクはノイズキャンセリング機能で低減可能

ノイズキャンセリング機能とは、周囲の雑音をシャットアウトすることで少ない音量でもしっかりと音楽が聴きとれるようにする機能のことです。ヘッドホン難聴を予防するためにはボリュームを可能な限り下げて音楽を聴くようにすることが大切ですが、それでは肝心の音楽の内容が聴きとれないので悩ましいところですよね。この問題を解決するためには、ノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホンの使用がおすすめです。少ない音量で音楽を聴き取ることができれば、音量を上げ過ぎることもなくなります。

ノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホンは上記の記事でも詳しく紹介しています。

1時間以上ヘッドホンで音楽を聴かなければ難聴の危険性は減る

1時間以上続けて聴かないのではなく、1日の合計使用時間としてが1時間を越えないことが理想です。耳が休まっている時間のほうが1日の中で多い状態を心がけましょう。

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最後まで記事を読んで頂いてありがとうございました!ここからはこの記事と併せて読みたい関連記事をご紹介します。

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耳に優しいヘッドホンを選んで難聴を避けるためには、まず小音量でもしっかりと聴き取れる密閉性がヘッドホンに求められます。以下の記事では密閉型ヘッドホンを中心におすすめのヘッドホンをご紹介していますので、ぜひご覧ください。


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