ダイビングウエイト、おすすめ10選 ポケット付きベルトやウエイトベストを紹介
ダイビングウエイトは保温スーツやマスクなどのプラス浮力を相殺するための器材です。
ダイビングウエイトには基本的に鉛のおもりが使われ、ウエイトベルトやウエイトベスト、アンクルウエイトといった種類があります。
この記事では元ダイビングインストラクターの筆者が、ダイビングウエイトの選び方とおすすめ商品を紹介します。
ダイビングウエイトの種類
おもりに使われる鉛には、溶かした金属を型に流し込んで固めた「ブロックタイプ」と、丈夫な袋に小さな鉛球を詰めた「散弾タイプ」の2種類があります。
一般的にブロックタイプの鉛はウエイト、散弾タイプの鉛はソフトウエイトと呼ばれます。それぞれ異なる重さがあり、組み合わせて適正ウエイト量に調節します。
これらの鉛を使ったダイビングウエイトの種類を見てみましょう。
もっともポピュラーな「ウエイトベルト」
ウエイトベルトは、もっともスタンダードでシンプルなダイビングウエイト。
クイックリリースバックルが付いたナイロン製のベルトに、鉛ウエイトを通して腰に装着します。
ブロックタイプと散弾タイプどちらの鉛も使用可能です。
柔軟で腰にやさしくフィットする「ウエイトポケット」
ウエイトポケットは、鉛ウエイトを1個ずつ入れられる袋です。ベルト通しが付いているため、ウエイトベルトやBCのタンクバンドに装着して使用します。
また、ウエイトポケットとベルトが一体になった、ポケット付きウエイトベルトもあります。
ウエイトをバランスよく分散する「ウエイトベスト」
ウエイトベストは鉛入り、あるいは鉛を入れるポケットが付いたベストです。
ウエイト量が増えるドライスーツ着用時など、BCの下に着用して鉛ウエイトをバランスよく分散させて、腰への負担を軽減します。
ただし、ウエイトベストは緊急時に鉛をリリースできないタイプが多いため、必ずウエイトベルトと併用するように心がけましょう。
ドライスーツの吹き上げを防止する「アンクルウエイト」
アンクルウエイトは、足首に装着しやすいようデザインされたソフトウエイトです。
ドライスーツ着用時など、足にたまった空気が膨張し、逆さ状態で浮上してしまう“吹き上げ”と呼ばれるトラブル防止のために使用します。
ダイビングウエイトの選び方
Photo by iStock
ダイバーの目的や用途に応じた、ダイビングウエイトの選び方をご紹介します。
すぐに見分けがつくウエイトを選ぶ
ウエイトは見分けがつきにくいため、自分のウエイトを識別できたほうが良いでしょう。
ベルトやバックルに名前などをマーキングするのが一般的ですが、カラーウエイトやカラーベルトを使用する方法もあります。
目立つカラーなら、すぐに自分のウエイトが見つかり、ほかのダイバーのウエイトと混同しなくて済みます。
腰が痛くなりにくいウエイトを選ぶ
ダイビング中、鉛ウエイトが腰骨に当たって痛いときは、ソフトウエイトやウエイトポケットなどがおすすめです。
- ソフトウエイト:やわらかくて角がないため、腰への当たりを緩和できます。
- ウエイトポケット:ウエイトベルトに装着すれば、ポケットがクッションになり腰の痛みを軽減できます。また、BCのタンクベルトに装着すれば、ウエイトを分散できるため、腰のウエイト量を減らせます。
- ウエイトパック付きBC:ポケット部にウエイトパックを収納できるBCもあります。
ドライスーツに適したウエイトを選ぶ
ウエイトの量が増えるドライスーツでは、ウエイトベルト、アンクルウエイト、ウエイトベストなどを使って、鉛ウエイトをバランスよく分散させることが大切です。
ただし、アンクルウエイトとウエイトベストはクイックリリース機能がないため、緊急時にすばやく浮力を確保できるウエイトベルトは必ず着用しましょう。
ダイビングウエイト、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるダイビングウエイトの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
➀ 日光社 ノーマルウエイト 1kg
鉛純度が高く、使いやすいスタンダードウエイト
高温で溶かした鉛を型に流し込んで固めたブロックタイプのウエイト。職人の手によって、一つひとつ丁寧に作られています。
角に丸みをもたせた形状で、バリもきれいに除去されているため、ウエイトベルトへの取り付けもスムーズです。
重さは1kgのほか、1.5kgと2kgが選べます。
② GULL(ガル) カラーウェイト 1kg GG-4690B
間違い防止に役立つ、おしゃれなカラーウエイト
カラーコーティングが施されたブロックタイプのウエイト。むき出しの鉛と比べて、ソフトな手触りです。
ほかのダイバーのウエイトと見分けがつきやすく、間違い防止に役立ちます。
おしゃれなウエイトを揃えたい方にもおすすめ。カラーベルトと組み合わせれば、より個性的なカラーを楽しめます。
③ Bism(ビーイズム) ソフトウエイト 1kg SW010
やわらかく体への当りがやさしいソフトウエイト
布製の袋に小さな鉛球が入ったソフトウエイト。ウエイトベルトに通せるループ付きです。
やわらかく体への当たりがやさしいため、ブロックタイプのウエイトだと、腰にあたっても痛いという方におすすめ。
また、筋力トレーニングやスタンドの固定など、ダイビング以外のシーンでも利用できます。
④ 日光社 アンクルウエイト 0.5kg
ドライスーツの吹き上げを防ぐ足首用ウエイト
足首に装着する0.5kgのソフトウエイト。簡単に長さを調節でき、バックルですばやく脱着できます。
ドライスーツ着用時、ブーツ内部のエアー溜まりや吹き上げを防ぎます。
リング状になるため、BCのポケットに入れたり、タンクのネック部に掛けたりと、予備ウエイトとして使用可能です。
➄ AQUALUNG(アクアラング) ステンレスバックル付きウエイトベルト 1.5m
もっとも標準的なナイロン製ウエイトベルト
標準的な5cm幅のナイロンベルトに、クイックリリース機能を備えたステンレスバックルを備えたシンプルなウエイトベルト。
一方のベルトの端は、ウエイトを通しやすいよう斜めにカットされています。
長さが150cmあるので、レンタルのベルトだと長さが足りない方におすすめです。
⑥ GULL(ガル) アジャスタブルウエイトベルト GG-4619B
心地よくフィットするポケット付きウエイトベルト
4つのウエイトポケットと6つのソフトパッドを備え、腰への負担を軽減させたポケット付きウエイトベルト。
水圧によってスーツ生地が縮んだときも、収縮性のあるテンショニングバックルがバランスを保つため、常に心地よくフィットします。
搭載可能なウエイトの合計は最大8kgです。
➆ Pinnacle Aquatics(ピナクルアクアティクス) ポケット付ウエイトベルト
ウエイトが腰骨に直接当たる不快感を軽減
ステンレスバッグが付属した、丈夫な5cm幅のポケット付きウエイトベルト。
それぞれのポケットには2kgまでの鉛を収納でき、内側にベルトのズレを抑えるゴムのすべり止めが付いています。
両端のポケットにDリングが付いているため、水中ライトなどのアクセサリーを取り付け可能です。
⑧ AQUALUNG(アクアラング) エキストラウエイトポケット 427085
アルミタンクの浮力対策に役立つウエイトポケット
1kgの鉛を収納できるコンパクトなウエイトポケット。 ベルトを通せるループ付きです。
BCのタンクベルトに装着すれば、エアが少なくなるにつれて浮いてくるアルミタンクの浮力対策にぴったり。
ウエイトベルトに装着すれば、ウエイトが直接体に当たらないため、腰骨の痛みを軽減できます。
⑨ ワールドダイブ ウエイトベスト ver.2 鉛板5枚セット
ウエイトを分散できるドライスーツ専用ベスト
1枚0.5kgの平らな専用鉛板を5カ所に収納でき、最大2.5kgの重さを分散できるドライスーツ専用ベスト。
素材は乾きやすく丈夫なターポリンを使用。BCの下でもかさばらずに着用できます。
肩と側面のベルトでフィット感を調節可能。肩と腰のベルトはすばやく脱着できるバックル付きです。
➉ GULL(ガル) ウエイトベスト GG-4615B
4つのポケットにウエイトを分散できるベスト
前面2カ所、背面2カ所にポケットを備え、合計で最大8kgのウエイトを搭載できるベスト。一般的な鉛ウエイトが使えます。
肩と脇に調節ベルトがあり、ポケット内側にはクッションパーツが付いているため、心地よい着心地です。
ドライスーツでもウエットスーツでも使用できます。
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