ダイビングフィン、おすすめ10選 人気の種類やシーン別の選び方を紹介

タケダナオヤ
最終更新日: 2024-08-07

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

ダイビングフィンは水中や水面を効率よく移動するための器材です。

サイズや形状、素材が異なる多くの種類があり、泳ぎやすさや水中での取り回しに大きく影響します。そのため自分の脚力やダイビングスポットの環境にあった、フィンを選ぶことが大切です。

この記事では元ダイビングインストラクターの筆者が、さまざまなシーンに応じたダイビングフィンの選び方とおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。

PICK UP!
  • GULL(ガル)
  • スーパーミュー

  • 税込み18,480~20,790円(Amazon)
  • 優れたフィット感で中級者以上におすすめ


ダイビングフィンの特徴

TUSA SF-0104 Hyflex スイッチ スキューバダイビングフィン

まずは、ダイビングフィンの特徴を見てみましょう。

ダイビングフィンの素材

ダイビングフィンの素材は、「ゴム(ラバー)」と「樹脂」の2種類に分けられます。

素材によって、反発弾性*、重さ、浮力などが異なり、ダイビングのパフォーマンスに大きく影響します。

  • ゴム(ラバー):ゴムフィンは優れた反発弾性があり、しなりから戻ろうとする力によって効率よく推進力を得られます。やわらかいゴムから硬いゴムまで、ダイバーの脚力や用途にあわせた硬度があります。
  • 樹脂:樹脂には、プラスチックとウレタンがあります。プラスチックフィンは軽量で、カーボンやガラス繊維を織り込んだタイプや、ゴムを組み合わせた複合タイプなどがあります。ウレタンフィンはゴムとプラスチックの中間ほどの重さがあり、反発弾性と耐久性に優れています。
【ワンポイント:反発弾性とは?】
反発弾性とは素材に力が加えられた際に跳ね返る力のことで、ダイビングフィンを選ぶ際の大事な指針です。反発弾性が高い素材は、ゴム>ウレタン>プラスチックの順番になりますが、ゴムフィンがもっとも反発弾性が高いわけではなく、硬さや形状などが大きく影響するので、さまざまな素材のフィンを比較してみることが大切です。

ダイビングフィンの種類

ダイビングフィンには、「オープンヒール(ストラップ)」と「フルフット」の2つの種類があります。

  • オープンヒールタイプ:ストラップ式とも呼ばれ、ブーツを履いた状態で使用するダイビングフィン。汎用性が高く、かかと部分の調節ストラップとバックルで容易に着脱できます。
TUSA ツサ LIBERATOR リブレーター SF0113 フィン サイズ:XS-S (22-26cm)
  • フルフットタイプ:素足または薄いソックスを履いた状態で使用するダイビングフィン。ブレードとフットポケットが一体化したデザインで、フィット感に優れています。
GULL ミュー フィン GF-2023 Mサイズ ブラック

ダイビングフィン各部の形状と機能

ダイビングフィン各部の形状と機能を見てみましょう。

  • ブレードの長さ:水を捉える部分がブレード。ブレードが長いロングフィンは大きな推進力が得られ、ブレードが短めのミドルまたはショートフィンは取り回しに優れています。
  • ブレードの形状:フィンキックをサポートする水抜き口を備えたものや、複数の素材を組み合わせたもの、先端が2つに割れたものなど、さまざまな形状のブレードがあります。
  • フットポケット:足を入れる部分がフットポケット。正確なフィンワークのため、足にぴったりとフィットするサイズを選びましょう。
  • ストラップ:オープンヒールのフィンを選ぶ際は、容易に長さ調節ができ、着脱しやすい機能をもった形状のストラップがおすすめです。
【ワンポイント:器材モニター会に参加】
各メーカー公表しているスペックだけでは、本来のフィンのもつ性能は分かりにくいもの。そんなときはメーカーやダイビングショップが開催する、器材モニター会に参加して履き比べてみる方法もあります。できるだけ、実物を手にとってみることをおすすめします。

ダイビングフィンの選び方

TUSA SF-0104 Hyflex スイッチ スキューバダイビングフィン

ダイバーのレベルやダイビングスタイルにあわせた、ダイビングフィンの選び方をご紹介します。

初心者に適したフィンを選ぶ

初心者ダイバーはブレードが短く、やわらかめのフィンが適しています。

脚力に自信がない方でも無理なくフィンキックができ、水中での取り回しも楽なので、環境へのダメージを軽減できます。

とはいえ、あくまでエントリーモデルのため、推進力に物足りなさを感じてきたら上位モデルにグレードアップするのが良いでしょう。

ビーチダイビングに適したフィンを選ぶ

ビーチダイビングがメインのダイバーは、着脱が楽な調節ストラップが付いたオープンヒールのフィンがおすすめです。

ブーツを履いて使用できるため、岩場など足元の悪い場所からのエントリーに適しています。汎用性が高いため、ドライスーツにも対応可能です。

ブーツを着用した状態で足にフィットする、サイズのフィンを選びましょう。

外洋でのボートダイビングに適したフィンを選ぶ

回遊魚や大物狙いの方は、ブレードが長めで大きな推進力を得られるフィンがおすすめ。

外洋のダイナミックなボートポイントでは、効率的に泳ぐスキルが求められます。適度な硬さがあり、反発弾性が強いフィンを選ぶと良いでしょう。

ただし、相応の脚力が必要になるため、フィンワークに慣れた中上級者向けです。

持ち運びのしやすいフィンを選ぶ

持ち運び重視のダイバーは、軽量でやや短いブレードのフィンが便利です。

シンプルなプラスチックフィンや、ブレードとフットポケットが分離できるフィンなどがおすすめです。

シュノーケリングでも使えるフィンを選ぶ

やわらかすぎず、硬すぎない適度な反発弾性があるフルフットタイプのダイビングフィンなら、シュノーケリングやスキンダイビングにもぴったりです。

シュノーケリング専用のコンパクトなショートフィンは、ダイビングでの使用には適さないので注意しましょう。

ドライスーツに使えるフィンを選ぶ

ドライスーツをメインに着用するダイバーは、フットポケットが大きいフィンがおすすめです。

あえて重く設計されたフィンなら、水中でのバランスが取りやすく、アンクルウエイトが不要になる場合もあります。

ドライスーツ専用のフィンもありますが、ウエットスーツでの使用には不向きです。

ダイビングフィン、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数あるダイビングフィンの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
PICK UP①
  • GULL(ガル)
  • MEW CYPHER ミューサイファー

  • 税込み14,960円(Amazon)
  • 初心者でも軽快にキックできるミドルレンジフィン

  • やや短めのブレードとやわらかいラバーを採用し、軽快にキックできるストラップフィン。

    取り回しが良いため、初心者や脚力に自信のないダイバーでも扱いやすい設計です。

    流れの少ないポイントで、まったり潜るダイビングやシュノーケリングにぴったり。正しいフィンワークの練習にも適しています。

素材:ゴム
タイプ:ストラップ
形状:ミドルレンジブレード
サイズ展開:S、M、L
PICK UP②
  • TUSA
  • LIBERATOR リブレーター SF0113

  • 税込み5,498円(Amazon)
  • リーズナブルで使いやすいスタンダードフィン

  • ブレードに反発力としなやかさを兼ね備えたプラスチック素材を採用し、軽いキックで安定した推進力が得られるスタンダードフィン。

    着脱のしやすいフットポケットと、操作性と耐久性に優れた立体的な3Dストラップを備えています。

    軽量なので初心者でも扱いやすく、持ち運びにも便利です。

素材:プラスチック樹脂
タイプ:ストラップ
形状:ミドルレンジブレード
サイズ展開:XS-S、M-L
PICK UP③
  • Mares(マレス)
  • アヴァンティ クアトロ プラス

  • 税込み25,125~52,317円(Amazon)
  • ゴムと樹脂の長所を組み合わせたハイブリッドフィン

  • イルカやクジラのヒレをヒントにして開発されたという、水の流れを最大化する技術を搭載したフィン。

    しなりのあるプラスチック素材に4つのリブを備えたブレードが、水を効率よく捉えて大きな推進力を生み出します。

    さまざまなフィンワークに対応できるため、幅広いレベルのダイバーにおすすめです。

素材:プラスチック樹脂、ゴム
タイプ:ストラップ
形状:リブ付きブレード
サイズ展開:S、R、XL
PICK UP④
  • TUSA
  • HyFlex SWITCH スイッチ SF0104

  • 税込み43,135~53,592円(Amazon)
  • フットポケットとブレードを分離して持ち運べる

  • 高反発ウレタン素材を採用した角度付きブレードが、高い推進力を生み出し、大きな水抜き口でキックの抵抗や負荷を減らします。

    メーカー独自のストラップを装備し、片手で引っ張るだけで簡単にフィンの着脱が可能。

    ネジを外せばフットポケットとブレードを分離できるため、旅行時のパッキングに便利です。

素材:ウレタン樹脂
タイプ:ストラップ
形状:角度付きブレード、水抜き口
サイズ展開:XS、S、M、L-X
PICK UP⑤
バイオフィン・プロ SP
  • apollo(アポロ)
  • バイオフィン・プロ SP

  • 税込み31,980円(楽天市場)
  • 小さな力で大きな推進力を生み出す先割れフィン

  • 各国の海難救助隊や特殊部隊などに数多く採用されているという、独自設計の先割れフィン。

    天然ゴムを主材料とし、少ない力で効率的に推進力を生み出せるため、脚力など体力に自信のないダイバーでもフィンの性能を引き出せると、メーカーはうたっています。

    着脱が簡単なスプリングストラップを装備しています。

素材:ゴム
タイプ:ストラップ
形状:先割れタイプ
サイズ展開:XS、S、M、L、XL
PICK UP⑥
  • GULL(ガル)
  • スーパーミュー

  • 税込み18,480〜20,790円(Amazon)
  • 異なる硬さのラバーが融合したフルフットフィン

  • 硬さの異なるラバーを組み合わせて製造したという、パワフルなフルフットフィン。

    ラバーの反発力を活かす対称リブ形状と水切れの良いV字型のブレード形状で、スピーディーかつ効率的なフィンワークが可能です。

    フィンポケットは自分の足の延長のようなホールド感があり、力を無駄なくフィンに伝達できます。

素材:ゴム
タイプ:フルフット
形状:V字ブレード
サイズ展開:XS、S、M、L、XL
PICK UP⑦
  • クレッシー(Cressi)
  • PRO STAR プロスター フィン

  • 税込み9,167円(Amazon)
  • ダイビングからシュノーケリングまで幅広く対応

  • スキューバダイビングはもちろん、シュノーケリングやスキンダイビングなど、多目的に使用できるフィン

    複数の素材を組み合わせたフルフットタイプで、ソックス着用の有無を問わず軽快な履き心地です。

    フィンキック中に効率よくパワーを伝達し、負担を軽減できるようブレードの角度を調整しています。

素材:プラスチック樹脂、ゴム
タイプ:フルフット
形状:ロングブレード
サイズ展開:EU37/38、39/40、41/42、43/44、45/46
PICK UP⑧
  • GULL(ガル)
  • ワープフィン L・XL

  • 税込み29,000円(Amazon)
  • 硬さが選べる上級者向けロングブレードフィン

  • 流れの強いハードな環境でも高い推進力を発揮できる、上級者向けロングフィン。

    カラーによって硬さが異なり、水を力強くとらえるハードスペックと、あらゆるシーンに対応できるスタンダードスペックの2種類から選べます。

    フットポケットには薄くやわらかいラバー素材を採用しているので、楽に着脱可能です。

素材:ゴム
タイプ:フルフット
形状:ロングブレード
サイズ展開:S、M、L、XL
PICK UP⑨
  • Mares(マレス)
  • コンコルド 420406

  • 税込み18,800円(Amazon)
  • 初心者にも扱いやすい、やわらかいロングフィン

  • ブレード部分にやわらかい樹脂を採用し、足首の負担が少ないロングフィン。

    浅場または中水深へのフリーダイビング用にデザインされたフィンのため、スキューバダイビングやドルフィンスイムの使用にもぴったりです。

    先が細くなった形状のリブが水を効率的にとらえ、V字の先端構造でキック中の横滑りを防ぎます。

素材:プラスチック樹脂、ゴム
タイプ:フルフット
形状:ロングブレード
サイズ展開:38/39、40/41、42/43、44/45、46/47
PICK UP⑩
  • AQUALUNG(アクアラング)
  • Apeks RK3 フィン

  • 税込み14,600円(Amazon)
  • 大きなフィンポケットでドライスーツにもぴったり

  • 短めのブレードで取り回しが良く、効率的なキックをサポートする水抜き口が付いたフィン。

    弾力のあるTPE素材を使用し、過酷な環境に耐える頑丈さを併せ持っています。

    厚いグローブをした手でも着脱しやすいスプリングストラップを標準装備。フットポケットが大きいため、ドライスーツにもおすすめです。

素材:ゴム(TPE)
タイプ:ストラップ
形状:水抜き口
サイズ展開:S、M、L、XL

人気サイトの売れ筋ランキングはこちら

こちらの記事もどうぞ

Moovooライター
タケダナオヤ
元ダイビングインストラクターの経歴をもつMoovoo専属ライター。その昔、夏はバイクレース、冬はアルペンスキーに夢中でしたが、交通事故をきっかけにこれらを卒業。その後、リハビリで始めたダイビングにハマりインストラクターに。ところが今度は潜水病を発症して引退。現在はリンゴ農園のお手伝いをしながら、執筆活動に励んでいます。モットーは「何とかすれば、何とかなる!」です。

  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!