Culture

割れた食器は捨てないで! 伝統技術で美しく修繕する「金継ぎ」を体験

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日本の伝統文化や工芸品、みなさんはどのくらいご存知ですか?AKB48を卒業し、サンテレビアナウンサーを経て現在フリーアナウンサーの中村麻里子(なかむらまりこ)です。

そんな私が日本の魅力を再発見すべく、日本の伝統文化や工芸品を取材し、みなさんにお届けしていきます!

割れたり欠けたりしてしまった食器をなおし、より美しい姿で使い続けることができる修繕技法「金継ぎ」。室町時代、茶道の世界で始まったと言われている日本の伝統技術です。

今回、その「金継ぎ」を体験してきました。



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金継ぎの工程としては、まずはじめに水っぽい生漆でヒビの接着、続いて粘度のある黒漆で防水処理を行った後、弁柄漆を塗り、最後に金箔をまきます。

ひとつの工程を終えた後、乾かし定着させるために1〜2週間が必要なため、今回は最後の弁柄漆塗りと、金箔をまく工程を体験しました。

細かい作業で緊張しましたが、普段発揮できないレベルの集中力で無事完成。

今回はヒビの入った食器の修繕を体験しましたが、割れた食器も金継ぎで修繕できます。お気に入りの食器が壊れてしまっても、伝統技術で味のある美しい姿になって使い続けられるのはうれしいですよね。

体験を通し、日本のものを大切にする精神とそれを継承し続けてきたことの素晴らしさを感じました。

ちなみに記事冒頭でお見せした割れた食器を金継ぎを使って修繕すると、また一味違う素敵な姿に生まれ変わります。

余談ですが、金継ぎ講師のChiariさんは、スタートアップOLから金継ぎ師に転身されたという異色の経歴をお持ちの方でした。

今回はChiariさんが都立大学駅で開催している金継ぎ教室にお邪魔したので、体験の後にお話を聞いてきました。

Chiariさんに金継ぎの魅力について聞いてみると「元の姿に戻すのではなく、壊れた部分をあえて目立たせ、山の波や欠けを月に見せるところ」だそう。

何かに挫けたとしても更に美しくなり、唯一無二の存在になる。私の人生もそうでありたい!と、金継ぎ体験を通して感じました。

金継ぎワークショップ

金継ぎ講師:Chiari Matsumoto


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