〈プロ解説〉ヨガブロック、おすすめ3選 素材やサイズの選び方も紹介
ヨガのポーズをとる際のサポートとして使われるヨガブロック。EVA樹脂製やコルク製、木製などさまざまな種類があり、用途や使い方によって適した商品が異なるため、どれを選ぶべきか迷いがちです。
この記事では、ヨガブロック選びのポイント3つと人気商品について、ヨガインストラクターとして活躍する小野田貴代さんに解説していただきました。ぜひ参考にしてください。
おすすめ・人気商品をまずは一覧で
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
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【筆者おすすめ】Yogaworks(ヨガワークス) ヨガブロックA |
ポーズの微調整に便利なスリムタイプ |
約縦23×横15×高さ7.6cm |
約300g |
EVA樹脂 |
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【筆者おすすめ】Manduka(マンドゥカ) コルクブロック ヨガグッズ ヨガブロック 60_1 |
サポート力が高いコルク製 |
約縦23.5×横15.5×高さ10.5cm |
約907g |
コルク |
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【筆者おすすめ】Hugger Mugger(ハガーマガー) フォームブロック4インチ |
軽量で持ち運びに便利 |
約縦23×横15×高さ10cm |
約190g |
EVA樹脂 |
ヨガブロックの選び方、Q&A
ヨガブロックの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
小野田 貴代さん
ヨガブロックとは、ヨガのポーズをとる際のサポートとして使われる、主に長方形のブロックの形をしたプロップ(補助器具)です。ヨガのポーズができていないから使うのではなく、ヨガのポーズをより快適に楽しむために使用します。ヨガ初心者から、練習の質を上げたい上級者まで、幅広い方におすすめです。
Q1、ヨガブロック選びで注目したいポイントは?

Photo by iStock
小野田 貴代さん
ヨガブロックを選ぶ際は、まず素材に注目しましょう。ヨガブロックの素材には、主にEVA樹脂、コルク、木の3種類があります。
EVA樹脂|軽量で弾力性がある

国内のヨガスタジオで最も一般的に使われているのが、EVA樹脂製のヨガブロックです。EVA樹脂素材の特徴は、軽さと柔らかさ、弾力性、水に濡れても強い性質などが挙げられます。片手でもすんなりと持てる軽さなので、ブロックの場所移動や高さ調節などが簡単に行えます。
弾力があり破損しにくい素材ですが、密度によって硬さが異なります。過度に柔らかいものだと、体重をかけたときに必要以上に体が沈んでしまったり、ブロックが揺れて不安定になったり、爪の跡や小さな傷がつきやすく感じたりするかもしれないので、できれば触って確かめてから購入することをおすすめします。
小野田 貴代さん
EVA樹脂性のヨガブロックはカラーバリエーションもデザインも豊富なので、色柄を楽しむのも良いでしょう。
コルク|自然な肌触りで、すべりにくい

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どっしりと安定感があるのが、コルク製のヨガブロック。天然素材で温かみのあるコルクは、冬場でも冷たさを感じにくく、自然な肌触りで心地よいのが魅力です。
適度な重量による安定感があり、ヨガブロックの上に座ったり、半月のポーズなど立位で片手をブロックに添えるポーズを行ったりしても、ブロックがぐらぐら揺れることがなくヨガのポーズに集中できます。

コルクブロックを使って半月のポーズをしている様子(筆者提供)
コルクブロックはすべりにくいので、汗をかきやすい方にもおすすめです。
重さは1kg近くあるものもあり、片手で持ち上げて扱うにはやや重みを感じます。持ち運びには不向きと言えるでしょう。
木|安定性・耐久性に優れる

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安定感があり耐久性にも優れているのが、木製のヨガブロック。自然派の方や、木の香りや雰囲気を楽しみたい方におすすめです。重量は比較的重めですが、中には軽いものもあります。
クッション性がなく硬い素材のため、ヨガブロックの上に座る、横になってストレッチをする(肩甲骨のあいだにヨガブロックを置く)場合などは、やや刺激が強く感じるかもしれません。刺激を和らげたいときは、ブロックの上にタオルやブランケットを敷いて使うと良いでしょう。
そのまま部屋に置いておくだけで、インテリアとしてもなじみます。
Q2、用途ごとにどんなヨガブロックがおすすめ?

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持ち運びをしたい、片手で無理なく扱えるものが良い、ブロックを床から浮かせて(内ももで挟むなどして)使う、ある程度のクッション性が欲しいといった場合、300gほどのEVA樹脂素材のものがおすすめです。
手頃な価格の商品も多く、はじめて購入する方や、ヨガ初心者にも適しています。すべりにくく、やや硬めのものを選ぶと使いやすいでしょう。

Photo by iStock
EVA素材よりも重さのあるコルク製や木製のヨガブロックは、安定感があり、持ち運びしない自宅などでの使用に適しています。ヨガをもっと深めたい、長くヨガと付き合いたいという方にもおすすめです。
たとえばバランス力の必要なポーズなどでは、ときによってブロックを使う手に力が入りぐらついてしまうことがありますが、重めのブロックを使用すると、その揺れが起きづらくケガの防止にも繋がります。耐久性にも優れているので、長期的にみるとコストパフォーマンスも良好です。
Q3、自分にぴったりなサイズを選ぶには?

Photo by iStock
小野田 貴代さん
ヨガブロックは置く向きを変えることで、3種類の高さを使い分けられます。一般的な大きさは、縦23×横15cm程度。高さ(厚み)は7.5cmか10cm程度で、自分に合った高さを選択できます。
約7.5cm|扱いやすい一般的なサイズ
多くの方が持ちやすく、扱いやすいのが7.5cm幅のものです。ヨガブロックを肩甲骨や太もものあいだで挟む、片方の脚の下に敷いて左右のバランスを整えるなど、厚すぎないほうが使いやすいシーンは多々あります。まず試すなら、一般的なこちらのサイズがおすすめです。
約10cm|より安定感を求める方に
手が大きめの方や、座るときにお尻の下に高さが欲しいなど、高さを必要としている方は、10cm幅が使いやすいでしょう。手のひらを乗せる場合、7.5cm幅では手全体が乗らなくても、10cm幅では乗せやすくなり、安定感も増します。
続いては、プロが選ぶヨガブロック3選
おすすめポイント
日本初のヨガブランド、ヨガワークスのヨガブロックAは、多くのヨガスタジオで見かける人気の商品です。片手でらくらく持てる軽さなので、ヨガポーズをキープしながら微調整するのにも便利。EVA樹脂の密度が高いため、弾力がありながらも体や指先が沈み込みすぎないなど、軽さと使い勝手の良さを兼ね備えています。仰向けで背中にブロックを置いて胸を開くポーズなど、ヨガブロックに体が強く当たる際には柔らかさがサポートになり、不安や緊張から解放されます。ブロックに身をゆだねるポーズを多くとる、軽さが欲しい、はじめてヨガブロックを使う、といった方におすすめです。なじみやすい色展開なので、好みの色がきっと見つかります。
おすすめポイント
再生可能で環境にもやさしい、コルク100%のヨガブロック。高さが10.5cmなので、背が高い方や手が大きめの方にもおすすめです。コルクブロックはグリップが利きすべりにくいため、手に汗をかきやすい方にも適しています。また、適度な重みによりどっしりとした安定感があるので、半月のポーズなど上級者向けのポーズを練習する際に手首が不安定にならず、集中しやすくなります。個人的にも気に入っていて、コルクの重量感と見た目とで気持ちも高まるため、長年愛用しています。
おすすめポイント
米国の老舗ヨガブランド、ハガーマガーの商品。高さ10cmのヨガブロックなので、背が高い方や手が大きめの方、ヨガブロックに座る使い方を考えていて、よりどっしりと安定して座りたい方などにおすすめです。軽いEVA素材のため持ち運びにも便利で、万一落としたとしてもケガの心配が少ないのもポイント。マーブルデザインのものはインテリア小物とも言いたくなるくらいおしゃれなので、生活空間になじむヨガブロックが欲しい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
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【筆者おすすめ】Yogaworks(ヨガワークス) ヨガブロックA |
ポーズの微調整に便利なスリムタイプ |
約縦23×横15×高さ7.6cm |
約300g |
EVA樹脂 |
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【筆者おすすめ】Manduka(マンドゥカ) コルクブロック ヨガグッズ ヨガブロック 60_1 |
サポート力が高いコルク製 |
約縦23.5×横15.5×高さ10.5cm |
約907g |
コルク |
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【筆者おすすめ】Hugger Mugger(ハガーマガー) フォームブロック4インチ |
軽量で持ち運びに便利 |
約縦23×横15×高さ10cm |
約190g |
EVA樹脂 |
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