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プリザーブドフラワーの作り方を徹底解説! 適した花や代用できる材料も紹介

Tomomi
公開: 2023-09-02

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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まるで生花と見間違えるほどの、色鮮やかな風合いを楽しめるプリザーブドフラワー。自分の好きな色に着色することができ、水やりなどの手間もいらずに長い期間楽しめることから、記念日の贈り物にも人気です。

プリザーブドフラワーは出来上がるまでに手間と時間がかかるため、一般的に生花よりも高値で販売されています。フラワーショップなどで購入することもできますが、自宅で手作りすることも可能です。

この記事では、プリザーブドフラワーに適した花や、プリザーブドフラワーの制作に必要な材料や道具、薬局などで簡単に手に入る代用品を使う方法についても解説します。

◆筆者:Tomomi
インドネシア在住。長男、次男、三男+アメリカ人夫のお腹を満たすため、海外で作れる日本食を研究する日々。
得意料理は唐揚げ、なめたけ、レバーの生姜煮。
趣味はヨガ、筋トレ、読書、お酒、ペットのヤドカリのお世話。

プリザーブドフラワーとは?

プリザーブドフラワーとは、生花をより長く楽しめるように特殊加工を施した花のことです。

プリザーブド(preserved)は、英語で「保存された」という意味です。適した環境下での保存であれば、水やりや剪定、日光に当てるなどのお手入れが不要で、数年単位で楽しむことができます。

ドライフラワーとの違い 

ドライフラワーの画像

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同じく、長期間楽しめる花にドライフラワーがあります。

ドライフラワーは生花にある水分を抜いて乾燥させた花のことで、カサカサとした手触りで壊れやすく、花本来の鮮やかな色が失われるという特徴があります。

一方、プリザーブドフラワーは生花のような柔らかい手触りと質感、鮮やかな色味を楽しむことができます。

生花との違い

生花の画像

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プリザーブドフラワーの質感と鮮やかな色が生花のようなのであれば、生花と何が違うのか気になる方もいるのではないでしょうか?

プリザーブドフラワーは、着色料の入った溶液を花に吸い込ませて作ります。そのため、本来生花にはない色に着色することが可能です。

また、溶液を吸い込ませて保存加工をした時点で花の生命や成長が止まるため、生花のような香りや花粉もありません。

色鮮やかな花を楽しめる一方、生花に比べて繊細で壊れやすく、花弁が欠けたり壊れたりしやすいのも特徴です。

プリザーブドフラワーを作る時に用意するもの

プリザーブドフラワーを自宅で作る時に用意するものを紹介します。

花を用意する

ピンクの花

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まず、プリザーブドフラワーにする花を選びます。

プリザーブドフラワーにする花は、何でも良いわけではありません。加工に適した花を選ぶことで、より綺麗に、長い期間楽しめるプリザーブドフラワーを作ることができます。

▶プリザーブドフラワーに適した花

プリザーブドフラワーに向いているのは、花びらが厚く、散りにくく、しっかりした花です。
特にバラやカーネーションはプリザーブドフラワーに人気です。

バラ、カーネーション、ガーベラ、ダリア、ヒマワリ、など

▶プリザーブドフラワーに適さない花

桜の花

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花びらが少なく、散りやすい花は、プリザーブドフラワーにはおすすめできません。
木の枝に咲く花もプリザーブドフラワーには向かないため、注意して選びましょう。

桜、梅、ユリ、コスモス、椿など

プリザーブドフラワーにしたい花を決めたら、鮮度にも注意して選ぶことが大切です。

プリザーブドフラワーは、花自身が持つ水を吸い上げる力を利用して保存加工を施します。そのため、「水を吸い上げる力が強い=鮮度が高い」花を選ぶ必要があります。

また、すでに満開の花を選ぶと、溶液につけてから乾燥させるまでの間に枯れてしまうこともあるため、満開になる前の6〜7分咲きの花を選ぶのもポイントです。

▶鮮度の高い花の選び方

  • 6~7分咲きの、満開ではない花
  • 花びらの先が透けておらず、色鮮やかでふっくらとしている
  • 葉にハリがあり、シャキッとしている
  • 花びらの裏側や付け根、葉が変色していない
  • 花びらや茎、葉など、全体的にキズがない
  • 茎の切り口がみずみずしく、黒ずんでいない

材料(花を浸す溶液)を用意する

次に、プリザーブドフラワーを作るのに欠かせない溶液を用意します。
以下の溶液は通販で購入できるほか、薬局や文具店などで購入できるものでも代用が可能です。

〇プリザ液A、もしくは代用品として消毒用エタノール

花の脱水や脱色のために使用します。

  • フラワーフォレスト
  • 手作りプリザーブドフラワー加工液【脱水・脱色液】 SF-A液

  • 税込み1,890円(Amazon)
  • 国内メーカーの手作りプリザーブドフラワー加工液

〇プリザ液B、もしくは代用品として精製グリセリン

花の着色や保湿のために使います。
精製グリセリンを使用する場合は、インクを加えて好きな色に着色します。

  • フラワーフォレスト
  • 手作りプリザーブドフラワー加工液 SF-B(着色・染色液)

  • 税込み1,790円(Amazon)
  • 使い勝手の良い200ml入り染色液

〇着色用のインク(精製グリセリンを使用する場合)

精製グリセリンを使用して花に着色する際に使います。
万年筆用の補充インクやプリンターのインク、食紅などが該当します。
※プリザ液Bを使用する場合は不要です。

上で紹介したプリザ液AとBを混ぜ合わせたプリザーブドフラワー溶液〈1液タイプ〉という商品もあります。

  • フラワーフォレスト
  • 簡単!手作りプリザーブドフラワー 1液タイプ SF-G液

  • 税込み3,380円(Amazon)
  • 1液だけでプリザーブドフラワーが完成

本来、脱色→着色&保湿と分けて行う工程を、1液で一度に行うことができるので便利です。

その他に必要なもの

プリザーブドフラワーを作る際に必要な、溶液以外の道具は以下になります。

〇はさみ
茎を切るなど、花の下処理に使用します。

〇ピンセット
花を慎重に取り扱う時に使用します。

〇ゴム手袋又はポリ手袋
溶液から手を保護するために用います。

〇蓋つきの容器や瓶
花と花を浸せる量の溶液を入れて密閉できるものを用意します

〇新聞紙など
溶液の漏れや垂れなどの汚れからテーブルを保護します。

〇乾燥剤 
花に溶液を吸い上げさせる工程を終え、最後に乾燥させる際に使用します。

〇花を乾燥させるための台
花を乾燥させる際、花と台との設置面が少ない状態にすれば、より早く綺麗に仕上がります。水切りネットや食器用の水きりかご、猫除けシートなどでも代用できます。
茎がある花の場合は紙コップも便利です。
  • 猫除けシート とげマット

  • 税込み1,780円(Amazon)
  • ハサミでカットして使えます

猫除けシートの上に溶液に浸した花を置いて乾燥させれば、花と花がくっつかずに効率よく乾燥ができます。

プリザーブドフラワーの作り方

全ての材料が揃ったら、いよいよプリザーブドフラワー作りに着手です。

プリザーブドフラワーは1日では完成しません。時間をかけて一つ一つの工程を丁寧に行うのが、美しいプリザーブドフラワーを作る秘訣です。

※作業時は、手袋や新聞紙を使用し、手や机などを保護しましょう。

①水切り(水あげ)

花の水切り

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茎を水の中に浸した状態のまま、ハサミを使って茎の先端を斜めにカットします。

斜めに切ることで水を吸い上げる茎の面積が広くなり、また、水中で茎をカットすることで、水圧により、効率よく水の吸い上げができます。

茎のカットを終えたら30分ほど水中に放置し、水を十分に吸わせます。

プリザーブドフラワーは、花が本来持つ、水を吸い上げる力が重要です。加工前に花を元気な状態にしておくことで、失敗しにくく、完成度の高いプリザーブドフラワーを作ることができます。

②脱水・脱色

プリザーブドフラワーにしたい花が入る大きさの容器に、脱水液であるプリザ液A(もしくは消毒用エタノール)を入れ、花全体を溶液に浸します。

花が浮いてきてしまう場合は、アルミホイルやペーパータオルを落とし蓋のように被せ、花を溶液の中に沈めます。ピンセットで掴んだ花を軽くゆするか、容器自体を軽くゆすって、花びらの間の空気もしっかり抜くようにしましょう。

溶液が蒸発しないようにしっかりと蓋をして密閉したら、1〜3日ほど、日の当たらない所に置きます。

色が薄い花ほど脱色のスピードが早く、色が濃い花は脱色するのに時間を要します。
目視で脱色の具合を確認できるので、様子を見ながら調整しましょう。

この工程では、花本来の色を抜き、花の栄養分や水分を抽出します。

花が枯れる原因となる栄養分をしっかりと取り除くことで、花が一番美しい状態での長期保存が可能となるのです。

③着色・保湿

②の工程を終えると、花全体の色が薄くなり、種類によっては花びらが真っ白になります。

この脱色された花に、着色と質感を保つための保湿を行なっていきます。

▶プリザ液Bを使用する場合
プリザ液Bを②とは別の容器(もしくは②の溶液を抜き取った容器)に入れ、ピンセットを使って花全体を浸します。

②の工程と同様に、花がしっかりと溶液に浸かっているのを確認し、1〜3日、日の当たらない場所に置いておきます。

▶精製グリセリンと着色料を使用する場合
グリセリンの量に対し半分の量の水を加えた溶液を作ります(100mlのグリセリンの場合は50mlの水)。

お好みの着色料を、溶液に数滴垂らします。
その後、溶液を電子レンジで35度程度に温め(着色料の浸透力を高めます)、花の茎部分を浸します。

花が溶液を吸い上げると花びらの色が染まるだけでなく、グリセリンを吸い上げることで、花びらがしっとりとしてきます。

希望する色に染まるまで、直射日光を避けて1〜3日置いておきます。

④表面の着色溶液をすすぐ(プリザ液Bを使用した場合)

プリザ液Bを使用して着色した場合、花の表面に着色溶液が残っているため、そのまま乾燥させると、プリザーブドフラワーが他の物に触れた時に色移りが起こる原因になります。

そのため、②の工程で使用したプリザA液に軽くゆすりながら浸し、花の表面にある着色溶液を取り除きます。

長時間浸してしまうと、再度脱色されてしまうので、素早くさっとすすぐような感じで行いましょう。

※精製グリセリンと着色料で着色した場合は、すすぎの作業は不要です。

⑤乾燥

花の種類によって、シリカゲル乾燥や強制乾燥、自然乾燥など、適した乾燥方法が異なります。

いずれの場合も、直射日光が当たらない、湿度の低い場所で乾燥させるようにし、花の状態を確認しながら完全に乾かします。

また、②と③の溶液から取り出した花から液が垂れることもあるので、新聞紙などを敷いて汚れ防止策を取るのも大切です。

  • 小さい花や繊細な花

容器にシリカゲルを入れ、そのうえに花を置いて蓋をして密閉し、2〜3日乾燥させます。

  • 大きな花や、花びらが重なり合っている花、花びらがしっかりした花

乾きにくい花におすすめなのが、食器乾燥機やドライヤーを用いて強制的に乾燥させる方法です。

食器乾燥機の場合は、20分ほど乾燥をかけます。
ドライヤーの場合は、花が壊れないよう弱風で全体的に乾燥させます。

その後、完全に乾くまで自然乾燥させましょう。

  • 茎がある花

茎がある花の場合には、紙コップの底が上になるようにさかさまに置き、底に切り込みを入れて使用します。

切り込みに茎を挿し込み、花を立てた状態で乾燥させます。

プリザーブドフラワーを購入したい方はこちら

プリザーブドフラワーを自分でつくるのはちょっと難しそう、という方はお店で購入してみるのもおすすめです。

  • 株式会社ベルビー
  • プリザーブドフラワー スウィート・ブルーム

  • 9,280円(税・送料込み)
  • スイートカラーのプリザーブドフラワー

  • ポットに入ったスイートカラーのプリザーブドフラワーです。インテリアにも馴染みやすいデザインで、手間がかからず長く楽しめます。ケースやリボンのサービスもあるので、記念日の贈り物にもぴったりです。

プリザーブドフラワーの購入を検討している方は、以下の記事もご覧ください。

まとめ

本記事では、プリザーブドフラワーの作り方について解説しました。

プリザーブドフラワーを自宅で作る場合には、手間と時間がかかります。しかし、花の色が抜けていく過程や、好きな色に着色ができることなど、生花にはない楽しみ方があります。

また、特別なお手入れをせずに、長い期間飾っておけるのもプリザーブドフラワーの魅力です。

世界に一つだけのオリジナルプリザーブドフラワーを作りたいという方はぜひ参考にしてください。

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