布団の正しい捨て方8選 布団の切り方や捨てるタイミングも紹介
布団の処分方法について、「どうやって捨てるのか」「小さく切れば可燃ごみで捨てられるのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、さまざまな布団の処分方法をはじめ、布団の切り方や捨て時を判断するタイミングなどについて詳しく紹介します。布団の処分を検討している方は参考にしてください。
布団の捨て方8選
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布団を処分したい場合、「ごみとして捨てる」という方法以外にもさまざまな方法があります。ここでは以下8つの方法を紹介します。
状況や目的にあった捨て方を選択して、布団を賢く処分しましょう。
1.可燃ごみ(燃えるごみ)として捨てる
布団は「可燃ごみ」として捨てられる布製品に該当します。通常の可燃ごみと同様に、袋に入れて指定の集積所に出すことが、一般的な捨て方だと言えるでしょう。
しかし、可燃ごみとして捨てられるものには、「指定のごみ袋に入れば可燃ごみとして出せる」「1辺が30㎝以下なら出せる」などと自治体によって細かなルールが定められています。そのため、ごみ袋に入る大きさになるまで布団を小さく切り分けるといった処理が必要です。
布団を可燃ごみとして捨てる場合は、自治体で定められたルールを守って処分するようにしましょう。
2.粗大ごみとして捨てる
布団をそのまま捨てるなら、「粗大ごみ」として処分する方法があります。粗大ごみは、通常のごみ収集日に捨てられない大きなサイズのごみを対象としていて、所定の金額を支払うことで処分できます。
布団を粗大ごみとして捨てる場合の一般的な流れは以下の通りです。
1. 自治体のホームページや電話で収集を申し込む
2. 処分費用、回収日時などを確認する
3. スーパーやコンビニで「粗大ごみ処理券」を購入する
4. 布団に処理券を貼り、指定場所に出す
自治体によって費用や捨て方のルールが異なるため、申し込みの際によく確認するようにしましょう。
3.買ったお店に引き取ってもらう
布団を販売している店舗で、古い布団を引き取ってもらえる場合があります。布団を買い換える際にこうしたサービスを利用すれば、新しい布団の購入と古い布団の処分を同時にできて便利でしょう。
ただし、新たに購入する布団の価格によって引き取りにかかる料金が異なったり、古い布団もその店舗で購入したものであることが条件になっていたりと、店舗によって決まりがあります。引き取りを依頼する前に、お店のルールをよく確認しておきましょう。
また店舗によっては、リサイクルを促進するためにメーカーや購入店舗を問わず布団を無料回収するキャンペーンを行っていることがあるため、チェックしてみるのもおすすめです。
4.リサイクルショップに売る
布団の状態が良ければ、リサイクルショップに売るという方法もあります。
特に有名メーカーの布団である場合などは高額で売れる可能性もあるため、リサイクルショップで金額を査定してもらうといいでしょう。
ただし、買い取ってもらえるのは未使用や1度しか使っていないなど状態の良いものに限られるため、事前に布団のクリーニングなどを済ませる必要があります。クリーニングには費用もかかるため、見積額と比べてマイナスにならないように考慮することがポイントです。
大きな布団をリサイクルショップに持ち込むのが大変な場合は、出張買取をしてくれるお店を積極的に活用しましょう。
5.フリマアプリやネットオークションで売る
状態の良い布団なら、フリマアプリやネットオークションを使って個人で売ることも可能です。未使用に近い状態のものや有名メーカーの商品などは人気があるため、高く売れれば利益を手にすることもできます。
しかし、フリマアプリやネットオークションでは、なかなか買い手がつかず処分するまでに時間がかかってしまうケースもあります。クリーニングや写真撮影、梱包、配送など多くの手間もかかるため、時間に余裕のある人におすすめの方法だと言えるでしょう。
売り値を設定する際は、相場をふまえて売れやすい価格にするだけでなく、送料や販売手数料が引かれる点も含めて損益を考えることがポイントです。
6.引越し業者に回収してもらう
引越しのタイミングで不要になった布団を処分したい場合は、引越し業者に引き取ってもらう方法がおすすめです。
引越し業者によっては、不要品を引き取ってくれるサービスを行っているところもあるため、見積もりの際に布団を引き取ってほしいことを相談してみましょう。引越し時にまとめて処分でき、自分で申し込みや布団の運搬をしなくて済む点がメリットとなります。
ただし、すべての引越し業者が不用品回収サービスを行っているわけでなく、回収サービスを行っていても別途費用がかかるケースもあるため、前もって確認しておくことが重要です。
7.不用品回収業者を利用する
布団を処分するには、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品回収業者は、布団に限らず洋服や家具などさまざまな不用品を回収・処分してくれる業者です。業者によっては家まで取りに来てくれる場合もあり、時間や手間のかからない方法だと言えるでしょう。「家中の不用品をまとめて回収してもらえる」「都合の良いタイミングで引き取りに来てもらえる」といったメリットがあります。
不用品回収業者の利用は有料のケースが多く、業者によって料金が異なるため、事前に料金を確認した上で信頼できる業者に依頼しましょう。
8.寄付する
問題なく使用できる状態であれば、布団を寄付するという選択肢もあります。
災害が起きた地域や発展途上国のほか、児童養護施設や動物愛護団体などでは、敷布団・羽毛布団などの物資を募集している場合があります。布団を寄付するためには、社会支援活動の一環として寄付を行っている団体などに申し込み、発送しましょう。
あくまでボランティア活動であるため梱包の手間や送料などの負担はかかりますが、自分にとっては不要な布団を、本当に必要としている場所で役立ててもらえるという社会貢献にもつながる方法です。
布団を細かく切る方法
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布団を処分するなら、可燃ごみとして捨てたいと考える方も多いのではないでしょうか。
多くの自治体では、そのままのサイズの布団は粗大ごみとして有料で処分するのがルールとなっています。しかし、布団に使われている素材はすべて可燃性であるため、 布団を細かく切り、自治体指定のごみ袋に入れられれば、可燃ごみとして捨てることができます。
ここでは、布団を裁断する方法について具体的に紹介します。
敷布団の切り方
まずは敷布団の切り方について、必要な道具や手順を解説します。
【用意するもの】
- 捨てる敷布団
- ハサミ:裁ちバサミ、キッチンバサミなど
- エプロン
- マスク
- 可燃ごみの袋
【準備】
- 部屋を片付けるなどして広いスペースを確保する。布や綿が散乱するのでシートを敷いておくとなお良い
- 布団の繊維、ホコリやダニが舞い、服にも付きやすいため、マスク・エプロンを装着する
【作業手順】
1. 敷布団の布地をハサミで切り、敷布団カバーと中綿に分ける
2. 敷布団カバーは折りたたむか、ハサミで切り分けてごみ袋に入れる
3. 何層にも重なっている中綿を引き離して薄くする
4. 中綿はハサミを使わず手で小さく裂き、ごみ袋に入れる
中綿を裂く際、手が汚れるのが気になる方は軍手などを着けて作業するといいでしょう。ごみ袋は中綿などが漏れないようにしっかりと結び、可燃ごみの日に出します。
掛け布団の切り方
次に、掛け布団の切り方です。
【用意するもの】
- 捨てる掛け布団
- ハサミ:裁ちバサミ、キッチンバサミなど
- エプロン
- マスク
- 可燃ごみの袋
【準備・片付け】
- 部屋を片付けるなどして広いスペースを確保する。布や綿が散乱するのでシートを敷いておくとなお良い
- 布団の繊維、ホコリやダニが舞い、服にも付きやすいため、マスク・エプロンを装着する
- 中綿や羽毛が部屋中に舞うため、終わったらしっかり掃除機をかける
【作業手順】
1. 掛け布団のカバーをハサミで切る
2. 中の綿や羽毛を少量ずつ取り出し、ごみ袋に入れていく
3. 1・2を繰り返しながら中の綿や羽毛をすべて取り出し、ごみ袋に入れる
4. 掛け布団カバーはごみ袋に入るサイズに折りたたむか、ハサミで切り分けてごみ袋に入れる
綿・羽毛は舞いやすく、窓を開けていると風にあおられて散らばってしまいます。窓は基本的に閉め切り、風の起こらない状態で作業を進めましょう。真夏に処分する場合は、熱中症にならないようクーラーをかけるなど、対策をして作業してください。
布団を捨てるタイミングを判断する方法
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敷布団や掛け布団はどのようなタイミングで捨てるべきなのでしょうか。布団の捨て時を判断するポイントを紹介します。
敷布団はへたり具合を見る
毎日の睡眠で体の重みを支えている敷布団は、長年の使用で劣化し、ボリュームがなくなってきます。厚みがなくなり沈み込んで元に戻らない状態を「へたり」と呼びますが、敷布団を捨てるタイミングは腰の下あたりのへたり具合から判断することができます。
敷布団の場合、へたりによる寝心地の変化を感じたら処分を考えてもいいでしょう。天日干しをしてもふっくら感が戻らなくなった敷布団は、そのまま使用し続けていると肩や腰に負担がかかり、痛みや違和感などの症状が出てくることもあります。
睡眠の質の低下を防ぐためにも、敷布団がへたって快適な寝心地を感じられなくなったら処分を検討しましょう。
掛け布団は傷みやにおいもチェックする
掛け布団の場合は、「へたり」に加えて、「羽毛が飛び出している」「側生地が破れている」など傷みが気になる場合も、処分を検討するタイミングです。長年の使用で中綿の間にできる空気層がつぶれたり、生地に傷みが出たりすると保温効果がなくなり、掛け布団の機能を十分に果たせなくなってしまいます。
また掛け布団は、寝ている間の汗や皮脂を吸収するため独特のにおいが付きやすくなります。布団に染み付いてしまったにおいはクリーニングに出すと取れる可能性もあります。クリーニングに出してもにおいが取れなくなったら、捨てるタイミングと判断してもいいでしょう。
- 株式会社ホワイトプラス
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ふとんリネット
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1枚パック:10,450円
2枚パック:13,750円
3枚パック:16,500円
4枚パック:18,920円
※いずれも税込み -
布団を詰めて送るだけ
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1枚からでも送料無料。掛け布団や敷き布団はもちろん、こたつ布団や寝袋にも対応。
まとめ
布団が不要になったら、ごみとして捨てるほか、不用品回収業者に引き取ってもらう、リサイクルショップやフリマアプリで売る、寄付するなどさまざまな処分方法があります。
布団を小さく切って自治体指定のごみ袋に入れれば、可燃ごみとして処分することも可能です。布団を捨てる際は、かけられる手間や時間、料金などをふまえて最適な方法を検討しましょう。
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