食パンの消費期限はどれくらい? 正しい保存・冷凍方法も解説

Moovoo編集部
最終更新日: 2024-08-15

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「おいしそうな食パンを見かけてたくさん買ったのはいいけれど、消費期限内に食べきれない……」そういった経験をお持ちの方は、多くいるのではないでしょうか。

食パンの消費期限は常温保存では長くとも5日程度となっており、期限内に食べきってしまうのが難しいケースも考えられます。この記事では、食パンの消費期限や正しい保存方法について解説しています。

消費期限切れの食パンを食べても大丈夫か、消費期限内に食べきれなければどうすればよいかも解説していますので、食パンの消費期限切れに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。


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食パンの消費期限はどれくらい?

食パンには、大半の商品に「消費期限」の記載があります。

消費期限とは

定められた方法によって保存された場合に「安全に食べられる期限」を指す。

賞味期限とは

定められた方法によって保存された場合に「品質が変わらずおいしく食べられる期限」を指す。

消費期限は品質が急速に劣化する食品につけられるため、食パンには消費期限が記載されています。防腐剤の使用されていない食パンは傷みが早い傾向にありますので、記載された日付にはとくに注意しましょう。

未開封の食パン

未開封の食パンの消費期限は、商品やメーカーによって異なります。例としては、次にあげるとおりです。

メーカー名

消費期限

山崎製パン

夏期(5~10月)で製造日を含め最大5日間(冬期(11~4月)は6日間)

乃がみ

常温保存(20~25度)で4日間(96時間)

ル・ミトロン

お買上日含めて2日

添加物の有無や気温などによって消費期限はさまざまですが、一般的には長くても5日程度となっています。そのため、購入後はあまり置いておかず、早めに消費するのが望ましいといえます。

開封済みの食パン

開封済みの食パンに関しては、できるだけ早く消費しましょう。

消費期限は未開封の状態で設定されているため、いったん開封してしまうと品質保持剤が入っているものであっても、消費期限まで日持ちしません。

また、基本的に食パンは劣化の早い食品とされています。開封して日数が経つにつれ、水分が抜けて硬くなり、風味も徐々に落ちますし、雑菌やカビが混入してパンが傷んでしまう可能性も考えられます。

開封後は消費期限内であっても、すみやかに食べてしまうようにしましょう。

季節によって消費期限が異なる場合も

食パンは高温多湿の状況下では品質劣化が早くなるため、消費期限が季節によって異なる商品があります。

基本的に食パンは常温保存するため、消費期限は常温保存を基準として定められています。

たとえば山崎製パンでは、5月から10月までは30度、それ以外の月では25度を基準として消費期限が設定されています。また、他のメーカーでもおおよそ20~30度の間が常温として定められています。

パンの保存には湿度も大きく関係し、高温多湿の環境では、カビの発生や腐敗が進む恐れがあります。

高温多湿となる季節では、消費期限が短めに設定されている場合があります。品質保持のため、高温多湿となる場所を避け、早めに食べるようにしましょう。

消費期限が過ぎても食べられる?

家庭で保存していると、気付かないうちに消費期限が過ぎてしまうことも。見た目ではまだ食べられそうでも、消費期限が過ぎていると抵抗があるものです。

消費期限の過ぎた食パンを食べるリスクを紹介します。

安全を考慮して食べない方がよい

結論をいえば、消費期限を過ぎた食パンは、安全に食べられる期間を過ぎていることから、食べない方がよいでしょう。

先ほど述べたとおり、消費期限は「定められた方法によって保存された場合に安全に食べられる期限」を指しています。消費期限の切れた食品を食べると、次にあげるリスクが考えられます。

● カビや腐敗による腹痛や食中毒などの危険性がある
● 食べて体調不良になっても製造者に責任を問えない
● 風味が悪くなりおいしくなくなる

リスク回避の意味でも、消費期限内に食べきってしまい、期限を超えたものは食べないようにするのが賢明といえます。

未開封でも消費期限を過ぎたらNG?

未開封の状態であっても、消費期限を過ぎたものは食べないようにしましょう。

消費期限は、未開封の状態で適切に保存された状態を基準に設定された期限です。このため、消費期限を過ぎた食品は未開封であっても安全性が確保できません。

消費期限は未開封でも過ぎるとダメ、というのを必ず頭に入れておきましょう。

冷凍・冷蔵保存なら長持ちする?

食パンは冷凍や冷蔵で保存すると長持ちすると考えられていますが、結論は次のとおりです。

冷蔵保存には向かない
冷蔵保存はカビ対策には有効ですが、パンの品質劣化を進めてしまうので避ける方が無難です。

パンの劣化は0~4度でもっとも早く進むと言われています。また冷蔵庫内は乾燥しているため、パンが硬くパサパサになってしまいやすいです。

どうしても冷蔵庫で保存しなければならない場合、1週間以内をめどに食べきってしまいましょう。

冷凍保存は可能だが早めに食べる
食パンを冷凍保存することは可能です。スライスした食パンを1枚ずつラップやビニールに包んで冷凍すると、鮮度が保たれたまま凍結でき、保存期間が長くなります。

10日から2週間程度は大丈夫ですが、長く冷凍すると鮮度が落ちて水分が抜けるため、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

食パンの保存方法

パンは新しいほどおいしいと言われているため、早めに食べきってしまうのがおすすめです。しかしながら、食べきれないときは、適切に保存する必要があります。

食パンは正しい方法で保存しないと、消費期限内でも劣化の進んでしまう可能性が高くなります。おいしく食べられる期間をできるだけ長く保つため、正しい保存方法を知っておくのが大切です。

常温

基本的に食パンは常温保存となります。

できるだけ早めに食べきるのがおいしく食べるコツではありますが、保存する場合は次にあげるポイントに注意すると長く品質を保持できます。

● 直射日光を避け、風通しの良い涼しい所で保存する
食パンは高温多湿の環境だと、カビや腐敗の恐れが高くなります。
できるだけ涼しく風通しのよい場所で保存するとよいでしょう。

● 気温が高くても冷蔵庫に入れない
気温が高いからといって冷蔵庫に入れると、食パンの劣化が進んでしまいます。
冷蔵庫に入れて保管することは避けましょう。

冷凍

冷凍保存する場合には、次のポイントに注意するとおいしさが長持ちします。

● 1枚ずつ小分けにしてラップやビニール袋に入れて冷凍させる
袋のまま凍らせるのではなく、1枚ずつに分けて冷凍することで早く凍り、鮮度が保たれやすくなります。
また1枚ずつ取り出して食べられるので便利です。

● 買ってからできるだけ早めに冷凍する
消費期限内に食べきれないと考えられる食パンは、できるだけ早い段階で冷凍するのがおすすめです。
食パンは時間が経てば水分が蒸発し、酸化による劣化が進みます。
早めに冷凍すると、買ってきたときの状態が長く保たれます。

● 2週間以内に食べ、再冷凍はしない
冷凍していても少しずつ劣化が進んで水分が抜けていくため、できるだけ早いうち、長くとも2週間以内に食べてしまうようにします。
いったん解凍したものを再度冷凍すると、品質劣化につながるので避けましょう。

まとめ

食パンの消費期限は、短いものでは2日、長いものでも5~6日程度、夏場など気温も湿度も高い時期はさらに短くなる場合があります。直射日光を避けて涼しい場所で保存するようにして、できるだけ早めに食べきるとよいでしょう。

消費期限が切れる前に、早めに小分けにして冷凍保存すると、2週間程度は日持ちします。もし消費期限が切れてしまった場合や、消費期限内でも見た目やにおいに変化が見られる場合は、食べずに処分することをおすすめします。


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