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芸術で過疎地を活性化? 島根県石見で開催、Ponboksの体験型アート展【動画ライター】

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こんにちは!触ったり動かしたりして「不思議」を楽しむ、体験型展示クリエイターのPonboks(ポンボックス)です。

2021年11月、体験型アートの個展「石ころ花の発見」を島根県の温泉津町(ゆのつまち)で開催しました。

4つの遊べる体験型展示!

近くに人を見つけると、ジ〜ッと見てくる六匹の黒猫たち「黒猫クロス

両手を上げると目を赤くして威嚇してくる仕掛けも


壁で手を動かすと、万華鏡のように描かれる花の花畑「ユビサキに咲く

どのように手を動かしてもきれいな花の形が生まれます


声を吹き込むと、文字に変わってテクテクと歩き出す言葉たち「kotonoha(コトノハ)

言葉によって色が変わったり、空を羽ばたいたりする演出も


プロジェクションマッピングで絵付けができる神楽面「ハッケンペイント(石見神楽面ver.)」。実際に「石見神楽」で使われるお面(制作:小林工房)を利用したコラボ作品です。

タブレット端末で自由に描いて絵付けができます

4つの遊べる体験型作品を、旧小学校校舎の音楽室や図書室にインストールして展示しました。

会場は湯里まちづくりセンター (旧湯里小学校)

過疎地域を芸術の力で盛り上げる

島根県西部の地域のことを「石見(いわみ)」といいますが、過疎化の進んでしまっている石見地域を、芸術の力で盛り上げることを目的にした「イワミアーツプロジェクト」とともに開催しました。

イベントポスター。劇団晴天さんによる「演劇ワークショップ」と併催しました

石見は、伝統芸能である「石見神楽」が現在も盛んに行われていたり、1300年の歴史があるといわれている「温泉津温泉(ゆのつおんせん)」があったり、文化的な可能性に溢れた地域です。

石見地域で盛んな伝統芸能「石見神楽」の様子
世界遺産にも登録されている温泉津町(ゆのつまち)の温泉街

全国には地域に根付いた様々な芸術祭がありますが、イワミアーツプロジェクトは、始まったばかりのまだ小さな芸術イベント。その2年目の開催に、体験型アートの個展という形で参加しました。

今回プロジェクトに関わるまで、僕自身は一度も石見地域に足を踏み入れたことがありませんでしたが、自分なりに石見のことをリサーチしたり、お話をうかがい、現地視察しながら考察し、石見で開催することに寄り添った作品展のコンセプトを構成していきました。

展示会ビジュアルに石見を代表する福光石のモチーフを取り入れていたり、作品展タイトルの「石ころ花の発見」には「石」と「見」という文字が隠れていたり、「石見」という開催地ならではの作品展を目指して制作しています。

来場してくれた地域の方に聞くと、普段体験型アートのような目新しいものに触れる機会があまりないようです。4日間の会期中、毎日来場してくれるお子さんもいるなど、夢中になって楽しむ姿がとても印象的でした。

今回の作品展が、少しでもイワミアーツプロジェクト・石見地域の力になっていたらと思います!

色々な場所に届く展示活動を!

これからも、見る人に楽しんでもらえるような作品づくりと、色々な場所に届くような展示活動をしていきたいです。

これからの展示予定は、TwitterInstagram で告知しているので、ぜひそちらもご覧ください!次回もお楽しみに。

CREDIT
Writer :Ponboks
Videographer :わやたに
Support :のだゆうた

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