〈プロ解説〉レーザープリンターおすすめ14選 快適に使える1台を
印刷速度に優れ、インクがにじまず文字が読みやすいという特徴があり、ビジネス用として使われることが多いレーザープリンター。
家庭用には写真印刷に強いインクジェットプリンターが多く選ばれていますが、自宅や小規模オフィスで文書を印刷するために、レーザープリンターの導入を検討する方も増えています。ただ、レーザープリンターを選ぶのは簡単ではありません。
そこで今回は、単機能・複合機を含めた家庭用レーザープリンターの選び方やおすすめ人気商品を紹介します。
目次
まずはプロのおすすめ、レーザープリンター4選
おすすめポイント
毎分30枚の高速印刷が可能な単機能レーザープリンター。給紙枚数も420枚と多く、大量の印刷をするのに向いています。MPトレイ(多目的トレイ)も搭載していて、ハガキなら20枚、封筒なら5枚まで一度にセットできます。 モノクロ印刷しかできませんが、自動両面印刷が可能です。文書の印刷のみに使用するなら、高性能なのにお買い得なプリンターといえます。耐久枚数は10万枚と、耐久性の高さも抜群です。こちらの製品はUSB接続タイプですが、プリンターを共有する場合は有線LANに対応したLP-S180DNというモデルもあります。
おすすめポイント
客先に見せる資料を印刷するといった、カラー印刷が必要なシーンでおすすめしたい単機能カラーレーザープリンターです。 有線LAN・無線LANに対応し、複数のパソコンでプリンターを共有したり、スマホやタブレットから印刷したりできます。このモデルは自動両面印刷には対応していませんが、同シリーズのLBP622Cなら対応しています。
おすすめポイント
カラー印刷はできませんが、コピーやスキャンもできる複合機です。無線LAN対応で、コピー原稿を自動的に取り込んでくれるADFも搭載しています。機能が充実していて、自動両面印刷もでき、手差しトレイ付きで厚紙の印刷も可能です。 毎分約34枚の印刷速度を誇り、モノクロのみでよければ、コストパフォーマンスに優れた優秀なプリンターです。こちらの製品はFAX機能がありませんが、必要ならFAX対応のMFC-L2730DNというモデルもあります。
おすすめポイント
幅364×奥行249×高さ199mmと、家庭や小規模なオフィスにも置きやすいコンパクトさが魅力です。低価格帯の製品ですが印刷速度は毎分18枚、ファーストプリントタイムも7.8秒と、印刷待ちのストレスが少ないプリンターといえます。 USB接続タイプのため、1台のパソコンからのみ印刷する場合に向いています。スマホやタブレットなど複数のデバイスでプリンターを共有したい場合には、無線LANに対応したLBP6040も販売されています。
選び方① コピーやカラー印刷は不要なら省く
インクジェットプリンターと同じく、レーザープリンターにも印刷のみの単機能プリンターと、コピーやスキャン、FAXなどの機能を搭載した複合機があります。印刷以外の機能が必要なければ、単機能プリンターを選ぶと購入費を抑えられます。
また、レーザープリンターは文書印刷に適したプリンターです。写真などのカラー印刷はしないと割り切って、モノクロ印刷のみの機種を選ぶとかなり安くなります。
ポイント解説
文書メインであっても、グラフや図を多めに入れた資料を印刷する場合は、当然ですがカラー印刷にしないと見にくくなります。必要に応じて、カラー機かモノクロ機かを判断してください。
選び方② USB接続か、無線LAN接続か
Photo by iStock
家庭用としてなじみ深いインクジェットプリンターは、スマホで撮影した写真を印刷するときに便利な無線LAN機能を備えた製品が多く、人気があります。
ただ、無線LAN接続が特に力を発揮するのは、複数のデバイスでプリンターを共有するときです。プリンターと距離が離れている場合や、配線をすっきりさせたいときにも無線LAN機能は便利ですが、接続するパソコンが1台でプリンターとつなぎやすい位置にあり、配線も気にならなければUSB接続でよいでしょう。
レーザープリンターの場合、プリンターとしての機能は同等で、USB接続のみのモデルと、無線LAN機能も備えたモデルの両方を販売しているケースがあります。無線LAN機能の必要性を感じないのであれば、USB接続タイプを選ぶと安くなります。
選び方③ ファーストプリントの早さに注目
Photo by iStock
一度に大量の印刷をする、帳票を印刷してその場でお客様に渡すといった用途が想定されるなら、印刷速度も重要です。
印刷速度が速いプリンターは、価格も高くなる傾向にあります。とはいえレーザープリンターの場合、もともと印刷速度に優れているため、3万円以下の価格帯でも毎分18枚程度など、1分あたりに印刷できる枚数が多く、早く印刷できます。
Photo by iStock
もう1つ、印刷速度を重視するうえで外せない要素が、ファーストプリントの早さです。これは文字通り印刷指示をしてから「最初の1枚目がどれくらい早く印刷できるか」を示したもので、プリンターのスペック表では秒単位で表記されています。
大量印刷するのではなく、単に毎回1枚しか印刷しないのであれば、このファーストプリントの時間が印刷速度そのものになります。さらに、どれだけ毎分の印刷枚数が多くても、ファーストプリントが遅ければ、それだけ印刷完了までに時間がかかることになります。
ポイント解説
印刷速度を気にするときは、1分で何枚印刷できるかだけでなく、ファーストプリントの早さも併せてチェックするといいでしょう。
選び方④ 給紙枚数や手差しトレイの有無
印刷速度が速いレーザープリンターは、大量印刷に適しています。このとき、給紙枚数が少ないモデルだと、用紙の補給が頻繁に必要となり手間がかかります。
大量印刷を前提にレーザープリンターを選ぶときは、用紙カセットに紙を何枚セットできるか、給紙枚数をチェックするといいでしょう。
用紙カセット以外に手動で給紙できる手差しトレイがあるモデルは、A4とB5などサイズの違う用紙を続けて印刷するときに、いちいちカセットの用紙を交換せずに済んで便利です。
また、手差しトレイは用紙カセットよりも厚い紙に対応でき、封筒やハガキといった特殊な用紙を印刷したいときに活躍します。長尺にも対応しやすいので、POPや垂れ幕を印刷する機会があるなら、手差しトレイがあるモデルを選ぶといいでしょう。
選び方⑤ 消費電力もチェックを
Photo by iStock
インクジェットプリンターの場合、印刷コストはインクカートリッジタイプと大容量インクタンクタイプで大きく変わります。
一方、粉のトナーカートリッジを使用するレーザープリンターの印刷コストは、インクジェットプリンターの大容量インクタンクタイプには劣りますが、インクカートリッジタイプと比べると印刷可能枚数が多く、かなり低コストです。
レーザープリンターは全般的に印刷コストが安く、インクジェットプリンターより機種によるコストの差が小さいと言えるでしょう。
見落としがちなコストとしては、消費電力が挙げられます。メーカーの公式サイトに記載されている、「モノクロ約3円/枚」といった1枚あたりの印刷コストは、トナーの消費量から計算されたもので、ここに電気代は含まれていません。
電気代が上昇傾向にあるだけに、印刷コストを意識するなら消費電力も比較してみましょう。
〈編集部PICK UP〉レーザープリンター、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
レーザープリンターの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- キヤノン
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レーザープリンター A4カラー複合機 Satera MF656Cdw
- 税込み60,348円(Amazon)
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カラー&モノクロで毎分21枚印刷できる
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電源投入後にすぐ立ち上がるクイックウェイクアップを実現。PC操作なしでスキャンデータを送る「SEND Lite」機能は、データサイズを小さくする高圧縮PDFにも対応しています。
5インチカラータッチパネルを搭載しており、直感的な操作ができるのもポイントです。身分証明書や保険証のスキャンといった、使用頻度の高い作業をホーム画面に登録して、ボタンひとつで実行することもできます。
- キヤノン
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レーザービームプリンター Satera LBP841C
- 税込み78,820円(Amazon)
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幅広いOSに対応。共用プリンターにおすすめ
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WindowsやMac、Linuxなど、さまざまなOSに対応。使用するパソコンのOSが統一されていないオフィスの共用プリンターとしてもおすすめです。
インクカートリッジは、トナーとドラムが1つになった一体型。一般的なレーザープリンターに比べて消耗品が少ないため、交換や管理の負担が軽減します。トナーの交換は、カートリッジをガイドに乗せてスライドさせるだけの簡単操作で行えます。
- キヤノン
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カラーレーザー複合機 Satera MF755Cdw
- 税込み99,173円(Amazon)
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5インチカラータッチパネルで楽々操作
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5インチのカラー液晶タッチパネルで、直感的に操作することができます。オプションのハンドセットを装着すれば、音声通話が可能になるモデルです。IDカードや運転免許証などのカード類を一度に両面コピーすることができるので、受付業務にもおすすめです。
スキャンしたデータを共有フォルダーへ保存したり、Eメールに添付して送信したりといった設定の登録も可能。業務の効率化を図ることのできる製品です。
外観 |
商品名 |
特長 |
本体サイズ |
接続方法 |
印刷速度 |
消費電力 |
給紙枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】エプソン A4モノクロページプリンター LP-S180D |
大量給紙&高速印刷で快適 |
幅375×奥行393×高さ265mm |
USB |
モノクロ30枚/分、ファーストプリント6.8秒 |
約481W |
用紙カセット300枚、MPトレイ120枚 |
|
【筆者おすすめ】キヤノン カラーレーザービームプリンター LBP621C |
カラー写真やPOPも鮮やかに印刷 |
幅430×奥行418×高さ287mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ18枚/分、ファーストプリント10.4秒 |
約400W |
用紙カセット250枚、手差しトレイ1枚 |
|
【筆者おすすめ】ブラザー モノクロ複合機 DCP-L2550DW |
自動両面プリントで用紙コスト削減 |
幅410×奥行398.5×高さ318.5mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ約34枚/分、ファーストプリント約10秒 |
約420W |
用紙カセット250枚、手差しトレイ1枚 |
|
【筆者おすすめ】キヤノン モノクロレーザービームプリンター LBP6030 |
幅364mmの省スペース設計 |
幅364×奥行249×高さ199mm |
USB |
モノクロ18枚/分、ファーストプリント7.8秒 |
約330W |
用紙カセット150枚 |
|
キヤノン Satera MF656Cdw |
カラー&モノクロで毎分21枚印刷できる |
幅451×奥行460×高さ413mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ21枚/分、ファーストプリント10.4秒以下 |
約370W |
用紙カセット250枚、手差しトレイ1枚 |
|
ブラザー HL-L3240CDW |
低電力でエコ志向、カートリッジ交換も簡単 |
幅399×奥行399×高さ239mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ26枚/分、ファーストプリント12秒以下 |
約560W |
標準給紙トレイ250枚、手差しトレイ1枚 |
|
ブラザー HL-L2460DW |
急な大量印刷にも対応できるハイスピードモデル |
幅356×奥行360×高さ183mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ34枚/分、ファーストプリント9.5秒以下 |
約460W |
標準給紙トレイ250枚、手差しトレイ1枚 |
|
キヤノン Satera LBP241 |
毎分36枚の高速プリント。A6にも対応 |
幅399×奥行373×高さ249mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ38枚/分、ファーストプリント5.0秒 |
約500W |
用紙カセット250枚、手差しトレイ100枚 |
|
キヤノン Satera LBP841C |
幅広いOSに対応。共用プリンターにおすすめ |
幅545×奥行591×高さ361mm |
USB、有線LAN |
モノクロ26枚/分、ファーストプリント7.9秒 |
約530W |
用紙カセット250枚、手差しトレイ100枚 |
|
キヤノン A4 モノクロレーザー複合機 Satera MF272dw |
両面コピー機能搭載のオフィス複合機 |
幅372×奥行320×高さ271mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ29枚/分、ファーストプリント5.4秒 |
約530W |
用紙カセット150枚 |
|
ブラザー A4モノクロレーザー HL-L2400D |
メンテナンスも楽々なコンパクトモデル |
幅356×奥行360×高さ183mm |
USB |
ノクロ約30枚/分、ファーストプリント9.5秒以下 |
約430W |
標準用紙トレイ250枚・手差しトレイ1枚 |
|
ブラザー MFC-L3780CDW |
オフィスや商店に便利なセキュリティ対策機能 |
幅410×奥行462×高さ401mm |
USB、無線/有線LAN |
カラー・モノクロ30枚/分、ファーストプリント12秒以下 |
約560W |
標準用紙トレイ250枚、多目的トレイ30枚 |
|
リコー P C6000L |
薄紙から厚紙まで対応 |
幅449×奥行552×高さ360mm |
USB、無線/有線LAN |
モノクロ36枚/分、ファーストプリント13.9秒以下 |
記載未確認 |
給紙トレイ320枚、手差しトレイ110枚 |
|
キヤノン MF755Cdw |
5インチカラータッチパネルで楽々操作 |
幅425×奥行461×高さ430mm |
USB、無線/有線LAN |
33枚/分、ファーストプリント7.1秒以下 |
記載未確認 |
カセット250枚、手差しトレイ50枚 |
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