おしゃれなやかん12選!ステンレスやホーローの掃除術も紹介
日常的に使うやかんは、おしゃれで使いやすいものが一番です!今回は、やかんを選ぶポイントや、おしゃれなおすすめ商品をまとめました。ステンレス製やかんの掃除方法を実際に試したレビューもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
おしゃれなやかんを選ぶ4つのポイント
おしゃれで使いやすいやかんを手に入れるには、見た目のデザイン以外にもこれからご紹介する4つのポイントをチェックするのがおすすめです!
①IH・ストーブの使用可否
自宅がIHクッキングヒーターの場合、やかんのIH対応可否について必ず確認しましょう。最近はIH対応のやかんが増えていますが、ステンレス製やかん=IH使用可能ということではないので注意してください。材質だけでなく底の形状なども関係するため、ステンレス製でも使用できないものもあります。
プレゼントの場合は事前にガスコンロかIHかを尋ねておくか、念のため両用タイプのやかんを選ぶのがおすすめです。
ストーブの上にやかんを置いてはいけない?
ストーブの上に置けるおしゃれなやかんを探している方もいるのではないでしょうか。お湯を沸かすことで部屋の湿度を上げられて便利です。しかし、やかんをストーブの上に置いて、湯沸かしとして使うことは家庭用品品質表示法で禁止されています。
4.取扱い上の注意次に掲げる事項を製品の品質に応じて適切に表示する。<中略>《ト》ストーブの上で使用しない旨。
雑貨工業品の中でやかんと定義された商品についての決まりなので、基本的に国内で販売されているすべてのやかんは、ストーブでの使用は不可となります。
②やかんの材質
続いてポイントになるのは、やかんの材質です。やかんの材質は見た目のおしゃれさだけでなく、耐久性や価格、お手入れ方法などに関わってくるので、生活スタイルに合ったものを選んでください。やかんの主な材質と特徴をご紹介します。
③やかんの機能
使いやすいやかんを選ぶなら、機能性も欠かせません。
人気なのは笛吹タイプのやかんです。注ぎ口にある笛がお湯が沸いたことを知らせてくれるので、噴きこぼれや火の消し忘れ防止になります。
自宅でコーヒーを淹れるなら、ドリップポットと呼ばれるやかんをおすすめします。注ぎ口が細く、少しずつお湯を注ぐのに適したシルエットになっています。コーヒータイムを盛り上げるおしゃれなデザインが多いのも嬉しいポイントです。
キャンプやアウトドアで使うやかんを探しているなら、アウトドアブランドから発売されているキャンプ用ケトルがおすすめです。注ぎ口から灰が入るのを防ぐための蓋やロック機能や吊り下げ用のツル付きなど、キャンプに適した機能性を兼ね備えています。
④やかんの容量
最後のポイントは、やかんの容量です。0.5リットル程度の小さいものから、5リットルを超える大きいものまで様々なので、用途や家族の人数にあわせて選びましょう。大容量のやかんを選ぶ場合は、底広タイプなどお湯を沸かす時間を短縮できるものがおすすめです。
おしゃれなやかんに多いのが、1.5リットル~3リットル前後のサイズのやかんです。麦茶などを作る場合、ジャグも同じぐらいのサイズのものが多いので移し替える際に無駄が出ないのが便利なポイント。一人暮らしにも邪魔にならないサイズです。
おしゃれなやかんおすすめ12選!
ここからは、おしゃれで使いやすいおすすめのやかんをご紹介します。デザインにこだわりのある、素敵なやかんを取りそろえました。
ホーロー製品の老舗・野田琺瑯のやかんです。おしゃれな円柱状のシルエットと温かみのあるカラーリングで、プレゼントにも喜ばれる人気のやかんです。容量は1.5リットル、IH100V/200V対応。
安定感のある形に持ちやすい樹脂ハンドル、2リットルの容量と、日用品としての機能美を追求したやかんです。
ホーロー製品の大手・富士ホーローの「ビームス」。容量は2.3リットル、レトロなデザインとウッドの持ち手がおしゃれ。北欧やナチュラルインテリアが好きな方にぴったりのやかんです。
ホーロー製やかんには珍しい笛吹機能付きで、お湯が沸いたらお知らせしてくれるので便利です。容量は2.1リットル、温かみのあるおしゃれなカラーがキッチンでの調理を楽しい気分にしてくれそう。
コロンとした独特のフォルムが美しいステンレス製のやかんです。容量は2リットル、太くて短い注ぎ口はかわいいだけでなく洗いやすいというメリットもあります。
金属加工業で有名な新潟県燕市に工場を構える宮崎製作所から発売している「ジオ ケトル」。蓋を外さなくても注ぎ口から直接給水できる烏口タイプ。おしゃれでスタイリッシュなフォルムのやかんです。別売りでシリコン製のハンドルカバーもあり!
世界的に有名なインダストリアルデザイナー・柳宗理のケトル。おしゃれな調理器具にこだわる方にはぜひチェックしてもらいたいやかんです。容量は2.5リットル、IH対応、丈夫なステンレス製。使いやすさと美しさを兼ね備えた広口デザインで、洗いやすいのもポイントです!
平野レミのレミパンなども扱う調理器具メーカー・和平フレイズの純銅製ケトルです。熱伝導率が高い銅製のやかんは、おしゃれな光沢と使い込むほどに変化する味わい深い色合いが魅力。長く使い続けたい方にぴったりの一品です。
南部鉄器のキッチンウェアを扱う岩鋳(いわちゅう)の「鉄瓶 アラレ」です。日本の伝統美を感じるおしゃれな鉄のやかんは、価格は高くても一生物。こちらはIH対応の0.9リットルタイプ。鉄瓶で湯を沸かすと、溶けだした鉄分が水をまろやかな味わいにしてくれます。
洋風インテリアにも溶け込むかわいいデザインで、職人による手仕事で磨き上げられたカラー鉄器のやかんはプレゼントにもぴったりです。
世界中のバリスタから支持されている日本製で、見た目も美しいデザイン。ドリップ用のやかんは注ぎ口が細く、湯量をコントロールできるのが特徴です。コーヒータイムをおしゃれに楽しみたい方に!
アウトドアの総合ブランド・スノーピークの「クラッシックケトル」。焚火のタフな熱にも対応する縦長フォルムがおしゃれ。注ぎ口からゴミが入らない蓋や、吊り下げ用のハンドル付きで実用性も抜群のキャンプ用やかんです。
やかんの掃除&お手入れ方法実践してみた<ステンレス編>
せっかくおしゃれなやかんを手に入れたなら、できればきれいなまま長く使い続けたいですよね。お湯を沸かしているだけでも徐々に汚れてしまうので、基本的な掃除方法は覚えておいて損はありません。
今回はやかんのなかでもメジャーなステンレス製品を使って、やかんの内側・外側それぞれの汚れ落とし方法を実践レビューしました。
用意するもの
簡単に解説すると、クエン酸はアルカリ性の汚れに、重曹は酸性の汚れに対して効果があるため、それぞれ内側と外側の汚れに使い分けて使用します。
クエン酸と重曹はキッチン周りの掃除に何かと重宝しますし、ホームセンターや100円ショップで簡単に手に入るのでおすすめです。
やかんの掃除方法<内側>
お湯を沸かすためだけにしか使ってないはずなのに、やかんの内側というのはどうして気づけば茶色くなってしまうのか…と思ったことはありませんか?
やかんの内側の茶色い汚れは、実は単なる水垢です。カルキ汚れとも呼ばれ、水に含まれるミネラル成分が残留して蓄積したものなので特別害があるわけではありません。
水汚れはアルカリ性なので、内側の汚れを落とすのにはクエン酸を使います。
① やかんの中に、水約1リットルに対して小さじ1の割合でクエン酸を入れる
② 蓋をしてお湯を沸かし、10分程度煮立たせる
③ 火を止め、そのまま一晩放置する
クエン酸入りのやかんを一晩放置した結果が…
こちらです!まだ水を捨てていない状態ですが、すでに茶色の汚れがほとんど消えてなくなっているのがお分かりただけるでしょうか?
④ 水を捨てスポンジなどで軽くこすり洗いをして水ですすぐ
最後に軽く洗っただけで、水垢がすっかりとれてピカピカになりました。
やかんの内側は台所用の中性洗剤ではいくらこすっても落ちなかったので、これには正直驚きました。手間といえば一晩待たなければいけないことぐらいで、何も難しいこともありません。
やかん内側の水垢に悩んでいる方にはおすすめの掃除方法です!
やかんの掃除方法<外側>
やかんの外側がくすんで茶色くなるのは同じコンロで使っていた鍋などからハネた油が原因です。
知らず知らずのうちに蓄積した油汚れは、そんなに汚れていないからと放置しているとがんこな焦げ付きになってしまいます。
油汚れは酸性なので、やかんの外側の汚れを落とすのには重曹を使います!
① やかんの外側に重曹をふりかける
② 水気を切ったタオルやスポンジで軽く磨き洗いをする
今回は一度濡らしてよくしぼったキッチンペーパーを使用しました。
③ 水ですすぐ
重曹をふりかけて軽くこすり洗いをした結果がこちら。
茶色いくすみがとれ、一回り明るくなりました!とっても簡単な方法でしたが、筆者の場合はやかんの外側全体をきれいにするにはけっこうな量の重曹を使いました。
ちなみに、油汚れが酷くてこの方法で落ちない場合には、つけ置き洗いがおすすめです。水1リットルに対して重曹大さじ3程度の重曹水を作り、大きな桶にやかんを一晩つけ置きし、翌日取り出したやかんを①~③の手順で掃除してみてください。
ゴシゴシこするより、つけ置くことで汚れが浮いて落ちやすくなるので簡単です。
また、重曹で洗ってもやかんの外側に虹色のくすみが残ってしまうときは、油汚れではなく水垢の可能性があります。その場合はクエン酸が効果的なので、一度クエン酸の方で試しください。
やかんの掃除&お手入れ方法紹介<ホーロー編>
琺瑯(ホーロー)は、金属の表面にガラス質の膜を施したもの。鮮やかなカラーがおしゃれで、やかんの材質としても人気があります。
ホーローは錆に強い半面、衝撃には弱いのが特徴です。落としたりぶつけたりするとひび割れや破損の原因になるので丁寧に扱うようにしましょう。
基本的に、日頃のお手入れで難しいことはありません。
ホーロー製やかんの使用後のお手入れ方法
① 中性洗剤とスポンジで洗う
② 水気をよく切り乾燥させる
ホーローやかんをきれいに保つポイントは、お湯を沸かすためだけに使う場合にも毎回洗うこと。水中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの残留物が蓄積するため、必ず都度洗うようにしましょう。
また、金属製のたわしや研磨剤を使用すると表面を傷つけてしまうため使わないようにしてください。
やかんの掃除&お手入れ方法紹介<南部鉄器編>
南部鉄器は岩手県で作られている鉄器のことを言い、鉄製のやかんは「鉄瓶」と呼ばれます。
鉄瓶はお手入れが面倒で掃除がしにくいと思われがちですが、基本的には「使ったら必ず都度乾かす」「初めて使う前にならし作業をする」の2点を覚えておけば大丈夫。大事に使えば愛着がわくし、一生モノのおしゃれなやかんとして南部鉄器はおすすめです。
鉄瓶(鉄製のやかん)のならし作業
① 鉄瓶を水で軽くすすぐ
② 8分目まで水を入れて中火で沸騰させる
③ お湯を捨てる
④ 2~3回繰り返し、湯が濁らなくなったらOK
鉄瓶(鉄製のやかん)の使用後のお手入れ方法
① 内部に残ったお湯を出して空にする
② 蓋を外し、余熱か軽い空焚きで水分を飛ばして内部を完全に乾燥させる
※絶対に鉄瓶の内部をこすったり、手を触れないようにしましょう
鉄瓶(鉄製のやかん)の普段のお手入れ方法
・普段から乾いたふきんやキッチンペーパーで拭く
・鉄瓶が熱いうちに硬く絞ったふきんで拭くと、独特の艶感を出すことができる
まとめ
やかんの種類や、おしゃれで使いやすいおすすめ商品、長く使うためのお手入れ方法などをまとめてご紹介しました。お気に入りのやかんを手に入れるだけではなく、大切に使うきっかけになれば嬉しいです。
※商品の価格はいずれも2020年6月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。
関連記事はこちら
キッチン用品の記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_