Products

職人魂が宿るブルーボトルコーヒーの有田焼ドリッパーの秘密 窯に潜入取材【後編】#コーヒーの日

※bouncyではアフィリエイト広告を利用しています。記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がbouncyに還元されることがあります。


10月1日はコーヒーの日!  bouncyでは、ブルーボトルコーヒーとコラボで、「コーヒー特集」をお届けいたします。

美しさを追求した有田焼ドリッパー

ブルーボトルコーヒーのドリッパーはなぜ有田焼なのか。前編では、有田焼ドリッパーならではの機能性を紹介してきました。


ブルーボトルコーヒーのドリッパーは、清潔感のある白と、つるっとした質感が特徴的です。また、大量に作られるドリッパーは、形やコーヒーが流れ落ちる筒口のサイズなど、寸分違わず正確に作られています。

全て手作業でドリッパーつくりあげる

驚愕するのは、このドリッパーを全て手作業で作り上げていることです。ドリッパーを製作する久右エ門窯の窯元、久保田剛さんに話を聞きました。


久保田:皿みたいに単純な形状だと機械に任せて作ることが可能です。でもドリッパーのように複雑な形をしていると、機械だけには任せられない。全て手作業です。

また、それぞれの分野に精通した職人が、分業で作業することで、手作業であってもミスを限りなく少なくすることができます。

ノズルチェックは100分の1ミリメートル単位で


工房内で、出荷前の検品の様子も見学することができました。ドリッパーからコーヒーが流れ落ちる筒口を、専用の器具で何度もチェック。100分の1ミリメートル単位で調整をして、規格内のものだけを厳格に出荷していました。

ドリッパーの美しい白と質感をだす 独自に開発した釉薬のかけ方


工房の奥ではボウルに白い液体をためて、素焼きされたドリッパーを、この液体にくぐらせる作業が行われていました。


ボウルに溜められているのは釉薬(ゆうやく)とよばれる薬品で、釉薬をつけて焼成することで器の表面をコーティングしたり、光沢を出したりすることができます。


しかし、ドリッパーは複雑な構造をしているため、まんべんなく釉薬をかけることが難しく、ムラができたり、表面がでこぼこするなど、統一感を出すのが難しいそうです。

そこで、久右エ門窯が独自に編み出したのは、釉薬をかけた後に、さっと水につける方法。写真の奥に見える水で付きすぎた釉薬を落とします。


久保田:ドリッパーは形状が複雑なので、釉薬をかけるときに、どうしても一箇所に溜まってしまうなど、ムラができてしまいでこぼこになってしまいます。その辺りを解消するために、釉薬をかけたあとに水につけています。すると、表面が滑らかになり、光沢も損なわれません。

ドリッパーの溝にたまってしまった釉薬を、水で洗い流す。いわば逆転の発想で、ドリッパーの美しい白と質感が、生まれていました。ドリッパーの美しさには、有田焼の技術の粋が結集されていました。

ブルーボトルコーヒーがドリッパーを通して伝えたい価値


最後に、ブルーボトルコーヒーの小林宏実さんに、有田焼ドリッパーを通して、提供したい価値を聞きました。


小林:私たちは、もちろんコーヒーの美味しさ(デリシャスネス)を追求し、提供したいと考えていますが、それだけではなくて、その背景にあるストーリーや、ホスピタリティ、サステナビリティというところも、お客様にお伝えできたらなと思っています。

バリスタからただ提供されるコーヒーということではなくて、コーヒーをつくっている生産者の方でしたり、ドリッパーをつくっている製造者の方だったりの顔が、コーヒーを通して見えてくるような、そんな価値をお客様にお伝えできたらと思っています。

【お知らせ】ブルーボトルコーヒー×bouncyコラボでオリジナルセット販売!


コーヒーの日を記念して、ブルーボトルコーヒーに、「bouncyスペシャルセット」を作ってもらいました。

動画や記事でも紹介している、こだわりの有田焼ドリッパーと、専用フィルター、コーヒー豆を、オトクな価格でご用意しております。

ブルーボトルコーヒーをまだ体験したことがないという方や、初めてドリップコーヒーを淹れるという方にもぴったりのセットになっています。

2018年12月31日までの限定販売です。
ブルーボトルのこだわりを、ご家庭で体験してみてください!

以下から購入できます。


bouncyではブルーボトルコーヒー、コーヒーの日特集を組みました。
以下のリンクからご覧いただけます。


久保田稔製陶所 久右エ門窯 ▼場所 佐賀県西松浦郡有田町北ノ川内丙1050−1 

RECOMMEND



PAGE TOP