
海外旅行に便利なリュック12選。防犯性、機能性など【元添乗員おすすめ】
トラベルライターHarukiがおすすめする、旅行アイテムシリーズ第二弾。第一回のスーツケースに続くテーマは「海外旅行時のリュック」です。写真を撮ったり、食べ歩きをしたりと、両手がふさがりやすい海外旅行時にはリュックがあると、とても便利ですよね。重い荷物も運びやすくなります。
しかし、治安のよい日本とは違って、海外ではスリやひったくりなどのトラブルが日常茶飯事です。目が届かない背中の荷物は、犯罪者の格好のカモ。大切なパスポートや財布が被害に遭わないように、注意点を心得てお気に入りのリュックを選びましょう!
目次
▲某旅行会社で添乗員を6年勤め、独立したフリーライター。20か国以上を周った経験をもとに、おすすめのトラベルグッズやちょっとした旅行の秘けつを紹介していきます。「旅行に関するちょっとした気づき」をみなさんにお伝えすることができたらとてもうれしいです。
上手にリュックを選んで防犯対策を万全に!
海外旅行におけるリュック選びは、デザインや機能面だけではなく防犯性を重視しましょう。
実際にあったリュックのスリ被害
私がアジアのとある国にお客様をアテンドした時のことです。ごく普通のポリエステル素材のリュックを背負っていたお客様が財布を紛失されました。落としてしまったわけではなく、リュックのチャックが大きく開かれていて、誰かの手によって開けられたことは明白でした。
幸い、大金は入っていなかったということですが、海外では日常的にスリやひったくりが行われることを実感したものです。同時に、添乗員としてお客様をきちんと気にかけてあげられなかった未熟さを反省しました。
せっかくの旅行も犯罪に巻き込まれたとなれば、気分は台無しですよね。海外を街歩きするとき、手荷物には十分すぎるほど十分に気を配りましょう。いざという時は、リュックを前に背負うのがおすすめです。
添乗員おすすめの防犯対策
残念ながら「100%犯罪に巻き込まれない」と断言できる対策はありませんが、いくつかの工夫をしておけば犯罪に巻き込まれる確率がぐっと低くなります。まず、リュックを選ぶときには鍵付きのリュックや、自前の鍵を用意することです。鍵付きのリュックについては、次章でおすすめ商品を紹介します。
また、街歩きをするときには不要なパスポートや現金はホテルの金庫に預けておきましょう。ただし、ホテルのスタッフによる盗難被害もゼロではないため、自分で暗証番号を決められる金庫を利用してください。どうしても貴重品を持ち歩かなければならない場合、貴重品はリュックの底部に入れるようにしましょう。たとえリュックを開けられても、底部までは手が届きにくくなるはずです。
リュックの開け閉めを最低限におさえておけば、貴重品がリュックから落ちる心配が少なくなります。簡単に取り出せるエコバッグがあると荷物の出し入れに便利です。お土産を詰め込むこともできるでしょう。
海外旅行用リュックの選び方
訪問先の街を歩いてグルメや観光を満喫できるのは、海外旅行ならではの醍醐味ですね。そんな街歩きに適したリュックの選び方を紹介します。バックパッカーの人は機内に持ち込みできるサイズかもポイントです。
機内持ち込み可能な大きさかチェック
海外旅行の場合、多くのお客様はスーツケースを機内に預け、リュックは座席まで持ち込んでいました。国際線の場合、座席まで持ち込める荷物の大きさは基本的には以下です。
航空会社によって規定が異なるので、事前にご確認することをおすすめします。
人間の背中におさまるサイズのリュックであれば、ほぼサイズオーバーすることはありませんが、大きすぎるものは座席上の収納棚や足元に置きにくくなるので、程よい大きさのものをチョイスしましょう。
軽量タイプは女性におすすめ
長時間の散策が続くとショルダー部分が肩に食い込んで、疲れを感じやすくなります。なるべくストレスを感じないようにするためには、体に負担の少ない、軽いリュックがおすすめ。特にナイロン素材のリュックは女性から人気です。ただしナイロンは耐久性が低いものが多く、実際に破損してしまった経験が私にもあります。頑丈さも合わせて確認しておきたいものです。
バックパッカーは30L以上ものを
また、リュックだけで移動するバックパッカーの人は、30L以上あると便利です。1週間程度の旅行なら50Lあると安心ですが、預け荷物になることも想定して選びましょう。
ショルダーバッグとあわせて2個持ちしよう
旅好きの人の間ではしばしば「ショルダーバッグとリュックのどちらがよりよいのか」という議論が上がりますが、これはシチュエーションやその人の好みによるとしか言えません。
フォーマルな場所ではリュックが浮くこともありますし、反対にアウトドアではショルダーバッグが障害になることも。悩んでいる人は、いっそ両方持っていって、目的地に合わせて使い分けてみるといいでしょう。ショルダーとしても、リュックとしても使える2Way、3Wayのバッグもおすすめです。
鍵付きなど防犯対策万全のリュック2選
海外旅行では危険はつきもの。鍵付きや刃物に強い素材など、盗難防止やスリ対策のできるリュックを2点紹介します。
海外旅行のときに、事前準備の費用をおさえておきたいと考える人も多いでしょう。でも防犯対策はしっかりしておきたい…。そんな人におすすめなのがこちらのリュックです。
男女ともに使えるデザインで、カップルで使うのもおすすめ。USBケーブル内蔵で、充電も楽々!15.6インチのノートパソコンを収納できるので、海外出張にも良さそうです。
「たとえ鍵をかけていたしても、リュックをナイフで切り裂かれてしまったら意味がない」という考え方もありますよね。私もそうでした。
そんな人におすすめしたいのが、XDデザインのリュック。隠しジッパーが採用されたリアオープン構造のリュックで、ジッパーをスリに開けられることはありません。ナイフやカッターで切り裂けない丈夫な素材が幾重にも張り巡らされています。13Lとやや小ぶりで、女性でも十分に使えるでしょう。
高機能でおしゃれなレディースリュック3選
どんなに機能性の高いリュックでも、デザインがイマイチだと気分が上がりません。ここでは、海外旅行の街歩きに便利なのに、おしゃれなレディース向けリュックを紹介します。
- ビサイユ
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BCSD-121
- 税込み12,100円
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スキミング防止機能がついた才色兼備な海外旅行向けリュック
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横25cm×深さ17cmのリュックで、見た目のわりにたくさんの荷物が入ります。リュック内部にはお財布をホールドするキーホルダー付き。
キャッシュレス社会が進んでいることで、最近ますますクレジットカードやICカードを使う機会が増えてきました。特に海外はキャッシュレス化が日本よりも進んでいて、カードを使う機会も少なくないはずです。
そんな時にでもスキミング防止のリュックがあれば、クレジットカードを入れておいても安心ですね。程よく小ぶりなサイズで、全身のバランスがうまく取れるでしょう。
「ことりっぷ」と言えば、ガイドブックを思い浮かべる人が多いはず。そんなことりっぷが、旅行好きの女性の声を集めて作ったリュックです。シンプルなデザインながらも収納性は優秀です。
裏地はことりっぷオリジナル素材が使われていて、中身が見やすくなっているところがポイント。背面の独立型ポケットにはガイドブックやスマートフォンを入れられます。工夫たっぷりのリュックで、私も欲しくなってしまいました!
ユニセックスタイプのこちらのリュックは程よい大きさで、重さも約830gと軽量!ティアドロップスタイルのリュックは、どんなファッションにもしっくりくるでしょう。メイン素材にはナイロンが使われていますが、表地にはポリエステル素材が使われていて、衝撃や摩擦から荷物を守ってくれるところが魅力です。フロント部分の縦型ジッパーポケットには、たくさんのものを収納できます。
海外出張などメンズ向けリュック3選
海外出張時でもおしゃれに決めたい、そんな男性におすすめのリュックを3点紹介します。
着替えや日用品もパッキングしなければならないのに、出張であれば仕事の資料やアイテムがプラスされて、荷造りが難航することも。私も添乗員時代にそのようなことが何度もありました。でも、このリュックがあるとすっきりパッキングできそう!
15.6インチのノートパソコンを収納できるスペースや、防水ファスナー付きのサブポケットがあり便利。マチが12cmも拡張できる機能があるので、荷物の大きさに合わせて調整できます。
リュックだけではなく、手提げかばんとしても使えます。
大きめのものが多い海外旅行向けのリュックの中でも、FONOSYUのリュックは体に沿ったデザインで、スタイリッシュな印象に決まります。高密度のナイロン素材が採用されているので、耐摩擦性と撥水性は問題ありません。コンパクトに見えますが15.6インチまでのノートパソコンを収納できるので、出張でも便利です。
特殊コーティングが施された200D高密度ナイロン素材のリュックは、消費が激しい海外旅行でも問題なく使えるはず。ハンドルには牛革が使われていて、なめらかな触り心地が感じられます。オープンポケットは4つ、ミニポケットは2つ、またペンホルダーも付いていて、荷物をきれいに仕分けできるはず。ビジネス用としてもおすすめのリュックです。
機内に持ち込み可能!30Lの大容量リュック2選
リュックだけで移動したいバックパッカーの人におすすめのリュック。機内に持ち込める30Lのリュックを2点紹介します。
ここ数年ですっかりリュック愛好家の定番ブランドとなったコールマン。リーズナブルなプライスと、機能性の高さが人気の秘密です。定番シリーズのウォーカー33はポケット数が多く、収納性は十分といえるでしょう。表面には撥水加工されたナイロンツイル生地が採用されているので、雨の日も荷物が濡れる心配がありません。
たくさんあるリュックのなかで、どれにしようか悩んだときにはトレンドの商品を選ぶのも一つの手です。大人気のザ・ノース・フェイスのヒューズボックスシリーズは、柄や色が豊富なので自分の個性を出せます。アウトドアブランドなだけあって、耐摩耗性や耐水性は抜群!屋外を歩き回ることが多い海外旅行にもマッチするはずです。
2個持ちにおすすめ!折りたたみリュック2選
ショルダーバッグとリュックを合わせて持っていくときには、コンパクトにできる折りたたみリュックがあると便利。おすすめ商品を2点紹介します。
「折りたたみリュックは破損しやすいのでは?」と、以前の私は考えていましたが、このバッグに出会ってから、決してそうではないことがわかりました。とても軽量なナイロン素材が使われていますが、撥水加工がされているので雨の日も安心。二重底構造になっているので、どんどん荷物を詰め込めるでしょう。26ヶ所に縫製がなされているとても頑丈なリュックで、アウトドアにも最適です。
広げると高さ約40cm、横29cmにもなる大きめのリュックは、ユニークなデザインでファッションのアクセントになってくれそう。意匠登録が付いている、オリジナルリュックです。折りたたみリュックはキャリーオン機能が付いていると便利で、荷物を一つにまとめられます。
まとめ
昨今のアウトドアブームも手伝って、最近はリュックの種類がぐんと増えてきています。通勤にリュックを使う人も珍しくなくなってきていて、海外旅行や出張にも使えるリュックを見つけるのが楽になりました。
私の添乗員時代にもこんなリュックがあったらな……と思えるものがたくさん見つかりました。豊富なリュックの中から防犯性やデザイン性、耐摩擦性などをそれぞれ比較しつつ、海外旅行で最適なものを選んでみてくださいね。
※価格はいずれもAmazonの2020年8月時点のものです。