外付けHDDのおすすめ商品10選【パソコン用からテレビ録画用まで】
外付けのデータ保存デバイスでは、コンパクトで手軽なUSBメモリーもよく使われています。しかし、大容量データを扱うならコストパフォーマンスにすぐれたHDDが最有力。テラバイト(TB)単位の製品もリーズナブルになっており、性能もまだまだ向上し続けています。
この記事ではパソコンやテレビ録画用に便利な外付けHDDの選び方、おすすめ商品を紹介していきます。
パソコンやテレビ録画用に便利な外付けHDDの選び方
外付けHDDを選ぶさいにチェックしておきたいポイントを解説していきます。パソコン用、テレビ用では重視するポイントが異なるケースもありますが、その点にも触れていきます。
外付けHDDの選び方【形状、タイプで選ぶ】
外付けHDDの形状には据え置きタイプとポータブルタイプの2種類があります。
ポータブルタイプのHDDは、接続した機器からケーブル経由で電源の供給を受けます。取り外しが簡単なので複数の機器で共有したりノートパソコンといっしょに持ち運んだりするのに便利です。移動するということは、落下など事故の可能性も増えるということ。耐久性に配慮したモデルを選ぶことが大切です。
据え置きタイプのHDDは、ポータブルタイプより本体が大きく、使用時にコンセントからの電源供給が必要となります。そのため移動して使用するのには向かず、ひとつの機器専用で使用するのが適しています。コンパクトタイプより大容量の製品が多いので、長時間のテレビ録画のほか、パソコンのバックアップにも使用されます。
外付けHDDの選び方【使用目的で選ぶ】
大きく分けて外付けHDD購入の目的は2つに分けられます。ひとつめはパソコン用、もうひとつはテレビ録画用です。HDDの構造自体はどちらでもいっしょですが、実際に販売されている商品にはテレビ録画用、パソコン用と用途が明記されているものが多くあります。
パソコン向け、テレビ録画向けの違いは、容量や耐久性、静音性の違いによるもの、そしてSeeQVault(シーキューボルト)に対応しているいないの2つのケースがあります。
SeeQVaultについては後述しますが、テレビ録画用HDDの方がパソコン用よりも大きな容量、高い耐久性、静音性が求められます。地上波デジタル放送の場合1TBのHDDに約120時間の録画が可能です。自身の使い方でどの程度の容量が必要か見積もっておきましょう。
録画時間、視聴時間が長くなればHDDの稼働時間も長くなります。またHDDの動作音が番組視聴のじゃまになることもあります。そのためテレビ録画用HDDは、パソコン用よりも耐久性、静音性に配慮した製品が適しています。
外付けHDDの選び方【SeeQVault対応HDDを選ぶ】
外付けHDDに録画されたテレビ番組は、ほかのレコーダーやテレビ、パソコンなどでは視聴できません。日常的にそれで不便を感じる場面はあまりありませんが、テレビを買いかえると、これまで録り貯めたものも見ることができなくなってしまいます。
SeeQVaultはこのような不便さを解消するための規格です。同一メーカーの製品に限りますが、SeeQVault対応製品ならテレビを買いかえた場合でもHDDを引き継ぐことができます。テレビ、レコーダー、HDDなど使用機器全てがSeeQVault対応であること、HDDをSeeQVault用にフォーマットすることが前提条件です。
見逃し番組を減らす目的だけなら不要かもしれませんが、コンテンツを長く楽しみたいと考えているなら、SeeQVault対応HDDも検討してみましょう。
パソコン向け外付けHDD5選
紹介した選び方のポイントをふまえて、外付けHDDのおすすめ商品を紹介します。前半5選でパソコン向けのおすすめ、後半でテレビ録画向けのおすすめを紹介します。
「BUFFALO ミニステーション2TB (HD-PCFS2.0U3-BBA)」シンプルデザインで持ち運びにも便利なコンパクト外付けHDDです。持ち運ぶ機会が増えると、ボディが傷つくこともありますが、傷が目立たなく触り心地のよい表面処理がなされています。
BUFFALO製品の特長でもある「見守りサービス」に対応し、HDDの故障を予測してくれます。
データの持ち歩きはもちろん、ノートパソコンのバックアップにも便利な外付けHDDです。
コンパクトHDDでもっとも怖いことのひとつが持ち歩き中の事故。「シリコンパワー ARMAR A60 ポータブルHDD 2TB(SP020TBPHDA60S3K)」は、IPX4の防水・防塵性能を持ち米軍が規格した落下試験をクリアした、安全性の高い外付けHDDです。
本体の外周を覆うシリコンラバーは、衝撃からHDDを守るサスペンションとしての役割だけでなく、USBケーブルを挟んで収納できるように設計されています。持ち運び時にわずらわしかったケーブルを手軽に持ち運ぶことができます。
500GBから5TBの幅広いラインナップは、ノートパソコンのデータ保存用からデスクトップパソコンのバックアップ用途まで広く対応します。
Mac用にHDDをフォーマットし、デザインもMacBookのシルバーカラーに合わせた外付けコンパクトHDDが「WESTERNDIGITAL My Passport Ultra for Mac 2TB(WDBKYJ0020BSL-WESN)」です。
フォーマットとはパソコンやテレビなどHDDを操作する側の機器が扱いやすいように、HDD内部のデータ保存区画を整理し直すこと。MacはHFS+、Windows10はNTFSというフォーマット形式が採用されています。どちらでも使えるUSBメモリなどはexFATという形式が用いられています。
フォーマットしなおせばWindowsでも使用可能ですが、手間がかかるのでWindows用と記載がある製品を買う方が楽です。同様にMacユーザーならMac用フォーマットの本製品は便利のよい製品です。
「WESTERNDIGITAL Elements Desktop 4TB(WDBBKG0040HBK-JESN)」は、スタイリッシュな縦型デザインの据え置きタイプ外付けHDDです。最大で14TBもモデルまで用意されており、デスクトップパソコンの拡張用ドライブとしてバックアップ用ドライブとしても活躍します。USB2.0とUSB3.0に対応。USB3.0なら2時間のHD映画を3分で転送できます。
NTFS形式でフォーマットされているので、Macで使用する場合は再フォーマットが必要です。
USB3.0対応、Type-Cケーブルを同梱し、2台のHDDを積んだ大容量RAID HDDです。
RAIDとは、2つのHDDをひとつのHDDのように扱うことでデータの高速アクセスや2重バックアップを可能にする仕組み。標準では高速アクセス用のRAID 0に設定されています。二つのドライブをそれぞれ独立して使用するJBODにも設定できます。
テレビ録画対応の外付けHDD5選
耐久性、静音性などテレビ録画に配慮した機能を持った外付けHDDを紹介します。
USB3.0を採用し、ケーブルで接続するだけで大容量ファイルのやりとりができるコンパクト外付けHDDです。
デジタルビデオや写真などの保存のほか、テレビの録画用として使用可能。対応するテレビは同社コールセンターなどで確認することができます。念のため、所有しているテレビが対応しているかどうかチェックしておくとよいでしょう。
手のひらサイズのコンパクトさにもかかわらず、パソコンの拡張ディスクや録画対応テレビ用のHDDとしても活躍します。パソコンにもテレビにもUSBケーブルで接続するだけの手軽さで使用することができます。
また静音性も本製品の特長のひとつ。寝室でも気にならないほどの静音性を実現しました。スタイリッシュなデザインはテレビの脇にあっても違和感なく、リビングにも自然に溶け込んでくれます。
パソコン、テレビ、レコーダー、ゲーム機と幅広いデジタル家電に対応する据え置きタイプの大容量HDDが、「BUFFALO 外付けハードディスク 8TB(HD-AD8U3)」です。防振シリコンゴムで振動を低減し、効率よい放熱でファンレス設計を実現した高い静音性が特長です。
BUFFALO独自の見守り合図にも対応。HDDの自己診断機能をモニタリングし、故障予測サービス見守り合図がHDDの状態を知らせてくれます。
横置き縦置きの両方に対応しているので、設置スペースに合わせやすい点も見逃せません。
パナソニック推奨ハードディスクを採用したAV機器の録画に最適な据え置きタイプHDDが、「I-O DATA ハードディスク 4TB(AVHD-AUTB4/EX)」です。振動をおさえた静音設計に加えて、高基準の検査をクリアしたディスクを搭載することで高信頼性も確保。
ディスク制御もAV用に最適化した制御ができるフォームウェアを搭載し、失敗を極力おさえた安定した録再処理を可能にしました。
高級感あるコンパクトなブラックボディは、テレビ脇やリビングにもよく似合います。
HDD録画したコンテンツは、録画時に使用したテレビやレコーダーでないと再生できないという制限があります。その制限を緩和する新規格SeeQVault(シーキューボルト)に対応した外付けHDDが「BUFFALO HD-SQS4U3」です。
SeeQVaultはテレビ、レコーダー、HDDの全てが対応している、同じメーカー間でのみ引き継ぎ可能という制限はありますが、テレビ買い替え時などでもHDDを引き続き使えるというメリットがあります。コンテンツが再生できなくなったり、Blu-rayディスクにムーブしたりといったトラブルや手間の軽減に大いに貢献してくれます。
購入時はHDDのパッケージやメーカーサイトも参考にしよう
外付けHDDにはパソコン使用を想定したもの、録画用を想定したもの、どちらにも対応したものがあります。HDDのパッケージにはどのような用途に使えるか記載があるので、目的の用途に使えるかどうか確認するようにしましょう。またテレビ録画用の場合、メーカーサイトに対応テレビやレコーダーが明記されていることもあります。合わせて参考にし、最適な製品を選びましょう。
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