iMac選びで気をつけたいポイントとおすすめiMac
目次
iMacシリーズに決めるポイント、モデルを絞り込みポイントを解説
Apple社にはノート型Mac、デスクトップ型Macそれぞれに数種類のシリーズがあり、iMacはデスクトップ型Macのひとつです。ほかのモデルでなくiMacを選ぶべき理由、そしてiMacのラインナップから自分に必要なモデルを絞り込むポイントを紹介していきます。さらにiMacのラインナップから、代表的なモデルも紹介します。
iMac選びでおさえておきたい3つのポイント
今からiMacを購入しようとする方におさえておいていただきたい、3つのポイントを紹介します。ご自身の利用シーンをイメージしながらチェックしてみてください。
iMacシリーズがベストチョイスなのか確認しよう
MacにはiMacだけでなく、MacBook ProやMacBook Airなどのノート型Macもあります。デスクトップ型MacにもiMac以外にMac mini、Mac Proというラインナップがあります。ほかのラインナップでなく、iMacシリーズが自分にとってベストな選択なのかをいまいちど確認してみましょう。
例えば画面のサイズを比べてみましょう。ノートではMacBook Proの16インチが最大です。iMacは最小でも21.5インチなので、画面サイズならiMacに分があります。しかし画面の美しさを比べると、21.5インチのエントリーモデルが1,920 x 1,280ピクセルのワイドディスプレイであるのに対し、MacBook Airでも2,560 x 1,600ピクセルのRetinaディスプレイを搭載しており、圧倒的に高品質です。
価格を重視するなら、iMacよりもMac miniの方が安価です。Mac miniにはディスプレイやキーボードが付属していませんが、手持ちの周辺機器を流用できる、好みのサイズ、品質のディスプレイを自由に選べるというメリットもあります。
どのシリーズにもメリットデメリットがあります。ご自身がイメージしている使い方とシリーズのメリットデメリットが合っているかどうかを見直すことが、ベストなMacを選ぶことにつながるかもしれません。
ディスプレイ性能の違いに気をつけよう
iMacには2つのディスプレイサイズがあります。21.5インチと27インチの2種類です。iMacシリーズの上位モデルiMac Proは27インチモデルのみです。
ディスプレイサイズは設置スペースにも左右されるので、21.5インチしか選択の余地がないという場合もあるでしょう。しかし同じ21.5インチモデルでもエントリーモデルとそれ以外の2つのモデルでは使用されているディスプレイが異なります。エントリーモデルは1,920 x 1,080ピクセルのワイドディスプレイですが、ほかの2つのモデルは4,096 x 2,304ピクセルのRetina 4Kディスプレイです。同じ面積に4倍以上の情報量が詰まっているのですから、画像の滑らかさ、美しさの違いがひとめでわかります。
フォトレタッチやイラストなど高精細で色再現度の高い環境が必要なら、エントリーモデル以外のiMacからセレクトしましょう。ワープロや表計算など画面の美しさをとくに必要としない用途でも画面品質は目の疲れ具合にも影響します。できれば実機で画面表示の違いを確かめて選ぶようにしましょう。
内蔵ストレージの違いを知ろう
21.5インチiMacはディスプレイ以外に内蔵ストレージにも違いがあります。エントリーモデル、ミドルモデルは基本的に1TBのハードディスクドライブが搭載されています。ハイモデルのみ容量は同じ1TBですが、フュージョンドライブというタイプを搭載しています。
フュージョンドライブとは、高速ですが高価なSSDと速度は劣りますが大容量でも低価格なHDDをひとつのドライブとして使用したドライブ。OSやよく使うソフトはSSDに配置し、頻度の低いものや速度を重視しないものはHDDに保存することで高速で低価格、大容量を実現したドライブです。SSDとHDDの設定はシステムによって自動的に最適化されるので、ユーザーは何も意識せずにメリットが受けられます。
iMacを選ぶときは、ストレージの仕組みにも注目してみましょう。
今選ぶならこの5モデルからがおすすめ!
同じiMacでもスペックの差によって向き不向きがあります。用途によってはiMac以外がベターなこともあります。それでもiMacを選びたい、という方のためにタイプの異なる5つのiMacを紹介します。
「Apple iMac 21.5インチ 2.3GHzデュアルコアプロセッサ 1TBストレージ」は、iMacシリーズのエントリーモデルにあたる機種です。iMacシリーズのなかで唯一Retinaディスプレイ非搭載のモデルでとりあえず一体型のデスクトップMacが欲しい、という方に向けた製品です。
といっても1,920 x 1,080ピクセルのワイドディスプレイの品質が劣るということではありません。写真のレタッチやイラストのよう画面の美麗さ、滑らかさが重視される作業よりも、文書作成やWEBブラウジングなどが中心であれば物足りなさを感じることもないでしょう。
メモリは標準で8GB、メモリ最大容量は16GBです。
Retinaディスプレイは、iPhoneなどにも搭載されているAppleの代表的な技術のひとつ。「Apple iMac 21.5インチ 3.6GHzクアッドコアプロセッサ 1TBストレージ Retina 4Kディスプレイ」は、そのRetinaディスプレイを搭載したもっともお求めやすいiMacです。
美麗なディスプレイを活かした写真のレタッチやイラスト作成などのグラフィカルな作業を快適にこなすために、Radeon Pro 555Xに2GBのビデオメモリを積んでいます。
第8世代の3.6GHzクアッドコアIntel Core i3プロセッサを搭載。標準メモリ容量は8GBですが、オプションで32GBまで拡張できます。
iMacの処理速度は、CPU性能だけでなくディスクドライブの読み書き速度にも大きく影響を受けます。「Apple iMac 21.5インチ 3.0GHz 6コアプロセッサ 1TBストレージ Retina 4Kディスプレイ」は、1TBのフュージョンドライブを搭載。フュージョンドライブとは、安価で大容量だけど速度がいまひとつのHDDと高速だけど高価なSSDの長所を合わせたドライブです。
4K対応Retinaディスプレイでの快適な描画を実現するために、4GB VRAM搭載Radeon Pro 560Xを採用。3.0GHz6コアの第8世代Intel Core i5プロセッサを搭載。標準メモリ容量は8GBですが、オプションで32GBまで拡張できます。
iMacには21.5インチと27インチの2種類のディスプレイサイズがあります。「iMac 27インチ 3.0GHz 6コアプロセッサ 1TBストレージ Retina 5Kディスプレイ」は27インチiMacのエントリーモデルにあたる製品。5KRetinaディスプレイの美しさを大画面で堪能できる製品です。
21.5インチモデルは3製品でそれぞれ大きな違いがありますが、27インチモデルは上位モデルほどCPUとGPUのグレードがアップしていること、最上位モデルのみ2TBのフュージョンドライブ、ほかは1TBフュージョンドライブと点が大きな違いです。標準搭載メモリはいずれも8GB。最大容量が本製品のみ32GB、ほか2モデルは64GBという違いもあります。
快適な画像処理環境を求めている方におすすめの製品です。
iMacシリーズの最上位モデル、ハードなプロの仕事にも対応するMacが「Apple iMac Pro 27インチ 3.2GHz Intel Xeon W 1TBストレージ Retina 5Kディスプレイ」です。
基本構成で8コアの3.2GHz Intel Xeonプロセッサを搭載。カスタマイズで最大18コアまで搭載可能とずば抜けたパワーにも対応します。GPUは8GBVRAM搭載のRadeon Pro Vega 56。メモリ容量は32GBで最大256GBまで拡張できます。
拡張性もすぐれており、データ転送速度は40Gb/sのThunderbolt 3ポートを4つも搭載。外付けドライブや外部ディスプレイなど多くのデバイスの接続に対応します。最大2台の5Kディスプレイの接続も可能。快適なクリエイティブ環境を提供する、プロ仕様のiMacです。
iMacをさらに快適に使いこなすために
ここからiMacをさらに快適に使いこなすためのポイントを紹介します。
基本モデルに不満があるならAppleのBTOを利用しよう
この記事で紹介したiMacは全て基本構成の製品です。量販店などで販売されているiMacは基本構成のままですが、iMacは顧客のニーズに合わせてカスタマイズしたオリジナルモデルを注文することもできます。それがAppleストアのBTO(Build To Order)です。
オンライン上でさまざまな構成を選び、価格のチェックをすることもできます。もう少しメモリを増強したい、ストレージをSSDに換えたいなど、基本モデルに物足りなさを感じるならぜひチェックしてみてください。
iPhoneやiPadとの連携もスムーズ
iPhoneやiPadを所有しているのに、メインマシンにWindows機を選ぼうとしているならぜひiMacも検討していただきたいと思います。その理由は、iPhoneやiPadをさらに便利に使えるようになるから、です。
iPhoneにかかってきた通話や届いたSMSをiMacで通話したり、返信したりすることができます。iPadをiMacのサブディスプレイとして使う、ひとつのファイルをほかのAppleデバイスと共有する、こんなことをかんたんに行うことができます。
とはいっても、慣れ親しんだWindows環境から完全に切り替えることは難しいかもしれません。iMac上でWindowsを動作させることができるソフトもあります。iMacをITデバイスの中心におくことで、煩雑な情報整理が一気にシンプルに変身するかもしれません。
まだまだ多くの魅力を持つiMac
個別に紹介なかった機能を、iMacはまだたくさん持っています。例えば豊富な外部インターフェース。SDXCカードスロット、4つのUSB3.0ポート、2つのThunderbolt 3(USB-C)ポートはiMacの便利さ、可能性をさらに広げてくれます。Siriを使った音声コントロールやFaceTime HDカメラを使ったビデオ通話も可能です。そして何よりもシンプルで美しいデザインは、所有することの満足感も教えてくれます。
この機会にぜひiMacの実機に触れて、その魅力を体感いただければと思います。
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