
【2021年最新版】カセットコンロのおすすめ17選!付属商品もチェック
目次
家で鍋や焼肉をするときだけでなく、キャンプや防災用としても活躍する「カセットコンロ」。カセットコンロとガスボンベがあれば、いつでもどこでも簡単に火を起こせます。
最近はシンプルなコンロタイプだけでなく、鉄板・ホットプレートを置けるタイプや、グリル機能といった調理の幅が広がる商品も販売しています。バラエティ豊かなうえ取り扱いメーカーも多く、どれを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。
今回は、自分にぴったりなカセットコンロの選び方と人気のおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
カセットコンロは用途によって選ぼう!

カセットコンロを選ぶとき、屋内で使うか屋外で使うかによって重視したい機能が異なります。使い方をイメージしながら厳選して、快適に利用できる一台を選びましょう。
屋内なら用途の多さや火力調整機能に注目!

自宅や屋内で使うカセットコンロは、専用のたこ焼きやホットプレートをつけかえられる便利なタイプがおすすめです。通常の強火・弱火に加え、とろ火といった火力調節が細かくできると、料理の幅が広がり鍋以外も楽しめます。ストッパー付きのつまみなら、弱火からとろ火への火加減調節も簡単です。
屋外なら防風や携帯性を要チェック!

キャンプやBBQのほか災害時のように、屋外でカセットコンロを使用する目的はさまざまです。
屋外使用時に共通しておすすめなのは、防風機能。コンロの火が消えにくく設計されたタイプや、物理的に風を遮断するカバーが付いている商品もあります。天候にかかわらず火が起こせるので、レジャーだけでなく防災目的でも欠かせない機能です。
また、いつもと違う雰囲気が味わえるのもレジャーの醍醐味。いかにもアウトドア的なおしゃれなデザインのカセットコンロなら、集まったメンバーとも話のタネになり、さらに楽しめるはず。防災用では、避難時の携帯性も考慮して、軽くてコンパクトなタイプを選ぶのがおすすめです。
基本性能を理解して選ぶ!
カセットコンロを選ぶときは、用途によって重視する性能が変わります。知っていると便利な基本性能をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
大人数用なら火力をチェック

BBQのように大人数で1つのコンロを囲むなら、特に火力のチェックは大事です。家庭用コンロの標準火力バーナーは、2.7~2.9kW(約2500kcal/h)前後の出力があります。それ以上の最高出力が可能なカセットコンロなら、十分過熱できて大皿料理もストレスフリー。一度にみんなで食べられて、料理待ちの人がいなくなります。
頻繁に使うなら連続燃焼時間に注目!
カセットコンロ用のガスボンベ1本あたりで点火し続けられる時間を、連続燃焼時間や燃焼継続時間と呼びます。連続燃焼時間は1時間前後のものが多いですが、中には4時間程度使えるモデルも。防災用といった、ガスボンベが切れたら困るシーンでの利用を検討している方は、連続燃焼時間をチェックしてください。
熱効率(燃費)はコスパ重視の人必見!
連続燃焼時間が長いけれど火力が弱いものや、火力が強いけれど連続燃焼時間が短いモデルもあります。しかし、鍋の底に炎を集めて熱を逃がさない内炎式バーナーを採用しているカセットコンロは、効率的に熱が伝わるため低火力でも高温調理が可能です。使い勝手がよいので、特に頻繁な利用を考えている方やコストパフォーマンスのよい商品を探している方におすすめします。
屋外利用ならコンロが2口あると便利

屋外でカセットコンロを使うとき、2口タイプのカセットコンロが最適です。2つの作業が同時にできるため、肉を焼きながらカレーを作ったり、効率良く温めたりできます。
安全性の高さはとても大切
用途を問わず、安全性の高さは重要です。カセットコンロは火を扱うので、安心して使うためにも安全性に配慮された商品を選びましょう。
カセットボンベの着脱方式は、マグネット式がおすすめです。通常のボンベ着脱が簡単なだけでなく、コンロが過剰に加熱された場合、自動でボンベが外れるため安全に利用できます。

カセットボンベの暴発を防ぐのが、圧力感知機能です。ボンベ内の圧力上昇を感知すると、コンロから自動で外れて火を消します。
そのほか、ガスボンベとカセットコンロ接着部分の気密性を高め安全に使用できる、容器受口加圧式機構。カセットコンロのつまみを消火にあわせないとガスボンベがセットできない、容器安全装置といった機能があると安心です。
使う人数でサイズを選ぶ!

ここまで性能や安全性について紹介しましたが、実用面ではサイズも欠かせないチェックポイントです。使い方別のおすすめサイズについてご紹介します。
一人暮らしや防災用として、手軽さ・利便性を重視したい方におすすめなのが幅30cm×奥行30cm程度の小さなモデルです。サイズが小さいぶん軽くて携帯しやすいため、家に1つあると重宝します。
大人数で使用するなら、幅60cm×奥行40cmの大きめサイズがおすすめです。一度にできる料理の量も増え、みんなで食事を楽しめます。
重さや高さのある鍋を置きたい方は、コンロ部分が薄いタイプのカセットコンロがおすすめです。重心が低いぶん鍋が安定します。高さも低くなるため、鍋の中身が取りやすいのもうれしいポイントです。
ただし、薄型タイプのカセットコンロに適性サイズ以上の鍋を置くとカセットボンベの容器カバーと鍋とが接触し、カセットボンベが熱くなり危険です。鍋が押し出されて不安定になり、火傷につながる恐れがあります。薄型のコンロを選ぶときは、利用シーンを明確にして、ぴったりのサイズを選びましょう。
頻繁に使うなら手入れが楽なモデルを
カセットコンロは、油はね・吹きこぼれが原因で汚れやすいのが難点です。コンロ部分がフッ素コート仕様や、パーツが取り外せるタイプだと手入れがグッと楽になります。特に頻繁に使う方や、アウトドア用として購入を検討している方は、手入れのしやすさにも注目してください。
【家庭用】カセットコンロのおすすめ7選
カセットコンロのおすすめ製品を、家庭用とアウトドア用に分けてご紹介します。それぞれの特徴を参考に、利用シーンや予算にあうモデルを選んでください。
はじめは定番から珍しいものまで、おしゃれなデザインや付属品が豊富な家庭用カセットコンロからです。
約30cm四方と小回りのきく大きさで、取り出してすぐに使えます。カセットボンベの着脱はマグネット式のため、自宅でサッと利用したいときに便利です。最大出力3.5kW/3000kcalと火力も十分あり、連続約1時間使用できます。ヒートパネル付きなので、ボンベ容量が少なくなっても最後まで火力が衰えません。
知り合いと数人で囲むのに最適なサイズです。薄型・低重心のコンロは鍋を置きやすく、調理中も中をのぞきやすい仕様。傷がつきにくいホーロー加工済みの汁受けで、メンテナンスも簡単です。
連続燃焼時間は約95分と長めですが、最大出力は2.1kW/1800kcalと控え目。1~2人での使用に適しています。大人数で使う予定がなければ省エネでちょうどいい性能です。横約28cm×奥行約20cm×高さ約9cmと超小型のため、収まらないボンベ部分は容器カバーをスライドさせて覆います。
乗せる鍋の大きさに注意が必要です。外径20cmを超え、ボンベカバーを覆うような鍋や鉄板は使えません。カバーに接触し熱くなると危険なので、7号以下の少量サイズがおすすめです。
出力は0.78kW/670kcalと控え目な数字ですが、熱への変換効率がよくガスボンベ1本で約4時間30分使用できます。自宅でゆっくりと焼肉を楽しむのに最適です。セラミックからの遠赤外線と放射熱で焼き上げるため、食材への火の通りがよくジューシーに仕上がります。
食材の余分な油は内部のトレーが回収し大幅にカット。煙のほか油摂取量を抑えられます。今まで匂いや床のベタつきが気になって出来なかった方におすすめしたい製品です。
直火でプレートを温めるため、すぐに表面温度が熱くなります。肉を焼いているあいだ温度を210~250℃にコントロールし、油の煙化を抑制する優れものです。匂いは抑えられませんが、室内に煙が充満するのは避けられます。
プレートサイズは直径23.3cm。大人2人でちょうどいい大きさです。連続燃焼時間は約217分と長く、落ち着いて食事を楽しめます。価格も良心的で、外に焼肉を食べに行くことを考えるとコストパフォーマンスが高いと言える製品です。
ここ太字
調理中や食事のあいだも無理に背伸びする必要がなく、子供の取りこぼし・やけどといった事故を防げるのが魅力です。プレートにフッ素コートが施され、汚れにくく撥油性に優れています。
改良された炎口を備え、炎が横に広がらず縦に伸びる構造です。鍋底を効率よく加熱でき、ガスの消費量を抑えます。最大出力は3.3kW /2800kcalで、家族揃って大きな鍋を囲んでも安心の火力。連続燃焼時間は70分と、卓上で料理を楽しむのに十分な性能です。

焼きムラがないうえ火力が高く、電気式に比べ早く出来上がります。一度に20個作れるプレートは、フッ素加工でこびりつきにくい仕様です。表面にピックを這わせる溝が掘られ、ひとつずつの分量に仕切れます。生地をいれる際もたっぷり流せて、返しやすくきれいに大玉を作れる本格的な製品です。
連続燃焼時間は約110分。一度のたこ焼きパーティーに十分持ちます。電気コンセントの位置を気にしないのも利点です。高い火力で外はカリカリ、中はふわふわを実現できます。

遠赤外線は熱吸収性が高く、炭火焼きのような風味で焼きあがります。肉や野菜も中まで火が通りジューシー。余分な油が火に当たらず煙も出にくい構造で、床のベタつきを気にせず利用できるのが魅力です。室内で本格的な焼肉が楽しめます。
出力は2.1kW/1800kcalでグリルとしては比較的高く、家族4人ほどでの使用に適しています。ボンベ1本の連続燃焼時間は約95分で、1回の食事に十分。専用マイ・ボンベL/αの使用がおすすめです。
【アウトドア用】カセットコンロのおすすめ10選
続いて防風対策やケース付きといった利便性抜群の、アウトドア用カセットコンロをご紹介します。
炎が風で消えないようにダブル風防付き。横風を遮りつつ燃焼に必要な空気は、風防の下から引き込みます。炎長も風に揺られないよう、多孔式バーナーで短く処理し、アウトドア対策は万全です。
頑丈な作りで耐荷重は10㎏のため、重いダッチオーブンが使えます。安定した足回りで鍋の転倒も起きにくい仕様です。専用キャリングケース付きなので、ほかの重量のあるキャンプ道具と一緒に積んでも傷がつきません。ソロキャンプからファミリーの小皿料理まで、幅広い用途におすすめです。
直径13cmのゴトクを四脚で支えるため安定感があります。火力も2.9kW/2500kcalと高く2・3人分の鍋が使用でき、キャンプやツーリングに最適。特に燃料調達のしやすさと、コンパクトで身軽に持ち運べる点が魅力です。
登山用の小型コンロでは専用ボンベが必要ですが、カセットボンベならコンビニで購入できます。レギュレータ搭載のため外気温の変化に強く、寒い環境でも火力が下がりません。早朝や深夜の低温時に、安定した火力を維持できるので重宝します。
ひと味違った運用が可能で、別売りのアイアングリルテーブルにセットすると、平面プレートを活かした野外キッチンを作れます。2つセットしてツイングリルにすれば、大人数でのパーティーに対応。ゴトクは取り外し可能で、元々の平らなプレートとあわさり整備性も良好です。
ガス缶を倒立させて使用する、オリジナルの液出しシステムを採用。ギガパワーガス500イソで、連続燃焼時間は約120分保ちます。終始安定した高出力を維持し、ホットサンドや煮込みハンバーグといった様々な料理を楽しめる製品です。
テーブルに置いても、周りに材料や皿を並べられるちょうどいい大きさ。一気に焼ける大判プレートで、大人数でも待たずに食事を楽しめます。幅約38cm×奥行約30cmあり、焼きそばやお好み焼きも自由自在です。
最大出力2.1kW/1800kcal・連続燃焼時間約120分と、野外で料理を楽しむのに十分な性能を誇ります。プレート下のゴトクを使えば、カセットコンロに早変わりする優れもの。片付けはプレートを外して洗うだけで簡単なため、空いた時間を家族・友人との語らいや遊びに費やせます。
組み立ては慣れれば1分で完了し、本体を含めがっしりした四脚のゴトクで鍋を支えます。鍋の直径は14cm~30cmまで可能ですが、ボンベカバーを覆うような鍋は使えません。熱源は専用ガスボンベGPC-250CBの使用がおすすめ。動作保証があり、通常のボンベと値段も変わらず使いやすい商品です。
内炎式バーナーを搭載し風に強い構造で、連続燃焼約110分・出力2100kcalとファミリーキャンプにぴったりな性能。サッと持っていけてすぐに使えるのでピクニックに最適です。
BBQ用の網と串焼き用スタンドの2種類が付属。アウトドアで様々な具材を焼いたり、室内でお酒を飲みながら焼き鳥をしたりと楽しめます。設置してすぐに使えるうえ、手入れも簡単な製品です。網と串焼きスタンドはもちろん、水を張ったトレーや内部の輻射板も取り外して洗えます。
出力は2.3kW/2000kcalで、小型の網に集中するため高火力です。串焼き部分が最も効率よく、どんどん焼いていけるので2人までなら十分対応できます。フライパンではなく、本格的な網焼きの肉を味わいたい方におすすめです。
大人数での使用が想定された頑丈な作りで、耐荷重はなんと15㎏。鍋底24cmまでなら寸胴鍋も扱えます。連続燃焼時間は約66分ですが、最大出力3.5kW/3000kcalと高火力。野外での炊き出しやイベントに最適です。
専用のキャリングケース付きで持ち運びも便利。車に積んでも傷がつかずどこでも持っていけます。カセットフー専用のアクセサリープレートを購入すれば、鉄板焼きや焼肉も可能。風防と高火力を活かし、野外でカレーや芋煮といった様々な料理を作れます。
炎の高さを抑えたバーナーは高火力かつ風で消えにくい構造です。中央が窪んだデザインも横風に強く、野外での使用に適しています。お酒のつまみを焼きながらゆっくり談笑する、落ち着いた素敵な時間を演出できる製品です。
焼き網・輻射プレート・焼き網ステイの3点グリルキットが付属。火力が強いと焦げやすい餅や魚といった食材を調理でき、焼きムラも抑えられます。鍋はゴトクに置いて加熱し、直火はグリルキットを使えば、料理の幅が広がる優れものです。
コンロが2つあると料理の幅や効率が段違いです。別売りの専用グリルプレートやイワタニのアクセサリーシリーズがあれば、鍋料理と焼き物が同時に可能。手早い調理で人を待たせることもありません。
横風対策として水皿が深くバーナーが隠れる仕様です。バーナー自体も多孔式で炎長が短く、防風性能に優れています。大きな蓋は後ろからの風を遮る風よけとして機能する優れものです。本体重量6.9㎏と大型ですが、2口コンロで大皿調理に役立ちます。
デザイン性に優れ室内でのディナーはもちろん、結婚式の野外パーティーに違和感なく溶け込みます。風防リングと取り外し可能なトップカバーでアウトドア対策も抜群。バーナーは炎長が短く、横風に強い多孔式です。最大出力3.5kW/3000kcalと高火力を誇り、連続燃焼時間は約70分保ちます。
カバーを閉めれば取っ手付きの収納形態に早変わりし、持ち運びも簡単です。別売りのプレートアクセサリーシリーズを使えば、たこ焼きやお好み焼きといった様々な料理に対応できます。
まとめ
カセットコンロの選び方やおすすめモデルを紹介しました。カセットコンロを安全に使うためには保管も大切です。
カセットコンロの保管について
未使用でも劣化がすすむため、コンロは約10年を目安に、期限をすぎたら使用しないよう気をつけてください。取り付けるガス口の部分が劣化してガス漏れが起き、発火に繋がります。
カセットコンロの使用後は、カセットボンベを必ず外しましょう。水や汚れが付着していたら、よく絞ったふきんで拭き取ってください。サビは故障の原因になるので、乾拭きも重要です。
保管場所は、ガスコンロや電気コンロといったほかの熱源の近くは避け、湿気の少ない場所にしまいましょう。購入から約10年の使用期限をまもり、買い替えを検討するのがおすすめです。
ガスボンベの保管について
防災用のカセットコンロを購入するなら、ガスボンベも一緒に備蓄する必要があります。大人2人が発熱量2800kcal/hのカセットコンロを使って1週間避難生活をする場合、季節や天候によって必要な本数は変わりますが、使用量が増える冬にあわせ12本程度備蓄しておくと安心です。
ガスボンベは、火の近くや直射日光の当たる場所を避け、40℃以下の湿度が低い安全な場所に保管しましょう。使用期限は、購入から約7年が目安です。
性能や安全性などを吟味し、自分の使い方にぴったりのカセットコンロを選びましょう!