人気のカクテル、アルコール度数は? スピリッツやリキュールの度数も紹介
カクテルは、アルコール度数の高いお酒をベースに、さまざまな材料を組み合わせて作られる飲み物です。カクテルのアルコール度数は、材料や作り方によって異なります。
「ビールは苦手だけど、カクテルなら飲みやすい」という方もいるでしょうが、意外とビールよりもアルコール度数が高いものもあり、飲み過ぎには注意が必要です。
そこで今回は、カクテルの度数について解説しながら、アルコール度数が控えめなカクテルや、度数の高いものを紹介します。ぜひ参考にしてください。
カクテルの度数はどう決まる?
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カクテルの度数はレシピによって決まります。基本的にカクテルは「お酒×ドリンク」「お酒×お酒」の組み合わせで成り立っています。
つまり、カクテルに使われている飲み物の組み合わせでアルコール度数が決まるのです。
アルコール度数の計算式
アルコール度数は、使用する材料の分量にその材料のアルコール度数を掛けたものを合計し、使用した各材料の分量で割ることで計算できます。
カクテルで使用するお酒やドリンクを材料①、材料②とした場合の計算式は次の通りです。
ジントニックを作る場合で計算してみると、以下です。
つまり、上記の分量で作る場合、アルコール度数はおよそ12%となります。
アルコール度数の抑え方:「度数ゼロ」のドリンクと組み合わせる
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同じカクテルでも、使うリキュールやスピリッツ、さらに分量によってアルコール度数は変わります。
たとえば、カシスオレンジのように「お酒×ドリンク」の組み合わせなら、全体の分量に対してアルコールが少なくなるため、アルコール度数が抑えられます。
一方、カクテルグラスで飲むようなマティーニなどは、「お酒×お酒」の組み合わせなので、アルコール度数が高めです。
もし自宅でカクテルを作る場合は、ベースとなるお酒の量を減らしたり、度数が低いお酒を使うことで、アルコール度数を低くできます。
反対にお酒を濃くすれば、それだけアルコール度数の高いカクテルを作ることが可能です。
人気カクテル、アルコール度数をチェック
人気のあるカクテルのアルコール度数はどれくらいなのか、紹介します。
グラスホッパー
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グラスホッパーはミントリキュール・カカオリキュール・生クリームをシェイクして作ります。アルコール度数は16%と比較的高めです。
ブルームーン
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特にアルコール度数が高いカクテルとして有名なのがブルームーン。ジン・バイオレットリキュール・レモンジュースをシェイクして作ります。アルコール度数は26%と高めです。
ブルーハワイ
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ブルーハワイは度数が15%と比較的強いお酒です。作り方はブルーキュラソー・ホワイトラム・パインジュース・レモンジュースをシェイクします。
ゴッドファーザー
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ゴッドファーザーはスコッチウイスキーとアマレットを氷を入れたグラスに注ぎ、軽く混ぜて作ります。お酒を混ぜて作るため度数は30%以上にもなります。
マンハッタン
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マンハッタンはバーボン・ベルモット・アロマティックビターズをステアして作ります。こちらもお酒のみを使ったカクテルなので度数は35%前後と高いです。
ブルーラグーン
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ブルーラグーンはブルーキュラソー・ウォッカ・レモンジュースを混ぜて作ります。アルコール度数は25%前後です。
ブルドッグ
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ブルドッグとはソルティドッグのことです。ウォッカとグレープフルーツジュースを混ぜて作り、グラスのふちに食塩をつけます。飲みやすいですがアルコール度数は17%と意外と高いため注意が必要です。
主要なスピリッツとリキュールの度数
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カクテルのアルコール度数を知りたい場合は、そのカクテルに使われるスピリッツやリキュールの大体の度数を把握すると良いでしょう。
アルコール度数を知っておくと、居酒屋やバーでお酒を飲むときや、自宅でお酒を作るときにも役立ちます。
テキーラ:40〜50%が多い
テキーラはお酒の中でもアルコール度数がとても高いイメージがありますが、40〜50%程度のものが多いです。
テキーラは規則によってアルコール度数が制限されています。他の蒸留酒(スピリッツ)には60%前後の種類もあります。
テキーラのアルコール度数は、認定機関の規則で35~55%と決められています。非常に強いお酒だと勘違いされていることもありますが、ウイスキーなどと同じくらいのアルコール度数。むしろ、他の蒸溜酒の方が度数の高いものがあります。
ウォッカ:40〜50%が多い
ウォッカはスピリッツの中でもアルコール度数の高いものが多いお酒です。それはウォッカの製造工程に理由があります。
ウォッカは大麦や小麦、ライ麦、とうもろこしといった原料を糖化し発酵させます。このときのアルコール度数は90%前後で、非常に濃度が高いスピリッツです。それを水で薄めて、40〜50%前後にしたものが多く流通しています。
つまり、水で調整する量を変えることでアルコール度数が高いウォッカになるのです。実際に最も高い度数のウォッカは「スピリタス」というもので、アルコール度数は96%になります。
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スピリタスのアルコール度数は非常に高く、消毒液として使われることもあります。
気化したアルコールに引火する可能性があるため、飲むときにはよく注意しましょう。
ウイスキー:40〜60%が多い
ウイスキーは種類によってアルコール度数は大きく変わり、多くは40〜60%です。
たとえば、国内でも人気があり、ハイボールに使われることが多い「サントリー 角瓶」の度数は40%ですが、スコッチの1つである「グレンファークラス 105」は60%です。
このようにウイスキーは40%前後のものが多いですが、高いものもあるためカクテルを作るときには注意してください。
カシスリキュール:20%前後
カシスオレンジなどカクテルでよく使われる「カシスリキュール」は、リキュールの中でも比較的アルコール度数が高く、20%前後です。
ビール:5%前後
ビールの度数が5%前後になるため、4倍に薄めてもビールと同じ度数になるため、カクテルを作るときは注意が必要です。
また、キールのように「お酒×お酒」の組み合わせだと度数はより高くなります。
梅酒:10〜20%程度
梅酒も蒸留酒を使って作られるリキュールの1つです。作り方にもよりますが、一般的な梅酒の度数は10〜20%ほどです。
主に水割り・お湯割り・ソーダ割りで飲みますが、分量によってはビールの数倍の度数になあるため注意してください。
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