日本酒といえば新潟?おいしい新潟県産の日本酒とおすすめスポット

nagiy
公開: 2019-10-16

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日本を代表するお酒である日本酒。全国でも地元だけでしか飲めないようなものから、大量生産、大量販売を前提とした日本酒まで種類も様々。

中でも日本酒どころとして有名な地域といえば、新潟を例に挙げる方も多いでしょう。米どころでもある新潟には、たくさんの酒蔵も同時に存在しています。厳しい自然環境だからこそ作れるおいしい日本酒。

実際のところどんな種類のお酒があるのか、また味わいの傾向に関しても気になるところですよね。そこで今回は日本酒の中でも、新潟県産の日本酒にスポットを当てていきましょう。

何故新潟の日本酒は美味しく仕上がるのか、おすすめの日本酒やおすすめのスポットまで紹介していきます。


新潟の日本酒はどうしておいしいの?

新潟の棚田

新潟には美味しいお酒がたくさんある。とは言われていますが、地域のどんな特性からおいしくなるのかも気になってくるところ。

まず最初は新潟の日本酒が美味しい理由について見ていきましょう。

おいしいお水と気候がカギ

日本はそもそも四季折々の自然が美しい国ですが、特に新潟は雪深い地域としても有名です。厳しい冬の寒さは旅行者にしてみれば美しいで済みますが、実際にそこに住んでいる方からすれば死活問題になることも多いでしょう。

しかしこの雪深さこそが、新潟の日本酒がおいしくなる理由の一つ

冬の間に積もった雪は春になると雪解け水として、土地を潤してくれます。そして自然豊かな山に積もった後の雪解け水は、しっかりと濾過されミネラル分がほぼないといわれるほどの超軟水に。

また気温が低いからこそ、日本酒の発酵もゆっくりと進められることとなり、この特徴もまた新潟の日本酒独特の味わいを生み出します。厳しい寒さがあるからこそ、美味しい日本酒を作る土台が出来上がっているのですね。

日本酒の原料であるお米にも注目

水と気候の他にも新潟は日本酒の材料である「米どころ」でもあります。ところで日本酒に使われている原料のお米と、一般的に「ご飯」になるお米との違いをご存知でしょうか?

この2者は実は同じお米といってもちょっとした違いがあるんですよ。日本酒の原料となるお米(酒米)は、一般的なお米よりも粒、心白(お米の中心部分)が大きく、醸造適性が高いとされています。

このような違いがあることからわかるように、日本酒の原料となるお米は一般的なお米とは別個に作られています。中でも有名なものといえば「山田錦」になるでしょうか?

実際に全国1位の作付面積を誇る山田錦ですが、新潟ではこのお米とほぼ同列となる「五百万石」が有名な酒米です。ちなみに新潟県内での生産量が500万石を超えたことから、この名前が付けられています。

新潟の日本酒で多く利用されるお米であり、端麗ですっきりとした後味を残す日本酒が作られます。上記で紹介したように新潟の日本酒はその寒さから、ゆっくりとした工程で発酵が進められます。

そしてこの発酵スピードが緩やかであることも、後味をすっきりさせるには必要な工程。新潟独自の日本酒は、これらの理由から比較的にすっきりとした飲み口がおいしい日本酒が多いといえますね。

手に入りにくいものも?新潟県産のおいしい日本酒15選

ではここからは実際におすすめとなる新潟の日本酒について見ていきましょう。手に入りにくいものもありますが、機会があればぜひ手に取ってみてくださいね。

おすすめ①
  • 朝日酒造
  • 久保田 萬寿 純米大吟醸 1800ml

  • 税込み8,760円
  • 新潟県を代表する端麗辛口の日本酒

  • 端麗辛口でありながら柔らかな口当たりや、華やかな香りが嬉しい純米大吟醸。料理を選ぶことなく旨みを底上げしてくれますよ。

まずは全国的にも有名、人気のある久保田を紹介。新潟の日本酒らしくすっきりとした端麗辛口でありながら、柔らかな口当たりを実現しているバランスの良い日本酒です。

大吟醸ともなれば、香りも素晴らしいの一言。キリッと冷やした冷酒でいただきたくなる1本ですよ。

おすすめ②
  • 諸橋酒造
  • 越乃景虎 1800ml

  • 税込み2,616円
  • 上杉謙信の幼名にちなんだ日本酒

  • 新潟独自の超軟水で仕込まれていることから、辛口でありながら柔らかく飲みやすい日本酒。宅飲みにピッタリですよ。

新潟、越後といえば戦国時代の話が好きな方からすれば、越後の龍である上杉謙信を思い出す方も多いでしょう。そんな有名武将の幼名を冠した日本酒がこちら。

日本酒度が高く辛口の日本酒でありながら、水のようにするする飲めてしまう癖のなさが特徴的です。

おススメ③
  • 加茂錦
  • 加茂錦 純米大吟醸 荷札酒 生酒 188ml

  • 税込み3,218円
  • 荷札をラベルに使った斬新さも人気の秘訣

  • 水や原料以外にも精米歩合にもこだわった日本酒。後味だけではなく口に含んだ瞬間から爽やかなコメの甘みを感じる。

まだ若い次期蔵元が手掛けている新しい日本酒である「荷札酒」。もともとは日本酒に興味を持っていなかった若い世代が、獺祭などのおいしい日本酒をいただいたことで、自分も手掛けてみたいと考えたことから作られたそう。

そのフレッシュさ、香り高さは新潟の日本酒の中では随一といわれていますよ。

おすすめ⓸

  • 新潟第一酒造
  • 山間(やんま) 1800ml

  • 税込み3,300円(楽天)
  • 濃い旨口の日本酒を飲みたいなら選びたい1本

  • 4代目が作り上げた理想の日本酒。切れの良さを残しながらも濃いうま味を両立させた飲みごたえある味わい。

無濾過の日本酒なので、甘さやうまみが凝縮されたような濃い味わいの日本酒です。火入れを1回しかしていない点も大きな特徴。濃いうま味を持つ日本酒でありながら、フレッシュさも楽しめる腰を据えて飲んでみたい1本です。

おすすめ⑤
  • 高千代酒造
  • たかちよ 扁平精米おりがらみ(青) 1800ml

  • 税込み2,880円
  • 新潟清酒が切れのある旨口に挑戦

  • 芳醇旨口タイプの日本酒。超軟水や複数のお米を利用することで、新潟日本酒の良さと今までにない味わいを実現しました。

新潟の日本酒は端麗辛口が多い。そんなイメージを覆す芳醇無盡シリーズの1本です。濃いうま味を持つ日本酒でありながら、酸度が高めなこともあり後味はすっきりした印象。どっしりと重たい日本酒をチャレンジする前にいただきたい日本酒ですね。

おすすめ⑥
  • 村祐酒造
  • 村祐 純米大吟醸 無濾過本生 常盤ラベル 1800ml

  • 税込み6,850円
  • 切れの良さと米本来の甘みある日本酒

  • 切れの良さと米本来の甘みある日本酒

長い年月をかけて理想の味わいを実現した村裕の中でも、最高峰を表す常盤ラベル。一口含めばお米の甘い香りを感じることができ、次の瞬間には甘みやうまみが洪水のように感じられますよ。

基本的な味わいはあくまでも上品に作られているので、飽きにくい点も魅力の一つです。

おすすめ⑦
  • 北雪酒造
  • 北雪大吟醸 1800ml

  • 税込み4,360円
  • 日本酒らしい日本酒を飲むなら選びたい1本

  • 長期低温熟成で醸された日本酒らしい日本酒。香り、味わいともに重ためなので日本酒玄人さんにおすすめな日本酒です。

精米歩合50%、新潟の日本酒らしく低温による長期熟成により磨き上げられた純米大吟醸。米本来の甘さやうまみをしっかりと感じることができますよ。食中酒としてよりも、日本酒そのものを楽しみたい方におすすめです。

おすすめ⑧
  • 緑川酒造
  • 緑川純米吟醸 1800ml

  • 税込み4,990円
  • 拘りぬかれた水からできた繊細な端麗辛口。

  • 人の手で作られる酒造りの基本に忠実でありながら、徹底した温度管理で望む味わいを実現した日本酒です。

米のうまみを感じながらも、すっきりとした切れ味を持つバランスの良い日本酒。緑川シリーズの中の1本でもあり、料理との相性がよいのでさまざまな場面で活躍できる1本だといえるでしょう。

おすすめ⑨
  • 八海山酒造
  • 八海山純米吟醸 1800ml

  • 税込み3,990円
  • 新潟を代表する酒造から美味しい日本酒

  • 越後のお酒といえば八海山なんて方も多いでしょう。新潟の日本酒に見られる端麗辛口を体現した飲みやすい日本酒です。

米どころ新潟を代表するような有名な日本酒ですね。新潟以外でもよく見かけますが、やはり地元で出来立てを飲んでみてほしい1本でもあります。端麗辛口、香りが必要以上に後に残らない事もあり、日本酒初心者さんでも飲みやすい1本です。

おすすめ⑩
  • マスカガミ
  • 萬寿鏡 F60 1800ml

  • 税込み2,374円
  • 飲みすぎ注意!甘めの一口めから切れの良い後味へ

  • 10℃で保管されていた、低温貯蔵の日本酒です。端麗辛口でありながら最初の一口が甘く感じられる飲みやすい日本酒。

日本酒好きな方からすれば、普通酒はあまり自分から好んで買わないものかもしれません。しかしこちらの日本酒は普通酒でありながら普通ではない日本酒。使用している酵母、保存時の低温など、随所にこだわりがみられる1本です。

おすすめ⑪
  • 雪椿酒造
  • 越乃雪椿 720ml

  • 税込み982円
  • 辛口でありながらどっしりと重ための味わい

  • 日本酒特有の香りが鼻に抜ける感覚がおいしい日本酒。辛口寄りではありますが旨みの濃い1本です。

ラベルの可愛さから女性人気も高い日本酒。杜氏が自ら米や水の選定をするなど、こだわりぬかれた日本酒でもありますよ。低温発酵の特徴である繊細な旨みや華やかな吟醸香など、酒器にもこだわりたくなる1本です。

おすすめ⑫
  • 天領盃酒造
  • 天領盃 1800ml

  • 税込み2,980円(楽天)
  • 新潟の日本酒らしい端麗辛口を楽しむ

  • 鼻に抜ける吟醸香、すっきりとした後味の良さ。辛口でありながらコク深い佐渡島の日本酒の良さを堪能してください。

端麗辛口、しかしコク深いうま味を持つ日本酒。純米吟醸ならではの香り高さも人気の一つでしょうか。冷酒はもちろん冷や(常温)でいただくのも通な気分になれる1本です。

おすすめ⑬
  • 逸見酒造
  • 真稜 1800ml

  • 税込み3,900円
  • 香と一緒に味わいを楽しめるお酒。

  • どっしりとした吟醸香が濃い味わいとともに鼻に抜ける1本。まろやかさと切れの良さを感じる玄人好みの日本酒です。

まろやかな旨みを感じるのに、さっぱりと飲めてしまう軽さもある不思議な日本酒。華やかな吟醸香を口の中から感じるためにも、キンキンに冷やした冷酒で飲むのがおすすめです。

おすすめ⑭
  • 武田酒造
  • かたふね 1800ml

  • 税込み2,201円
  • 甘口の日本酒が好きな方にはたまらない1本

  • 本醸造の日本酒の中でもバランスがよいとして人気の日本酒です。新潟では珍しい甘口の日本酒を楽しんでみましょう。

旨み、コク、甘味のバランスがよく味わい深い日本酒。しかし後味はすっきりとしているので、嫌なべたつきを感じることもありません。甘口の日本酒が好きな方はもちろん、今まで避けてきた方にもぜひ挑戦してほしい1本です。

おすすめ⑮
  • 加藤酒造
  • 金鶴 1800ml

  • 税込み2,040円
  • 佐渡島で作られるそこでしか手に入らない地酒

  • 県外にあまり出回らない日本酒として、一部コアなファンが多い日本酒。癖がなく飲みやすいので食中酒にも最適です。

濃い味わいでありながら癖が強くないので、日本酒初心者さんでもこれなら飲める。何て感想を持つ方も多い日本酒です。味わい深さをより楽しむためには、冷酒よりも熱燗がおすすめです。香が苦手な方は飛び切り燗にしてみてくださいね。

新潟で日本酒を飲むならどこがおすすめ?

新潟県産のおいしそうな日本酒をたくさん見てきました。通販を利用して自宅で気軽に飲むのもいいですが、出来れば現地の空気を感じながら飲んでみたい…。こんな風に感じる方も多いでしょう。

そこでここからは、新潟県に旅行や仕事で訪れた際、ぜひとも立ち寄ってほしいスポットについてご紹介していきます!

一度は訪れてほしい!新潟駅すぐ「新潟驛店 ぽんしゅ館」

名前からして興味をそそられてしまうような「ぽんしゅ館」。その名の通り日本酒に関する様々なことが体験できるミュージアムです。

新潟県内にある全ての酒蔵の日本酒が集まっているので、ここに来るだけでおいしいお酒を存分に堪能することができますよ!全てのお酒を唎酒できる、と聞けば日本酒好きでなくても行ってみたくなりますよね。

堪能できる日本酒は新潟に存在する93酒蔵から集められているので、優に100を超える数。500円を出すことでおちょこ5杯まで唎酒をすることが可能となっています。

もちろん追加で料金を払えば10杯の唎酒も可能。お気に入りの日本酒を主体に飲んでみたり、いろいろと飲み比べをしてみても楽しいでしょう。ついつい飲みすぎてしまう可能性もあるので、酔いつぶれないようにだけ注意が必要ですね。

また唎酒だけではなく、日本酒の販売所もあり。気になるコーナーは主に以下のようになっているので参考にして下さい。

・唎酒番所:新潟の全93酒蔵の日本酒を唎酒できるコーナー。併設スペースでは日本酒の直売も可。
・日本酒番所:ぽんしゅ館が厳選した日本酒の直売所。気軽なワンカップからお土産にも最適な一升瓶まで揃っています。
・越後魚沼商店:お酒以外のお菓子や発酵食品を購入できる。ご当地ならではの食品に目移りしてしまいそうですよ。
・魚沼 爆弾おにぎり屋:魚沼産のお米を使った爆弾おにぎりやお惣菜が購入できる。お米一合分のおにぎりでお腹いっぱいです。

基本情報
住所:新潟県新潟市中央区花園1-96-47
電話番号:025-240-7090(代表)
営業時間:9:00~21:00
休業日:年中無休

お祭り騒ぎのイベントも

米どころであり酒どころでもある新潟。日本酒にまつわる大規模なイベントも開催されています。県内外で一番人気が高いといえるのは「にいがた酒の陣」でしょうが、こちらは毎年3月に行われているので2019年は終了しています。

ただし今からでもイベントに行きたい!と考えている方にお勧めできるのは10月開催の「越後・謙信SAKE祭り」です。

上越地域の日本酒はもちろん、ワインやどぶろくなど「お酒」を楽しめる大人のためのお祭りイベントですよ。またこのイベントに合わせて蔵元が共同で作った、当日にしか飲めない日本酒なども存在します。

行って見て楽しむ事を目的としたお祭り。時間があえばぜひとも訪れてみてくださいね。

・越後・謙信SAKE祭り情報
・開催日:2019年1月19~20日
・会場:新潟県上越市高田本町商店街

まとめ

日本酒の中でもとくに有名どころでもある「新潟の日本酒」に関して紹介していきました。冬の寒さや雪深さ、厳しい自然状況があるからこそおいしい日本酒ができる。こう考えてみると、研鑽を欠かさない蔵元には頭が下がるようですね。

古くから作られてきた日本酒はもちろん、現在でも新しい日本酒が盛んに作られている点も、新潟の日本酒の大きな特徴といえます。

少し目を離している間に、自分の好みど真ん中を行くような新しい日本酒が作られているかもしれません。ここ何十年かの都会志向を考えれば、地方で作られているものに関してはアンテナを張りにくいこともあったでしょう。

しかし現在では便利なネットがあります!新しい日本酒ができたりしていないかな?なんて定期的に情報収集をしてみても楽しいですよ。たくさんの日本酒が堪能できる新潟、いつか赴くことがあれば酒蔵観光なども楽しんでみましょう。


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