白髪の悩みを解決する方法とは?原因とその対策を考える

moovoo編集部
公開: 2019-10-23
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白髪の悩みを解決しよう!

白髪は加齢とともに自然に生えてきます。見た目にも老けてみえるだけでなく、マイナスイメージを持たれてしまうこともあるため早めの対策をしたいところです。白髪は色素細胞が減ってしまい、生成されるメラニン色素が減ることが主たる要因です。この記事では、病気や遺伝とは関係なく自然に生えてくるような白髪についての原因と対策方法を紹介していきます。

白髪が生えてくるメカニズム

白髪は病気や遺伝でも、生えてきます。しかしながら、遺伝的でもなく病気でもないのに白髪が生える原因は、実はよくわかっていませんでした。一般的な髪の悩みとしては他に薄毛などもありますが、薄毛の対策用の薬はあるのに、白髪対策の薬が無いのはそのせいです。

毛髪や肌の色を付ける役割がある色素細胞の研究によって、白髪が生える原因が今日(こんにち)も解析されています。白髪対策の薬ができるのも時間の問題かもしれませんね。

髪の色はメラニン色素の量で決まる!

髪の色は肌の色と同じように、髪の毛に含まれているメラニン色素の量で決まります。白髪の人は髪の毛にメラニン色素の量が少なく、黒髪の人はメラニン色素の量が豊富です。人それぞれに髪の毛の色は異なっていますが、茶色など色が薄くなるほどにメラニン色素の量が少ないです。

メラニン色素は色素細胞で作られています。色素細胞は、アメーバ運動をして毛包や皮膚に定着する小さな細胞で、「メラノサイト」や「メラニン細胞」と呼ばれています。加齢によって、色素細胞自身の数が減ってしまったり、色素細胞の働きが鈍くなってメラニン色素を作れなくなったりします。メラニン色素の量が減ってしまうのはこのためで、全部が白髪になってしまわないのは一部の色素細胞が生き残って活動しているからです。

毛髪の生える仕組みと白髪になるメカニズム

実は髪の毛は最初は誰もが白髪であって、髪の毛が成長する過程でメラニン色素が定着して色が付いていくことが分かっています。メラニン色素が髪に届かないことで、髪に色が付かずに白髪のままで生えてきます。

髪の毛の成長サイクルは、大きく分けて3段階あります。髪の毛がどんどん成長していく成長期、成長がストップしてして抜けてしまう衰退期、次の髪の毛が生える準備をしている休止期の3つです。この3つをグルグルと繰り返して髪の毛は生え変わっています。衰退期に髪の毛が抜けると同じくして色素細胞も失われますが、準備期に色素細胞が新しい髪が生えてくると同時に再配置されて、通常の髪の色になって生えてきます。

白髪になるのは、再度配置されず、色素細胞が無いまま髪の毛が準備されてそのまま生えてくるからです。色素細胞が無いと、色を付けるメラニン色素が無いため白いままで成長します。また、色素細胞が再配置されても働きが悪くメラニン色素がうまく作れない場合でも同じように、メラニン色素が髪に届かないために白いままで成長してしまいます。これが白髪が生えてくるメカニズムです。

白髪が生える原因とは?

白髪が生えるのは、メラニン色素が髪の毛に十分に届けられないために起こります。メラニン色素を作り出す色素細胞の数が減ったり、その機能が十分に発揮されないことで白髪になります。色素細胞の働きが悪くなる原因が、白髪になる原因とも言えます。

色素細胞の働きが悪くなってしまう要因として、主に加齢、生活習慣の乱れ、ストレス、病気、遺伝が挙げられます。これらの白髪になる原因について、以下に詳細を説明します。

加齢が原因で白髪になってしまう!

色素細胞は、加齢によってその機能が低下し、徐々にその数が減っていきます。メラニン色素が色素細胞の働きによって作られているため、色素細胞の機能が低下すれば、メラニン色素の量も減り、色素細胞そのものの数が減ってしまえば、作り出されるメラニン色素の量が減ることとなります。メラニン色素の量が減ってしまえば、髪の色がメラニン色素の量で決まる以上、白髪になるのは当然の結果です。

生活習慣の乱れが白髪を増やす!

生活習慣の乱れからも白髪が生えてきます。一見すると、生活習慣の乱れが色素細胞の働きが悪くなることと、直接つながっているように思えないかもしれませんね。色素細胞も生きているのでメラニン色素を作る過程において、栄養素が必要になります。この栄養素がしっかり届かないことでも色素細胞の働きが悪くなり、結果として白髪が生えてくるということになります。全員ではないでしょうが、男性の場合、長時間労働で睡眠不足になってしまったり、食生活も乱れてしまうことも多いかもしれません。

生活習慣の乱れといえば、睡眠不足と食生活の乱れでしょう。食生活が乱れると、十分な栄養素を取り込むことができず栄養不足に陥ります。睡眠不足が長く続くと緊張状態が長くなり、血行不良が発生しやすくなります。栄養分を髪の毛に送るための血流が悪くなることで、十分な栄養分を色素細胞へ運ぶことができなくなります。結果として色素細胞の働きが悪くなり白髪になってしまいます。

男性の場合、仕事柄デジタルツールが欠かせない人も多いでしょうし、スマホが無いと困る人も多いのではないでしょうか。スマホやPCなどのデジタルツールの使いすぎによる眼精疲労や、交感神経が優位に働く状態が長くなることでも、血行不良が起き、白髪ができやすい状態になります。

ストレスも要注意

ストレスは交感神経を活発にさせます。交感神経が優位に働くと、生きるために必要な臓器や筋肉にたくさんの血液を送るため、末端の血流は悪くなります。脳神経は興奮して、血圧は上昇し、心臓の動きは活発になります。無理やりに体を動かすことにもなりかねないため、肉体的な負担も大きく体は付かれています。リラックス状態では、その逆で、血圧は安定し心臓の鼓動もゆったりしていて、末端にまで血液が流れる状態になります。

白髪になるのは、色素細胞の働きの悪化です。ストレスによって白髪が生えるのは、色素細胞の働きを良くするための栄養分を渡すための血液が流れてこなくなるからです。ストレスによって引き起こされる血行不良、これが大きな原因となっています。

遺伝や病気でも白髪に

病気によって色素細胞の働きが悪くなって、白髪が生えてくることがあります。慢性の胃腸疾患やマラリア、貧血症、甲状腺疾患などの病気にかかっていると、白髪が増えたり生えたりすることが確認されています。白斑が突発的にできたりすると、その周囲の体毛は白髪になりやすいです。皮膚と毛の色が、色素細胞によるものだということがこの事からも分かりますね。

遺伝が原因で白髪が生えてくることもあります。親が若いうちから白髪が生えていれば、子どもも若白髪になると統計から確認されています。実際にイギリスで遺伝物質から白髪の原因となるものが発見されていて、遺伝と白髪の因果関係はあります。

白髪の悩みを解決しよう!

遺伝の場合は、どうすることもできませんが、白髪ができる要因を無くすことで白髪が生えるのを遅らせたり、これ以上増えないようにしたりすることができます。白髪になってしまっている髪を黒くする方法は染める以外にはありません。ここでは、生活習慣やストレス、加齢によって発生する白髪の量を遅らせたり、増えたりしない解決方法を紹介します。

生活習慣を変えて白髪ができにくい髪を作ろう!

色素細胞がメラニン色素を作る際には、ミネラルが欠かせません。カルシウムは色素細胞を活性化させ、銅は色素細胞がメラニン色素を作るときに必要な栄養です。カルシウムは乳製品や小魚などが多く含んでいます。銅は牡蠣やイカなどに多く含まれていて、大豆やゴマなどは両方を含んでいる食材です。これらの食材を多く取ることが白髪を増やさない対策方法になります。

食生活を見直して、髪の毛に良い栄養分をたくさん撮って健康的な髪の毛を手に入れることも大事です。髪を作るのにはたんぱく質と亜鉛、ビタミン類が必要です。ビタミンEは血行を良くして髪に栄養をたくさん運ぶのを助け、ビタミンBはたんぱく質の代謝を助けます。たんぱく質は肉や魚、大豆、亜鉛は牡蠣や海藻類、赤身肉などが多く含んでいます。ビタミンEは魚介類、赤身肉、米などが多く、ビタミンBはレバー、豚肉、マグロなどが多く含んでいます。これらの栄養分を摂って健康的な髪にすることも白髪になりにくい髪を作ります。

睡眠不足を解消させて、規則正しい生活を送ることも重要です。しっかりと睡眠をとると、睡眠中に分泌される成長ホルモンが色素細胞がメラニン色素を作る働きを活性化してくれます。睡眠時間が少ない人は、しっかり寝ることを重要視してくださいね。

ストレスケアをして白髪を増やさないようにしよう

規則正しい生活をして十分な栄養分も摂取しているはずなのに、白髪が増える人はストレスが原因であることが考えられます。ストレスケアをして白髪が増えないようにしましょう。ストレスを軽減するのはリラックスすることが重要で、リラックス効果の高いものを紹介します。

瞑想、ヨガ、アロマテラピーなどで何も考えずにゆったりとした時間を過ごし、一日のストレスを解消をしましょう。ヨガはゆっくりとした動きで、リラックスしながら運動効果もあるのでとてもおすすめです。

眼精疲労は血行不良を引き起こし、ストレスを高めるのでよくありません。目の上に温めたタオルを置いて温めると、眼精疲労にも効きますしリラックス効果も高いので目が疲れたなと思ったら、温めた蒸しタオルで目を温めましょう。

現在病ともいえる、スマホ依存やネット依存。PCを一日使って仕事をしている人もいるでしょう。これらの機器は肩こりや眼精疲労の原因になり、交感神経を高める効果もあるため白髪が生えるリスクが高まります。デジタルデトックスは、これらのデジタルデバイスから遠ざかることです。デジタルデトックスをすることで、リラックスできる「体」と「心」を作る時間を作りましょう。

白髪染めを利用しよう!

原因を取り除く対策をしても、今現在生えてしまっている白髪が無くなることはありません。すでに生えている白髪は、染める以外の対策はありません。

男性の場合は、徐々に白髪を染めて自然に白髪を目立たなくする方法が好まれています。カラーリンスやカラートリートメントは徐々に黒く染まっていき、自然に目立たなくなるため印象がガラッと変わることがありません。初めて白髪を染めようとする場合にとてもおすすめです。頭皮への負担や髪へのダメージも少なく、シャンプーの後に手に取って塗るだけなのでとても簡単です。

健康的な生活が白髪への対策の第一歩

白髪は急に生えてくるので、知らない間に見えないところにあるかもしれません。生活習慣やストレスによって白髪が発生しやすいので、生活を見直したりストレスを発散させたりすること、ひいては健康的な生活を心がけることが予防につながっています。健康的な生活は、病気だけでなく髪を守るのにも大事なポイントになっています。


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