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ビールを「冷凍庫で冷やす」は危険? すぐにキンキンに冷やしたいときは?

Moovoo編集部
公開: 2023-05-15

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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ビールのおいしい温度は「約8℃」です。ところが、うっかり冷やし忘れて「飲みたいときにビールが冷えてない」ことも。そんなときはビールを冷凍庫(冷凍室)に入れて急速に冷やしてみたくなるもの。

ペットボトルに入れた500mlの飲み物の場合、一般的な冷蔵庫の冷蔵室なら約8℃まで冷やすのに4時間程度。一方で冷凍室なら30分程度です(参考:ハイアール公式サイト)。

しかし、炭酸ガスを含むビールを冷凍庫で冷やすのは危険があります。

そこでこの記事では、ビールを冷凍室で冷やすリスクと、短時間でビールをおいしい温度に冷やす方法について紹介します。ぜひ参考にしてください。


ビールを冷凍室で冷やすのはキケン?

破裂したビール

編集部員撮影

冷凍庫でビールを長時間保管すると、中身が凍ることがあります。炭酸ガスを含む飲み物は凍ることで体積が増すため、中身が吹き出したり、缶などの容器が破裂するキケンが高まります。

冷凍室に入れても凍るまで保管しないように注意しましょう。

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

試しに冷凍室で缶ビールの中身が凍るまで保管したところ、冷凍室内では破裂はしませんでしたが、栓を開けた瞬間にビールが吹き出してきました。

中身は冷えてもおいしく飲める状態ではありません。
サントリー公式サイトによると

炭酸ガスを含む液体が凍結すると、炭酸ガスを含んだまま凍ってしまい、体積が増します。

缶は、破裂を避けるために蓋や底が膨らむ設計になっていますが、設計以上の内圧がかかると、缶が破裂したり開口部に切れが発生したりすることがあります。十分にご注意ください。

サントリー お客様センターQ&A

おいしい温度に冷やしたい! かかる時間を検証

冷やしたビールジョッキのイメージ

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常温からビールのおいしい温度とされる約8℃まで、冷えるのにどれくらいかかるか検証しました。

まずは冷蔵室に入れて、常温から何℃まで冷えるか検証

温度計で温度を測る
女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

常温の状態にあるビールの温度を測ってみると、21℃で「ぬるい」と感じました。次に、冷蔵庫に入れて4時間経過したあとの温度を測ると、10℃まで冷えていました。

冷蔵庫の性能や設定によっては、さらに冷える場合もあります。

次に、冷凍室に入れて何℃まで冷えるか検証

冷凍庫にビール

では、空の状態の冷凍庫に缶ビール(350ml)を入れて温度を測っていきます。10分おきに温度を測った結果、次のように温度が変化しました。

冷凍室に入れたあとの温度変化

経過時間

温度

20分

11℃

30分

6℃

40分

3℃

50分

2℃

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

30分で6℃まで冷えたため、冷凍庫で350mlの缶ビールを8℃まで冷やすには、30分経たないくらいがよさそうです。40分経過すると冷えすぎた状態になります。

氷を使って、10分の時短に成功

氷とビール

次に、缶の周りに氷を配置して、温度の下がり方を見ました。

冷凍室で氷をあてて冷やした場合の温度変化

経過時間

温度

20分

6℃

30分

4℃

40分

2℃

50分

2℃

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Moovoo編集部

常温の缶ビールに氷をあてて冷凍室内で冷やしたところ、氷のない状態よりも10分早く温度が下がりました。急いで冷えたビールを飲みたいならこちらの方法が有効ですね。

濡れタオルを巻いて冷やすと?

濡れタオルとビール

最後に、濡れタオルを巻きつけて冷凍室内で冷やすと早く冷えるのか検証しました。すると、20分で13℃、30分で10℃と効率が悪くなりました。缶ビールが急速に冷えるのを防いでしまっている印象です。

冷凍室で冷やすなら、「適度な詰め込み状態」が有効?

冷蔵庫内がいっぱいのイメージ
女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

缶ビールに氷を当てて冷凍室で冷やした結果、氷がない状態よりも早く冷えました。これは冷凍室の場合、隙間がないほうが食品同士が互いに冷やし合うことで、早く温度低下が進むことが原因です(参考:日本冷凍食品協会)。

冷凍庫の状態を見て、おいしい温度まで冷える時間をのめどをつけ、冷やしすぎないように注意することが大切です。

おいしいビールには、冷えたグラスも重要

ビールを楽しむ女性のイメージ

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暑い季節に生ビールを飲む時は、グラスやジョッキがよく冷えていると、よりおいしく感じます。

グラスを冷やすには、氷水で冷やす方法がおすすめ。冷凍庫で冷やすと、きれいな泡ができにくかったり、ほかの食材からのニオイ移りがあったりすることも。

グラスを冷やす場合は、大きなボウルに氷水を入れて、その中に缶ビールや瓶ビールを入れて冷やしましょう。

大手ビールメーカー売上ランキング

最後に、最新のビールの市場ランキングを紹介します。なお、ランキングには第3のビールや発泡酒は含みません。

※「ビール の市場ランキング | ウレコン」(集計期間:2022年12月01日 〜 2023年02月28日)を元にランキングを掲載しています。

1位
  • アサヒビール
  • アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶 340ml×24本

  • 税込み4,898円(Amazon)
  • 生ジョッキのようにグビグビ飲める

  • 缶ビールなのに、まるでお店の生ジョッキのようにビールを味わえます。フルオープンする缶のフタを開けると泡があふれてくるので、ゴクゴクときめ細やかな泡を堪能しながら飲んでみてください。

    缶胴はダブルセーフティ構造で、手や口が切れないようになっていて安心。中味は通常のアサヒスーパードライと同じです。

2位
  • アサヒビール
  • [新・辛口]アサヒスーパードライ 缶 350ml×24本

  • 税込み4,849円(Amazon)
  • 発売36年目で初のフルリニューアル

  • スーパードライが誕生したのは1987年。2022年3月、発売36年目にして初のフルリニューアルしたアサヒスーパードライです。辛口のラガーで、洗練されたクリアな味を表現。

    飲んでみるとさらりとした口あたりですが、最後にガツンとくるシャープなのどごしは、アサヒスーパードライならでは。キレのある辛めのビールを飲みたい時に、ぜひ。

3位 アサヒスーパードライ 350ml×6

3位は2位と同じくアサヒスーパードライ 350ml缶の6本入りでした。

4位
  • アサヒスーパードライ
  • アサヒスーパードライ 缶 500ml×24本

  • 税込み6,422円(Amazon)
  • 定番シリーズを大容量で

  • 洗練されたクリアな味で、シャープなのどごしが特徴のアサヒスーパードライ。1987年にスーパードライが発売し、2022年3月、発売36年目にして初のフルリニューアルをしました。

    辛口ラガー好きは、大手ビール会社の中でもアサヒビール一択という人も多いのでは。

    飲んでみるとさらりとした口あたりですが、最後にガツンとキレのあるのどごしをぜひ体感ください!

5位
  • キリンビール
  • キリン 一番搾り生ビール 350ml×24本

  • 税込み4,680円(Amazon)
  • さらにバランスのよい味わいに

  • もろみから最初に流れ出る一番搾り麦汁だけを使用した、キリン一番搾り生ビール。これまでよりもさらに「麦のうまみ」と「澄んだ味わい」を引き出し、仕込み条件や発酵条件までも改善し、より調和のとれたビールのおいしさを実現しました。

    歓送迎会や社内イベント、ギフト用にもおすすめです。

6位 アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶 大生 485ml

6位は1位のアサヒスーパードライ 生ジョッキ缶の容量が大きいものでした。

7位
  • アサヒビール
  • アサヒ 生ビール(マルエフ) 350ml×24本

  • 税込み4,844円(Amazon)
  • 飲食店で愛された令和“復活の生”

  • 1986年、低迷するアサヒビールを救ったのがアサヒ生ビールです。「ビールの味の違いは分からない」と言われていた時代に、アサヒの王道ビールが誕生した背景があります。

    白い缶のマルエフですが、黒生もあります。どちらも購入して、ぜひハーフ&ハーフを自宅で楽しんでみてください。

8位 キリン一番搾り 350ml×6

8位は5位で紹介したキリン一番搾りの350ml缶6本セットでした。

9位 キリン一番搾り 500ml

9位は5位で紹介したキリン一番搾りの500ml缶でした。

10位
  • サッポロビール
  • サッポロ 黒ラベル 350ml×24本

  • 税込み4,836円(Amazon)
  • 麦のうまみと爽やかな後味

  • 目指したのは、麦のうまみと爽やかな後味のベストバランス、そして白く美しいクリーミーな泡です。サッポロ独自の「旨さ長持ち麦芽」を一部使用し、これらに磨きをかけて製法しています。

    麦芽とホップは、100%協働契約栽培した素材を使用。おいしさと安心も提供する、サッポロビール独自の原料調達システムを実現しています。

10以内にランキングしなかったけど、こちらも人気!

おすすめ①
  • サントリー
  • ザ・プレミアム・モルツ 350ml 24本

  • 税込み5,141円(Amazon)
  • 華やかな香りで飲みやすい

  • 「磨きダイヤモンド麦芽」を一部使用して仕込み、厳選された品質の高い欧州産アロマホップをふんだんに使用。ザ・プレミアム・モルツならではの華やかな香りと、ホップからしか出せないコクを感じられます。

    素材の魅力を引き出しくれるのが天然水。ビールの約9割を占めるため、サントリーでは特に水にこだわって製法されています。

おすすめ②
  • サッポロビール
  • サッポロ ヱビスビール 350ml×24本

  • 税込み5,233円(Amazon)
  • 旨味あふれる、ふくよかなコク

  • 1890年の誕生以来、本場ドイツのビール純粋令に則り、変わらぬおいしさを届けているヱビスビール。

    麦芽100%、ヱビス酵母、バイエルン産アロマホップ、そして長期熟成と、吟味して厳選された原料と製法で、旨味あふれる、ふくよかなコクを実現しています。

    ちょっと贅沢なビールは、ギフト用にもおすすめです。

おすすめ③
  • オリオンビール
  • オリオン ザ・ドラフト 350ml×24本

  • 税込み4,860円(Amazon)
  • 爽やかな飲みやすさ

  • 沖縄へ行くと飲みたくなるのが、オリオンビール。オリオン ザ・ドラフトの最大の特長は爽やかで軽やかな飲み心地。でも、爽快な味わいの中にも、ビール本来の「のみごたえ」を感じられます。

    沖縄県伊江島産大麦を増量し、より澄んだ麦のうまみを楽しめます。

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