〈プロ解説〉パワーラック、おすすめ7選 自宅で本格ベンチプレスやスクワット

武内 教宜(ジムインストラクター)
最終更新日: 2024-09-17

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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自宅にパワーラックがあれば、バーベルを使った本格的なベンチプレスやスクワットなどが行えます。とはいえ、高重量を扱う筋トレ器具なので、耐荷重をはじめ本体重量やサイズが心配です。

この記事では、パワーラック選びのポイント3つと人気商品について、ジムインストラクターとして活躍する武内教宜さんに解説していただきました。ぜひ参考にしてください。

指導歴15年のジムインストラクター
武内 教宜
埼玉県坂戸市でジムインストラクターとして活動中。いつまでも若々しく過ごしたいミドル世代(35歳~50代)の体作りをサポートしています。指導歴15年・指導実績15,000件・書籍8冊。YouTubeチャンネル「武内教宜|ジムインストラクター」でフィットネス動画を配信中。
〈編集部より〉武内教宜さんには2023年11月に解説していただきました。なお、記事中の商品の価格は更新日現在のものです。

まずは、プロが選ぶパワーラック4選

武内さんおすすめ①
  • BODY DESIGN(ボディデザイン)
  • パワーラック

  • 税込み65,980円(Amazon)
  • 高さ調節が簡単にできて便利

武内 教宜

おすすめポイント

パワーラックで最も多く行われるスクワットに適した商品です。スクワットはキングオブトレーニング(筋トレの王様)とも呼ばれ、全身を鍛えられる種目です。別売のシャフトやプレートマットをつけても、10万円以内に抑えられます。

支柱間の幅が広く、脱着式の安全バーで高さ調節も簡単で、幅広い体型の方に対応可能。トレーニング初心者にもおすすめです。また、別売のフラットベンチやインクラインベンチがあれば、ベンチプレスを行うこともできます。
サイズ:幅105×奥行118×高さ212cm
重量:82kg
耐荷重:200kg(チンニング部分:120kg)
種類:ボックス
武内さんおすすめ②
  • IROTEC(アイロテック)
  • マスキュラーセット140

  • 税込み149,050円(楽天市場)
  • 上半身だけでなく、下半身の強化も

武内 教宜

おすすめポイント

ベンチ・シャフト(バーベル&ダンベル)・プレートがすべてセットになっています。筋トレをするために何を揃えれば良いのかわからないという方におすすめ。シャフトやプレートの重さは合計140kgになるので、トレーニングには十分です。

さらに、ベンチのシートは角度を変えることができ、フラット(水平)、インクライン(頭の位置が高い)、デクライン(頭の位置が低い)のすべての種目に対応します。安全バーは5cm刻みで高さ調節が可能なため、どのような体型の方でも使いやすいパワーラックといえます。
マスキュラーセット140の写真
サイズ:ラック/幅116×奥行145×高さ219cm、ベンチ/幅70×奥行175×高さ55〜121cm(シート高51.5cm)
重量:ラック/82kg、ベンチ/33kg
耐荷重:記載未確認
種類:ボックス
武内さんおすすめ③
  • LEADING EDGE(リーディングエッジ)
  • ハーフラック LE-HR100

  • 税込み44,800円(Amazon)
  • 全長44.5cmのロングセーフティバー

武内 教宜

おすすめポイント

ハーフラックは、パワーラックを置くスペースがない方や予算を抑えたい方、手軽にトレーニングを行いたい方におすすめです。

4本の支柱で囲われていないため転倒に注意が必要ですが、安全バーがついているので、1人での高重量トレーニングも安心して行えます。取り付ける位置を変えることによって、1つのアタッチメントで、ディップスやチンニング(懸垂)も可能です。

また、バーベルを収納できるシャフトホルダーも付属します。一般的なシャフトのサイズの28mm径と、50mm径のどちらにも対応します。
サイズ:約幅121×奥行118×高さ224cm
重量:47kg
耐荷重:チンニングバー(ストレートバー)・バーベルラック/200kg、ディップス&チンニングアーム/片側100kg、セーフティバー/300kg
種類:ハーフラック
武内さんおすすめ④
  • IROTEC(アイロテック)
  • パワーラックHPMラットオプションセット

  • 税込み145,090円(Amazon)
  • 本格的なトレーニングを行いたい方に

武内 教宜

おすすめポイント

75mm角、厚さ3mmの極太鋼材フレームを採用したパワーラックです。極太のバーベルクラッチが高重量バーベルをしっかり受け止め、頑強な安全バーで限界まで追い込むことができます。

チンニングバーやディップスアタッチメントもついているので、全身をまんべんなく鍛えられます。IROTECのホームユース最上位モデルのため、本格的なトレーニングを行いたい方におすすめです。

バーベルシャフトは、180cmワイドグリップタイプ(ワイドグリップ)か、全長200cm以上に対応します。160cmや180cm(通常タイプ)は使用できないため、注意が必要です。
サイズ:幅116×奥行184×高さ209cm
重量:約140kg
耐荷重:記載未確認
種類:ボックス

パワーラックの選び方、Q&A

パワーラックの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。

武内 教宜

武内 教宜さん

パワーラックとは、バーベルを使ったトレーニングができる器具のことです。

パワーラックには、4本の支柱で囲われた「ボックス」、支柱が2本の「ハーフラック」、パワーリフティング競技向けの「コンボラック」、最もコンパクトな「スタンド」の4種類があります。

Q1、自宅に設置する際に注意すべき点は?

パワーラックの写真
武内 教宜

武内 教宜さん

トレーニングの目的によって選ぶ器具は異なりますが、選び方のポイントは共通しています。最初に考えたいのは「サイズ」です。部屋の広さにあったパワーラックを選ぶことは、安全なトレーニング環境を確保するために欠かせません。

狭いスペースに大きすぎるパワーラックを設置すると、動作に制限が生じ、効果的にトレーニングをすることが難しくなります。

トレーニングスペースの寸法を計測し、パワーラックの幅・奥行・高さを確認して、最適な組み合わせを見つけましょう。

Photo by iStock

寸法を計測する際のポイントは、バーベルシャフトの長さやトレーニング動作を考慮することです。

パワーラック本体が置けてもバーベルが壁に当たってしまったり、動作中に自由に動けるスペースがなかったりすると、思うように使用できません。どのような種目を行うのかをイメージしながらサイズを測ることが重要です。

Q2、安全にトレーニングを行えるパワーラックを選ぶポイントは?

ハーフラック LE-HR100・安全バーの写真
武内 教宜

武内 教宜さん

パワーラックの安全バー(セーフティバー)は、重要な役割を果たす安全装置です。トレーニング中にバーベルを持ち上げる際に、万が一の落下や滑り落ちを防ぎ、怪我を予防します。

自宅で1人でトレーニングを行う場合は、補助者や指導者がいないため、特に重要です。また、安全バーの有無は、パワーラックの設計と製造の品質を示す指標でもあります。

パワーラックの購入を検討している方は、軽い筋トレではなく、ある程度の重いウエイトを扱ったトレーニングをしようと考えているかと思います。

耐荷重性能が高く、安定感のある安全バーがついた商品を選ぶことで、高重量でも安心してトレーニングを行えます。

ベンチプレスをする男性

また、安全バーの高さや位置が調節可能なモデルを選ぶと、さまざまなポジションで使用でき、トレーニングの幅が広がります。

武内 教宜

武内 教宜さん

安全バーは安全性を確保するだけでなく、正しいフォームやポジショニングをサポートする役割も果たします。正確な動作でトレーニングを行い、怪我のリスクを減らしましょう。

Q3、どんなアタッチメントがあると良い?

パワーラック・アタッチメントの写真
武内 教宜

武内 教宜さん

パワーラックにはさまざまなアタッチメントが用意されていて、何通りものトレーニングが可能です。

プルアップバーは背中や上腕三頭筋の鍛錬に、ディップスバーは胸部と三頭筋の強化に、ケーブルアタッチメントは各部位の引き締まった筋肉を形成するのに適しています。

また、パワーラックにプレートホルダーが装備されていれば、プレートを収納でき、床面を傷つける心配がありません。シャフトホルダーも備え付けられていれば、トレーニングスペースの整理整頓に役立ちます。

これらのアタッチメントは、トレーニングの幅を広げ、モチベーションを維持するうえで重要です。

パワーラック・バーベルの写真

アタッチメントは追加購入することもできますが、メーカーや商品によっては、サイズが合わず後付けできない場合があります。

パワーラック本体を選ぶ段階で、必要なアタッチメントが備え付けられているか、同じメーカーから付属品として販売されているかを確認してから購入するようにしましょう。

パワーラック、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数あるパワーラックの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
PICK UP①
パワーラック WB-PR19
  • POWERTEC(パワーテック)
  • パワーラック WB-PR19

  • 税込み143,000円(楽天市場)
  • 基本性能を追求したホームタイプ

  • 耐荷重453kgの頑丈なフレームを採用した家庭用のパワーラックです。太いボトルが各支柱のぐらつきを抑え、安定したフォームで高重量トレーニングが行えます。

    マルチグリップのチンニングバーと、ディッピングハンドルを標準で装備。別売りでラットタワーオプションを装備できます。

サイズ:幅127×奥行き129×高さ210cm
重量:約97kg
耐荷重:ラック/454kg、チンニング・ディップスバー/180kg
種類:ボックス
PICK UP②
  • WILD FIT(ワイルドフィット)
  • パワーラック PRO ワイド

  • 税込み50,600円(Amazon)
  • 家庭にも設置しやすい高さ設定

  • 余計なものを取り除いたシンプルなボックスタイプです。一般の家庭で使用することを想定した高さ設定なので、パワーラックと天井との間に余裕があります。

    バーベル台とセーフティガードは5cm間隔で細かく高さを調節でき、ノブを引っ張って放すだけのワンタッチ操作です。脱着式のディップスバーが付属します。

サイズ:幅118×奥行き101×高さ203cm
重量:51kg
耐荷重:本体/約150kg、ディップス/約80kg、チンニング/約120kg
種類:ボックス
PICK UP③
  • WASAI
  • ハーフラック MK780

  • 税込み23,980円(Amazon)
  • さまざまな自重トレーニングに対応

  • チンニングスタンドやぶら下がり健康器としても使用でき、幅広い自重トレーニングが行えます。

    11段階の高さ調節ができるバーベルフック・ディップスバー・セーフティバーを装備。リーズナブルな価格なので、コスパ重視の方や初心者におすすめです。

サイズ:約幅124×奥行き100×高さ209/220cm
重量:約35kg
耐荷重:150kg
種類:ハーフラック
※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

サイズ

重量

耐荷重

種類

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【筆者おすすめ】BODY DESIGN(ボディデザイン) パワーラック

高さ調節が簡単にできて便利

幅105×奥行118×高さ212cm

82kg

200kg(チンニング部分:120kg)

ボックス

Amazonで見る

【筆者おすすめ】IROTEC(アイロテック) マスキュラーセット140

上半身だけでなく、下半身の強化も

ラック/幅116×奥行145×高さ219cm、ベンチ/幅70×奥行175×高さ55〜121cm(シート高51.5cm)

ラック/82kg、ベンチ/33kg

記載未確認

ボックス

Amazonで見る

【筆者おすすめ】LEADING EDGE(リーディングエッジ) ハーフラック LE-HR100

全長44.5cmのロングセーフティバー

約幅121×奥行118×高さ224cm

47kg

チンニングバー(ストレートバー)・バーベルラック/200kg、ディップス&チンニングアーム/片側100kg、セーフティバー/300kg

ハーフラック

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【筆者おすすめ】IROTEC(アイロテック) パワーラックHPMラットオプションセット

本格的なトレーニングを行いたい方に

幅116×奥行184×高さ209cm

約140kg

記載未確認

ボックス

楽天市場で見る

POWERTEC(パワーテック) パワーラック WB-PR19

基本性能を追求したホームタイプ

幅127×奥行き129×高さ210cm

約97kg

ラック/454kg、チンニング・ディップスバー/180kg

ボックス

Amazonで見る

WILD FIT(ワイルドフィット) パワーラック PRO ワイド

家庭にも設置しやすい高さ設定

幅118×奥行き101×高さ203cm

51kg

本体/約150kg、ディップス/約80kg、チンニング/約120kg

ボックス

Amazonで見る

WASAI ハーフラック MK780

さまざまな自重トレーニングに対応

約幅124×奥行き100×高さ209/220cm

約35kg

150kg

ハーフラック

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